蓬莱山〜森山岳〜白滝山〜比良岳〜烏谷山
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- GPS
- 10:22
- 距離
- 22.3km
- 登り
- 1,802m
- 下り
- 1,798m
コースタイム
- 山行
- 9:04
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 10:22
天候 | 晴れ/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰路 - JR湖西線の志賀駅にて乗車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
後日、記入予定。 |
写真
感想
春から初夏へと時は移ろい、どこへ行くかの迷いが深まる。
週末を迎える前の木曜から金曜にかけて、しっかりと雨が降ったので、土曜ではなく、日曜に出かける事にする。
愛宕山界隈と比良山系とで迷ったけど、好天との予報なので、展望を楽しみたいかなと思い、後者を選択。
まだ歩いた事がないルートを組み入れたく、思案の上、良さそうなルートを設定。
湖西線の始発に乗り、比良のお山の辺りはガスがかかっているなと思いながら、車窓を眺めていたけど、日射しが強いのか、あっという間にガスは薄れ、すっきりとした山容を見据えつつ、蓬莱駅からスタートです。
しばし歩き、早くも汗が噴き出て来て、しんどい。
それを見越したように東屋があり、ここで一休みし、念のためのヤマビル除けの処置も済ませておきます。
地元の方がおられ、ご挨拶して先へと歩を進めていると、後ろから人が。
トレイルランの装備の方で、挨拶と共に追い抜かれ、じわじわと姿が小さくなる。
登山口で息を整え、入山です。
心なしか先程までよりも涼しくなったように思われ、すぐに薬師ノ滝に到着です。
水量はやや多めかなという感じで、辺りはそれなりに冷気に包まれており、体の熱を放出しておく。
道中、ちらほらと花は咲いており、これを慰めとしながら高度を上げて行く。
その後の渡渉は問題なく、もう少しで小女郎峠という所まで来ると、前方に人がおり、ちょっと驚く。
挨拶をして先に進ませてもらい、すぐに凹部を抜け出ると、一気に視界が広がる。
このルートで最も気分が高揚する瞬間ですね。
思っていたよりも天気は良くないけど、振り返ると小女郎谷越しに琵琶湖が見えており、過去の山行とも思いが重なりつつ、また訪れる事ができたのを嬉しく思う。
風景を楽しみつつ歩を進め、小女郎峠に到着です。
空腹なので、パンを食べながらの休憩とします。
いつものように小女郎ヶ池に寄り、蓬莱山へ向かいます。
樹木の花が少し残っている程度で、辺りは緑に包まれており、山頂の辺りはガスではっきりとしない。
蓬莱山山頂に到着し、テラスのデッキへ。
先着の女性がおられ、軽くご挨拶。
それなりに風があり、汗で濡れているシャツだと寒く感じられるぐらいだけど、これぐらいが丁度良く、ちょっとのんびりとし、ガスが少し薄れた頃合で展望写真を撮っておく。
三角点を経て、フェンスの向こうへ。
笹原は水滴が付着していそうなので、慌ててスパッツを装着し、森山岳へ向けて出発です。
『山と高原地図』にはルートとして載っていないけど、もう何度目かでもあり、特に問題なく下って行き、程なくして樹林帯へ。
日射しがあれば、木漏れ日の中を気分良く歩く事ができるはずなんだけど、曇り空なので少し淡い色合いの尾根をゆったりと進んで行きます。
踏み跡などはそれなりにあったり、なかったり?
程なくして、森山岳山頂に到着です。
近くの小ピークに寄り、武奈ヶ岳方面を見て、その先で通常のルートに合流。
その後は所々で複雑な地形となり、地形図には表れないような微妙な起伏が見られるようになっているよう。
今回はいつもよりも余裕のあるルート設定のはずなので、池や湿地を見て回ったりしつつ歩いてみる。
バイケイソウが咲き始めているようで、近寄って見てみる。
花を見るのは初めてで、意外とかわいい花だなと思う。
池の周囲の木々にはモリアオガエルの卵塊が大量にあったりで、自分の知らなかった光景がそこかしこにあり、山歩きの楽しさを再発見したように感じる。
オトワ池に到着し、カエルの鳴き声に耳を傾けつつ、ここで昼食にします。
白滝山山頂までピストンで、オトワ池に帰還。
少し歩き、長池へ。
湿地化が進んでいるように見える池の周囲を歩いてみる。
往路で歩いた道に合流し、この辺りからは関電の巡視路を辿ります。
過去に歩いている区間を経て、写真62の鉄塔の地点からは未踏区間へ。
『山と高原地図』では破線となっており、ルートは尾根や谷を何度か横断していくので、小さなアップダウンを繰り返す形になります。
風景に変化があり、単調さを感じさせないルートとの印象で、時期に応じて違った良さを感じられるのかも知れませんね。
種々の花に出合いつつ歩き、ジャガ谷へと下って行く斜面の辺りまで来ると、コアジサイが多く見られるようになり、沢音がはっきりと聞こえて来る。
沢沿いまで来ると、それなりの水量となっていて、渡渉しにくいかも?
しかし、石を少し配置したりして、無事に渡渉。
ここまで来ると安心で、程なくして汁谷の沢に出合い、すぐに汁谷の標識へ。
びわ湖バレイの敷地を少し歩き、木戸峠に到着です。
ここからは何度となく歩いている道なので、気が楽です。
すっかり青々とした葉を茂らせた樹木が一帯を占めており、もう夏が近そう。
比良岳を経て、葛川越へと下ります。
烏谷山への登り返しは全般的に急な斜面となっていて、この日はこれでもかというぐらいにコアジサイが咲き乱れており、これを目当てに訪れるのも良さそう。
烏谷山の山頂からは好展望なのだけど、天気がすっきりとしないのもあり、写真だと良さが伝わりにくそう。
後は下山するのみとなり、しばし歩いて行き、荒川峠に到着です。
ここからは今年の4月の山行で歩いたルートを辿り、下山します。
その山行の際に安全に通行可能なのを確認しており、記憶が薄れないうちにもう一度歩いておきたく、予定に組み入れておいたのです。
下りでも特に問題はなく、植林帯の単調さはマイナス要素ではあるけど、安全に通行できる下山ルートがあるのは心強い。
水場を経て、荒川峠道東尾根の取り付き地点を確認。
さらに下って行くと、トランペットだと思われるのだけど、色々な曲を奏でており、ちょっと元気をもらいながら歩き、やっとの事で登山口に到着。
河原にテントが張られており、さっきの演奏はここからだったよう。
今回も電車の発車に間に合うかが気になり、できるだけ小走りで進んで行きます。
湖西線の下をくぐると、前方に琵琶湖が見えており、少しだけなら寄ってみる余裕がありそうなので、そちらへ。
山の上から眺めても、間近で見ても、雄大さは変わらず。
時間がないので、慌ただしくシャツを着替えた後、志賀駅へと向かい、今回も無事にゴールです。
どこへ行くかを迷った末、比良への山行となったのだけど、色々と発見もあり、楽しく歩く事ができました。
予報ほどの好天ではなく、ちょっと残念ではあったけど、例の件によるブランク期間もあったし、こうして山歩きに出かけられるのはありがたい事だというのを忘れないようにしたいですね。
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