高見山から明神平を目指す 素晴らしい尾根歩きと紅葉でした!
- GPS
- 30:22
- 距離
- 23.5km
- 登り
- 2,195m
- 下り
- 1,994m
コースタイム
7:56たかすみ温泉
8:45高見杉
9:21杉谷平野分岐
10:30-11:28高見山山頂
12:01高見峠
12:53雲ケ瀬山
14:05ハンシ山
14:52伊勢辻山
16:02国見山
16:40明神平 (テント泊)
2日目
7:24明神平
8:46-9:24薊岳
10:52-12:23明神平
14:01大又林道駐車場
天候 | 11/3 初日:晴れ風強い 11/4 2日目:快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場手前の林道が荒れて(陥没など)おり、 車両の底、擦ります。注意です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【たかすみ温泉〜杉谷平野分岐〜高見山】 杉林の整備された道が続き、踏み跡明瞭で安心です。 【高見山〜雲ヶ瀬山〜伊勢辻山〜明神平】 高見山から高見峠(大峠)への下りは、岩がゴロゴロしており滑りやすく注意。 大峠縦走路入口に登山届出ポスト有。 踏み跡ありますが、この時期落ち葉などで覆いかぶさっており、 所々不明瞭な場所あり。 また林業道との分岐箇所が何度かあり、そちらに進まないよう注意が必要。 【明神平〜薊岳(ピストン)】 尾根から外れないよう注意しながら歩けば、迷いは少なく安心です。 時々見渡せる南北方面の尾根の眺望が良くてお勧めです。 【明神平〜大又林道駐車場】 ブナの木々に囲まれた九十九折の道を下ります。 踏み跡はしっかりしており迷いは少ないですが、 明神滝付近下からは川渡りが数カ所あります。 滑りやすいので慎重に。 |
写真
感想
ヤマレコ・ユーザーorisさんと「気候の良くなった秋の季節にテン泊ご一緒しましょう」。
このようなお約束でしたが、仕事都合などでなかなか実行できずでズルズル・・・11月に突入。
まさに冬型の気圧配置という天候条件になりましたが、
この日がテント泊年内決行のリミットという計画案でもあり、
寒さ対策万全?で高見山から明神平を目指して尾根を歩いてきました。
下山予定ポイントの大又林道駐車場でorisさんと集合。
車1台デポして登りポイント「たかすみ温泉」を目指します。
「たかすみ温泉」では同じヤマレコ・ユーザーNANIWANさんが合流される計画。
いろいろ諸事情大アリで、お忙しいNANIWANさん。
なかなか泊計画に参加できないようで今回残念でしたが、
高見山までの短い時間ご同行、私たちにお付き合いしていただきました。
ありがとうございました。
登り始めからNANIWANさんのトークショーがスタート。
いつもより重い装備で会話の少ない私たちを盛り上げて頂きました。
山頂付近は非常に風が強く、展望台下の小屋で昼食。
*余談ですが、三人とも「餃子の王将」の割り箸だったのは、単なる偶然だったんでしょうか?
この後高見山山頂で日帰りのNANIWANさんと別行動となり、
明神平目指して、orisさんと本来の静かな山歩きが始まりました。
高見山から伊勢辻山まで続く尾根の紅葉は、
時期的に丁度良いタイミングだったようで大変綺麗でした。
何度も立ち止まって、写真に収めます。
この日1日風は強く、立ち止まると一気に寒さを感じます。
また行動時間も予定をオーバーしてることもあり、短めの休憩で進みます。
伊勢辻山からの眺望は良く、
明神平前山から遠く薊岳、大又へ続く稜線も素晴らしかったなぁ〜。
明神平に建つ「あしび山荘」も確認できました。
赤ゾレ山へは登らず巻道を進みましたが、
すすきの生い茂った決して広く大きくはないですが、
ひらけた草原通過は秋真っ只中の山歩きを感じた一時でした。
明神平到着が日没前ということもあり、
持参のビール片手にテント設置とはいきませんでした。
晩御飯時すっかり暗くなった風吹く寒い明神平で、
orisさんと飲むビールは決して強がりでない感想、最高の味でした。
ビール2本飲み干し、このあと焼酎お湯割りで体を温めました。
2日目は薊岳へのピストン後、
下山するだけの予定なのでゆっくりめのスタート。
快晴抜群で朝の時間に薊岳への稜線を歩く気持ちよさは格別です。
薊岳から見る360°の景色は最高に抜群で、
大峰の山々(山上ヶ岳・大普賢岳・弥山・釈迦ヶ岳)や大台方面が確認できました。
遠く北の方角には、水平線のようなものから顔を覗かす雪化粧した?高い山が見えました。
前日かなり冷え込んだので、冠雪した比良の山もしくは伊吹山でしょうか?
