東北自然歩道-��20 野鳥観察のみち＆��21 啄木を訪ねるみち

2020年05月09日(土) [日帰り]

• GPS: 03:54
• 距離: 15.2km
• 登り: 141m
• 下り: 177m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:46
• 休憩: 0:08
• 合計: 3:54

6:43 滝沢森林公園
8:35 8:43 愛宕山
10:22 夜更森
10:37 好摩駅

天候

くもり

アクセス

利用交通機関：

電車 自家用車

「東北自然歩道-��20 野鳥観察のみち」の起点である滝沢駅には日貸しの駐車場がありません。そのためコース中程の森林公園に車を停めて、ゴールまで歩ききった後に鉄道で滝沢駅に戻り、そこから再度自然歩道で森林公園に戻るという変則的なコースになりました。

コース状況／危険箇所等

危険箇所は特にありません。

写真

コースの途中ではありますが、森林公園からスタート。

公園の中の散策路を行きます。

エンレイソウ

サクラソウ？

あれ？　通行止め？
道が入り組んでいてウロウロ…。

車道に出てしまいました…。

入り組んだ散策路を歩くのが面倒になって車道に出てしまいました（笑

道の脇にしれっと自然歩道の道標。
道なりに来ればここに出たんだよ〜ってか？

すぐに国道4号線にぶつかります。

「東北自然歩道-��20 野鳥観察のみち」これにて終了です（笑
ずいぶんあっさりしてるなぁ。
ここから先は次の自然歩道へ繋げるオリジナルルートです。

スミレ

4号線を北上。
盛岡大学の前を通り…

畜産研究所を過ぎ…

盛岡市に入っていきます。
昔なら玉山村に入っていく感じだったのですが、合併でここも盛岡市になってしまいました。

市町村堺を過ぎてすぐに左手の細い道へ入ります。

ここは右へ。

すると4号線の喧騒が嘘のような静かな世界が広がります。

我々は今、岩手山と姫神山の間に立っている。

広大な農地を抜けて渋民の集落に入っていきます。

渋民駅に到着。啄木のふるさとを名乗っていますが、啄木が生きた時代には実はこの駅は無かったという。

さて渋民駅からは別のコースが始まります。
此処から先は「啄木を訪ねるみち」となります。

道標も復活しました。

まずは一旦4号線に出て…

途中から4号線の旧道区間に入っていきます。

道路の右手に愛宕神社があり、ここから脇道に入ります。

なんかこう…樹木が伐採されてしまって雰囲気が…。

それでもお社の周りは樹木が残されていました。
社殿もなかなか立派です。

社殿の他にも神楽殿や土俵などもある、なかなか充実した神社でした。

境内からは旧玉山村中心地が一望のもとに。

神社の奥は広場になっていてベンチや東屋などが設置されています。

広場の一角には展望台があり、岩手山・八幡平・七時雨山などを見ることができるようになってます。

岩手山が堂々たる姿を魅せていました。

広場の一角には啄木の歌碑もあります。

広場からは外界に戻ることなく先へ進める徒歩道が。

チゴユリ。

山中を抜けて啄木ゆかりの寺「宝徳寺」へと向かいます。

まっすぐ宝徳寺に向かえるかと思ったのですが…自然歩道に指定された溜池の堤は通行禁止になってました。えええ…。

幸い、ちょっと迂回すればすぐにコースに復帰できますが、心臓に良くない展開でした。
道標が後ろを向いてますね。どうもこのあたりは大規模な道の変更があったようです。

啄木が幼少期を過ごしたという宝徳寺。
「啄木」の号は、この寺の境内で木をつついていた啄木鳥に由来するのだとか。

境内にも歌碑があります。

続いて啄木記念館。ここも例のウィルスのせいで休館中。啄木をモチーフにしたアニメの放送も始まって盛り上げていきたいところでしょうに…。

記念館を出て旧4号線を横断。そのまま西へと向かうと「啄木の駅」という施設に着きます。
この周囲は渋民公園として整備されています。

啄木の歌碑第一号。岩手山を背に立つ石碑は有名ですよね。
“やはらかに柳あをめる北上の岸邊目に見ゆ泣けとごとくに”

