鳥居戸山 - 琵琶ヶ沢周回。思いがけず古の山に思いを馳せることができた。
- GPS
- 05:16
- 距離
- 7.6km
- 登り
- 817m
- 下り
- 818m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
塩原渓谷歩道は、よく整備されていて問題なし。 塩原渓谷歩道以外は、ヤブもなく問題なく歩けます。(VR基準) 登った尾根は、760圏まで単調だが美尾根で歩きやすい。以降、鳥居戸山(P832)まで細木が濃くなるが、歩行に支障なし。 鳥居戸山(P832)から下ってしばらくすると左に作業道が現れるが、すぐ尾根筋から離れて行くので、利用できる距離は短い。 P868.1手前は尾根が多重になっていてどれを登るべきか迷うが、最も左が正解。 P868.1からP737.2までは、下り基調で問題なく歩ける。地理院地図の破線は確認できず。 P737.2以降は斜度が増し美尾根とは言い難いが、変化がありそれなりに楽しめる。 |
その他周辺情報 | 塩原グリーンビレッジは休業中のようでした。 水道から水は出たが、トイレは施錠されていた。 |
ファイル |
計画ルート図
(更新時刻:2020/06/08 17:50) |
写真
感想
この日の降水確率は0%で晴れ確定。
多くの人は展望の山を目指すんでしょうね。わかりますけど。
でもね、森の中こそ日差しが欲しいんですよ。じゃないと暗くて気分も滅入るってもんです。展望は曇りでも得られるでしょう? 半分は言い訳ですけど。
今回のルートは遊歩道もあるけど、レコは無いし渓谷に近くてなんとなく山深そうなイメージを勝手に持ってて晴れの日限定と考えてました。
登り出すと、あらま意外と美尾根だった。新緑で弱められた日差しと時々吹く風が心地よい。鳥居戸山(P832)手前からは細木が多くなり真っすぐには歩けなくなったが、踏み跡もあり問題なく鳥居戸山に到着した。
鳥居戸山から、下山する尾根のピーク(約870)までは余り標高を変えず、歩きにくかったり尾根が広くわかりにくかったりしたけど、GPS頼りに快調に進んだ。
そして、まだ10時半だというのに下山する尾根のピーク(約870)に着いてしまった。せっかく持ってきたコンビニオニギリ、まだ腹は減ってないしせっかくのんびり食べるなら少しは開けた場所がいいし、どうしようか。そう思いながら下って行きとうとうP737.2。ここも眺望はほぼ無し。時刻は11時。オニギリは下山後でいいか。
ココからの尾根下りは今日一番楽しかった気がする。スキーのモーグルのような感じで。細尾根上に大木が倒れていたのを見た時は、一瞬だけヤベって思ったけど。
ほんでもって写真の通り、結局オニギリは持っていったお湯で作ったコーヒーと共に遊歩道脇の箒川の河原で食べたのだった。
あえて短めのルートを選択したとは言え、13時終了はやっぱりもったいないよなぁ。そんな名残惜しい気持ちからの終了直前のランチ、よくある悪あがきですね。
そうそう、帰りの箒川ダムを通過する時、狭い通路でカップルがいちゃついてて「ヤレヤレ」と思いながらすり抜けようとしたら、女性の方が「そこに蛇」って下を指差した。見ると1mくらいの蛇がいた。スナ蛇っぽかったんで私は「マムシじゃないね」と言って通過してきたんだけど、後で思うとアレのせいで先に進めず立往生していたのかもしれない。都会人じゃしょうがないかとその時は思ったが、戻った駐車場に停まっていた車は私のと青森ナンバーの2台だけだった。
ところでP832は地元では鳥居戸山と呼ばれているらしい。(確認のためレコ公開が遅れた。)ただし、この情報は意外なきっかけで得られたものだった。それは、、、
スタート前に駐車場にあった案内板に「根本山」の表記があり、どこなのか気になったので翌日翌々日といろんなトコに電話して聞いたところP832の古い呼称らしく、しかも現在では鳥居戸山だということを知るに至ったのだ。
里山とか地元だけに親しまれる山って、いろいろ話を聞くと面白いよね。
長話に付き合って下さった塩原温泉ビジターセンターの人は、根本山のピークを特定したい私に対し、「駐車場から南に見える山が根本山。あなたがP832だと考えるならそれでいいんじゃない?」と。それを聞いて私はハッとした。
そもそも「根本山」は、等高線もない古地図に大まかな位置だけが記された山名である。そうか、当時の根本山はあくまでも「里から南に見える山」であって、それ以上の定義は不要なんだな。どのピークかを特定することは野暮かもしれないと、チョット気付かされたというか、少しだけ古の感覚に触れられたような気がした。
不確定ながら、せっかくの情報なので山のデータに登録しました。
https://www.yamareco.com/modules/yamainfo/ptinfo.php?ptid=49818
いよいよ梅雨に入りそうな雰囲気ですね。
せっかく山感が戻ってきたというのになぁ。
コメント
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