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Yamareco

記録ID: 2428579
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ハイキング
中国

にょろ(T_T)&オカトラノオまつり。〜吉備中央町・本宮山〜

2020年07月11日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
02:44
距離
6.1km
登り
254m
下り
254m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:44
休憩
0:01
合計
2:45
12:38
60
スタート地点
13:38
13:39
104
15:23
ゴール地点
先達のレコを参考に登山口から反時計回りに周回。スタートの後,車道から山頂へ至る道はにょろにょろ天国につき,ストックでしばきながら最大限の注意をしつつ進む。約1時間をかけてゆっくりと山頂へ到着。山頂からの後半は,北方向の眺望を眺めながら山腹を周遊し,車道を下る。
天候 曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2020年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
岡山市よりガスの金山を越えて,国道53号線,県道31号経由で吉備中央町下加茂へ。そこからは国道329号線で道の駅円城,加茂川総合運動公園横の道を通って,登山口へ。上田東貯水場横の路肩に停めて出発。
コース状況/
危険箇所等
前半は車道,続いて草ぼうぼうで水浸しの林道に入る。しょっぱなから,まだら模様のこわ〜いにょろが出てくる。沢筋の林道は猛烈にょろ濃密エリアにつき要注意。人工林に入ると山頂まで静かな山歩き。後半は,山頂北側の切り開かれた見通しのよすぎる山を回って,林道を下山。
その他周辺情報 由緒正しい小森温泉がある。行きたい方はどうぞ。
今朝まで雨の岡山。天気は一時的に回復基調。今日は雨が少々降ってもさんぽに出かけるつもりだった。いつも金山から眺めていた本宮山に行ってみた。レコで記録してないだけで,ずっと昔にここから登った山。ここに来るのに旭川沿いの道が通行止めのため,金山越えで来る。金山の上は濃い霧に覆われていたが,こちらはよい見通し。北の方がよい天気。
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今朝まで雨の岡山。天気は一時的に回復基調。今日は雨が少々降ってもさんぽに出かけるつもりだった。いつも金山から眺めていた本宮山に行ってみた。レコで記録してないだけで,ずっと昔にここから登った山。ここに来るのに旭川沿いの道が通行止めのため,金山越えで来る。金山の上は濃い霧に覆われていたが,こちらはよい見通し。北の方がよい天気。
先達のレコを頼りに,反時計回りに周回。道べりにウツボグサ。最近ずっとお目にかかっている。
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先達のレコを頼りに,反時計回りに周回。道べりにウツボグサ。最近ずっとお目にかかっている。
ノギランかな?一番下だけ花が。これから咲くのかな?
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ノギランかな?一番下だけ花が。これから咲くのかな?
林道の入り口まではこんな車道を歩く。太陽が出てきて緑が眩しい道になってきた。
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林道の入り口まではこんな車道を歩く。太陽が出てきて緑が眩しい道になってきた。
第一オカトラノオ登場。本宮山は,ここからオカトラノオ・ワールドがずっと続いた。山中に咲いていると言っていいほどたくさん。
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第一オカトラノオ登場。本宮山は,ここからオカトラノオ・ワールドがずっと続いた。山中に咲いていると言っていいほどたくさん。
今日初のヤマジノホトトギス。株は道べりにちらほら見かけたが花はこれだけ。夏になった。
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今日初のヤマジノホトトギス。株は道べりにちらほら見かけたが花はこれだけ。夏になった。
車道の真ん中に妙な形の蔓が垂れ下がる。危険の暗示か?
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車道の真ん中に妙な形の蔓が垂れ下がる。危険の暗示か?
マムシグサ。名前の通り,実がちょいグロい。つぶつぶがなくなってるのか?これからできるのか?
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マムシグサ。名前の通り,実がちょいグロい。つぶつぶがなくなってるのか?これからできるのか?
