念願の!尾瀬沼〜尾瀬ヶ原〜あやめ平〜燧ヶ岳
- GPS
- 28:15
- 距離
- 56.6km
- 登り
- 2,427m
- 下り
- 2,407m
コースタイム
14日5:30山の鼻駐車場-6:45鳩待峠休憩所7:00-10:00富士見小屋10:30-11:30白尾山-13:30-皿伏山-15:30尾瀬沼ヒュッテ
15日5:00尾瀬沼ヒュッテ-7:40燧ヶ岳俎ぐら7:55-8:10燧ヶ岳柴安ぐら8:30-8:45燧ヶ岳俎ぐら9:00-11:00尾瀬沼ヒュッテ11:30-14:30大清水駐車場
天候 | 1日目 曇りときどき晴れ 朝だけちょっと雨 2日目 快晴! 3日目 午前中快晴!!午後から曇りときどき晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
尾瀬の小屋はどこのトイレもきれいで清潔で、本当に気持ちよく使えました。 沼尻休憩所、尾瀬沼ヒュッテ横の長蔵小屋売店は10/14で営業終了。 下山後は水芭蕉という日帰り温泉へ。 |
写真
感想
もともと朝日連峰縦走の予定だったのを、天候が芳しくないとのことで急遽行き先を変更。
尾瀬はとっても行ってみたかったところだったので嬉しくてテンションマックス。
しかも紅葉もバッチリの時期。
すごい混雑を覚悟していましたが、そうでもなかったです。
初日は大清水から尾瀬沼を通って、尾瀬ヶ原の木道を山の鼻キャンプ場まで歩くコース。
とにかく尾瀬ヶ原の木道が、長い!!!
最初に景色が広がったときはナウシカごっこするくらいテンション高かったのですが、終わりの見えない果てしない木道に、もう心底うんざり・・・。
この日は、至仏も燧もガスで山頂は見えませんでした。
しかもよそ見すると足を踏み外しそうになるのであまりキョロキョロもできないし、山の鼻のテン場がいっぱいになっちゃってるんじゃないかと心配で、自然と歩みも速くなり、最後は無心で歩いていました。
ごほうびに、山の鼻で花豆ソフト食べました。おいしかった。500円。
行くまでどのくらい寒いのか見当もつかなかったのですが、夕方の時点で10度を切って、2日目の夜明けはなんとマイナス7度!
フライの結露が凍ってました。ハイドレのチューブ内も。
シュラフの中で上下ダウンを着てても、足の先は冷たくなってしまいました。
もう体ガタガタさせながら、朝4時半からテント撤収。
いい修行になりました。笑
撤収中の星空は、それはそれはもう素晴らしかったです。
2日目は鳩待峠からあやめ平を通って尾瀬沼に戻るコース。
やっと登山らしくなり、天気も最高で、ずんずん歩ける。
山の中に突然現れる湿原は、なんとも不思議な光景でした。
至仏も燧もよーく見えたし、日光白根なんかもはっきりと。
さらに昨晩の冷え込みで紅葉もすすんだようで、少しも飽きない景色。
最後に控えていた皿伏山の急登をやっつけて、その時点で行動時間は8時間を越えていました。
9時間を越えたあたりからみるみる体が重くなるのがわかりました。
足が上がらないから何度もつっかかって転びそうになりました。
最終的に2日目は10時間歩いたのですが、15キロ担いだ状態では、これが私の限界値のようです。
さらに問題が。まだ1日残しているのに行動食が底をついてしまったのです。
いつもあまり食べないので油断していたら、今回の行程では食べる食べる。
すぐお腹がすいてしまうのでどんどん食べたら、お菓子からっぽ。
千葉先生が、ごそっと食べ物を恵んでくださいました。
すんちさんも緊急用のソイジョイを分けてくれて・・・。
がるちゃんは裂けるチーズをくれました。
今まで行動食なんてつまみ程度にしか考えてなかったけど、これだけ歩く行程ではもっと真剣に行動食を準備しないと!と反省しきり。みなさん、ごめんなさい。
それにしてもこんなにお腹すくなんて、自分が一番びっくりです。
途中の休憩所できのこそばとかカレーうどんとか食べてるんですけどね・・・おかしいなあ。
2日目の夜、尾瀬沼ヒュッテでお風呂に入りました。
シャンプー石鹸禁止ですが、500円でお湯に浸かれます。
ボロボロの体が生き返った!!HP超回復!!!
