3000m峰21座全制覇 聖岳、上河内岳

2012年10月13日(土) ~ 2012年10月15日(月)

• GPS: 56:00
• 距離: 28.9km
• 登り: 3,324m
• 下り: 3,502m

コースタイム

10月13日(土)
　畑薙第一ダムゲート6:20−7:03畑薙第一ダム駐車場7:35−8:33聖沢登山口−9:14聖沢吊り橋−10:37造林小屋跡−13:12岩頭滝見台−14:03聖平小屋
10 月14日(日)
　聖平小屋4:20−5:23小聖岳−6:38前聖岳−7:06奥聖岳−9:02聖平小屋9:54−11:49南岳12:15−13:10上河内の肩−13:22上河内岳13:37−13:43上河内の肩−15:00茶臼小屋
10 月15日(月)　
　茶臼小屋5:16−5:49茶臼岳6:20−6:43茶臼小屋7:57−8:18樺段−9:04横窪沢小屋−9:37中ノ段−10:02ウソッコ沢小屋−10:56ヤレヤレ峠−11:15畑薙大吊橋−12:04畑薙第一ダムゲート

天候

3日間とも晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

往路：自宅2:30−精進湖線−朝霧高原−富士宮−西富士ー東名−清水−県道27号線−口坂本−井川−畑薙第一ダムゲート(沼平)6:20・・・徒歩30分・・畑薙第一ダム臨時駐車場7:35−（東海フォレストバス）−8:35聖沢登山口
復路：畑薙大吊り橋−徒歩30分−ダムゲート(沼平）12:00−接岨峡−国道362−静岡−新東名−西富士道路−朝霧高原−精進湖線−5:00自宅

コース状況／危険箇所等

○コース全体に危険箇所はありません。

○ウソッコ沢小屋−ヤレヤレ峠−の間は、上河内沢にかかる最後の吊り橋からヤレヤレ峠まで登り返しがあり、ヤレヤレ峠から畑薙大吊橋の間も結構長く登り返しもあります。
　これは光岳に向かった人から聞いたのですが、今の時期なら川の水が少ないので上河内沢にかかる最後の吊り橋の左岸から川を下り（すぐに平らな河原となる）水量の少ない本流を渡れば（川幅は5m程、川の深さは膝下、靴を脱いで裸足で渡る）20分ほどで対岸（道路のある側）に渡れるとのことです。
　今回ヤレヤレ峠のヤレヤレたるを体験するためにコース通りとしましたが、確かにその経路で行けば、ヤレヤレ峠を通過する場合に比べ、ほとんど高低差なく、時間も3分の1位で行けそうです。しかも大吊橋も渡る必要もありません。
　光岳に行くときはヤレヤレ迂回コースをとりたいと思います。

○温泉
帰りに赤石温泉白樺荘で入浴＆昼食しました。
温泉は掛け流しではありませんが、一応硫黄泉で肌がツルツルします。きれいな温泉です。食事の方は県営施設なので期待はしていませんでしたが普通です。

写真

10/13 6:20

畑薙第一ダムゲート（沼平に駐車）

10/13 7:03

徒歩30分で畑薙第一ダム東海フォレスト送迎バス乗り場

10/13 7:27

東海フォレスト送迎バス　3000円は乗車券でなく宿泊利用券の前金とのことで、ルール違反をしてしまいました。東海フォレストさんごめんなさい。

10/13 8:33

聖沢登山口着　バスで約1時間もかかります。
ここで降車は私一人

10/13 9:41

聖沢吊り橋

10/13 10:37

造林小屋跡

10/13 10:37

歩きやすい気持ちいい道が続きます

10/13 11:23

聖岳が見えるポイントから前聖と奥聖

10/13 11:37

途中、このような水場は何箇所もあります

10/13 11:50

吊り橋も多く

10/13 12:12

途中のガレた沢で昼食
山ラーメン、具材は豚肉、キャベツ、シイタケ、ネギの豪華版
間違ってつけ麺を持ってきてしまいましたがラーメンと同じ作り方で十分美味しかったです。

