JWV 島々宿から歴史に残る峠道をたどり「霞沢岳」へ

2012年10月19日(金) ~ 2012年10月21日(日)

• GPS: 21:55
• 距離: 33.2km
• 登り: 2,525m
• 下り: 1,747m

コースタイム

10/18　雨　新宿西口バスターミナル23：00
10/19　曇のち晴、小雨
＝4：45島々宿（徳本峠入口）5：00‐6：45二俣（朝食）7：20‐7：30三木秀綱看板‐7：
45徳本峠まで8.8km標柱‐7：50戻り橋‐8：35徳本峠まで7.1km標柱‐8：45瀬戸下橋
‐8：55徳本峠まで6.3km標柱（離岩）‐9：05工事現場‐9：45ワサビ沢‐9：55岩魚
留小屋10：15‐10：40中ノ沢‐11：30徳本峠まで2.8km標柱‐12：35力水12：50‐14：
00徳本小屋（泊）
10/20　晴
徳本小屋6：30‐7：40ジャンクションピーク7：45‐8：30ピーク2‐8：40ピーク3　
8：45‐8：55ピーク4‐10：30K1　10：45‐11：40霞沢岳12：00‐12：40K1　12：45
‐14：00P2　14：05‐15：00ジャンクションピーク15：10‐15：55徳本小屋（泊）
10/21　晴、風強し
徳本小屋7：00‐8：20明神8：30‐10：20河童橋10：25‐10：30バスターミナル10：
40=11：45新島々12：05=12：34松本13：47=16：11立川

天候

19日　曇り時々晴れ、一時小雨
20日　快晴、気温−4℃
21日　快晴、山は強風、気温−0度

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

往路　新宿駅よりさわやか信州号にて島々へ　4700円
復路　上高地からバス、電車で松本駅へ　2800円

コース状況／危険箇所等

登山ポストがありませんでしたので、駐在所のポストに投函しました。

島々宿‐岩魚留小屋
二俣から左に島々谷南沢を登って行きますが、山道の崩落、木橋が
朽ちている所を通過しますので、滑落に注意して下さい。
離れ岩の先では本格的な復旧工事をしております。
現場の指示に従いましょう。

岩魚留小屋‐徳本小屋
岩魚留小屋は現在営業しておりません。
岩魚留沢、中ノ沢、障子川瀬沢を過ぎると次第に傾斜がきつくなり、
沢の水量が細くなってくると力水に着きます。水量が細いので、
給水には時間が掛かります。
水場からはジグザグに付けられた道を一気に登れば徳本小屋に着きます。

徳本峠屋‐霞沢岳
小屋からテン場の中の道を展望台に向かい、展望台を右に曲がり樹林帯を
登って行けば正規ルートに合流します。
霞沢岳までは7つのピークを越えます。登り下りがかなりきついので
頑張りましょう。
ピーク4から霞沢岳までは、急な足場の悪い所もありますので、
くれぐれも注意をして下さい。霞沢側は崩落がありザレています。
稜線も細い所がありますので、風が強い時は危険です。

写真

10/19 4:57

18日、23：00に新宿西口都庁地下駐車場から夜行バスで良く寝られずに19日4：45に島々宿に着く。
まっ暗闇の中を徳本峠まで16kmの山道を歩き始める。5：00スタートです。

10/19 6:29

まだ夜が明けない。里は紅葉もまだである。

10/19 6:45

戦国落人悲話の看板がある。

10/19 7:16

二俣に到着。歩き始めて2：30、コースタイムは1：30とあるがおかしい。ここで朝食にする。平均年齢72歳の爺さんだけではやはり寂しいですね。色気が欲しいです。ここで島々谷北沢と南沢に分かれ、南沢を歩きます。

