剱岳周回(白萩川-西仙人谷-小窓-三ノ窓-本峰-早月)


- GPS
- 13:56
- 距離
- 19.7km
- 登り
- 3,656m
- 下り
- 3,631m
コースタイム
- 山行
- 11:36
- 休憩
- 2:19
- 合計
- 13:55
0.21 白萩取水口 930m
1.02 池ノ谷出合 1070m
2.55 西仙人谷出合 1505m
4.52 小窓 2315m
7.27 三の窓 2635m
9.20 剣本峰 2999m
9.30 本峰発 2999m
11.47 早月小屋 2210m
13.56 馬場島着 735m
天候 | 快晴無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
#白萩川は右岸沿いを進み、1220mで渡渉して左岸へ #西仙人谷は入渓しばらくでクレバスが出来ていてもう1週間位で通過できなくなると思う、賞味期限は短い #水は西仙人谷上部2250m左岸で確実に取れる #早月尾根は小屋上部で雪切れが多くて何度もアイゼンを付け外しした |
写真
感想
先日の笈ヶ岳の疲労もやっと抜け今日は快晴が確約されたBig Day、なら剱岳のバリエーションへ行くしかない。馬場島を起点に白萩川-西仙人谷-小窓-三ノ窓-本峰-早月と周回しよう、このコーススンバラシイ写真が撮れるのでパートナーが必要。高山のウルトラマン(ウルトラマラソンが趣味で150kmくらいはヨッチャンで走るらしい)と初コラボしてみた。山スキーにハマってまだ数年だが自分の記録を見て新穂からの北鎌ワンディ、厳冬期立山その他かなり厳しい山行を繰り返しているということだった。
深夜0時馬場島発と約束していた。22時に自宅を出て馬場島へ向かう、深夜0時前に到着すると軽トラがやってきた。ウルトラマンであった。お互いネットで気心は知れているので初顔合わせでも全く問題ない。軽く挨拶して歩きながら自己紹介がてらおしゃべりして白萩川へ歩き出す。
取水口から高巻きするが草露でカッパはびしょ濡れ、白萩川に降り立って右岸をガシガシ歩いていくが真っ暗闇で何度かコースを間違えてウロウロした。事前に渡渉はないだろうという情報であったが雪解けは早くて渡渉するはめになった。裸足は嫌だし何とか渡れるポイントを探してジャンプ一発先にクリアー、さあウルトラマンはどうかな?ヤバそう、早くも靴に水が入ったようだ。
一度渡渉してからは左岸沿いをガシガシ進んで直に雪渓上に乗った。振り返れば富山の夜景が見えた。ゴーゴー川の音が谷に響く、暗闇で周囲は全く見えない、不気味だ。一人ではお勧めできない場所である。西仙人谷出合いから右に折れ小窓を目指す。以前クレバスで敗退した場所に今回もやはりクレバスができていた。深さ10m以上、落ちたら地獄の底だ。幅50cm慎重に渡り安堵、1週間後にはもう渡れないだろう。西仙人谷の賞味期限は短い、西仙人谷の中間くらいで少し白んできた。雪は緩いのでアイゼン無しで大丈夫。水は持って来てないが上部のいつもの場所に水が流れて容易に取れたのでここで休憩して水筒に水を満載しておいた。
小窓直下まで雪は繋がっていて最後草付きを登り上げると小窓にドン、朝日に当たる小窓ノ王がスンバらしかった。今日もマンダムな朝を迎えた。池ノ平山の肩から朝日も射して鹿島槍も正面にきれいだった。小窓ノ王の基部まで急な雪渓や怪しげな踏み跡をガシガシ登っていく。それにしても暑い、大汗をかいてようやく小窓ノ王基部へここから三ノ窓の下りは急な雪渓をダブルウィペットで慎重に、しかし途中で雪が切れたり、嫌な雪付きでいつもより油断ならなかった。池ノ谷ガリーも中間部で雪が切れていて面倒だった。
池ノ谷乗越から岩壁を登り上げるとようやく剱岳が正面にドン、素晴らしい景色が待っていた。稜線は雪もグズグズでトラバースは嫌らしい、ルートは頭に全て入っているので問題なく進んでいく。長次郎のコルまで降りて最後の登りを経て山頂の祠に到着、無風快晴最高の劔日和である。しばらくで早月経由の登山者が数名到着。
さあ帰還しますか、帰りも油断できない。早月尾根は雪が出たり消えたりその都度アイゼンを付け外ししなければならないので面倒だ。何度も付け外ししながら慎重に降りて行く。一瞬たりとも油断できない、池ノ谷へ滑落したら助からない。既にガスが湧き剱岳は見えない、早月小屋が見えたらようやく安堵、登頂を諦め下山する登山者も何人もいた。この時期の劔は甘くはない。
早月小屋を過ぎたらもう暑くて大変、帽子の中に雪を詰めてクーリングしながら降りて行く。それなりに飛ばしてようやく馬場島へいつものセレモニー、試練と憧れの前で記念写真、ウルトラマンお疲れさまでした。初の北方稜線随分楽しめたことでしょう。モチベーションの高い人は大好きです。また行きましょう!
