大無間山・・頂上貸切で“心も料金もフリーなテント泊”(田代からピストン)
- GPS
- 31:21
- 距離
- 19.4km
- 登り
- 2,442m
- 下り
- 2,429m
コースタイム
てしゃまんくの里駐車場6:10―6:27登山口―9:24小無間小屋(P4)―11:15P1−12:32小無間山12:50―13:35中無間山―15:04大無間山頂上(テント泊)
2日目
大無間山頂上6:50―7:54中無間山―8:49小無間山―9:52P1−11:09小無間小屋(P4)―13:12登山口―13:31てしゃまんくの里駐車場
天候 | 1日目 曇り時々雨のち晴れ 2日目 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
井川オートキャンプ場から少し先の「てしゃまんくの里」駐車場利用(ログのスタート地点)・・8台ほど駐車可(料金無料でトイレもあります) |
コース状況/ 危険箇所等 |
「てしゃまんくの里」駐車場から諏訪神社方向へ進み、鳥居をくぐって林道に出た所が登山口です・・井川湖周辺〜標高1800m辺りまで所々紅葉していました 植林地の適度な傾斜の道から始まり、次第に傾斜がキツくなって登山道らしくなっていきます 小無間小屋(P4)〜P1にかけて、「鋸歯尾根」と呼ばれるヤセ尾根の急なアップダウンとなります P1から小無間山に向かう部分が本コースの正念場と思います P1から鞍部に下ると崩壊地の通過になります・・両側が切れ落ちた部分もあり、ロープが渡してあって距離も短いですが、ザレ気味でもあり特に下りは要注意でした 崩壊地2箇所を過ぎると小無間山頂上までは、木の幹・枝・根や岩を掴んでよじ登る急登が続きます 小無間山〜大無間山は緩やかな起伏の尾根道となります・・この間の“原始の森”は素晴らしく、南アや富士山の展望地も数箇所ありました 中無間山付近の倒木を巻く部分とその先の二重山稜になっている辺りのルートがややわかり難かったです・・予想以上に整備状況は良く、テープを見つけながら進めばOKでした 帰路の「雷段」と「登山口」で道誤りをしてしまいました・・この道誤りは単なる自分の不注意で、通常は間違える所では無いと思います |
写真
感想
今回の連休は、南アルプス深南部の雄峰・大無間山に登りました。
二百名山ではあるものの、訪れる人が少ない静かな雰囲気の山域です。(初日に出会ったのは0人で、2日目は6人(小無間山頂でのテント泊1名、小無間小屋泊5名)でした)
コースは、比較的整備状況の良さそうな田代からのピストンとし、日照時間が短い時期なので、テント泊装備の“のんびり山行”です。
計画では、「小無間山頂上付近でテン泊し、軽荷で大無間山を往復して翌日下山」予定でしたが、初日がガスガスで展望が全く無く、結局「初日大無間山頂上まで進んでテン泊し、翌日の下山時に天気と展望を期待」と変更しました。
登山道は里山風の植林地に始まり、傾斜が増すにつれて紅葉の色づきが増してきます。そして、次第に南ア深南部の香りも漂いだしました。
小無間小屋のあるP4からP1にかけては、「鋸歯尾根」とも言われるヤセ尾根で、急なアップダウンの連続です。しかしこれはまだ序の口で、P1から小無間山にかけてが、このコース最大の難所でした。
P1からは片側または両側が切れ落ちた崩壊地が続き、それをクリアすると、木の幹・枝・根や岩を掴んで攀じ登る急登が延々と続く感じです。膝痛で右脚を深く曲げられず踏ん張れない状態だったので、少々ですが“無間地獄”を味わいました。そして、それを抜けた小無間山からは快適な尾根道となり、ガスで展望は無いものの、お目当ての“原始の森”の雰囲気を満喫できました。
大無間山が近づいた露地ではガスが晴れてきて“チョッピリご褒美”の展望があった後、頂上到着。本日の宿泊地です。頂上は広いテント場のようで、焚き火の跡や、どうやって担ぎ上げたのか焚き火を消すためと思われるポリタンクもありました。(水は天水かな?)
今夜は、寝場所・水・食料を全て自分で確保しなければいけない不便なテント泊(頼れる小屋は無し)ですが、“料金も心もフリーな一夜”です。
これは“生活面の脱日常”ともなり、余りにも分業化が進んだ日々の現代生活での、“自分の生物的なサバイバル力はこれで大丈夫か?”という漠然とした不安を、少しでも解消してくれた感じでした。
そして翌朝は期待通りのピーカンとなり、南アや富士山の展望を楽しみつつの下山となりました。♪♪
ただ、先月の早川尾根で自覚した右膝痛が本格化してしまい、それだけが今後の気がかりとなりました。
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