吾妻連峰ほぼ全山縦走(浄土平より往復、〜西吾妻山.西大巓〜東吾妻山、吾妻小富士)

2012年10月06日(土) ~ 2012年10月07日(日)

• GPS: 30:29
• 距離: 40.5km
• 登り: 2,265m
• 下り: 2,265m

コースタイム

6:00浄土平
6:25酸ヶ平分岐
6:55一切経山7:05
7:30家形山
8:20兵子分岐
9:00烏帽子山
10:08東大巓(大倉新道分岐)
10:30明月荘分岐
11:03人形石
11:56ロープウェイ分岐
12:35天狗岩
12:47西吾妻山
12:55西吾妻小屋
13:20西大巓13:40
14:05西吾妻小屋
14:20吾妻山神社(天狗岩)
14:56ロープウェイ分岐
15:04人形石
15:40大平分岐
16:18明月荘分岐
16:30明月荘

行動時間10時間30分


二日目
4:00明月荘
4:20明月荘分岐
4:40東大巓分岐
6:05烏帽子山6:15
7:00兵子
7:43家形山
7:53分岐
8:05五色沼脇
8:35一切経山
9:00酸ヶ平避難小屋9:25
9:40分岐
9:45東吾妻山分岐
10:20東吾妻山
10:50東吾妻山分岐
11:00姥ヶ平分岐
11:35浄土平
吾妻小富士周回
12:10浄土平

二日目、8時間10分

天候

6日、曇り(午前中ガス)
7日、雨のち晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

磐梯吾妻スカイライン、浄土平駐車場は今年も無料です。

駐車場、朝一はガラガラですが、昼間は観光客で待ち状態でした

コース状況／危険箇所等

家形山〜東大巓分岐
ひたすら笹ヤブ歩きです。
しかし、登山道からは生えてないので足元を見れば登山道が分かります
足元、グチャグチャの水溜り多し、


家形山の先、二つ目の分岐は「山と高原地図」には載ってないモノと思われます


姥ヶ平〜東吾妻山〜浄土平
特に東吾妻山登りは川と登山道が一緒でグチャグチャです。

写真

西吾妻山山頂
ここも樹林帯の中、展望無し

東大巓、

明月荘に向かい、戻ります

人形岩

10/6 5:58

浄土平

10/6 7:39

五色温泉への分岐

10/6 10:08

東大巓分岐

10/6 11:09

弥兵衛平の湿原

10/6 13:38

西大巓　こ、これだけ？

10/7 10:59

撮影機器：

iPhone 4S Apple

感想

mizukun

5日の夕方に急遽休みになり連休という事で、人が多そうで腰が引けてしまったが、先週台風で中止した吾妻山縦走に決定

神奈川を0時発

ヤバいこりゃ寝ずに歩くようか？
東北道の縦走もあり5時過ぎに浄土平着
結局一睡もせず出発

6:00浄土平

ガスが出て展望は殆ど無し
木道から硫黄臭漂うゴロ岩混じりの登り
まもなく酸ケ平分岐

6:25酸ケ平分岐

ガスの為間の前の避難小屋確認出来ず


6:30酸ケ平避難小屋
建物、トイレ共にキレイ
トイレはチップ制

始めは草木が有るがすぐに、粘土質の土と石の登り

フリースは熱いのでTシャツにレインウエアの上だけ着る

6:55一切経山7:05
ガスで展望無し、強い風だ

だが、誰も居ない山頂に気分が上がる

こういうなだらかな山頂はガスっていると降下点が分かりずらいのでコンパスを出して道を探る

本来ならキレイなブルーの池、魔女の瞳こと五色沼がみえるハズ…

7:30家形山

この先から激しい藪が始まる
どの位激しいかって

登山道が完全に隠れる位デス

泳ぐ様にかき分け歩く

誰もいなくて、激しいヤブ…

ヤバいこのヤマ楽し過ぎる☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

登山道自体はぬかるみの箇所多し、
先行踏み跡は私と同じ西に向う足跡が一人、今日のモノか？
なんとも言い難い

7:39五色温泉分岐

7:47骨川温泉分岐

おや？
おかしいな、早々と分岐が二つあったぞ
地図ではこの辺りに分岐は一つしか無いハズ…

もし道間違いならどうなるか？地図を読む
ガスで展望が無い為、周囲の地形でのルート維持は出来ない
あえてコンパスや携帯のGPSは使わない
暫く歩きやはり気になりコンパスを見る…

進行方向は真西、地図と一致間違い無いハズ
だが、必ず疑いを持って歩く事はルート維持の基本

この時にサスガにスパッツとレインウエアの下も装着


8:13堀田林道口
ルートは正しかった


藪漕ぎゴッコの連続

ゴッコと表現したのは、
高い所では私の身長(175cm)よりヤブは張り出してますが、足元の登山道からは笹が生えて居ない為
ただ笹薮を掻き分ければ大した事無いんです







8:20兵子(ひょっこ)
ガスってて兵子のピークに行く気になれない

ニセ烏帽子山




少し下って登る

9:00烏帽子山
晴れていれば…

山頂てまの木の下がとてもフラットになっていて、イザって言う時にビバークに使えそう

大きな岩の下り

100m位下って登り返す
この縦走路では大きいアップダウン

昭元山

この前後で東に向うソロの方とすれちがう、
この方は天元台から入り明月荘泊まりで浄土平へ縦走だそうです
レインウエアの下は着ておらず、若干消耗気味に見えました…


ひたすら藪漕ぎゴッコ

そしてついにヤブの海からの解放

10:08東大巓分岐(大倉新道分岐)