10/13 12:56

岩頭滝見台からの前聖と奥聖
うーんいい天気

10/13 12:56

滝見台のとおり2つの滝が見えます
1つ目

10/13 12:57

2つ目

10/13 13:17

10/13 13:27

小川を渡ります

10/13 13:34

聖沢を渡り

10/13 13:45

なだらかな歩きやすい道を気持ちよく

10/13 13:47

聖沢の上流部
岩魚がいました

10/13 13:52

美しい紅葉と聖岳

10/13 14:04

聖平小屋到着左奥に冬期小屋が

先客が2人、今日の利用者は少なそうなので、テントでなく小屋を利用させてもらいます。

10/13 14:14

冬期小屋東側
天気も良いしまだ夕食には早いので聖岳の行けるところまで空身で行ってみることに

10/13 14:15

ここは聖平
奥に見えるのは上河内岳

10/13 14:17

聖平分岐
小屋から100m

10/13 14:17

上河内岳
聖平は美しいところです

10/13 14:31

薊畑
このあたりは地名の通りアザミが多くありました

10/13 14:32

薊畑から見た上河内岳

10/13 14:33

薊畑からの聖岳

10/13 14:44

聖岳

10/13 14:46

おお山間から富士が

10/13 14:53

急にガスが

10/13 15:07

小聖

10/13 15:07

聖にはガスが

10/13 15:15

小聖まできたときには既に周囲はガス

10/13 15:19

聖岳

10/13 15:20

富士山

10/13 16:51

さて小屋に帰って夕食
カルビの焼き肉＆野菜炒め
美味しかった

10/13 17:09

締めは焼きそば
まるちゃんの98円ですが、美味しかった

10/14 4:22

さて次の日、
聖岳にむけサブザックに最小限必要な荷物だけ詰め込んで4時20分頃出発です。

10/14 5:23

約1時間後、小聖

10/14 5:24

明けてきました

10/14 6:03

雲が厚く御来光はなし
でも美しい富士

10/14 6:38

3013m聖岳
ついに3000m峰21座目に登頂

10/14 6:39

21座登頂記念
パワーニー

10/14 6:42

東海バルブの標柱でも記念
ガッツ

10/14 6:46

大沢岳の向こうには穂高・槍・立山

10/14 6:47

左より仙丈ヶ岳、塩見岳、赤石岳

10/14 6:48

位置的には鳳凰三山かと？

10/14 6:49

小聖と聖平

10/14 6:49

左より上河内岳、茶臼岳、光岳

10/14 6:50

やはり南アルプスから見る富士山はいい

10/14 6:57

奥聖岳にも行ってみます

10/14 7:06

奥聖岳山頂

10/14 7:06

奥聖より赤石岳と右が悪沢岳

10/14 7:07

遠くに中央アルプスと御嶽山
手前は大沢岳

10/14 7:07

鑓・穂高

10/14 7:08

冬期ルートの聖岳東尾根と富士山

10/14 7:08

奥聖より前聖（聖岳）

10/14 7:08

奥聖より上河内岳

10/14 7:28

前聖（聖岳）から兎岳

10/14 7:29

穂高・槍方面は快晴ですね

10/14 8:11

兎岳

10/14 8:11

小聖より聖岳

10/14 8:11

小聖より富士

10/14 8:38

聖岳が美しい

10/14 8:48

薊畑も美しいところ
薊畑からの聖

10/14 8:59

聖平からの聖

10/14 9:22

聖平小屋には水は来ていませんが、3分ほど上流に行けば良い水場が

10/14 9:54

聖平小屋にはお世話になりました
また重い荷物を持って出発
写真のお2人は聖小屋で一緒だった方々。聖岳でもご一緒しましたが、これから茶臼までも一緒です。光岳まで行かれるとか。一人の方は光岳が百名山99山目とのこと　凄いです

