小橡川左又谷イガミ谷ゴルジュとネガエリ谷右又(本流)の左又
- GPS
- 09:47
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 2,120m
- 下り
- 1,279m
コースタイム
- 山行
- 9:29
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 9:47
天候 | 晴後曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 小処温泉700円 JAF割などなし |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
トイレットペーパー
メガネ
メガネの紐
長袖ラッシュ
化繊パンツ
ズボン
チョッキ
合羽上
合羽下
ヘルメット
ハーネス
沢靴
スパッツ
靴下
指先なし手袋
SUNTO
ザック
笛
ナイフ
地形図
コップ
ハーケン落ちんようにするやつ
コンパス
デジカメ
防水ノート
鉛筆
眼鏡ケース
たわし
ハンマー
ピッケル
ハーケン
カム・ナッツ類
下降器
ロープスリング数本
テープスリング数本
カラビナ数個
安全環付カラビナ2個
ロープマンmk2
プーリー
リングボルト
ジャンピング
キリ
タオル
ペットボトル
1〜2人用ツェルト
カイロ
レスキューシート
ポイズンリムーバー
絆創膏
三角巾
ヘッドランプ予備電池(単4x3)
スノーケル
行動食
飲料
|
---|---|
共同装備 |
8.5mm40m
8mm20mx2本
ジャンピングキット
|
感想
遡行図
https://note.com/kamadakeisuke/n/n49c88e2da1c1
一緒に行った人のブログ記事でーす↓
http://osakawaraji.jpn.org/?p=6743
〇出発まで
hayappe2さんと どこかに行こうとゆってて、土曜と日曜なら土曜のほうが降らなさそうなんで土曜に行くことにした。山岳会のMLに そのことを流すと、のぶりんも行くとのことで、3人になった。
行先は俺が選んだ。2週前に左又に入ったが、右又もよさげやったんで入ってみることに。
金曜夜九時半過ぎに家を出た。チェックリストを印刷したが、なんだかばたばたしててチェック入れないまま出発してしまい、なんか忘れ物してるような不安にかられながら、鶴見緑地の近所の のぶりんの家の前に到着。既に道端アンジェリカで待機してくれてて、さっと乗り込んでくれて、近畿道東大阪ICから高速で南阪奈道、バイパス→新鹿路トンネル と通って最後のローソンで のぶりんの飲食物ゲット。
大迫ダム堰堤右岸Pでテント張って前夜泊。そろそろ20年選手なので このテント買い替えたいんやけどなぁ。ニッピンのメスナーとかゆうブランドのテント。ドライエッケンシステムってゆうらしい。無駄な専門用語憶えてもうとるな。ポールも なんたらっちゅう軽い金属らしいんやけど。
朝5時過ぎにhayappe2さんも来て、用意したりして2台で大台ケ原ドライブウェイのデポ地へ。81番の標識近くにとめたんやったかな。細かい羽虫がやたらと寄ってくる。一人あたり100匹くらいいたのでは?車の中にもいっぱい入ってきた。で、一台でスタート地点へ。小処温泉へ下る道の途中に見晴らしのいいとこに東屋があって、泊まると気持ちよさそうやねんけど、今回もテントが張ってアリ、宴会道具が並べてあった。ずっと占拠してはるのかも?!?!