啄木も渡ったとされる鵜飼橋。
もちろん、当時の橋がそのまま残っているわけではありませんが、雰囲気を残すため吊橋としたようです。

コースはなおも続き、一端西に大きく迂回しIGRの線路を越えます。

その後農道を北上。
付近では田植えの準備が始まっていました。

点在する集落を縫って進みます。
特に何かあるわけではないですが、日本の原風景のような景色の中を歩くのは心が休まります。

北上川と姫神山。
川沿いの道は昔からあったそうなので、もしかしたら啄木もこの風景を見ながらここを歩いたかもしれません。

再び北上川を渡ります。

日本第4の大河もだいぶ細ってきました。

なだらかな丘陵地を1つ、2つと越えて行きます。

好摩駅を目指しているので、本来は右に行けば近いのですが、自然歩道は直進を指示しています。

どうやらこの神社を見せたかったようですね。ここは夜更森。三角点もある立派な山です。

夜更け森をすぎると、まもなく好摩の町へ入っていきます。

駅前通りは閑散としていますねぇ。

好摩駅に到着。
これにて「啄木を訪ねるみち」終了です。

感想

ちゃってぃ

登山自粛中のウォーキング第4弾として、東北自然歩道の「野鳥観察のみち」と「啄木を訪ねるみち」を繋げて歩いてきました。
本当は野鳥観察のみちの起点は滝沢駅なのですが、滝沢駅には駐車場が無いため森林公園の駐車場を起点とした変則的なプランになりました。一つ前の「岩手山眺望のみち」のゴールとキレイに繋げたかったので、滝沢駅から森林公園の間は、後から歩きなおします。
「野鳥観察のみち」は全長3kmの短いコースなので、コース中盤からスタートしたらすぐにゴール。森林公園の中は道が入り組んでいて、どれが正規のるーとなのかイマイチよくわかりませんでしたが（笑
「野鳥観察のみち」終点から先は次の「啄木を訪ねるみち」起点の渋民駅までの繋ぎの区間。国道4号沿いを歩く区間は少し退屈ですが、途中から脇道に入ると静かな農村風景が広がっています。岩手山と姫神山のちょうど中間あたりを歩く見晴らしの良い場所で、遊歩道ではないもののの楽しく歩ける区間となっています。
渋民駅から先は「啄木を訪ねるみち」となり、郷土の詩人石川啄木の縁の土地を訪ね歩きます。啄木も訪れたであろう神社の境内や、幼少期に過ごしたお寺、そして故郷を離れる時に駅まで向かった道など往時の面影を残した散策路を歩くことができます。途中には啄木記念館や歌碑など見学できるポイントもいくつかありますが、コロナの影響で閉まっていたのが残念でした。
後半は好摩近郊の農村地帯を北上川に沿って北上。夜更森という、なかなか意味深な地名の場所を経由して好摩駅に至りゴールとなります。
極端なアップダウンなどは無く、全線にわたってほぼ舗装された道を歩くのでとっつきやすいですし岩手山や北上川、そして姫神山が織りなす風景を様々な角度から楽しめる眺望の道でもあります。

コメント

maya2851

纒て読んだ！
山を自粛してるからレコは無いのかと思ってたらしっかり遊歩道をお散歩してたんだね！
岩手県は初めから感染者ゼロで凄いよね〜
それでもやっぱり自粛してるんだね！偉い！

私も1週間に1回は近所の公園散歩をしたりしてトレーニングしてる〜
東京は今月末まで掛かりそうだけど6月には少しづつ慣らし登山を始めたいね〜

今年の夏はまだ思うような登山は出来ないとは思うけど来年自由に登るようにするために安全第一の新しい登山スタイルを身につけなきゃ！って思うよ〜

ちゃってぃ

Re: 纒て読んだ！
こんばんは。
いやぁ、登山靴すら履かない散策だったのでレコに載せるのをためらっていたのですが、まぁこれはこれでいいかなと思い直しまして（笑
盛岡は徒歩で行ける範囲内でも、けっこう自然を満喫できる場所がたくさんあるんだなぁというのが今回の発見でした。自分の地元を見つめ直すいい機会になったなぁと前向きに考えたいところです。
でもやっぱり山にも行きたいですよね。今後の推移を見守りながらですが、5月下旬から6月くらいに少しずつ再開しようかなとも思っています。
また全国を行き来できる日がくると信じて体を鈍らせないようにしたいですね！