海谷山塊 駒ヶ岳(西峰・東峰)→鬼ヶ面山(北峰・南峰)→鋸岳
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- GPS
- 09:28
- 距離
- 17.3km
- 登り
- 1,985m
- 下り
- 1,989m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所多し、それなりに覚悟して臨むべし。下山後は雨飾温泉が最高です。 |
写真
感想
雨飾温泉の駐車場の奥、鋸岳の登山口横に自転車をデポして、展望公園まで戻る。ここで車を停めて、身支度をしていざ出発。舗装道路を登り、駒ヶ岳登山口の標識に導かれて、登山口へ。ここにはトイレや小屋があった。30分ほど歩いたら最初の水場、駒清水である。そこからだんだんと急斜面になり、二つ目の水源、島滝沢にたどりついた。ここで小休止。こここら先は落石などの可能性があるので、メットを装着する。ここからしばらく進むとオーバーハングしたバンド地帯を通過する。このあたりから紅葉が綺麗で、本当に素晴らしい光景が続き、視界が開けると、展望台に出た。ここから仰ぎ見る黄色く染まった駒ヶ岳のすばらしいこと。また明星や黒姫なども良く見える。写真を撮ったらさあ頂上までもう一息。三峡パークからの道と合流してしばらく行くと西峰山頂に到着。登山客数人がいた。近くに東峰が見えるが、結構なアップダウンである。一同軽食でエネルギーチャージをして、東峰に向かう。降りはけっこうな斜度であるが、灌木につかまりながら慎重に降る。すぐに東峰に到着。ここが1498mで駒ヶ岳の最高点であるが、何もない場所であった。ここからが本日最初の難所の始まりである。残置ロープを利用して少し進むと南側が崩落して崖を鎖を頼りに降りていく。ここで先行パーティが詰まっており、しばらく待つことになる。ここから見る紅葉の鬼ヶ面の姿も最高であった。しかし足元はそれなりに緊張する場所であった。鎖とザイルが数本垂れているが、鎖に頼って慎重に降りる。降り切るとすぐにトラバースが始まる。ここも残置ザイルに頼って横移動をする。さらに降りてからコルに到着。ここからは鬼ヶ面の山域に入ることになる。相変わらず素晴らしい紅葉の中、急な登りを一定ペースで登る。標高約1500mでやせ尾根に乗り前には山頂らしきものも見えてきた。しばらく進むと地形図のルートを外れ、コースは西側に巻いている。鬼ヶ面岳の北峰は現在ルートが通っていないので、ここはアタックしたいと事前に考えていた。他のメンバーに私の意向を打診したら、NGでなかったので、ルートを外れて藪こぎに入った。途中で急登になり、かなり危ない。他のメンバーがギブを出せば、即止めようと思っていたが、みんな着いてきてくれて、無事に山頂到着。思わず全員と握手をした。山頂は藪だったが、感無量である。東に阿弥陀山や烏帽子岳、さらに火打。南に鋸と雨飾と360度の大パノラマを楽しんだ。写真を撮って、すぐそこに見える鬼ヶ面岳南峰を目指して山頂の西側の灌木帯を降る。するとどうだろう、斜面は緩やかで、50mくらい降りるとすぐ登山道に出た。ここから登ると楽に北峰も登れたはずであった。Lとしての判断ミスを悔やむことになった。南峰に着く前に、鋸への分岐を確認した(赤布あり)。そこから30m程度で南峰である。ここから西側に少しルートが伸びていて、先行者がそちらに降りそうになっていたので、要注意である。分岐まで戻り、鋸目指して進む。しばらくは紅葉の尾根ルートをハイキング気分で進む。最高のタイミングであった。海谷への下降点を過ぎてしばらく進むと大きな岩が現れた。その右側を進んで行くと、荒れた崩落帯となっていた。「あれ?」と思い、すぐに引き返して下に降りる下巻きルートを降りる。ここが噂の梯子の場所であった。下に降りてからトラバースするが、ここのトラバースが本日一番の核心部であると思えた。ザイルを出そうかと思ったが、みんな大丈夫というので、一人ずつ慎重に進み、クリアする。梯子は思ったよりも揺れなかった気がしたが、そう思ったのは私だけかもしれない。ハシゴ場を抜けるとやせ尾根とすべりそうな岩場(残置ザイルなし)もあったりして、それなりに気が抜けない。前ピークで少し休憩して、鋸岳まであと少しである。しばらく進むとトラ縄で行く手が遮られていた。この先が鋸岳の山頂であった。三角点はあるが、山頂の標識は割れていた。ガスが出て来て、視界も良くないが本日の縦走の最高地点でしばし休憩する。先ほどのトラ縄の地点まで戻り、鎖に頼って、降りていく。足場ももろいので、一人ずつ降りる場所も多々あった。今日はロープや鎖に頼る場面が多かったので、軍手に助けられた。200mくらい降りただろうか・・・後は鎖もなく、なだらかな道を紅葉を楽しみながら降りる。途中雨飾温泉への分岐から少し降りたところで、スズメ蜂の巣があるので、注意を喚起する標識があった。沢を二つ越えて、ガレ場の道を注意して進むとやがて遠くに雨飾温泉が見えてきた。コンクリートの護岸を降りて水量の減った川を渡渉して雨飾温泉に到着。私はデポした自転車に乗り、車を回収にいざ出発。皆に見送られてダウンヒルを楽しみ、最高の紅葉ハント縦走を締めくくった。
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