この辺の真の情報はわかりません。
今年6月、伊勢辻山から高見山目指した尾根歩きでルート・ミス。
今回orisさんご同行のもと、無事このルートを安全に歩き遂げることができました。
11月になりしかも冬型の気圧配置の条件下。
星を見ながらビール片手に山話で盛り上がる・・・とはいきません(ちょっと寒かったですね)でしたが、
紅葉は見頃で、楽しく素晴らしい2日間でした。
寒い中での晩飯作りとビールを味わう。
いい思い出ができました。ありがとうです。
またご一緒しましょうね。
(1日目)
山の友人のpopoiさんと、とりあえずは大又林道駐車場にて集合した。
ここで、1台車をデポしてここから車でたかすみ温泉へ向かった。
たかすみ温泉ではpopoiさんの山の友人のNANIWANさんと合流して
高見山山頂までご一緒していただくことに。
NANIWANさんはこのヤマレコでちょくちょく山行記録は拝見していたので、
初めてお目にかかるような気がしなかった。
とりあえず、ぼちぼち歩き始めるもやはりテント泊。いつもより、ザックが重い。
まあ、仕方ないか・・・
話し始めたNANIWANさんは山のことだけでなく、PCのことをはじめいろんなことに博学で
しかもその内容は興味深い。山頂までしか話しができなかったのが残念だった。
高見杉を越えて、山頂近くの稜線からは紅葉が左右に見えはじめ、
NANIWANさんがカメラを片手に活発に写真を撮り始める。
NANIWAN先生曰く「紅葉をとらえるのは日の光が重要」とのこと。(勉強になります)
山頂からは今日は展望良く360度山々が見えた。
南側を眺めると、これから歩く明神平までの台高山脈の稜線が眼下に・・・・・
山頂下の避難小屋にて3人で昼食を食べてから、
ここでNANIWANさんとは別れ私たちは高見峠へと下る。
(お話とても楽しかったです。NANIWANさん、またこれからもよろしくお願いします!)
高見峠を過ぎて少し歩いたところでどこからともなく白い犬が現れて
私たちの足元にまとわりついてきた。
首輪はしていなかったので多分、飼い犬ではないだろう。
だとしたら何故こんな山の中に?捨てられたのか?迷い込んだのだろうか?
様子を伺っていると食べるものを欲しそうだったが
ここで何かをあげると、ずっとついてきそうなので
「何もあげなければそのうちに諦めて離れていくだろう」と思って
特に構うこともせずに、かと言って追い払うこともせずにほっておくことにした。
やがて白い犬は私たちを先導するように先を歩き、
時々振り返りながら何となく一緒に歩くことになった。
途中で左側に展望の開けた景色のいい場所があったので
ここでザックをおろして小休止することにした。
すると、何かもらえると思ったのか?