10/14 9:58

聖平から上河内岳

10/14 10:58

聖平からの聖岳

10/14 10:59

岩頭からの聖岳

10/14 11:14

空と雲が良いね

10/14 11:39

岩頭から富士

10/14 11:39

南岳より聖

10/14 11:39

南岳より赤石、悪沢

10/14 11:49

南岳

10/14 11:49

南岳より上河内岳

10/14 11:55

南岳でお昼です　味噌ラーメン
具材もしっかり　豚バラ、キャベツ、ネギ、シイタケ、ゆで卵
気温が低いので食材の鮮度は十分保てました。

10/14 12:08

美味しいよ

10/14 12:26

南岳より笊ヶ岳

10/14 12:32

富士山がいい

10/14 13:10

上河内岳の肩
向こうは聖岳と赤石岳と悪沢岳

10/14 13:22

肩から空身で上河内岳

10/14 13:25

上河内岳より聖、赤石、悪沢

10/14 13:25

上河内岳より中央アルプス、御嶽山

10/14 13:27

小無限山、大無限山

10/14 13:28

富士

10/14 13:28

笊ヶ岳

10/14 13:28

聖、赤石、悪沢

10/14 13:31

聖アップ

10/14 13:32

これから向かう茶臼岳方面

10/14 13:37

セルフタイマーで
記念撮影

10/14 13:48

茶臼岳まで気持ち良さそうな稜線

10/14 14:48

茶臼小屋分岐

10/14 14:48

茶臼岳は明日登ります

10/14 15:37

夕食は八宝菜でした。
白菜が美味しかった。
今回食材に凝ったので荷物は重かったですね(^^ゞ

10/14 16:29

茶臼小屋冬期小屋
使用者は先ほどのお二人と私の3人、暖かく快適でした。

10/14 16:30

茶臼小屋からの富士

10/14 16:30

茶臼小屋の水場

10/15 5:51

次の日
早朝茶臼岳登頂です
向こうは上河内岳と聖岳

10/15 5:52

茶臼岳山頂より
光岳方面

10/15 6:09

雲が黄金に輝いています

10/15 6:15

御来光は残念ながら
ぱっとしませんでした

10/15 6:16

朝日を浴びる聖岳

10/15 6:16

朝日の上河内岳と聖岳

10/15 6:18

光岳方面

10/15 6:18

茶臼岳山頂からの眺め

10/15 6:25

美しい稜線

10/15 7:58

ありがとう茶臼小屋

10/15 8:18

樺段です
茶臼小屋からのメッセージが温かいですね

10/15 8:30

この区間には茶臼小屋からの温かいメッセージがいっぱい

10/15 8:31

ほらこのとおり

10/15 8:39

励まされますね

10/15 8:39

この標識のとおりの小無限山と大無限山

10/15 8:49

青い空と見事に色づいた木々

10/15 9:12

横窪沢小屋

10/15 9:20

横窪峠の紅葉

10/15 9:20

横窪沢小屋から登り返して横窪峠

10/15 9:22

紅葉のトンネル

10/15 9:37

中ノ段

10/15 9:59

上河内沢に架かる吊り橋と滝

10/15 10:00

大岩魚がいそうな滝壺

10/15 10:02

ウソッコ沢小屋
釣りのベース小屋にするには良さそう

10/15 10:24

なかなかいい渓相

10/15 10:33

また吊り橋と滝壺

10/15 10:56

有名なヤレヤレ峠。すぐ下には畑薙大吊橋が見えたので、それほどでもないじゃんと思いきや、吊り橋まで長い長い

10/15 11:15

やっと畑薙大吊橋

10/15 11:16

なかなかスリリング

10/15 11:16

下を見るとちょっと怖い

10/15 11:19

やっと渡りきり

10/15 12:04

沼平に帰り着きました

撮影機器：

Canon EOS M Canon

DSC-WX7 SONY

感想

bekopapa

●3000m峰　全21座の登頂
やりました。目標にしていた日本の3000m峰21座の登頂。
2010年9月2日に富士山の登頂を契機に始めた登山ですが、2年と1か月で達成しました。
1．富士山(3776m) 2010.9.2
2．北岳(3193m)　 2010.9.5
3．奥穂高岳（3190m）2011.8.30
4．間ノ岳（3189m）2010.9.12
5．槍ヶ岳(3180m) 2011.8.27
6．悪沢岳(3141m) 2011.10.9
7．赤石岳(3120m) 2011.10.9
8．涸沢岳（3110m）2011.8.29
9．北穂高岳（3106m）2011.8.29
10．大喰岳(3101m） 2011.8.28
11．前穂高岳（3090m）2011.8.29
12．中岳（3084m）2011.8.28
13．荒川中岳（3083m）2011.10.9
14．御嶽山（3067m）2011.10.2
15．農鳥岳（3051m）2011.7.18
16．塩見岳（3047m）2011.7.24
17．南岳（3032.7m）2011.8.28
18．仙丈ヶ岳(3032.6m)2010.10.12
19．乗鞍岳(3026m) 2012.7.28
20．立山 (3015m) 2012.10.5
21．聖岳 (3013m) 2012.10.14
1番目の富士山から始め、21番目の聖岳で結ぶことができ、うれしいです。

●冬期小屋
冬期小屋の利用者が多い場合にはテントにしようと考えていましたが、聖平小屋、茶臼小屋とも利用者は私を含め3〜4人だったので、今回、初めて冬期小屋というものを使わせて頂きました。両方の小屋の冬期小屋とも居住性よく快適でした。水場も近いし、トイレも結構きれいだし、いうことありません。善意の箱があったのでわずかばかりですが寄付をしました。

●この時期の聖岳
体育の日の三連休を過ぎるとこんなに人が少なくなるとは思ってもいませんでした。光岳まで縦走されるという聖岳から茶臼小屋まで一緒だった2人組みの方、聖から赤石、荒川三山を縦走されるという方の3人の方以外には、下山時に出会ったカップルのみ、なんという静けさ、こんなにも寂しくなってしまうものなのかとちょっとびっくりしました。この時期の聖岳は紅葉も良いし静かで狙い目です。

●アクセス＆アプローチ
　それにしても畑薙までは道が悪い。県道27号、60号、国道368も本当に道が狭くカーブの連続で運転は非常に疲れます。
　そして登山口までのアプローチの長さ、畑薙の駐車場から聖沢登山口までバスで1時間、歩くと4時間は掛かるでしょう。それと距離があるので聖岳から上河内岳、茶臼岳までの縦走はどうしても2泊3日は必要です。だからこんなに登山者が少ないのでしょう。

●最後に
　ゲートから聖沢登山口まであまりに遠いので、東海フォレストのバスのルールに反してしまいました。3000円で許してねと思いましたが、やはりルールは守らなければと反省しています。
　宿泊施設を利用するともう一泊しなければなりません。施設を利用しなくても聖岳、赤石岳、荒川三山などの名山に登れるように、芦安〜広河原〜北沢峠のようにバス路線をぜひ作ってもらいたいものです。