【200名山・過去レコ】白神岳(ねぶたの夜に…:蟶山〜山頂避難小屋〜大峰岳〜青池〜日本キャニオン〜JR十二湖駅)
- GPS
- 12:15
- 距離
- 23.4km
- 登り
- 1,644m
- 下り
- 1,633m
コースタイム
- 山行
- 5:35
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 6:45
天候 | (初日)晴れのち曇り、稜線上ガス (2日目)稜線上ガス、下山後曇り |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車
(復路)青池等十二湖プチ探訪の後、徒歩にてJR十二湖駅へ |
感想
毎年8月上旬、みちのくの短い夏を烈しく、華麗に彩るねぶた祭りのシーズン、青森市内は昼間から街中に人が溢れ、ホテルというホテルは1年以上前から予約で埋まって満員御礼。この時期に予約なしで泊まれるお宿は山小屋のみ、ということで、一計を案じて、県内唯一(秋田県境)の200名山、世界遺産の白神岳への登山を計画。初日(金曜)は青森市内でねぶた初日を夜まで見物、弘前市内で一泊します。翌朝は朝イチの五能線に乗り込み、秋田県境に近い陸奥黒崎駅(現・白神岳登山口駅)で一人下車。歩き出しは真夏の暑い日差しが照り付け、しばしの舗装道歩きで早くもヘロヘロ。山頂の標高は1,200m余の中低山ながら、ほぼ海抜0mの海岸近くからの登りは本当に骨が折れます。やがて勾配が急になり、標高約900mの蟶山に這う這うの体で辿り着く頃には、いつしか夏の雲がモクモクと湧き、周囲はすっかりガスに包まれます。短い夏を楽しむように、お花畑は色とりどりですが、ブナ林の尾根を登り詰めた白神岳山頂もガスガスで展望はナシ。翌日の天候回復を祈りつつ、山頂少し下の避難小屋で寂しく一泊します。
翌日も願いは虚しく稜線上はガスが立ち込め、幽玄枯淡のひたすら白い光景の中、黙々と稜線歩きを続けます。大峰岳までは結構厳しいアップダウンが続きますが、名の通り山腹崩壊の進む崩山の少し先では、「日本キャニオン」の別名を持つ大崩の白い大ガレ場を上から見下ろせます。天候回復が遅れる中、一気に沢沿いの道を下り、世界遺産の一角、吸い込まれるような透明度の青池に到着。ここまで来ると観光客も多数現れ、汗臭い登山者の小生は場違い感満点ですが、プチ湖巡りも楽しみながら、川沿いのルートを十二湖駅まで歩き切り、海から山頂、そして海までのタフな半周回ルートを無事踏破しました。世界遺産・深いブナ原生林歩きの片鱗は味わうことが出来ましたが、次の機会があれば、初夏の好天下や燃え立つ紅葉の時期に是非再訪してみたい山域です。
[※2020年6月再録:山行写真捜索中…]
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する