〇出発後、イガミ谷出合(標高690m)まで
出発後、すぐに林道終点に。やっぱり初めて通る時と、二回目通る時とでは緊張の度合いが違うのかも。
前回と同じように蛇を見て、奈良県の杭を通って沢床に。
水量は前回よりは少ない。
最初の低めのCS滝は、hayappe2さんのみ直登で、のぶりんと俺は巻いた。
次のアトラクション?左又からも本流からも滝がかかる釜の滝、のぶりんにどうする?というと、左又に入ってから巻く、と。それはそれで行けるやろけど、そっちのほうが時間がかかりそうよー、という話で、じゃーどーする、で左岸を短めに低めに巻く、と。で、のぶりん先頭に巻き始めて、落ち口方向に修正しつつ、トラバースし、そっからどうしよかー、というと、「落ち口方向へトラバースー」で、じゃー のぶりん、リードする?と聞くと、しないとのこと。hayappe2さんも、俺はイイすわ。ほな、誰?俺なんーーー?という前振りが長いですが、以前は巻いたとこを今回は、左岸巻きの途中からロープを出し、水流際を登り、落ち口からの5m強は水流に足を置き、ひたひたと登った。立木でフォローの支点をとろうとしたが、いい位置になく、ハーケン打って、支点とした。
あとはたいして苦も無くシャワークライミングなどを楽しみつつ、とある二又で、右又がゴルジュ、左又も滝が結構ある見覚えのあるところに着いた。
〇イガミ谷ゴルジュ と ネガエリ谷へのトラバース
高度計を見て、ここが予定ルートの右又かー。と、出合いスグに滝があり、高度計の差だと30mてことになるんやけど、そんなになさげやったんで25mにしとこっと。
で、のぶりんにリードしたい?と聞くと したい とのことで のぶりんがリード。ハーケン3枚打って安定の登りを見せてくれた。フィックスしてセカンドはhayappe2さん、ラストはビレイしてもろて俺。ハーケン1枚目は決まり過ぎてて回収に5分かかった。途中、諦めそうになったが、なんとかやりきった自分を褒めてあげたい。シャワーに濡れながらの回収は結構きつい。落ちても抜けないが、回収時はスグ抜けるのが理想というのが学びというか復習。最後、落ち口に出るところがいやらしく、のぶりん こんなとこよー登ったな、と びびった。
その次が斜度ゆるめの5m滝。これは水流右岸際を登ってんけど、結構しょっぱかった。ロープを出し、カムを二つ決めて カムA0で なんとか登った。俺が登るより前だったか登り始めてからだったか忘れたけど、hayappe2さんは より水流から離れたところのルンゼを登っていて、途中セミになってた。で、待っててもらうようお願いしたが、待ちきれず、登っていき、結構、落石を起こしてたので、そのいくつかは のぶりんにヒットしていたかもしれない。大事に至らずヨカッタ。
カムA0の後もいやらしい登りが続き、20mロープ一杯で立木で支点をとって のぶりんにフォローで上がってきてもらい、そのまま のぶりんが もう少しマシな立木まで5mトラバってたどりつき、そこでhayappe2さんもあわせて3人合流。そこから、俺が少し直上後、15mほどトラバって続く4m滝の落ち口に直接でた。ここは これみよがしな感じのいいバンドがあった。この5m滝は左岸側からいけば簡単に落ち口に行けた模様。次は少し癒し系な雰囲気で谷が左に曲がって3m滝が二つ続いていたが、やたらと水量が少ない。とりま ここでパンなど食べて30分弱小休止しつつ、地形図みたりスマホのGPSみたりすると やはり予定していた谷とは違う谷に入っていた。既に時間は11時半を回っている。大台ヶ原ドライブウェイのデポ地が標高1360m。もとの谷に戻ると標高700m。標高差660m。何もなくても3時間。戻るのに1時間かかると計4時間で すんなりいって15時半。すんなりいくわけないやろなぁ。16時半以降にはなるなぁ。。。どないしょうかなぁーと結構なやんだが、結局 予定していた谷に入ることにさせてもらった。
で、少しでも時間短縮体力温存のために、ピストンでは戻らず、上流方向にトラバースすることにした。トラバースも大変になる可能性もあったが、植林が少し見えてたので、ロープ出したりせずともいけるやろう、という考えで歩きやすいところを辿っていくと、空き缶などのゴミもあり、結構 人が入った跡がある。10分弱で、前に入った左又の二又の少し下流側に出れた。
〇ネガエリ谷右又で標高915m二又まで
癒し渓ゴーロを十分で、左又のある二又。ここは右又のゴルジュに入る。
ゴーロ滝をこえると。CS15m滝。ここはCSの左岸側に少し空間があり、溝状トユ状のところを水が流れてる。水量が少ない時は流れてないのかもしれない。ここを登ることにした。のぶりんもhayappe2さんもリードは無理とのことで 俺がいかせてもらった。のぶりんにビレイしてもらい、ありったけのシュリンゲやガチャをまとって登り始める。最初は突っ張りながら4mほど登ったら休憩所があり、水しぶきが少しマシなところで一息つける。ここまではなかなかの濡れ具合。
