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Yamareco

記録ID: 235068
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
東海

南アルプス深南部(池口岳・加加森山・鶏冠山)

2012年10月12日(金) ~ 2012年10月13日(土)
情報量の目安: S
都道府県 長野県 静岡県
 - 拍手
GPS
32:56
距離
26.9km
登り
2,565m
下り
2,559m

コースタイム

5:51ひなん小屋→6:24山の神→6:34面切平→7:41黒薙→7:44黒薙の頭(1837m)→8:17利検沢の頭(1902m)8:24→8:41 1971 mピーク→8:48ザラ薙平→9:39 2156mピーク→10:04ジャンクション10:20→10:47鹿の平→11:27加加森山11:36→12:21水場下降点→12:29水場12:42→12:53水場下降点→13:09ジャンクション13:28→13:46池口岳北峰 13:54→14:25池口岳南峰14:41→15:15池口岳北峰

5:38池口岳北峰→6:47笹の平→7:11鶏冠山登り始め→7:26鶏冠山北峰7:30→8:09鶏冠山南峰8:15→8:38鶏冠山北峰→9:08笹の平→10:37池口岳北峰11:25→11:36ジャンクション→12:26ザラ薙平→12:35 1971 mピーク 12:44→12:56利検沢の頭(1902m)→13:27黒薙の頭(1837m)→14:19面切平→14:47池口岳登山口
天候 2日とも晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
登山口手前と登山口先ひなん小屋横にそれぞれ2〜3台分の駐車スペース有り。
その他周辺情報 下山後、かぐらの湯利用。
 営業時間 ●AM10:00〜PM9:00(受付終了 PM8:30)
 定 休 日 ●毎週木曜日(祝日の場合は営業)
 入浴料金 ●大人/600円・小人/400円
登山口
(下山時撮影)
登山口
(下山時撮影)
黒薙からの池口岳
(下山時撮影)
2
黒薙からの池口岳
(下山時撮影)
黒薙の頭
聖岳
(利検沢の頭付近から)
5
聖岳
(利検沢の頭付近から)
1971mピーク
ザラ薙平
ザラ薙平先の水場下降点
ザラ薙平先の水場下降点
ジャンクション標識
ジャンクション標識
加加森山と光岳
(ジャンクション付近から)
6
加加森山と光岳
(ジャンクション付近から)
水場下降点
(ジャンクションから加加森山への道)
水場下降点
(ジャンクションから加加森山への道)
倒木帯
(加加森山への登り)
倒木帯
(加加森山への登り)
加加森山三角点
加加森山と光岳との分岐点
加加森山と光岳との分岐点
池口岳北峰山頂
池口岳南峰
(北峰から)
1
池口岳南峰
(北峰から)
池口岳南峰山頂
池口岳南峰三角点
もうすぐ見えなくなりそう
池口岳南峰三角点
もうすぐ見えなくなりそう
鶏冠山分岐
正面が鶏冠山への道。手前の窪んだ所に右から左へ池口岳南峰への道が付いています。
鶏冠山分岐
正面が鶏冠山への道。手前の窪んだ所に右から左へ池口岳南峰への道が付いています。
池口岳北峰
(南峰方面から)
4
池口岳北峰
(南峰方面から)
鶏冠山の左に合地山
(笹の平から)
3
鶏冠山の左に合地山
(笹の平から)
鶏冠山北峰山頂
恵那山
(鶏冠山北峰・南峰間から)
2
恵那山
(鶏冠山北峰・南峰間から)
池口岳
鶏冠山への尾根が南峰から直接出ていないのが判ります。
(鶏冠山北峰・南峰間から)
1
池口岳
鶏冠山への尾根が南峰から直接出ていないのが判ります。
(鶏冠山北峰・南峰間から)
鶏冠山南峰山頂
鶏冠山南峰
右に中ノ尾根山が頭を見せています。
(北峰方面から)
鶏冠山南峰
右に中ノ尾根山が頭を見せています。
(北峰方面から)
鶏冠山
(笹の平から)
3
鶏冠山
(笹の平から)
池口岳北峰
(南峰方面から)
1
池口岳北峰
(南峰方面から)
加加森山から光岳への稜線の向こうに上河内岳、その左に聖岳
(池口岳北峰・南峰間から)
2
加加森山から光岳への稜線の向こうに上河内岳、その左に聖岳
(池口岳北峰・南峰間から)
上河内岳・聖岳・兎岳
(利検沢の頭付近から)
3
上河内岳・聖岳・兎岳
(利検沢の頭付近から)