YSHR先生から突然連絡があって、馬場島から小窓経由で劔岳予定していたけど仲間が急に行けなくなったんだ相棒探してるんだ興味あるかな?っと連絡があったんで僕はもちろん興味があるし行きたいと返事したらすぐに行くことが決まった。だけどあったことがない人をよく誘ってくれたな、けどほんとラッキーついとるな〜と思いました。僕が山スキーをするようになったきっかけの憧れの人、俺ってほんとついている。 当日は興奮してしまいほとんど寝れなかった。先生は5分前くらい到着、挨拶したらすぐに、さぁ行きますか?すぐ出発しました、うあーあっさり 川の横の林道を早歩きで進み(先生歩くの早や〜俺大丈夫かな?)林道終点から高巻き、高巻きくらいまでは踏みあととか印などあったけどそこから上はほんと踏みあとすらないくらいでした、ほんとバリエーション、先生いたから安心していけました、この辺の谷はほんと深くてすごい迫力ある景色でほんと感動しました。藪漕ぎや雪渓の上を歩いていよいよ50度はあるじゃないかなと思う雪の壁を降ったほんとしびれた、僕がほんと怖いと思ったところが源次郎谷側の下りのトラバースは怖かった雪が腐っていてズルズルだった。ほんと気の抜けないコース、頂上着いた時はほんと感動しまいた自然と声が出るね^ ^ 天気が良くてほんと気持ちよかったね^ - ^ 下山の早月川尾根も雪が腐っていておまけに肩斜面、小屋まで気が抜けなかった小屋からはいっぱい話しながら降ったほんと楽しかった。記念撮影して解散しました、ほんといい経験できました先生ありがとうございました。
実は昨日中山ワンデイしててたぶん先生の車お見かけしたので予感してたのですが…笈ヶ岳の藪漕ぎといい底知れぬモチベーションに感服せざるをえません🙇♂️
そしてまさかの相方がんさん!(まぎらわしい) 実はGWに西穂ねらってたのでだいぶやられてます😆
髭男さん 単独で初挑戦、なかなかやるじゃないですか!火傷しそうなくらい熱いね
帰りにこの橋で髭男車ぶっつけたんだと二人で思わずこみ上げてしまいました。山は自宅に無事帰宅して初めて下山完了です。気を付けて下さい。次はその熱さで小窓尾根ワンディして動画あげて下さい。期待してます!
トイプー連れの三人です🎵
こちらは早月尾根だけでもやっとなのに周回してたんですね‼️(;´д`)💦
三名のパーティの方ですね。
素敵な女性が1名いたんじゃなかったかな?
山頂にも単独の女性がいて二人でこの時期劔に来る女性は皆素敵だねと会話してました。
いつも男の仲間ばかりなのでつい羨ましく思いました。
またどこかでお会いしましょう!
山行記録ありがとうございます。
小屋上辺りで引き返すか悩んでいた者です。あの後1分間考えて引き返しました。
判断に時間が掛かっている時点でダメですね。
アドバイスを頂きありがとうございました。
準備不足・経験不足・計画不足…、登れなかった山からは学ぶ事が多かったです‼
次はしっかり準備をして挑みたいと思います。
お疲れさまでした。剱岳は別格の山なので万全を期してまた再挑戦されればよろしいかと思います。以前劔岳ですれ違った方が遭難されたこともありますし、事故でヘリ搬送された方も目撃しています。剱岳は天気を読んで何時にスタートするかの見極めが大切だと考えています。特にこれからは気温が上がればすぐにガスが湧きますので早出がよろしいかと思います。
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