中沢峰〜大朝日岳〜以東岳〜天狗角力取山【朝日連峰縦走】
- GPS
- 25:45
- 距離
- 89.7km
- 登り
- 5,193m
- 下り
- 5,160m
コースタイム
- 山行
- 7:06
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 7:57
- 山行
- 12:59
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 13:58
- 山行
- 3:47
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 3:48
天候 | 感想欄に記載 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ゴールは高速西川バスストップ |
写真
感想
朝日連峰から月山を越えて肘折温泉まで歩こうと計画した。しかし朝日連峰からの下山中に大雨で装備がびしょ濡れとなり心が折れてしまい月山口まで歩いたところで中止としてしまった。
【1日目】晴れ
山形駅から長井行のバスに乗って「くぬぎ林」バス停で下車。時間は既に10時前。少し車道を歩いて登山道に入る。天気は晴れ。気温は高めだけど風が爽やかでそんなに暑くは感じなかった。残念ながら明日以降は雨予報だ。今日中に出来るだけ先に進んでおきたい。せっせと登った。
葉山山荘まで登ると広くて緩やかな尾根となる。中沢峰から御影森山までの道は数年前に刈払いされたとのことで藪もなく歩きやすかった。ありがとうございます。御影森山まで登ると視界が広がる。雲は多いが素晴らしい稜線の風景だった。大朝日岳やこれから進む稜線もはっきり見えた。絶景!
大朝日避難小屋には予定よりかなり早めに到着。このまま竜門避難小屋まで進もうかと思っていた。ギリギリ日没までには到着出来そう。しかし大朝日小屋の管理人からここで泊まることを強く勧められる。うーん…、悩んだ結果大朝日小屋に泊まることにした。小屋は僕と単独男性と管理人の三人だけとほぼ貸し切り。超綺麗で快適な小屋だった。今回も火気はなし。行動食を食べたらすぐに寝た。まだ窓の外は明るかった。
【2日目】くもりのち大雨
2時45ごろ起床。風も弱く穏やかな朝だった。3時過ぎに出発。以東岳目指して稜線を進む。暗闇に映る稜線の姿は神々しかった。稜線の右側(西川町側)は雲海、左側は晴れという不思議な風景。素晴らしい風景を見ながらの稜線歩きは退屈しない。ずっと歩いていたい気分だった。感動。以東岳まで到着した頃に雲が増えてくる。
狐穴小屋から天狗角力取山方向へ下っていく。さっきまで上から見ていた雲海の中へ突入。雲の中に入ると雨に変わる。これまでの一級国道から狭くて少々ヤブっぽい道となる。雨で滑りやすいため慎重に下った。途中から雨が強くなって来る。滝雨状態で全身びしょ濡れとなった。ガスで何も見えないし全身びしょ濡れだしでまさに苦行。それに登り返しが多くてまぁまぁしんどい下りだった。とにかく長いよ。
麓まで下りたところで今日の夜をどうするか悩む。全身びしょ濡れで寒いのでどこかに泊まりたい気分。さすがにこの大雨の中ツェルト泊はしたくない。雨宿りしながら近くの宿にいくつか電話してみる。しかし全て満室と断られる。だよね〜。今どき当日電話してきた怪しい人は泊めないよね…。諦めて先に進む。大雨の中を月山方向へ歩いていく。
弓張平公園に来てみると大きな東屋があった。どんなに大雨が降っても問題なさそう。助かった。安堵してザックを開けてみると全ての装備がびしょ濡れ。なんで…。劣化した防水バックはほぼ無意味だった。寝袋が完全に水没している。この寒さで寝袋がないのは致命的。予備のシャツも持って来ていない。夜を越せるのか心配となった。
とりあえず急いでツェルトを張る。服は濡れから逃れたペラペラウィンドシェルを着ておく。寝袋はカバー代わりに使っているSOLエスケープビビィとエマージェンシーブランケットだけで何とか寒さは防げた。こんな装備でも暖かいのには感動。寒くはない程度だけど案外良く寝れた。
【3日目】くもり
前日までの大雨も朝は小康状態だった。天気を確認すると今日も昼までにはまた降り出す予報。明日も雨の予報だ。このまま月山へ登るか悩んだ。体力的にはまだまだ元気。うーん…どうしよう…。もう寝袋も使えないし…。散々悩んで結局は中止とした。昨日みたいな大雨にはもう遭いたくない。それに雨の中登っても楽しくないしね…。
ここからすぐ近くの月山口のバス停まで歩けば山形駅まで戻れる。ただバスの時刻まではまだまだ時間がある。待ち時間が暇だ。一つ隣の西川バスストップまでだったらゆっくり歩いてちょうどいい時間に到着出来そう。雨もしばらくは大丈夫だと思われる。暇つぶしついでに西川バスストップまで歩くことにした。景色も良くてなんか楽しかった。
【まとめ】
予報から雨は想定していて防水を考慮したつもりだったが結果的には装備を濡らしていまうという失態をしてしまった。高価な防水バックもシームが劣化したらただの袋。防水はやっぱりゴミ袋が最強なのかもしれない。
約8年前に朝日連峰に登りに来たときは雨で撤退した。今回月山には行けなかったが大朝日岳から以東岳にかけての稜線を晴れの中で歩けたのでヨシとしよう。また来よう。
【過去の山行記録】
月山 2016年04月09日(土)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-842736.html
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