感想

ひなん小屋横に車をとめて、5:51行動開始。
林道を少し戻り、立派な道標がある登山口から登り始める。
途中、道の右側に大きな岩があり、その下に山の神があった。山行の無事を祈ってから進む。
山の神から少し登って平な部分に出て、再び登り始める手前に面切平の標識があった。
面切平から登ると1561mの平らなピークに着いた。ここの北側一段下は平地になっていた。
ここからは少し下り、黒薙の頭への登りとなる。
1750m位で笹が出て、左側に笹原を見ながら登るとガレの上に出て視界が開ける。逆光だが池口岳と鶏冠山を望むことができた。
ガレの縁を回り込んで行くと黒薙の頭に着き、三角点と標識がある。
黒薙の頭からは少し下り、1858mの平らなピークを越えて1800 m位まで降りてから利検沢の頭への登りとなる。
利検沢の頭には縦書きの標識が樹に取り付けられていた。下ってくる場合は、正面に北側の尾根が目に入るので間違えて進む可能性があり注意が必要かもしれない。(標識から左へ下降する)
利検沢の頭から下って次は1971mピークに登るが、ここも下ってくる場合は北向きから西向きに変わる部分は尾根が広いのでそのまま直進してしまう可能性がある。
1971mピークには道標があり、少し進むとザラ薙に出て池口岳と鶏冠山が見えた。
ここからゆるやかに下ると、テント適地のザラ薙平に出て、右側に水場下降点の小さな標識を見た後、池口岳への登りとなる。
がんばって2156mピークの左を過ぎた後、再び斜度が増し、ロープのある岩場を通過してジャンクションに到着する。
ここでザックをデポし、サブザックで加加森山へ向う。
少し進むと展望があり、これから向う加加森山や光岳が見える。(池口岳ピストンでも天気が良ければ加加森方面に少し進んでみるのをお勧めします。)
道は結構やせた所や急下降があるが荷が軽いので苦にならない。
ジャンクションから10分程で水場下降点の標識。
下り終えて草つきの鞍部から加加森山へ向けての登りにかかる。
鹿の平を過ぎて登って行くと倒木帯にぶつかる。
ここは避けるしかないと思うが、自分は左側(西側)に逃げて踏跡がなくなった所で尾根に戻った。
その後、樹林の尾根を登って行くと光岳への分岐に着き、左に折れて数分進むと加加森山三角点がある。木に囲まれ狭く、居心地が良くないので直ぐに戻りたくなる。
光岳への分岐で休憩した後、ジャンクションに戻る。
途中で水場に降る。マーキングも有り、すぐに右側に涸れ沢が見え簡単に水が取れるかと期待するが、水の気配がしてこない。結局ガレに出た先で、伏流した水をシェラカップですくった。
3Lの水を補給してジャンクションに戻り、デポしたザックを背負うがスピードは急減速。
それでも何とか13:46池口岳北峰到着。
まだ時間が早いのでザックをデポして南峰まで行くことにする。
北峰の少し先から展望が開けるが、鶏冠山へは随分と下るようだ。明日は諦めて朝から下山しようかと弱気になる。
すべりやすい笹のトラバースや痩せた道を経て南峰に辿り着く。
三角点は笹に埋もれていく途中といった感じ。南側から千頭山方面へ行けるはずだがマーキングは見当たらない。
南峰からは、来る時には全く気付かなかった鶏冠山への分岐を探しながら戻る。
西側を注意して下るとそれらしい赤テープが有り、文字の判別できない標識が木に付けられていた。ここは北峰から南峰への登山道が窪んだ所を通っているので気付きにくいと思う。登って来る場合は、笹道になって2段目くらいの倒木のあるちょっとした平地が目印。右側の木が途切れているのでそこに上がれば赤テープに気付くと思う。
分岐が確認できたので、北峰に戻り本日の行動終了。テントを張り明日に備える。

昨日は諦めて下山しようかとも思ったが、一晩寝て疲れも回復したので、予定どおり鶏冠山に向う。分岐までは確認済みなので問題なく進む。
分岐からは予想に反し最初は赤テープが有り、急斜面だが快調に下る。
しかし途中で赤テープが見当たらなくなる。樹林で見通しはあまりきかない。地図とコンパスを確認して先に進む。
樹林を抜けると笹の平と鶏冠山が目に飛び込んでくる。鶏冠山南峰の左には合地山も見えている。笹原の中から眺める景色は深南部にいることを実感させてくれる。
笹原を歩いている間は良かったのだが、いざ鶏冠山に登る段階でどこから取り付くか予習していないことに気が付いた。今さらしようがないので、獣道を使いながら半時計周りに動いて適当な所を探す。
ちょっと斜度が緩むところがあり、そこを登り始めるとマーキングも付いていて一安心。
北峰は樹で展望は無いが予想していたよりも明るい山頂だった。
続いて南峰へ向う。
コルから険しい道を進む。正面に鶏冠岩があるがここは左側を巻いていく。(間違えて直登して登りあがり、その先に進んだものの行き詰ってしまいました。)
その後は上を目指して適当に登れば南峰に着く。
北峰からの下りはマーキングを見ながら進むが、来た時に登り始めた所よりも下の方へマークが付いている。
少しマークを追ってみるが、どうも期待する結果になりそうもないので戻り、来た時のように獣道を使ってトラバースすることする。
運良くいい感じの高さで笹の平に出ることができた。
ここまで来れば後は来た道を戻るだけ。
池口岳北峰に到着し、テントを撤収して重い荷物を背負い、下山を開始する。
ザラ薙平まで下った後は、1971 mピーク、利検沢の頭を越えて黒薙の頭に着く。
ここまで降りれば、後は登りらしい登りはないので樹林の中をひたすら歩いて登山口に戻った。
出会った登山者は、帰りに黒薙の頭ですれ違った男女ペアだけだった。

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