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Yamareco

記録ID: 2334298
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雪山ハイキング
東海

金糞山(過去レコです)。

2003年11月23日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
4.6km
登り
460m
下り
447m
天候 晴れ。
過去天気図(気象庁) 2003年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
 岐阜県と滋賀県の境にある八草峠に向かって国道303号線を進み、夜叉ケ池に分かれる道の少し手前で、鳥越峠へ向かう林道に入る。林道入口には通行不能の案内があるがゲートは開放されており、舗装された道を走って駐車場のある登山口へ。
コース状況/
危険箇所等
 危険個所はありません。
2003年11月23日 08:33撮影 by  FinePix2700, FUJIFILM
1
11/23 8:33
登山口に入ります。
2003年11月23日 08:42撮影 by  FinePix2700, FUJIFILM
1
11/23 8:42
登山口に入ります。
2003年11月23日 08:43撮影 by  FinePix2700, FUJIFILM
2
11/23 8:43
2003年11月23日 08:50撮影 by  FinePix2700, FUJIFILM
2
11/23 8:50
2003年11月23日 09:08撮影 by  FinePix2700, FUJIFILM
1
11/23 9:08
霧氷。
2003年11月23日 09:38撮影 by  FinePix2700, FUJIFILM
3
11/23 9:38
霧氷。
琵琶湖。
2003年11月23日 09:53撮影 by  FinePix2700, FUJIFILM
2
11/23 9:53
琵琶湖。
記念に
2003年11月23日 10:16撮影 by  FinePix2700, FUJIFILM
2
11/23 10:16
記念に
撮りました。
2003年11月23日 10:17撮影 by  FinePix2700, FUJIFILM
2
11/23 10:17
撮りました。
2003年11月23日 10:25撮影 by  FinePix2700, FUJIFILM
2
11/23 10:25
2003年11月23日 10:31撮影 by  FinePix2700, FUJIFILM
1
11/23 10:31

感想

 金糞山(かなくそやま)、なんとも下品な名前の山である。昔、この辺りに製錬所があった事に由来するもので、冠峠から登る金草岳も同様の事から名付けられたとの事である。平成15年11月の勤労感謝の日、妻は押し花教室の発表会があるので同行せず、一人で山に登る事にした。岐阜県と滋賀県の境にある八草峠に向かって国道303号線を進み、夜叉ケ池に分かれる道の少し手前で、鳥越峠へ向かう林道に入る。林道入口には通行不能の案内があるがゲートは開放されており、舗装された道を難なく走る。山の上部は雪で白く、道路も日陰の部分では凍っている。四輪駆動ではあるものの、まだスタッドレスタイヤに交換してないので徐行運転し、それでも20分程で駐車場のある登山口に到着した。雪の積もった駐車場にはすでに車が2台置かれてあり、1台は雪を冠っている。登山の仕度をしていると1台のワゴン車がやって来て、駐車場を過ぎた所で、ブレーキをかけたのかつるっと滑って横向きになり道路を塞ぐ格好で止まった。運転手が下りて来て道路の状態を確認し、つるつる滑るのに驚いてそのまま今来た道を引き返して行ってしまった。9時5分、「金糞登山口」と記された登山道に入り、ジグザグに山肌の階段を登ると10分程で滋賀県側から来る中津尾コースと合流する。ここからは雪の積もった県境の尾根道を歩き、しばらくすると溝状の登山道となる。9時30分、「頂上まで20分」と書かれた札が立てられている場所を過ぎると、大きなザックを背負った中高年の3人組が下山して来るのに出会った。聞くと「昨夜は頂上にテントを張りひと晩過ごしてきた。まだ1組頂上にいる」との事である。登りが急になるが危険な所は無く、道の両側の眺めも良い。左手に白倉山に続く稜線が見え、右手に岐阜県の山々が連なっている。眼前に見える金糞山を目指し、途中でわたしと同年輩と思われる夫婦連れを追い越す。特別疲労を感じる事も無く、9時53分、登山口から50分もかからずに頂上に到着。雪で覆われた頂上の広場の片隅にテントが2つ張られ、若者2人が休んでいる。聞くと「昨日は昼間から雪が降り、夜は零下4℃まで下がり寒かった。彦根の夜景はそれ程でもなかった」との事である。雲一つ無い青空のもと、まず雪を冠った白山が目に飛び込んで来る。その手前の山は方角からすると能合白山だろう。東南側、遠くに中央アルプスがくっきりと浮かび、その左にまだ白くなっていない御岳、さらに雪の冠った乗鞍、穂高連峰、薬師、立山連峰と続く。西側は木立ち越しに琵琶湖が輝き、広がりを見せている。10時8分、笹の中に道らしきものを見つけて先に進む。雪の積もった笹をかき分け下ると、直にズボンと手袋がビショビショになる。白倉山に続く細い県境の稜線を、正面に琵琶湖を、左手に頂上が雲に隠れた伊吹山を見ながら下り、10分程で鞍部に下り立つ。ここから登り返すのだが、途中のロープが付けられた急登も左程のものでは無い。碧空をバックに樹氷がキラキラと輝いている中、踏み跡の無い雪の稜線を登るのは何とも気持ちの良いものだ。やがて道は緩やかとなり10時38分、金糞山から40分で三角点のある白倉山(1271m)に到着した。振り返ると金糞山とそれに続く稜線が見え、その右手に伊吹山が見える。写真を撮ったりしながら休んでいると琵琶湖側から若い男が突然現れ、聞くと「滋賀県側から笹をかき分けて登って来た」と云う。元気な人でサッサと金糞山目指して行ってしまった。白倉山をあとにし、もと来た急な道を下り、鞍部からは笹をかき分け登り、11時20分に金糞岳に戻った。途中、幾組もの人と行き違ったが、金糞の頂上も多くの人で溢れていた。広場の端っこで積もった雪をはらい腰をおろし、正面に白山を眺めながら湯を沸かして昼飯を食べた。11時40分頂上を発ち、雪が解けグジョグジョとなった登山道を、笹を掴んで転ばないように下り、12時10分に駐車場に帰り着いた。帰途、久瀬村の白龍露天風呂で汗を流した。
 いたる所に「マムシ注意」「クマ出没注意」の看板が立てられているのを見て、マムシは今の季節は大丈夫だろうがクマはまだ冬眠していないかなと、一応気にはしていた。夕方のニュースで、奈良県大峰山脈の行者還岳から下山中の夫婦が熊に襲われたと話しており、そういう事も現実にある事を再認識したが、そういう場面に出くわした時の対処法は分からない。後日、アウトドアショップで熊避けスプレーなるものを見つけたが、余程接近してからでないと使う意味が無いし、果たしてそれを取り出す暇があるだろうか?等々、色んな事を考えて未だ購入していない。

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