白い犬は尻尾をうれしそうに振りながら目の前に座りこんだ。
これ以上ついて来られると困るので、犬には無反応な私の態度の見て
諦めたのか地面に寝そべって、そのうちにウトウトと眠り始めた。
ここはチャンスとばかりにpopoiさんと私はそっとザックを担ぎ、静かに歩き始めた。
5分ほど歩いたところで試みは成功したと思った瞬間に後ろを振り返ると、
大急ぎで走って来る白い影がどんどん近付いてきた。
どうやら試みは失敗のようだった。やれやれ・・・・
伊勢辻山を越えた辺りからは白い犬から逃れることはもう諦めて
「明神平に着いたら誰か親切な人から食べものをもらえたらいいね」
という会話をpopoiさんと交わすようになった。
最後は足どりも重くなって疲れてきたが、やっと明神平に着くことができた。
強く吹き付ける風のせいか、天理大学小屋の裏側にテントは全て集まっており
それは数にして10張りほどあっただろうか。
私たちもここに何故だか犬を引き連れる形で合流。
その時は、テント泊のみなさんは夕食のオンタイムで白い犬はちゃっかり尻尾を振って
親切な方々から食べものをもらっていたようだ。
しかし、われわれはゆっくりする間もなく、
暗くならないうちに大急ぎでテントを各々設営する。
(私のは厳密にはツェルトだが・・・)
お互いに落ち着いてからのお楽しみの夕食タイムは暗い中で
popoiさんとビールを片手に乾杯をする。今日の私のメニューは焼きそば。
フライパンを片手に具剤を炒め始めるとその匂いに誘われたか、白い犬が近寄ってきた。
少しでもあげると際限なく寄って来ると思ったので
「ウー」って声を出して唸ったら諦めて私のツェルトの傍に寝そべった。
(おいおい、なんでそこなんだ?)
残念ながら野外での食事は寒すぎて早々にテント内に退散。
その後、体が冷えて寒かったのでお互いにテントに戻り寝袋にくるまって寝ることに・・・
(2日目)
朝に目覚めると同じ場所に白い犬は寒そうに丸くなって寝そべっていた。
朝食後、展望を期待して薊岳を目指した。
そこは期待以上の展望で大普賢の特徴的な山容がはっきりと見えた。
popoiさんは山並みを指差してその名前を教えてくれた。
(これにはいつも、感心します。)
やがて、薊岳には埼玉から来たという中高齢のパーティが現れる。
山の名前がわからないらしく少し解説することになった。
それから、明神平に戻り、昼食を食べる。
その時にはもう、あの白い犬の姿はどこにも見当たらなかった。
あれから、今も元気でいるだろうか?ちょと気がかりである。
今回はお陰さまで念願の高見山―明神平の縦走ができました。
popoiさん、ありがとうございます!
また、ぜひご一緒してくださいね。
無事お帰りで なによりです
なにやら 途中 シロクマ連れて歩いてたみたいだし・・・・
今回は お二人と 少しだけですが ご一緒できて楽しかったです。
これからも 日帰り限定ではありますが お誘い下さい。
軽い荷物で フットワーク良く にぎやかに登りましょうねーーーー
喧騒とかけ離れた台高の縦走路・・・
憧れます
仲間と歩く山歩き、そしてお酒・・・
やっぱり格別ですよね
薊岳は未登ですが、この眺望見ると是非行ってみたくなりました
霧氷の時期に明神平でテント泊も良さげですね
popoi11さん、orisさん、ありがとうございました。
高見山〜明神平縦走で明神平テン泊ですか
怖がりの私でも明神平なら泊まれそうです(いや一人では無理かな?)
