荒神山ー霞森山ー天狗山ー八幡山ー棚山縦走
- GPS
- 08:05
- 距離
- 29.1km
- 登り
- 1,645m
- 下り
- 1,696m
コースタイム
天候 | 曇り後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰り:JR山梨市駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
霞森山、天狗山、八幡山には、一般登山道はありません。注意して下さい。 |
感想
今回は、登ったことのない山梨の山、5座を縦走し、温泉に浸かって帰ってくるという欲張りな計画を立てた。
乗り馴れた中央本線の車窓を眺めていると、天気が良くない。天気予報では晴れだったはずなのに、雨が降っている。今日は、歩き出しから雨かと思っていると、笹子トンネルを抜けた途端、天気が良くなった。
気を良くして、東山梨の駅から最初の山に向かう。一座目は、477mの荒神山だ。車道が頂上まで通っている。ブドウ、桃、柿といった畑が山頂まで続いていた。
途中、荒神山は富士見100景と書かれた看板があるも、眺めはあまり良くない。
すぐに隣にある霞森山に向かう。しかし、道を1本間違え、堰堤で行き詰まって戻るはめに。寺の左側にある細い舗装道を発見して、そこを登って見る。この道は、霞森山の北側を巻いて西側に抜けるように地形図に描かれているけれど、途中で道が途絶えている。どうなっているのかと、その先のヤブに入ってみると、昔の道の形跡があった。ヤブを漕いで、稜線まで登ってみる。ここから南西に向かうと頂上のはずだが、踏み跡もない。
強引に登ってみると、山頂には、マジックで小さく霞森山と書かれた赤テープがあるだけだ。眺めもない。ここから北の尾根を降りてみる。かすかに踏み跡がある。もうすぐ道路に出るというところで、猛烈なヤブに阻まれた。蔓ががっちりと絡まっていて抜けるのに苦労する。
2座目で体力を奪われてしまった。舗装道路を進んで、次の天狗山を目指す。下から見ると、とても低く見える。牧場の牛を眺めながら、ブドウ畑の間を登って行く。
登山地図には、この山の登路は書かれていないので、地形図の破線を頼りに登山口まで来たものの、登り口が分からない。尾根に乗ればなんとかなりそうだと、ヤブに入ってみる。ここのヤブも大変。
尾根に乗ってみると薄い踏み跡を発見。天狗山の途中、小さな祠があって、そこを一登りで山頂に着いた。ようやく3座目。展望は全くない。天狗山のプレートがある。
山頂で少し休憩する。天気は悪くなっていて、夕方のように暗い。
ここから先も気が抜けない。踏み跡は薄く、ヤブっぽいところもかなりある。左側の斜面を意識して進んで行く。テープもあり、迷うことは無かったが、クモの巣が多くて閉口する。このあたり、稜線の左側は広葉樹、西側は針葉樹とすっぱりと分かれている。
なんとか桜峠に到着。林道が通っている。しかし、今日は、ここまで道標が一つも見当たらない。八幡山に向かう方角にテープが貼られているが、これは、登山道とは言えない。ただの斜面のようなところを登って行く。
傾斜が緩やかになったあたりの稜線は、木が刈られていて歩きやすい。
四座目の八幡山に到着。一人昼食を食べていると、雨がポツポツ落ちてきた。
ここまでルートを探すのに神経を使う道が多くて、かなり疲れてしまった。早く安心したいと切差峠に向かう。そこまで行けば、後は登山地図にもあるルートだけだ。
八幡山から急坂を下って行く途中で北西に向かう分岐があるがここも分かり辛い。南西に向かう尾根が刈り払われていて、そちらに引きずり込まれそうになる。
その後は、カラフルな道標が所々出てきて助かった。ただ、登山地図の切差峠のことを道標では古峠、切差の集落を切差と書いているようで、しばし混乱する。
屏風岩や首岩など、味わい深い岩を眺めながら進み、なんとか峠に到着した。
ここからは安心のルートだ。天気も回復して日差しが出てきた。舗装道路を、小走りで降りて行く。小さな戸市の集落を通り抜け、登り返すと太良ヶ峠だ。バイカーが多い。
ゲートで塞がれた林道に入って行くと、その先の林道分岐で誤って左に進んでしまう。コンパスで北に向かっていることを確認して引き返した。
林道から山道に入ると、山の北側を巻いていくが、道が細い。今日の残りは一般登山道と思っていたが、なかなか気が抜けない。それでも、尾根に乗ると、道がはっきりして、ひと登りで棚山に着いた。
ここからは、山梨市の市街地が見下ろせて景色がいい。苦労したが、予定通り五座に登って、満足する。あとは、温泉に入って帰るだけだ。
下りは、2ルートに別れる。重ね石のルートを選んで降りて行く。尾根を90度左に曲がって下って行くと、重ね石に到着。うまい具合に大きな石が重なっている。いつ、どのように重なったのか不思議な石だ。
重ね石から下ること20分ほどで、林道に出た。今日は、誰にも出会わない静かな山旅だった。あとは、近くのほったらかし温泉に寄って帰るだけだ。
しかし、しばらく下ると、道の方角がおかしい。それでも、この先で道が北に向かうのだろうと、ぐんぐん下って行くが、一向に北に向かわない。地形図で確認すると、どうも、永昌院に向かってしまっているようだ。
でも、もう引き返すのも面倒なので、温泉は無しということにする。大体、温泉で汗を流しても、そこから駅まで4km歩かないといけない。
今日は、何回道を間違えたことだろう。車道、林道での道間違いが多すぎて、どうもいけない。反省しながら、ブドウ畑の間の道を駅に向かった。
コメント
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今度は是非とも旅上手なあなたが山に行くために何時の何線へのって、みたいな事が簡単でも良いので知る事が出来ればとても山行に成るのにな〜。 って勝手な事書いてしまいました。
悪しからず。
いつも旅上手と褒めていただいてありがとうございます。
私は横浜に住んでまして、最寄り駅は桜木町駅です。
中央本線に乗る場合は、必ず桜木町4:43発の電車に乗っています。これが朝一番の電車です。
この電車に乗る場合は、朝の3:40頃起きて出発の準備をしてます。何度この電車に乗ったことか分かりません。
今回の山行での電車移動は、こんな感じです。
桜木町4:43〜東神奈川4:50(京浜東北線)
東神奈川4:54〜八王子5:48(横浜線)
八王子5:50〜高尾5:57(中央線)
高尾6:14〜東山梨7:26(中央本線)
ちなみに登山で特急を使ったことはありません。なので、帰りも時間がかかります。
住んでいる所が違うので、参考になるかは分かりませんが...
地下足袋のコメントもしておきましたよ。
自分へのコメントに対しての所にですけど。
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