10/19 7:17

上高地ルートの看板が出てくるが、霞沢岳の表示が無い。

10/19 7:31

秀綱奥方の遺跡に着く。

10/19 7:31

杣人は惨いことをしたんだそうだが、本当のことはわからない。

10/19 7:35

行き橋に来ました。立派な橋です。以前は吊り橋だったそうです。

10/19 7:39

なかなか歩きやすい道です。

10/19 7:44

島々から7.2km、徳本峠まで8.8kmまできました。

10/19 7:47

戻り橋です。濡れていると滑ります。

10/19 7:51

炭焼きがまの跡に来ました。
炭は山村の収入源だったそうです。

10/19 7:52

窯の跡です。

10/19 8:02

昨年崩れた場所があります。まだ完全に補修されていませんが、危険はありません。

10/19 8:34

島々から8.9km、徳本峠まで7.1kmです。

10/19 8:44

瀬戸下橋です。対岸の道を行きます。

10/19 8:56

離れ岩です。徳本峠まで6.3kmです。

10/19 8:57

瀬戸上橋です。

10/19 8:58

この辺りまで来ると紅葉が始まっております。

10/19 9:05

廊下状の谷間の道が崩落しており、小型のブルがありました。

10/21 21:19

この様な状態です。ブルはヘリで下したのでしょうか？

10/19 9:13

苔むした倒木と小さなきのこです。

10/19 9:14

だいぶ登って来ました。

10/19 9:19

右岸の道を歩いています。丸太の側道が腐っています。

10/19 9:21

島々から10.8km、徳本峠まであと何km、隠れて見えません。

10/19 9:44

ワサビ沢にかかる新しい橋です。

10/19 9:54

やっと岩魚沢小屋が見えて来ました。島々から4：55、二俣から2：30です。

10/19 9:55

徳本峠まで4.5kmですね…

10/19 10:10

軒先で軽くお昼にします。

10/21 21:19

イワナで一杯やりたい所ですね…

10/19 10:19

小屋からすぐに岩魚留ノ滝です。

10/19 10:26

この橋は朽ちているので渡るのは御注意下さい。水量の少ない時は沢を登渉した方が無難です。

10/19 10:40

中ノ沢です。沢が細くなってきました。

10/19 11:10

紅葉にはまだのようですね…

10/19 11:10

青空が見えて来ました。

10/19 11:28

徳本峠まで後2.8kmです。歩くのが嫌になって来ました。

10/19 12:27

癒されております。

10/19 12:48

ちから水に到着です。チョロチョロ水が出ております。水見えますか？先客が5Lの容器に詰めていたので15分ほど待たされました。

10/19 13:58

もう登るの嫌だ…と云っていたら、突然小屋が見えました。小雨がパラパラ降って来ました。
島々から16km、標高差1410m、休憩、食事を入れて9時間でした。

10/19 13:58

10/19 13:59

徳本小屋の玄関です。右、新館、左旧館です。

10/19 15:50

小屋の中です。夕食は17：30からで宿泊は予約制で30名ですので、ゆったいしております。
缶ビール500ml、800円はどうかな？
消灯20：30、横になったらすぐに寝てしまいました。

10/20 6:14

20日、快晴の朝を迎えました。八ヶ岳が見えています。

10/20 6:14

反対側は、穂高が朝日に映えています。

10/20 6:15

ス‐ムにしてみました。
前穂、奥穂、ジャンが良く見えます。

10/20 6:15

奥穂から左に西穂の岩稜が良く見えます。

10/20 6:17

八ヶ岳方面をズームしてみました。

10/20 7:15

霞沢岳往復9kmのアップダウンに出かけます。
6：30にスタートしました。

10/20 7:15

良いですね…

10/20 7:17

前穂の右奥は蝶ケ岳方面でしょう…

10/23 12:13

今朝は−4度、霜が降りています。

10/20 7:39

土が凍結していてストックが刺さりません。

10/20 7:41

2428mジャンクションピークに着きました。小屋を出てから1：00です。

10/20 7:42

遠く南アルプス木曽駒ケ岳の左に富士山が見えました。ピンボケですみません。息があがっているので手ぶれがします。

10/20 8:17

小湿地の水は、薄氷が張っています。

10/21 21:22

昨日歩いてきた島々谷南沢が、眼下に見えます。

10/20 8:31

P2です。樹林帯の中です。

10/20 8:39

P3です。

10/20 8:54

P4です。ここから標高差300m程、下ります。勿体ないですね…

10/20 9:03

霞沢岳方面が見えて来ましたが、まだまだ大分あります。崩落の所から右に登ります。

10/20 9:16

振り返ると稜線の真ん中に、JPが見えます。

10/20 9:38

六百山越しに穂高が見えるようになりました。

10/20 9:38

梓川の先には常念岳が見えて来ました。ここら辺りからK1までの登りはキツイです。写真が撮れません。

10/20 9:46

だいぶK1に近づきました。

10/20 10:31

K1到着です。きつい登りでした。徳本小屋から4時間もかかりました。足を引っ張ったのは私です。

10/20 10:33

素晴らしい展望です。蝶、常念、夏歩いた大天井、真下に梓川、そして穂高岳です。

10/20 10:33

穂高を正面から見ます。

10/20 10:37

笠方面は雲で隠れていますが、真下に帝国ホテル、清水屋、温泉ホテルが見えます。笠の手前の稜線に西穂山荘、丸山が見えます。

10/20 10:42

焼岳から奥穂までのパノラマです。

10/20 10:43

焼岳が低く見えます。噴煙が薄く上がっています。

10/20 10:52

K1を後にします。

10/20 10:53

天気が良いので、大パノラマを堪能します。

10/20 11:04

ここら辺は厳しい道です。転倒、滑落がありますので注意をして下さい。

10/20 11:20

もうすぐ霞沢岳ですが、すぐと云うのが曲者です。

10/20 11:29

山頂に到着しました。目に入ったのは焼岳でした。いまだに登ってない山です。

10/20 11:48

山頂で何時か必要な写真を撮りました。小屋から5時間10分です。小屋からピークが7つありました。また同じ所を戻るのですね…

10/20 12:23

笠ケ岳がやっと姿を現して来ました。もう少し待ちたいのだがもう時間です。

10/20 12:41

K1まで戻って来ました。これからの下りが問題です。登りで苦労しました。正面のピークがJPです。その先が大滝山方面です。

10/20 13:47

ナナカマドの紅葉です。

10/20 14:03

P4かと思ったらP2でした。ラッキー…その位疲れています。

10/20 14:35

霞沢岳方面です。樹林が邪魔です。

10/20 14:37

もう一枚とって見ました。K1、K2が見えると良いのですが…

10/20 15:00

JPに戻って来ました。霞沢岳から3時間です。

10/20 15:52

やっとヘロヘロで小屋に帰って来ました。テントがびっしり張ってあります。霞沢岳往復9時間55分でした。ここは覚悟して登りたいですね…

10/21 7:04

昨夜の小屋、テン場は満員、断られた人たちも居たようです。夜半から風が出てきてうるさく寝られませんでした。霞登山組は4時ごろから出かけた人たちが居ました。
我々は、上高地に下ります。