ここから本宮山の山頂へ入る。今朝まで大雨だった岡山。雨の後で,沢の勢いが強い。入り口の草むらも川状態。入ろうと歩み寄った瞬間,まだら模様のにょろが草むらに逃げ込んだ...。いーっ!まだ林道に入ってもいないのにここでマムシとは。ストックを取り出し,地面をしばきながらスタート。
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ここから本宮山の山頂へ入る。今朝まで大雨だった岡山。雨の後で,沢の勢いが強い。入り口の草むらも川状態。入ろうと歩み寄った瞬間,まだら模様のにょろが草むらに逃げ込んだ...。いーっ!まだ林道に入ってもいないのにここでマムシとは。ストックを取り出し,地面をしばきながらスタート。
ほどよく湿った林道が続く。バシバシ音を出しながら歩く。それでも,スルスルッと黒いのやまだら模様のや縞模様のニョロ達とごあいさつする登山道。(T_T)
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ほどよく湿った林道が続く。バシバシ音を出しながら歩く。それでも,スルスルッと黒いのやまだら模様のや縞模様のニョロ達とごあいさつする登山道。(T_T)
今日の主役,オカトラノオ。どこまでも咲いている。
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今日の主役,オカトラノオ。どこまでも咲いている。
林道が沢を横切る渡渉点。沢沿いにはドクダミも続く。沢を渡るとやっとにょろ・エリアから解放される。一安心。
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林道が沢を横切る渡渉点。沢沿いにはドクダミも続く。沢を渡るとやっとにょろ・エリアから解放される。一安心。
ちょっと進むと林道を離れ,左側の山頂へと続く分岐へ。ここでうっかりまっすぐ進んで引き返す。(T_T)
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ちょっと進むと林道を離れ,左側の山頂へと続く分岐へ。ここでうっかりまっすぐ進んで引き返す。(T_T)
人工林の暗い道を進んでいくと,十字路があった。この道にはたくさんテープがぶら下がっていて,道迷いの心配はない。(迷うやつもいる...。)ここをさらに左へ曲がる。
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人工林の暗い道を進んでいくと,十字路があった。この道にはたくさんテープがぶら下がっていて,道迷いの心配はない。(迷うやつもいる...。)ここをさらに左へ曲がる。
ゆったりした尾根の道を山頂へと進む。鳥のさえずりが心地よい林。前方から光が差してきた。
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ゆったりした尾根の道を山頂へと進む。鳥のさえずりが心地よい林。前方から光が差してきた。
ほどなく本宮山の山頂へ辿り着いた。山頂には3つの祠が並んでいる。祠は「竜王宮」「山神宮」「海神社」で,この山頂は化氣神社の社有地であるそうだ。円城寺(霊亀元年【715年】,東大寺創建の勧進にかかわった行基が本宮山山頂付近に開基した正法寺が起源。弘安5年【1282年】に伽藍を焼失し現在地に移転,現在の寺号に改めた。)(ウィキペディアより)のルーツもあったという,備前の国の霊山。
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ほどなく本宮山の山頂へ辿り着いた。山頂には3つの祠が並んでいる。祠は「竜王宮」「山神宮」「海神社」で,この山頂は化氣神社の社有地であるそうだ。円城寺(霊亀元年【715年】,東大寺創建の勧進にかかわった行基が本宮山山頂付近に開基した正法寺が起源。弘安5年【1282年】に伽藍を焼失し現在地に移転,現在の寺号に改めた。)(ウィキペディアより)のルーツもあったという,備前の国の霊山。
標高583mは備前の国の最高峰。岡山の山百選。
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標高583mは備前の国の最高峰。岡山の山百選。
山頂の広場にはオトギリソウが開いていた。
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山頂の広場にはオトギリソウが開いていた。
草むらに二等三角点。
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草むらに二等三角点。
山頂広場の周囲に,結界を張るように化氣神社の標柱が設置してあった。化氣神社は吉備中央町の案田地区にある格式の高い神社。榊の葉で葺かれた屋根の御神輿が,この地域の加茂大祭で異彩を放っている。