いつも単独の私には本格的な縦走は永遠に無理です。
羨ましい限りです。
犬はどうしているのですかねぇ。。
はい!体はほぼ、凍りかけでした。
尾根で出会ったシロクマさん・・・
NANIWANさんとお別れした後、思わぬ方との合流となりました。
明神平到着時すでにテント数張り。
エサを求めて走り回ってましたが、
結局最後は私たちのテント横で、明朝までへばり付いておられました。
あの後北尾根へ進み、山抜け調査されてますね。
進行してるようで、ますます通過は危険では・・・。
またご同行、お願いしま〜す。
連休ということで、もう少し人と出会うと思った縦走路でしたが、
1組のカップルと白犬1匹だけで、風の吹く音しか聞こえない静かな道中でした。
単独もいいですが、仲間と歩きながらする会話といつもと違ったペース。
山奥では酒の種類については、季節気温を考えないといけませんね。
これからも、明神付近のまだまだ沢山魅力ある所を探していきたいです。
怖がりだと言ってる人が、いつも単独で山行きしてはるのが理解できません。
土日の明神平はテン泊される方、そこそこおられますよ。
この日私たち含め、12張ほどでした。
犬・・・
尾根でカップル1組とすれ違ったんですが、最初この方たちについて来たみたいでした。
ココから私たちに鞍替え後、明神平まで・・・。
道中はトップやセカンド、後方へと常に移動し、
突然立ち止まっては土を掘り起こす・・・歩くリズムが乱され続けました。
翌朝までそばにいた犬が、突然いなくなると気になるものですね。
里まで降ってれば良いんですが・・・。
あれから、明神平は確かに寒かったですよ。
晩になってから昼間以上に冷え込んできました。
なので、残念なことにゆっくりビールで宴会というわけにはいきませんでした。
とりあえず、凍ることなく2人とも生きて下山しました。
と言うことで、機会があればぜひ、またお願いします。
いつも、山行記録は拝見しています。
うたちゃん、おとちゃんが可愛くてしかも、
大人顔負けで歩くので、いつも凄いと思っています。
どこかの山でばったり会うのが密かな夢です。
明神平はテント泊するのには雰囲気のとてもいいところですが
冬の時期にテントはちょっと寒すぎます。
霧氷の時期に来られるのでしたら3月の中旬くらいがおすすめです。
私も山を一人で歩くのは好きですが、
テントで一人で泊まろうとは思いません。怖いですよね。
白い犬に関しては私も家に帰ってから気になっています。
結局、長い時間一緒に過ごしましたが、その間は一度も吠えることもなく
とても、大人しい犬でした。
これから、どんどん寒くなるし、山では食べものもなくなるだろうから、
誰か、世話をしてくれる親切な人が連れて帰ってくれたらいいんですけどね。
縦走お疲れ様でした。
高見山から明神平って良いですね。
ワンちゃんが哀愁漂ってます。
かわいいです。
久しぶりのテン泊だったのですね。
台高でのテント泊はあこがれです。
楽しそうですね。
でも寒そうですね。
大峰の小屋でも寒かったのでこの時期のテント泊はどう過ごしていいのやら。
テント内で暖かいものを食べてすぐに寝るしかないのでしょうか。
テントが重くてツエルトの軽さに惹かれて研究してたんですが、私の結論もツエルトなら行き着く所はファイントラックのツエルトがベストバイでした。
さすがはorisさんですね。
もうちょっとで買いかけたのですが、とても気に入ったテントと出会ってしまって・・。
それはまだ買えてないです。
もともと、この計画は10月の前半に行く予定だったのですが、
お互いに都合がつかずに11月の初旬になってしまいました。
ですが、2日とも好天でしかも紅葉も楽しめて結果的にはよかったです。
さすがに晩は寒かったです。野外でゆっくりと食事どころじゃなくて
寝袋にくるまって寝るしかなかったです。
でも、寝袋に入ったら寒くて眠れないとかはなかったですよ。
確かにツェルトの軽さは魅力です。ただし、設営がちょっと難しいのと雨には弱いですね。
キバラーさんの気にいったテントはどんなものか?気になりますね。
もう、今シーズンは寒くて無理ですが、来年はぜひ、テン泊でどこかに行きましょう。
また、よろしくです。
お2人様 お疲れ様でした。(popoiさん昨日もお疲れ様でした)
白いわんちゃんはここに住み着いているのでしょうか?
それにしてもorisさんの対応は賢明ですよね。
(私だったらつい餌を与えてしまいそうです)
それにしても、薊岳からの眺望は最高ですね。
私の最近の山行は、曇天続きです
帰宅後、あの白い犬のことが今更ながら気になっております。
ですが、あの時に食べものをあげていたらなついて
情が入ってもっと辛かったかもしれません。
最初から最後まで面倒がみれないことはわかっていたので・・・・
でも、なんだか、かわいそうな犬です。
誰か犬が好きな親切な人が連れて帰って、飼ってくれたらいいのですが・・・
何度、餌を与えようかと思ったことか・・・。
今は無事、里まで降りてることを願うだけです。
薊岳からの眺望はホンマ◎です。是非是非。
今冬、ご一緒しましょう!
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