10/21 7:18

最後の水場は涸れていました。少し下った所で汲むと良いでしょう。

10/21 7:26

10/21 7:26

10/21 7:26

10/21 7:54

何も心配しないで歩ける道です。

10/21 7:55

木橋を渡れば明神です。

10/21 8:17

徳本峠・島々谷登山口です。

10/21 8:33

明神館の前から明神岳を…

10/21 8:39

明神橋と明神岳。

10/21 8:40

霞沢岳方面ですが…

10/21 8:41

鞍部が徳本峠です。

10/21 8:45

早朝からにぎわって居ります。

10/21 8:46

穂高神社奥宮にお礼のお参りをしてきました。

10/21 8:48

嘉門次小屋も賑って居ります。岩魚の塩焼で一杯やりたいな…

10/21 8:49

梓川の上方面です。

10/21 8:50

秋ですね…

10/21 8:52

言葉がありません。

10/21 8:54

10/21 8:55

昨日と雲泥の差があります。

10/21 8:56

山が高く見えます。

10/21 8:57

10/21 21:28

10/21 9:02

10/21 9:02

10/21 9:04

10/21 21:28

10/21 9:08

10/21 9:15

昨日見下ろしていた焼岳が、あんなに高くにあります。

10/21 21:28

10/21 9:23

10/21 9:48

上高地も近くなりました。

10/22 7:07

穂高、岳沢登山口です。

10/21 9:51

10/21 9:52

霞沢岳方面ですが正面の山の後ろだと思います。

10/21 9:55

10/21 21:29

10/21 10:07

穂高を堪能しております。

10/21 10:09

10/21 10:13

10/21 10:15

10/21 10:16

河童橋の賑いです。

10/21 10:17

10/21 10:19

10/21 10:24

穂高岳、さようなら。

10/21 10:26

10/21 11:42

バスの中から島々の停留所を見ます。19日は真っ暗で何も見えませんでした。

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-310 オリンパス

感想

aaib1360

歴史ある島々宿から徳本峠までの道をまだ歩いていないので、昔の人の気持ちを感じたく、また霞沢岳は未登の山だったのでぜひ登りたいので今回、企画をしました。

10/18　雨　新宿西口バスターミナル23：00
台風21号の余波で雨。天候が心配だが回復の予報なので計画を実行とする。
新宿からは、Y氏と二人きりで、神奈川の2名は、今夜は松本泊とのこと、車中はほぼ満席の状態です。

10/19　曇のち晴、小雨
島々宿でバスを下りたのは我々2名、あとは上高地までの人達でした。
暗闇の中から、元気の良い神奈川組2名がやってきました。合流し4名で島々谷に入って行きます。島々谷は静かで登山者も少なく、我々を入れて上りは10名、下りは2名でした。
登山道は昨年の大雨で傷んで居り途中崩落個所が何ケ所かあり、また木橋も朽ちており
油断がならない状態ですが、徐々に復旧工事を始めていますのでこれからが楽しみです。
島々宿〜徳本峠間は、歩行距離16km、標高差1419m、の長い山道ですので9時間かけて徳本峠に着きました。
徳本小屋までの登りではかなり睡眠不足もあり、身体に堪えました。
小屋は、旧の後ろに新の小屋が出来、良い設備が完備しており、今夜と明日の連泊をいたします。

10/20　晴
日の出を徳本峠で見て霞沢岳を目指します。ジャンクションピーク、P2、P3、P4、K1、K2、霞沢岳と7つのピークのアップダウンは身体に堪えます。K1 に立つと素晴らしい展望に恵まれ、常念岳、蝶ヶ岳、穂高連峰、焼岳、真下に上高地が展望され、疲れが吹き飛びました。K1からも痩せた稜線を上り下りし、やっと待望の霞沢岳に登頂です。
小屋から4時間の歩きです。山頂で一休みをし、徳本峠へもと来た道を下りますが、
帰りの下りの方がより慎重に歩かないと危険ですので、安全第一で行きます。P4だと思っていたピークがP2でしたので、すっかり元気になりましたが、それにしても長いアップダウンの山道には、閉口しました。往復13ピーク越えですね…
距離は往復9kmしかないのですが、9時間30分の行程でした。徳本小屋、テン場は本日は満員御礼です。

10/21　晴、風強し
のんびりと小屋を発ち明神に下り、晩秋の奥上高地の紅葉を堪能しながら河童橋まで散策をして、解散としました。