岩峰に錦!大展望の障子ヶ岳(南俣沢出合より時計回りで周回)
- GPS
- 09:30
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 1,418m
- 下り
- 1,416m
コースタイム
10:30天狗角取山避難小屋(休憩40分)− 11:30粟畑− 12:40障子ヶ岳−
13:40紫ナデ− 14:10大クビト− 15:30上クビレ沢出合− 16:00南俣沢出合
天候 | 曇り後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・南沢出合付近に駐車可能スペース複数有り。全部で10台以上はOKかと。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山ポストらしきはなかったような・・・? ・水場は2箇所+ガイドブックには載っていない「猟師の水場」、 それと、天狗小屋付近に1箇所あります。 ・天狗小屋の管理人さんはもう下山されてますが、小屋は利用可能。 トイレもあります(非水洗、紙有り)。 ・障子ヶ岳から紫ナデ、大クビトにかけてロープ場数箇所有り。 ・帰りは大井沢温泉湯ったり館へ。300円なり。 大井沢温泉 湯ったり館 http://www.gassan.co.jp/onsen/onsen02 ・夕ごはんは出羽屋の月山山菜そば。 出羽屋 http://www.dewaya.com/ryouri.html |
写真
感想
風邪をひいてしまいました・・・・・
が、週末の晴れ予想を聞くと、標高的にも今期最後のチャンスと思われる、
念願の障子ヶ岳へ行かずにはいられません!w
おとなしくしていようと思った週末は、急遽、山形朝日連峰への山行になりました♪
翌朝、山形道は関山を越えると霧。。。
寒河江ではいよいよ濃くなって濃霧注意報レベル!
月山ICの辺りでようやく消えましたが、以前天気は曇りベース。
そこから大井沢方面へ進み、20分程度で南沢出合に着きます。
天狗方面登山口付近には4,5台の駐車スペースがあるのですが、私達は最初の
林道分岐を左に進んだ少し先の広いスペース(7,8台駐車可能)に停めることに。
一旦林道を戻り、橋を渡らず左に進み、後は登山口の矢印の通りに進むと、看板が
見えてきます。
最初はカラマツの森を抜けていきます。
結構ぬかるみがありました。
その後ゆるゆると登りますが、紅葉が見頃!いい感じです。
天気が良ければもっといいんですが、まだ回復の兆しはなく・・・。
ガスまで出て周りの景色はぼんやりですが、紅葉は美しい。
水場を過ぎたあたりで、本日の第一登山者に遭遇!w
地元山形の方で、きのこを採りにいらしていたよう。
障子ヶ岳には50回以上来てるそうですが、頂上までは行かず、
独自のきのこルート(?)をピストンしているとのこと。
同じきのこでも時期や場所によって形状が異なるため、何度も通って
データを集め、見分けているのだとか。すごいですね〜。
勝手にきのこ名人と呼ばせていただきます。
きのこ名人とは猟師の水場でお別れし、先を進みます。
なんか建物あるなー、と思いきやこれが雨量観測所でした。
本来であればここで視界が開けるはずらしいんですが、周りに立ち込めるガスは
晴れそうにありません。
足取りは重く石畳を登って、ガスの中、粟畑に着きました。
風も強くなってきたので、休憩のため天狗小屋へ向います。
天狗角力取山もガスのため一切眺望は無く・・・。
シコを踏む気も無くしたのでw早々に天狗小屋へ。
と、天狗小屋が見えたとき、谷間のガスが晴れて周りの風景が見渡せるように
なってきました!
ちょうど小屋を出て登ってきた男性二人にも、「晴れてきましたね!」と声を
かけあい、テンション上がります↑↑
これは昼を食べている間にガスが晴れるパターンではないか・・?!
天狗小屋には、金沢から来たという男性が一人、お昼中でした。
一週間間程お休みをとって東北の山をめぐっているのだとか。うらやましいです。
小屋内の気温は8度とそれほど寒くはないのですが、やはり動いていないと
足先が冷たくなってきます。
お昼を食べたら、頂上目指して出発!
小屋を出ると、一部青空が見えるまでガスが抜けてきました!
周りの紅葉も鮮やかで、天狗角力取山からは朝日連山も望めるまで天気が回復。
障子ヶ岳の精悍な姿もようやく見ることができました。
粟畑まで戻ると、頂上へ続く稜線が一望でき、ピークへ向けて気持ちが高まります。
それにしても、そのピラミダル(←使ってみたかったw)な山容はとても
インパクトがあり、圧倒的な迫力です。
谷の紅葉も真っ盛りで、山肌が錦をまとっているとはまさにこのこと!
午前中のガスが晴れてくれてホントによかった!!
これを見られると見られないでは、天と地ほどの差があったでしょうねw
さすがに稜線に出ると風が強いですが、日差しがあるのでそれほど寒さは感じません。
むしろアップダウンを繰り返すので、着込んでると暑いくらい。
左側の以東岳に圧倒されつつ、右側の谷の紅葉に目を奪われつつ、振り返っては
朝日連山の山並みに思いを抱きつつ、しかしそこは痩せ尾根なので足場には気をつけつつ、
いくつかピークを超えていきます。稜線歩きは楽しいー!
そして最後の急登を登りきれば、360度展望の障子ヶ岳頂上です。トンガリの上に着いた〜!
改めて、大朝日、寒江山、以東岳と朝日連峰の眺望を存分に楽しみます。
いやー、天気の回復に感謝、山の神様に再度感謝ですw
さて、大展望を満喫した後は下ります。
山頂からも見えていた尾根道を行きますが、これが何気に遠かったw
紫ナデまで、ロープ場あり、谷側へ切れ落ちたザレ場あり、油断なりません。
振り返った障子ヶ岳の大スラブが逆光でまぶしい!
ホント、荒々しくも凛々しいお姿です。
さて、紫ナデからは尾根に別れを告げ、樹林帯の下りに入ります。
ここ最近下りでも調子が良かったMyパートナーですが(cw-x効果かw)、これだけ
急な下りが続き、さすがに膝にキタ様子w
一方私は、紅葉を愛でながらの下りでまだまだ余裕(といっても数回尻餅つきましたがw)
眼下に沢が見えてきたところで、長かった下りもようやく終わりです。
渡渉点を過ぎ、道が平坦になってきたところで林道に着きます。
ここから30分程林道を歩き、ようやく南俣沢出合まで戻ってきました。
いやー、すごかった、の一言!
1500mにも満たない山とは思えないあの迫力に、終始圧倒されました。
朝日の北の孤高、荒々しい岩峰。精悍で凛々しいその姿は、カッコ良すぎです。
天気と紅葉がこれまた幸いして、キツかったですが、幸せな山行となりました。
新緑と残雪が残る来年春、また来ることを誓い帰路に着きました。
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