そのおかげか、3日目は思ったほど筋肉痛もなく目覚めました。
いよいよ燧ヶ岳にアタックです。
またも4時過ぎにテント撤収開始して、5時、まだ辺りが暗い中ヘッデンつけて出発。
木道脇の草木が凍って、スワロフスキーみたいにキラキラしてました。
ついでに木道も凍ってました。怖っ!
尾瀬沼からはモヤが上がっていて、とても幻想的。
燧は序盤ほぼ平坦な樹林帯で、真ん中あたりからぐいぐい高度を上げてくるコース。
なので序盤で時間を稼ごうと、千葉先生飛ばす飛ばす!笑
速い!まじで速いよ!!笑
やや高度を上げ始めて、樹林帯抜けた頃には、すでにコースタイムを1時間近く縮めておりました。
どんだけ!笑
体はきつかったけど、空は快晴、雲ひとつ無くて、目の前には燧の山頂の岩場が見えていて、気持ちはとっても高ぶっておりました。
やればできるじゃーん。荷物軽いって最高。
8時前には誰もいない俎ぐらに到着、景色を独占できました。
会津駒ヶ岳や平ヶ岳、日光白根、男体山、女峰山、太郎山、もちろん至仏まで続く尾瀬ヶ原やテン場のある尾瀬沼、昨日歩いたあやめ平もはっきりと見渡せて、360度絶景!!
感動した〜
これだから山やめられません。
風は冷たくて、もう冬のにおいがしました。
柴安ぐらにもピストンして、下るのもったいないと思うような景色を横目に下山。
千葉先生ちょっと目を離すと走っていってしまうので、追っかけるのに必死。
おかげで下りもコースタイム以下でした。
尾瀬沼ヒュッテで大きなザックを回収、大清水まで帰ります。
三平峠の紅葉は見事にすすんで、少しも飽きずに歩けました。
が、一の瀬休憩所からの林道で死にました。お陀仏!
こうなると、得意の無心歩きです。しんどかった・・・!
遠くにゴールが見えた瞬間、あまりの嬉しさに走ったほどです。
大清水小屋のとうふソフトが絶品でした。
千葉先生、なにからなにまでありがとうございました。
そしてこの山旅に誘ってくれたすんちゃん、ほんとーにありがとう!!
がるちゃんも超ハードスケジュールの中、一緒に行けてうれしかったよ!!
そういえば、行きに大清水小屋まで車を走らせているとき、熊をみました。
初・生熊!
道路を、もっさもさの黒い塊が走っていました。
途中でひょいとフェンスを越えて山の中へ消えていきました。
恐怖でした。
尾瀬は熊鈴が必須だと感じました。
56キロ!
歩いたねー(*_*) そりゃ無心にもなるねー笑
でも憧れの尾瀬、またまたうらやましいです。
美しい写真もありがとう。
しかしそろそろソロテンやめて3〜4テンあたりを買って、
みんなで分担すればいいのに?って思っちゃいました笑
各自ソロテンって。過酷すぎる〜笑
15キロしょってそんだけ歩けたらもう怖いものないね。
次はどこ?また楽しみにしてまーす!(ワクワク☆)
56キロとか・・・ないよね。笑
消防士の訓練か!て、思うよね。笑
今回全員ソロテン+食事も各自だったので、晩酌も1人でちょっとさびしかったんです。
たしかに、2〜3テンは買ってもいいかもと思っちゃいました。
ソロテンはソロテンで、お互い干渉し合わないからかなり居心地いいんですけどね。
次はねぇ…夏山シーズンもおしまいだし、日帰りで地元の山かなぁ。
来年までこの体力が維持できるように、なんか考えないと^^;
>尾瀬ヶ原から至仏まで…うーん感動!
うーー、これが見たかったのですが。
今の貴方よりまだ少し若かった頃、大清水から見晴らしの第二長蔵小屋に泊まりました。途中で足が痛くなるし紅葉狩りですし詰めの小屋、それ以来大清水inは無です。(^^。今の足なら大丈夫と思いますが。
涼しくなりこれからは丹沢の季節です。こちらへもどうぞ。mixiの「丹沢を歩く会」の副管理人になりました。
木道って、普通の登山道より足が痛くなりやすい気がします。固いからかな??
丹沢、行ってみたいんです!
先月の山雑誌もこぞって丹沢特集で、気になって気になって!
丹沢といえば…ヒル!というイメージからなかなか足が向きませんでしたが、そろそろ活動停止してくれてますかね!?
mixiのほうも見てみまーす☆
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