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山頂広場の周囲に,結界を張るように化氣神社の標柱が設置してあった。化氣神社は吉備中央町の案田地区にある格式の高い神社。榊の葉で葺かれた屋根の御神輿が,この地域の加茂大祭で異彩を放っている。
ここにもオカトラノオ・ワールド。
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ここにもオカトラノオ・ワールド。
山頂を後にし林道の方に下る。正面に久米の名峰二上山。北の方面は山腹の杉林が刈り払われ,好展望が広がる。吹く風は心地よいが,天気が回復したので暑くなってきた。
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山頂を後にし林道の方に下る。正面に久米の名峰二上山。北の方面は山腹の杉林が刈り払われ,好展望が広がる。吹く風は心地よいが,天気が回復したので暑くなってきた。
せっかくなので北側のピークの周りを取り巻く林道をハイキング。二上山の双耳峰のピークがここからだと近い。北からも南からもよく目立つシンボリックな山。
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せっかくなので北側のピークの周りを取り巻く林道をハイキング。二上山の双耳峰のピークがここからだと近い。北からも南からもよく目立つシンボリックな山。
細い蔓の先に黄色い花。花はロゼッタからろくろ首のように伸びています。名前がわからない〜(T_T)。
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細い蔓の先に黄色い花。花はロゼッタからろくろ首のように伸びています。名前がわからない〜(T_T)。
山腹を縫うように立派な林道が伸びる。高清水トレイルを思わせる道。木が無いので東南方向の視界は良好だが,山の中に忽然と現れる景色だけに,好き嫌いが分かれそう...。
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山腹を縫うように立派な林道が伸びる。高清水トレイルを思わせる道。木が無いので東南方向の視界は良好だが,山の中に忽然と現れる景色だけに,好き嫌いが分かれそう...。
本宮山を振り返る。山頂部だけ鎮守の森が残っている。こっちからの本宮山はモヒカンヘア。
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本宮山を振り返る。山頂部だけ鎮守の森が残っている。こっちからの本宮山はモヒカンヘア。
南には朝通ってきた金山や本宮高倉山がうっすら見える。こっちより低いあちらの山がガスっている。
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南には朝通ってきた金山や本宮高倉山がうっすら見える。こっちより低いあちらの山がガスっている。
林道から建部の鶴田(たずた)を見下ろす。連日の雨で旭川の水量は多く水は茶色。チャリで二上山に行くときは,中央の谷を左に入っていく。向こうから見上げていたこの場所に,初めて立った。
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林道から建部の鶴田(たずた)を見下ろす。連日の雨で旭川の水量は多く水は茶色。チャリで二上山に行くときは,中央の谷を左に入っていく。向こうから見上げていたこの場所に,初めて立った。
道ばたにヘクソカズラは今季初。
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道ばたにヘクソカズラは今季初。
トレイル林道は行き止まり。終点の尾根を登ると反対側の林道にとび出る。重機のキャタピラー痕が残る。
トレイル林道は行き止まり。終点の尾根を登ると反対側の林道にとび出る。重機のキャタピラー痕が残る。
この先の見通しのよい場所で,切り株に腰を下ろしてランチタイム。西には高梁市有漢町と吉備中央町の境界の大平山。698mでこちらより高い。
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この先の見通しのよい場所で,切り株に腰を下ろしてランチタイム。西には高梁市有漢町と吉備中央町の境界の大平山。698mでこちらより高い。
さっきまで見えていた二上山の山頂に雲が被ってきた。あちらも100m高い689m。大平山は備中の国,二上山は美作の国,ここは備前の最北部で昔は国境。
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さっきまで見えていた二上山の山頂に雲が被ってきた。あちらも100m高い689m。大平山は備中の国,二上山は美作の国,ここは備前の最北部で昔は国境。
山飯はフツーにコンビニおむすび。昆布とツナでごちそうさん。
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山飯はフツーにコンビニおむすび。昆布とツナでごちそうさん。
