鬼面山・上烏帽子へ 新九郎滝から周回虻川へ 中央アルプス展望
- GPS
- 06:21
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 1,148m
- 下り
- 1,162m
コースタイム
- 山行
- 5:32
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 6:22
5:40 安曇野穂高発 松川IC経由 豊丘村
8:00 虻川登山口 第2駐車場手前に自転車置く
8:30 新九郎滝駐車場着
<復路>
15:10 新九郎滝駐車場発 松川IC経由
17:30 自宅着
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
新九郎登山口から上烏帽子山は急登・悪路・倒木もあり踏跡も薄い テープ、道案内はしっかりしているので迷うことはない 要所にロープが張られているのでありがたい 虻川への下り 登りで通っていれば問題ないが、大岩の展望台からの下りが分かりにくく、ロープ・鎖もないので危険に感じた。急な下り注意 虻川3回徒渉 支流の徒渉1回 水量が少なければ問題ない |
写真
感想
2020年(令和2年)5月8日(土)
鬼面山・上烏帽子山へ 新九郎滝から周回虻川へ 中央アルプス
前回は旧上村の地蔵峠から往復している。
今回は豊丘村から周回できることが情報にあり歩いてみたいと行く。
林道歩きが長くなりそうなので自転車を利用することにした。
まずどこまで行けるか心配な虻川方面への林道を車で進んだ。
途中からダートとなり、かなり表面が削られ窪みが大きくなり始めた。
さすがにハードな道を上がったがパンクを恐れ自転車が置けそうなところでストップ。
タラの芽が生えるちょっとした空き地に自転車を置いた。
引き返し新九郎滝駐車場へと向かう。
こちらの林道はかなり整備されているようで、問題なく新九郎滝駐車場へ。(後で分かったのだがリニア新幹線の坑道が掘られていた)
かつてはさらに林道が続いていただろう橋を渡り、見る影もないガードレール沿いに歩き、登山道へと入った。
いきなりの急登でゆっくりと登り始めるしかない。
足下だけ見て喘ぐ。
目印となる標示とテープはしっかりあり安心して登るが、踏跡は薄くよく見ながら行かないと直ぐに登山道を外してしまう。
この急登が続くこと続くこと。
整備されたアルプスの急登、三大急登とかよく言われるルートもあるがそんなもんじゃない。
岩場があるわけでもないが壁を這い上る感じになる。
時々ロープが設置されているので必死でつかまり登るところも出て来る。
最初の山頂は上烏帽子山の稜線に当たる下烏帽子山だ。
時間はさほどかかっていないがきつかった。
樹間からは雪かぶる中央アルプスが見られる。
ここからが急登、そして細尾根が出てきた。
崖側を見ないように必死で登り続ける。
緊張もあり気持ちよい登山道は全くないと言っても良い。
そして極めつけが上烏帽子山山頂手前の倒木地帯へ。
まともに進めず、大きく迂回をするなど先を見ながら上に向かうしかなかった。
ようやく上烏帽子山の山頂へと着く。
目指す鬼面山の稜線に出たことになる。
きれいな樹林帯でその間からは南アルプス方面の岩峰が見られた。
白峰三山、塩見岳だろうか。奥茶臼山らしき山容も見られた。
ここからの稜線はようやく気持ちよく歩くことができた。
風も心地よくなり、緩やかな稜線を登り下りする。
目の前には鬼面山の山容が徐々に近づくのも分かる。
地蔵峠からの道と合流するとひと登りで鬼面山。
ぱっと明るく山頂へと飛び出すことができた。
まず目に入るのは中央アルプスの山並み。
伊那谷も眼下に天竜川沿いに長く広がる。
南には熊伏山、御池山などが見えているのだろうか。
この辺は確認できなかったので残念だが山並みは美しい。
よく見ようと朽ちた展望台にも途中まで上ってみたものの怖くて止め、
景色は見える範囲でゆっくりと楽しみ山頂を味わった。
下山は虻川方面に下る。
登ってきた新九郎滝コースは踏跡も少なかったが、
地蔵峠コースほどではないが歩いている情報も多く安心して下り始めた。
急坂、細い尾根、急斜面のトラバースと同じ状況だった。
それでもしっかりした登山道の安心感は大きかった。
ところ一カ所、下る方向が分からなくなる恐怖の箇所が出てきた。
展望台になっている大岩に出て、木に遮られることなく中央アルプスの全貌を見ることができた。
展望地としてはとても良いところだった。
この場所を登りに使っていれば、全く問題なく通過できていたと思うのだが。
下ってきて初めての場所だったのか、下る方向が見つけられなかった。
一端登り返す。
そして周りを確かめるが、下りられそうなところが見つからない。
テープは展望台の大岩方向にしかない。
しばらく下る方向が分からなく焦ってしまった。
今一度展望台に向かい、岩に登らず脇に沿って行ってみると下りのマークを発見できた。
一安心したもののクサリ、ロープの設置のない岩壁になっていて、恐る恐る慎重に下った。
その後も急斜面が続くがさほど心配するところもなく下った。
ときどき展望地も現われ伊那谷と中央アルプスの景色が楽しめた。
沢の音も近づき、ザレの白い岩壁横を下ると虻川へ出た。
直ぐに徒渉して虻川沿いに下っていく。
水量が少ないので問題なく越えていくことができた。
ロープが張ってあるところもあったので水量には注意が必要な道だ。
川沿いには大トチノキが見られる。古木だが存在感があった。
林道らしきところが見え、虻川の登山口の標示がされていた。
かつてはここまで林道が延びていたのだろうが、かなり土砂崩れなどで林道は流れ復旧は不可能に近い。またしないだろうと思われる。
そんな荒れた道を第2駐車場へと出た。
ここからまでは何とか林道の体をなすが私の車では無理はできなかったのだ。
そしてわずかばかり下ると嬉しい自転車が待っていた。
ここから野田平キャンプ場辺りまでは快適に自転車で下る。
ダートは大変だったが、途中から舗装もされているので疲れが吹き飛ぶほど気持ちよかった。時間と距離を稼いだ。自転車大正解。
しかしキャンプ場からは上りになる。
必死でこぐが足に力が出ない、体力的にも無理。
結局はどこかに自転車を置き、新九郎滝駐車場まで行き車で拾えば良かったのだが、最後の最後まで押し上げた。
思っていた以上に厳しかった鬼面山、ぐるっと一周無事戻ることができた。
ふるちゃん
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