で、ここで支点とっとこってことで溝をみたら ちょうどいいのがあり、ボールナッツがはまった。こいつが使えるのは珍しい。数年ぶりである。
でも、屈曲点になり、ボールナッツが上向きに引っ張られるので外れないか心配になり、水流上の1m上のところぐらいにハーケンを打ち込んだ。そっから階段状を4m登ると、滝が立ってきて、どないしょっかなぁって感じ。水の流れてない岩面が右にあり、なんとかなりそうな気もするが、足を置いてみると結構すべる。やっぱり濡れ濡れコースでいこうと思うが、まともなガバはない。しかたないので、身体ごと預ける感じで水流に突っ込み、全身突っ張りみたいな感じで ずり上がり、最後は落ち口のところにガバがあったので、浮石を掴まないように慎重に選んで えいやっと腕力で這い上がった。この最後の3mか4mくらいの区間が核心やった。で、遠く離れた立木に支点をとり、フィックスして、フォローの段取りをした。12時17分から登りだして、3人のぼりおえてロープをまとめおえたのが12時55分。38分やから案外早かったな。
その後、川原歩きや そんなに苦労せずに巻いたり直登できたりする滝がしばらく続くが、浅めの淵のある滝ではフリーで登って、ロープを垂らしたところもある。谷が左にがくっと曲がった先にある大きな淵のような釜のようなのを備えた30m滝は右岸側を巻いて最後のトラバースはロープを出した
次の小さめのゴルジュ。10m以上の淵あり、その先が左に曲がってる。身体も冷え切ってるので ここは簡単に行ける右岸側の岩の上を歩いた。で、淵をパスしたあとゴルジュの沢床に降り、連瀑の続くゴルジュを突っ張りなどでクリアして楽しむ。一部区間でロープを出したりもしたが基本、突っ張りでクリア可。
ミニゴルジュを終え、川原歩きっぽくすすんでいくと標高915mの二又に着き、水量的には明らかに本流の右又に30mクラスの滝が見えてきた。
既に時間は14:45。デポ地との標高差は約450m。なんもなしでも2時間かかる。と17時前かーーー。で、水量の多い美瀑が見えるほうに すんごく心を掴まれていたのだが、計画書では ここは左又を進むように書いてたし、時間も押してるし、水量多いほうが このあと等高線も詰まっててやばいかも、最後のほうは右又のほうが楽やけど、、、って悩みに悩んだが 水量の少ない左又に入った。
〇ネガエリ谷右又 標高915mからドライブウェイまで
出合いからは伏流に見えていたが入ってみると少しはちょろちょろと流れていた。あとは道路までゴーロかゴロゴロガレガレの歩きかなぁと想像していた。
で、ゴーロを喘登していくと、待ってましたと、ゴルジュ出現。ゴルジュの中もゴーロで詰まっている。が、一か所、ゴルジュにCSの詰まるところで、進退極まったかと一瞬思うようなところが出てきた。巻くとすると、だいぶ戻らないといけない。
んーーどないしょーーーと左に回り込むと、一か所いけそうなところがあり、hayappe2さんが「おれこんなんぜったいいやーーー」とゆうのをスルーしつつ、のぶりんにでかいたわしを借りて そこらじゅうのスタンスをこすりまくり、のぶりんに ボルダリングのバックアップのような態勢をとってもらっといて、支点も取れそうにないのでフリーで登った。岩はたいそう脆かったので、 手足の置き場には細心の注意を払った。で、まっすぐ登ったところでロープを受け取り、流れをよくするために軟鉄ハーケンを一枚打ち、そこから左にまがって上流方向に6mあがったところの立木で支点をとってフィックス。のぶりんがアセンダーで上がってきて、最後はhayappe2さんをビレイした。
この後はさしたる悪場はなかった。慎重に枝谷を選んで、最後は、谷を詰めるより支尾根に出たほうがええかなぁ というところで、獣の踏み跡も追っかけつつ登っていくと、モノレールのある尾根に出てきた。あとは ほぼモノレール沿い、モノレール横が傾斜きついときは少し巻いたりしながらドライブウェイの82番ポスト付近に飛び出た。すると、羽虫が百匹くらい顔のまわりを飛び始めた。口をあけると入ってくる。200mくらいか歩いたらデポ地に着いた。めでたしめでたし。
〇下山後
スマホの機内モードを解除すると、妻から「子供二人とスシローで先に夕食すませる」という連絡がしょっぱなに入り、少し凹む。が、気を取り直して、3人で小処温泉につかり、そこでhayappe2さんとバイバイ。インスタでフォローしている上北山村で民宿するよーってゆうところには訪問できなかった。のぶりんとカイシンゲンの台湾料理を食ってから水越トンネル経由で帰阪。阪和道美原IC→近畿道大東鶴見ICが900円台、東大阪IC→南阪奈道葛城ICが1200円ちょいで、せっかく南阪奈分節約したのに 300円くらいしか変わらんかったなぁ。。。
スパッツのズリ落ち防止は機能していたが、もう少し改善したい。あと、ハーケン落ちないようにするやつの長さを少し伸ばしたい。他、なんやったっけ?あ、長めのシュリンゲを いつも借りてるから、今度こそゲットしなければ!!
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