この方向は大山や蒜山が見えるところだが今日は残念賞。しかし,星山から櫃ヶ山への稜線,この間登った三坂山と湯原方面辺りまでの山は辛うじて見える。写真中央が,右端がすとんと落ちた櫃ヶ山。
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この方向は大山や蒜山が見えるところだが今日は残念賞。しかし,星山から櫃ヶ山への稜線,この間登った三坂山と湯原方面辺りまでの山は辛うじて見える。写真中央が,右端がすとんと落ちた櫃ヶ山。
復路は北側に見えたピークの林道を辿って本宮山方面に戻る。モヒカンが近くなった。
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復路は北側に見えたピークの林道を辿って本宮山方面に戻る。モヒカンが近くなった。
引き返せば林道があるけどこのヤブを下りる。何とか下りることができそう。
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引き返せば林道があるけどこのヤブを下りる。何とか下りることができそう。
ヤブを漕いでいる途中に,オカトラノオとキマダラセセリ(?)のメス。食事中におじゃまむし。この後,下の林道に下りて最初のトレイル林道に出ようとしたが,ノイバラ,いかにもかぶれそうなハゼの密生,切り通しの段差などに阻まれ復帰を断念。
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ヤブを漕いでいる途中に,オカトラノオとキマダラセセリ(?)のメス。食事中におじゃまむし。この後,下の林道に下りて最初のトレイル林道に出ようとしたが,ノイバラ,いかにもかぶれそうなハゼの密生,切り通しの段差などに阻まれ復帰を断念。
で,まっすぐ進むとあっけなく元の道に戻った。ヒヨドリバナはこれからが盛り。
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で,まっすぐ進むとあっけなく元の道に戻った。ヒヨドリバナはこれからが盛り。
オカトラノオはチョウと仲よし。モンシロチョウはずっと食事中。
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オカトラノオはチョウと仲よし。モンシロチョウはずっと食事中。
林道を下っていく。ホタルブクロが道べりに続く。今日は誰一人出会わない山の旅。出会ったのはニョロ5匹とノウサギ1羽だけ。
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林道を下っていく。ホタルブクロが道べりに続く。今日は誰一人出会わない山の旅。出会ったのはニョロ5匹とノウサギ1羽だけ。
突如,モビルスーツ軍団が現れた。ただのバケットでなく,山林用の特別な装置を纏ったショベルカーが並んでいる。
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突如,モビルスーツ軍団が現れた。ただのバケットでなく,山林用の特別な装置を纏ったショベルカーが並んでいる。
大雨の後,山のそこかしこに水が流れている。道に落ちる小滝の横には,旭川の源泉の文字。でも,ここのはちょっと飲む気がしない。
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大雨の後,山のそこかしこに水が流れている。道に落ちる小滝の横には,旭川の源泉の文字。でも,ここのはちょっと飲む気がしない。
ほいほい下って登山口。このゲートは歩行者の通る通路はない。仕方なくゲートの下をくぐる。腰が痛え。
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ほいほい下って登山口。このゲートは歩行者の通る通路はない。仕方なくゲートの下をくぐる。腰が痛え。
円城地区の高台から本宮山を臨む。〇〇年ぶりに本宮山さんぽを楽しんだ。
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円城地区の高台から本宮山を臨む。〇〇年ぶりに本宮山さんぽを楽しんだ。

感想

〇〇年ぶりに本宮山へ登る。実は子どもの頃登ったことがある山。そのときの記憶では,後半歩いた林道を往復した。今日のような眺めがあった記憶はない。
先達のレコを頼りに山頂をめぐる反時計回りのコースで,林道に足を踏み入れた瞬間,大きなマムシと対面する。逃げてくれたが最初からいやな予感...。大雨の後の道は川状態で,谷筋を好むマムシには格好の場所だった。前半だけで,マムシ君が計2匹,黒にょろ2匹,しまにょろ1匹のにょろにょろ天国だった。草むらが続く間は,地面をストックでしばきまくってゆっくりと歩いた。
山頂の眺望はない。今日は湿度は高いが気温はさほど高くなく,風の抜ける標高500mは快適だった。太陽が顔を出した途端に暑さを感じたものの,梅雨の合間の天気を十分楽しむ山さんぽができた。

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