南アルプス深南部(不動岳・六呂場山)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 20.7km
- 登り
- 2,034m
- 下り
- 2,020m
コースタイム
7:26鹿ノ平-7:58コル(1760M)-8:13 1799Mピーク8:30-9:08六呂場山9:26-9:50六呂場峠-10:20矢筈尾根分岐10:32-11:01 1475M点-11:23矢筈山北峰(1473M三角点)1:34-11:52矢筈山南峰(1412M点)-13:12西俣沢林道-13:23戸中山林道ゲート
天候 | 2日共晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・鹿ノ平〜六呂場山 マーキングはほとんどありませんが地形的には判り易い。 ・矢筈山南峰(1412M点)〜西俣沢林道 マーキングは有りますが地形的には判りにくい。 |
写真
感想
戸中ゲートを抜け、東俣林道を歩く。
黒法師岳への登山口を見送り、葵沢を過ぎて林道脇にあるホースで水を汲む。
水場から数分で不動岳登山口に到着。
取付きの所はすっかり刈り払われて道は判りやすいが、崩れやすく歩き難い。
その先は檜林の中に入って行き、暗くはなるが歩き易くなる。
しばらく歩くと自然林に変わってくる。
展望の無い結構な斜度の道を黙々と登る。
登山口から2時間程歩いて1863Mのガレに出た。逆光だが丸盆岳から黒法師岳の稜線が見える。
ガレから稜線までは標高差200M程だが、エネルギー切れに近くなかなか稜線に着かない。
稜線までがんばったら昼飯にしようと思っていたが、稜線に出てみると風が冷たくゆっくりできる状況ではない。ウィンドブレーカーを羽織るためにザックを下ろしたついでに、急いでおにぎり2個を食べて先を急ぐ。
毛糸の手袋だけの手と下半身が寒い。昼過ぎても霜の消えない笹の道を滑りながら下り、少し登り返して鹿ノ平に到着した。
ザックをデポして不動岳を目指す。笹原の中を進んで行くが、西側に比較的歩き易い道がついている。
不動岳の山頂は、西側と南側の展望が良いが北側と東側は樹が邪魔だ。
さらなる展望を求めて北に進む。山頂から数分の展望地からは、黒沢山から光岳を経て大無間山まで見渡すことができる。不動岳に登るなら絶対に足を運ぶべきだと思った。
山頂に引き返し、笹原を下って鹿ノ平に戻った。誰もいない笹原の一等地にテントを設営し、心配していた風も鹿の鳴き声も無く、静かな一夜を過ごした。
朝5時頃にテントの外に出てみると、きれいな月夜で今日も天気の心配はなさそうだ。
しかし、日の出の頃になると東側からガスが上がってきて御来光は拝めなかった。
バリバリに霜の降りたテントを撤収し、7時30分頃に行動開始。
昨日不動岳から戻ってくる時に、出来るだけ西側を歩いて六呂場山へ下る場所を確認しようとしたが判らなかったので、ガレの縁に沿って下り始める。笹が深く、地面を歩いているのではなく、踏みつけても笹に浮かんでいる感じで下って行く。数十M下ると尾根らしくなり笹も浅くなりホッとする。1910M辺りから西に伸びる尾根に入らないように注意していたが、はっきりと見送ることができ心配はいらなかった。
下りきったコルには2本の古い木が架かっていたが、とても渡る気にはなれない。右下の地面を歩いて反対側の岩に取付く。
コルから登り返して着いた1799Mピークは思ったより明るく、不動岳を振り返ることができた。
ここから再び下ってから登り返すと六呂場山の山頂に着いた。逆コースの場合、山頂から下って行って数メートル登り返す所で右に折れなければならないが、歩きやすそうな地形が正面に目に入るので注意が必要かもしれない。(右方向に赤布がいくつか付いている。)
山頂には古びた山頂標識と有名な黄色のプレートが並んでいた。
山頂からは崩れやすい急斜面を一旦六呂場峠まで下って、同じ位登り返すと矢筈尾根への分岐に着いた。戸中ゲートへの道を示す標識が木に取り付けられていた。
矢筈尾根は広くてゆるやかで落葉を踏みながら好きな所を歩いていける。
1600M付近で一旦平になり再びゆるやかに下っていくと、2人の男性が登って来た。だれとも会わないだろうと思っていたので驚いた。しばし言葉を交わすが、釣りもやるそうで柴沢、リンチョウ沢などが話に出てきて、相当色々歩いている方のようだった。
さらに下って1475M点を過ぎると、尾根はますます広がり広場にいるような気がしてくる。
少し登り返して、1473M三角点に到着した。展望はない。
100M位下って、50M位ゆるやかに登り返すと1412Mピークに出る。樹の上に黒法師岳を見ることができた。
1412Mピークから下るには南に少し進んで西に向わなければならない。そのまま南に伸びる尾根に乗ってしまわないように注意が必要だと思う。
ここから先は地形的に難しくなるので、マーキングを確認しながら下る。
しかし1240M位で右下方へトラバース気味の道の途中でマーキングが途切れる。
一旦ザックを置いて、トラバースせずに降りてきた道をそのまま下る方向と最後のマーキングからそのまま下る方向を探しまわるがマーキングは見当たらない。ザックを背負い直してトラバースすることにする。ちょっとした尾根形状を乗り越えた先にマーキングを発見してホッとする。
この先もあまり特徴の無い急斜面をマーキング頼りに下る。
給水ホース中継点のコンクリートの脇に出ると、ここからははっきりとした道があった。ほぼホース沿いに少し下った後、ホースから右方向に離れて行くと下方に林道が確認できた。最後は崩れ易い斜面を下って林道に降り立った。そこには一応赤テープが付いていたが、見上げてもとても取付き点だとは思えない。ここから林道を下った最初のカーブの所に給水ホースが来ているので、登る時はそこから登り始めた方が判り易いと思う。(道の状況は保証できませんが)
後は林道を下っていけば、戸中ゲートに着いて行動終了。
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