【記録用】塩見岳 遭難騒ぎ再び
- GPS
- 32:00
- 距離
- 23.6km
- 登り
- 2,148m
- 下り
- 2,150m
コースタイム
- 山行
- 5:14
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 5:40
- 山行
- 7:04
- 休憩
- 1:55
- 合計
- 8:59
天候 | 1日目:曇りのち小雨 2日目:雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 松川インター側の清流苑 |
写真
感想
ここでも遭難騒ぎ発生。
1日目、夕食(17:00)が始まってすぐに電話が鳴り、管理人の「ライトは?」「ツエルトは?」「雨具は?」「携帯は?」の声が響く。
あ、やな予感。こもれび山荘に続きまた遭難騒ぎか?
管理人「すみません。明日のお弁当を予約している方、これから出かけるのでお弁当の用意はできないかもしれません。その場合行動食で対応してください。」と捜索に出かけて行った。
遭難者は、宿泊手続きをして空身で塩見岳に向かった単独のおじさん。
天候が悪くヘリは出せないという。
もうダメだよね・・的な空気が流れはじめた時、管理人が2人の男性と戻ってきた。
なんと、滑落した本人が自力で戻ってこれた。肩を挫創した程度で軽く処置して済んだ。
山頂(西峰)から東峰に向かい、西峰へ戻るはずが熊ノ平方面へ下り、途中で滑落。山頂はガスガスで視界が悪かったという。
熊ノ平方面の分岐まで下りたというから、30分も間違って下ったってことか。
半袖でガスガスの山頂に行ったことについて聞かれ、暑いのが苦手だからと答えてた。
雨具、ライト、コンパス、ツエルトは持たず、唯一携帯だけは持っていた。
自分のいる位置が全くわからず、そこを動くなと言われ、じっと救助を待っていたという。
半袖で4時間以上も。あまりに軽率な行動に管理人さん、スタッフは呆れていた。
とにかく無事で何よりだった。翌朝は元気そうだった。
他人事のようにあっけらかんとしていたのには驚いたけど。
こういう事を目の当たりにし、他人事じゃないぞ!気を引き締める。
すぐそこまで、と思っても持つべき物は持たないとな。
山小屋の管理人は本当に大変な仕事。
手当をしてくれた方はとてもきれいな看護師さん。今回北岳まで縦走し、そのまま北岳診療所に勤めるという。それもラッキーだった。
「ホワイトアウトの山頂は怖い。一応、西峰が山頂なんだから、天候の悪い時は絶対に東峰へ行かない方がいい。」と同室となった大先輩の忠告に従い、2日目は天候不良で視界が悪かったので無理せず西峰だけにした。
(2020.5.3)
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