ここより木道


木道が見えない位笹が張り出すが大した事無い


東大巓

登山道より少し離れる
展望の無い山頂


10:30明月荘分岐
この先与兵衛平は湿原の中の木道歩き


11:03藤十郎

男性二人組と会う

「明月荘泊まりでしたか？」
と聞かれ

6時に浄土平発と答えると

驚かれる

この後、西大巓まで行って、明月荘泊まりで浄土平に戻るといったら

更に驚かれ(呆れたのか？)頑張ってと声援を頂き別れる

確かに今日はいいペースだ
寝てないのに、この装備でCTの7〜8割りで歩けてる


11:45人形石
岩の広場、休んでいる人が多い

11:56リフト分岐

12:35天狗岩分岐

ここもゴロ岩の広場
休んでいる人が多い
ここから西吾妻山山頂を目指す


西吾妻山山頂2035m

ここも樹林帯に囲まれ展望無し

12:55西吾妻小屋


13:20西大巓13:40
着いた！西の果て！？
7時間20分で来れた

ココアを入れて一休み、遠望は利かず


14:05西吾妻小屋

戻りは山頂を迂回、もう殆ど人は居なくなる

人が居なくなると気持ちが上がって来る

14:20吾妻山神社(天狗岩)
神社に来れた事を感謝し、お参り

14:56リフト分岐

15:04人形石
この先の湿原の木道がキレイだ


15:40大平分岐


16:18分岐

明月荘あんなに遠くかよ…
ずっと木道だが、林の中は落ち葉やコケ？で滑り易いので注意

16:30明月荘

一日目行動時間10時間30分(CT比77.8%)

小屋に入った瞬間、混んでいて引いてしまう

思わず、このまま浄土平まで戻ろうかと本気で思ってしまった

しかし、2階にはスペースがあったので、泊まる事にする


私の他は10人以上の年配のパーティー、カップル二組、二人組、ソロ一人

夕食はエスプレッソパスタとカップスープ2杯、なんだか足りなくて、α化のおこわもお湯を入れて、その間に水汲みに…

水場は小屋から900mほどの所、

ここも木道に笹が覆い被さって木道から落ちそう、注意です

戻って、おこわを半分食べ、回りはおしゃべりをしているなか、6時過ぎに早々に就寝


夜中に風雨が強まり、壁を叩きつける位だった


二日目、10/7

3:00起床

外で朝食を摂るつもりだったが、雨の為やむなく中で食べる
回りはまだ寝ているのでなるべく静かにとは思う

ラーメンとおこわの残りの朝食

…次回から朝ラーメンはやめようと思った


4:00明月荘
雨の降るなかヘッドライトを点け歩き始める
さすがに雨で木道が滑る

4:20明月荘分岐

4:40東大巓分岐
ヤブ泳ぎ？の始まり

ヤブ歩きの為レインウエアフル装備のつもりだったので、雨も気にならない

6:05烏帽子山6:15

明るくなり雨も止む

昨日よりガスってないが遠望は出来ない


7:00兵子
この先、昨日の分岐の数は間違いではないかと、検証しながら歩く…


7:43家形山

7:53分岐

8:05五色沼脇
今日は沼が見える

またしても
…ね、眠い


8:35一切経山
山頂付近は風が強い

ガスが出て来たので急いで五色沼を写す

9:00酸ケ平避難小屋9:25

ココアを淹れて休む
ただ、人の出入りが多くて眠る気にはなれない

酸ケ平分岐
ガスが晴れて展望が望める

鎌沼が意外と大きい
湖面の標高は1770mらしいです

9:40分岐

9:45分岐
これより東吾妻山へ

登山道と川が一緒でけっこうグチャグチャな感じ


10:20東吾妻山

下山中、すれ違った方に「縦走ですか？」と声をかけられ

「西大巓まで往復してきました」

と答えると

「えっ！？それじゃあ縦走2回分じゃないですか！」
と言われ、確かにと思う

10:50分岐

11:00姥ヶ原分岐
けっこうグチャグチャ、
でも観光客の方が普通の靴で上がってくる…


11:35浄土平
着いた！
だが、まだだ
と車にザックを下ろし空身で吾妻小富士に向かう

大量に歩いているが殆ど観光客

一部走って回ったので早く回れる

12:10縦走完了！！

二日目、行動時間8時間10分



☆感想、反省


今迄の道間違いは、地図の確認不足が原因であると思われる
今迄のは天フタに地図とコンパスを入れていたが(これでも歩きながら取り出せる)
やはり取り出しにくい事は確か
これにより確認回数が減っていた為

今回はザックの脇の小物いれ？に差し込み(背負って脇腹位の位置)に、地図を

コンパスをズボンのポケットにいれた

これが正解！

地図の確認回数が飛躍的に伸びました


一日目は結局一睡もせずに歩く羽目に…

しかし、調子がよかった…？

誰もいない、ヤブ歩きの3時間はホント楽しかった

登山道がどこかわからない所は沢山ありましたが、迷う事はありませんでした

でも、今回涼しくて助かりました
これが熱い時期で、ヤブ歩きだと思うとゾッとします


東大巓より西の湿地帯はかなりキレイ
でした。


避難小屋は明月荘の方がキレイだと思われます。



積雪期に縦走したら、さぞや楽しいのでは？



次の山は

やはり南アルプスか富士山かな？