谷川岳[アルペイン]
- GPS
- 04:52
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 1,074m
- 下り
- 1,660m
コースタイム
9:06熊穴沢避難小屋
9:28天狗の留まり場
9:54谷川岳肩の小屋
10:00トマの耳10:07
10:19オキの耳10:21
10:36谷川岳肩の小屋10:40
11:35熊穴沢避難小屋
11:59天神平
〜リフト利用〜
12:13天神山12:45
〜リフト・ロープウェイで下山〜
天候 | 曇り時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
谷川岳ロープウェイは8時より運行 |
コース状況/ 危険箇所等 |
水上温泉が谷川岳ロープウェイから10〜15キロ程度のところにある。 水上駅そばに無料の観光客用駐車場(10台程度)あるので近辺のお土産屋巡りに利用できそう(駐車時間は1時間以内推奨)また、駅前にある観光案内所で入浴施設の地図や案内が入手できる。 入浴は源泉湯の宿・松乃井を利用 |
写真
感想
今月は紅葉の季節。期待も高まっての谷川岳初上陸だ。
前日から天気予報とにらめっこしていたがロープウェイの駅につく頃までなんとか晴れていた。上空には暗雲も立ち込めてはいたが、ま、ここまで来たしね〜ということでロープウェイの始発50分ほど前に到着したので車中で仮眠をとる。
ロープウェイに8時過ぎに乗車してグイグイ標高を稼いでいくがどんどん暗雲立ち込めていたその場所が近づいてくる。降りると既に先客たちが揃いも揃ってレインウェアを装着中である。あ〜やっぱりダメなのか、と我々も渋々着替える。
外に出ると風が若干あり寒くはあるものの雨は降ってはおらず、これなら途中で脱いでも良いかななどと脳天気にスタートする。しかしスタート前からお腹がしくしく痛む。風邪なのか消化不良なのかイマイチ判別がつかず、それでも谷川岳に向けて歩き出す。
ロープウェイの乗車時点で平日にもかかわらずの大人数の登山者を見ていたので当然スタート直後は行列が出来ている。ダラダラ歩きに少々辟易しながらもスキを見て前へ前へと進んでいく。
途中で避難小屋を経由したあとは前方を歩く人もほぼいなくなりやっと自分らのペースで歩くことを許される。そしてちょうどこの辺りから登りがきつくなりだした。
滑り易い道を噛み締めるように歩いていくが天気が一向に回復してこない。時折晴れ間が出るものの基本的には曇り、といった状況がしばらく続く。
それでも振り返りながら眺めの良いタイミングは確保できていた。それを励みに山頂で晴れることを祈りつつ登る。
祈りも虚しくどんどん天気は下り坂である。登っているのに下り坂である。ついでにテンションも下り坂である。そしてお腹の痛みは平行線である。
ベクターで時々標高を確認しながら登ってゆき暴風吹きすさぶ山道をいつの間にかガスで視界が奪われた山道を上へ上へと進んでゆく。友人と「ああ、なんてストイックなんだろうね」とわけわからぬ励ましの言葉を掛けながら。
肩の小屋を過ぎいよいよあと一歩というところまで来ると暴風と寒さはさらに増し、雨が下から吹き上げてくるという天地逆転の天気が襲ってきた。
トマの耳ではこの台風のような天気の中で荒れ狂う雨で目が痛く、寒さで顔が痛く、濡れたせいで頭が痛いのペインの極み。それでも山頂であるオキの耳まであと10分であるということで視界の利かぬ中、地図とログとベクターで進路を定め先に進む。
痩せた尾根で暴風に足を取られながらの道のりはスリリングというより無理リングな道のり。平均台の上でも渡っているかのような慎重さでどうにかこうにかオキの耳にたどり着く。ここまで過酷な状況をレコにまとめてみても実は先行者や後続のハイカーは次々と来ていることには正直驚いた。
帰り道ではその後続のハイカーとのすれ違いで満足に進むこともできず濡れた足場は慎重さでは回避することはできず度々こけるハメに。ついには団体さんの前で派手に熊笹の藪へ両手ごと突っ込んでいく様を見せてしまい体もさることながら心も痛い。
天神平に着く頃にはガスや雨はすっかり上がり早い帰着もあってここからリフトを使った往復で天神山へ登ることにする。
山頂では谷川岳の大荒れがまるでなかったことのような日差しが差し込み、晴天とまではいかないがしっかりと南側の眺めを堪能することができた。我々の谷川岳の奮闘はここに居る観光客には知る由もないだろう。そしていまだにしくしく痛むお腹で山行をしてきたことなど誰もわからぬだろう。
谷川岳はアルパインクライミングのメッカとしてよく知られているが、
とある[ペイン]を抱えての山行は、もっか私が第一人者ではなかろうか?
