笊ヶ岳(老平-布引山-笊ヶ岳(往復))
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- GPS
- 13:15
- 距離
- 20.1km
- 登り
- 2,639m
- 下り
- 2,639m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
桧横手の下りでちょっと迷ったが、大きな問題はなし |
写真
感想
笊ヶ岳、その名前はかなり以前から知っていたが、テン泊をしない私に登れる山とは思っていなかった。相当前に読んだ記憶では、早川沿いの保集落から道なき道を登るとかいう話が載っていたし、雨畑のルートも相当時間がかかり山中一泊が基本と聞いていたからである。
その考えが変わったのは、2年ほど前に悪沢岳に登るのに椹島に泊まったときである。同宿の方の中に、あくる日に笊ヶ岳を往復すると聞いたのであった。それなら私にも行けるかもと思い始め、今回も椹島からの往復で計画した。しかし事前に椹島に聞いたところ台風の後行った人がいないという。それでネットで情報を集めたところ老平からの日帰りの情報が多かったので、トライしてみる気になったのである。途中で帰れる時間を判断して難しそうなら諦める覚悟である。
老平の様子がわからないので、事前に駐車場付近を偵察、夜は近くの日帰り温泉と食堂で腹ごしらえをして老平で仮眠を取る。夜中に1台駐車場に入って来たので、少しは心強くなった。
朝4時に起きて、4時半に出発。まだ真っ暗なので、日頃は使わない熊鈴を付けて出発。林道終点を過ぎて、廃屋でちょっと空が明るくなり始めたので腹ごしらえ。しかし、その先の登山道はまだ真っ暗である。何か動く姿が無いかと目を凝らしながら進む。2時間足らずで明るくなった広河原に到着。CTよりかなり速いペースである。水量も少なかったので難なく沢を渡り、急登に挑む。斜面に造られたジグザグの道を我慢しながら進むと、CTより30分も早く山の神に到着。ちょっと自信を持ちながら先を急いだが、ここからが正念場であった。特に昭文社の地図でカーブ地点と記されている辺り(現地がどこか確認できなかかった)から桧横手山までが苦しく、10分15分歩いては一休みを繰り返し、CTからも相当遅れたと感じていたのでこのままでは笊ヶ岳どころか布引山も難しいと思い始める。桧横手山で、余程下ろうかと思ったが、まだ9時過ぎなので気を取り直して先へ進む。ガレ場を過ぎると程なく「所の沢越」と書かれた壊れた道標に着く。右には布引山の看板があったのでてっきり山頂かと思ったら、実際の山頂は数十メートル先であった。
布引山で12時前なので、笊ヶ岳が2時間ほどで往復できれば何とか明るいうちに広河原に着けるであろうと目論んで行くことにした。(暗くなっての渡渉は避けたかった。)
布引山を下るのにかなり時間を要したが、何とか12時30分過ぎに笊ヶ岳に到着、写真を撮り、腹ごしらえをして帰途に着く。布引山を登り返し始めたところで4-5名のパーティとすれ違い心を強くする。布引山は13時40分、そこからフルスピードで下り始めた。桧横手山までは思った通りの時間で下れたが、そこからがなかなかスピードが出ない。山の神に着いたのは4時前、しかもかなり足にきている。
ここから広河原までのジグザグの道が長かった。奥多摩にも同様の道が結構あるが、その倍以上あるように感じた。それでも何とか明るいうちに広河原に到着、無事に沢を渡ることができた。ここさえ渡ってしまえばあとはランプを頼れば歩けるところである。駐車場到着は6時前、とっぷりと暮れた後であった。
書き忘れたが、隣に駐車した方は私よりも後で出られたのだが、山の神の先で追い抜かれた。また笊ヶ岳の登りで下って来られたので、おそらく私より1時間以上早く降りられたと思う。やはり明るいうちの行動が基本であるし、その意味では私のような遅い人間はこの時期のこのコースは避けるべきであろうと感じた次第である。
コメント
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はじめまして metabomanと申します。
人によっては笊ヶ岳のルートのほうが甲斐駒の黒戸尾根よりきついとおっしゃるかたもいます。
大変なコースお疲れさまでした。自分もいってみようとおもっている山ですので参考にさせていただきます
お疲れさまでした。
metaboman様
コメントをありがとうございました。
私がヤマレコのルート図の拡大図で表される数値を記録したものですが、甲斐駒(竹宇駒ケ岳神社-山頂)で水平距離17.17km 累積標高差2435m に対し、笊ヶ岳(老平-山頂)で 水平距離20.1km 累積標高差2883mでした。この数字を見る限りですが、笊の方がきついと思います。これは私の感じですが、布引山-笊ヶ岳間がある分長いのではないでしょうか。
お気をつけていらしてください。
有名な急登シリーズでは体力的にはきつい部類ですね
総合的には黒戸尾根が一番ですかね。
笊ヶ岳は早月尾根よりはキツイですよ
こんばんは。
ロングコースお疲れ様でした。
老平、ランカン、沼平などのいろいろなルートから登っていますが、笊ヶ岳はどこから登っても日帰りするのはそれなりの脚力は必要ですね。
個人的には早月や黒戸、大門沢以上のモンスターコースだと思っています。それでも深い森のすばらしさは何とも言えませんね。眺望は残念でしたけど、充実した山歩きだったのではないでしょうか?
時期的にも日は短いですが水を多く担がなければならない夏場よりも今の時期の方が登りやすいと思います。
雪を纏った南部の巨大な山々や小笊越しの富士山が望める冬も素晴らしいですよ♪
tanzawa様からこのようなコメントを頂き、ちょっと自信を持ってしまいます。
ただ、私もこの歳になって思いますのは、いつまでも動ける訳ではなく、動けるうちに行きたいところに行っておこう、という発想になっております。
いつでも行けるから、まだいいや、と思えるのは若い証拠で、あるところを過ぎるとこうなってしまうということなのでしょう。
後ろ向きのご返事で申し訳ありませんが、まだやれることはやろうと思ってますので、時々お付き合いのほどよろしくお願いします。
コメントありがとうございました。
今回も記録の方参考にさせていただいたと思います、あの人形記憶にありますから。
笊ヶ岳、老平から山の神辺りまで散策するくらいのつもりであれば、とても良いところだろう、という感じがしました。でも、上まで登る、とか、時間が少ない、とか思い始めると途端に苦難の山になってしまいました。
mamepyon様のようにトランスジャパンアルプスレースに参加しそうな勢いの方とは比べるべくもないですが、少しずつ山を楽しみながら、時には自分なりの冒険もしてみたいと思っております。
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