痛みを抱えながらこんなレコを書こうと思って歩く自分は相当痛々しい。
下界は晴れていましたが、山の方は天候が悪かったんですね…。
ガスがかかっていなければ、ちょうど色づいた綺麗な山がみわたせただろうに
とはいえ、雲の一瞬の切れ間から視界が開けたり、遠くまで見渡せなくても程よく色づいた綺麗な写真がとても素敵です。
しかし、さすが谷川岳
平日でも、天候があまり良くなくても、人が多いんですね
私は、ぞろぞろ…というのが少々苦手です。
自分の前後に人がいると気が散ってしまいますよね
自分の好きなところで立ち止まり写真も撮れないし、後続を気にして譲るタイミングを見計らったり。
特に下りで後方に人の気配を感じると、もうプチパニックです
こんにちは。
或るペイン山行 お疲れさまでした。
(荒天予想なので、どうやら無理みたいですが・・)来週後半に
紅葉行を妄想中です
もう今の時期、余程の好条件が揃わないと のんびり散策など
出来ないようですね
谷川岳たる所以ですね。レコ とても参考になりました
neko-tamaさん、いらっしゃいませこんばんは
そうですね、谷川岳はどうにも厳しい天気で我々を迎えてくれました。その割には本当に朝から多くの登山者が訪れる、人気の高さを目の当たりにしてきました。
登山中はほぼ全組追い抜いてトマの耳直下300mくらいのところで既に周りは我らだけになってマイペースで登ることができました
が、暴風と下から吹き上げる激しい小雨?に当初は一ノ倉岳までの予定を中止せざるを得なくなり 、時間に余裕が出来たせいか下山で数々のハイカーや団体さん(中には40人以上の団体さんも)とのすれ違いもほとんど道を譲りながら降りてきました。そして気を遣うあまり急ぎ足で降りようものなら何度も滑ってずっこける始末。恥ずかしい思いをたくさんしてきましたよ
pokopenさん、初めましてこんばんは
風邪から来ているであろう腹痛と、冷たい風に晒されたせいで顔が痛み、寒さのせいで頭も痛み、鼻をすすりすぎて鼻も痛み、満身創痍?で谷川岳を登ってまいりました。流石に一ノ倉岳まで行く勇気というか無謀さは持ち合わせておらず、予定より早い下山をしたため天神山へ登ってきました。こちらからの紅葉はなかなか良かったです。観光で行くならこちらでのんびり紅葉を見ることは出来たと思います。
谷川岳は一ノ倉岳とともにいずれリベンジしたいと思ってます。
bo-tyu-zaiさん、おつかれさまでした!
体調不良、悪天候、団体さんとの遭遇、見事に三拍子揃ってしまいましたね。
以前、山で虹を見たとき
「わぁ〜、きれいー」
と歓声を挙げたのに、その後この世のものとは思われない暴風雨に襲われたことがありました。
わたしも、お山、神社、お寺で『鳴り物』を見ますと必ず鳴らすクセがあります(^0^)!
…頭痛くなるほどの大音量って、。。。、
ゞ舛がいい鐘だった
△笋韻辰僂舛巴,い討笋辰
B猟瓦里擦
miketamaさん、こんばんわ。
虹は今回、私も見たのですが、やはり暴風小雨(雨自体は細かいものでした)に見舞われ、トマの耳〜オキの耳までは真っ白に覆われたガス尾根歩きでして、風に吹っ飛ばされてマジで死ぬんじゃないかとハラハラしました
鐘を鳴らす時も暴風だったのでやけっぱちの力強さで叩いたせいで耳鳴りするほどの音量でした
結局そんな状況下での山行でしたのでいまだに風邪っぽい症状がダラダラ続いており痛々しさは継続中なのです。。。
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