「TJAR2018」本に感化されたオヤジの荒天/大倉-塔ノ岳-丹沢山-顛末記
- GPS
- 08:44
- 距離
- 20.3km
- 登り
- 1,777m
- 下り
- 1,782m
コースタイム
- 山行
- 7:58
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 8:42
天候 | 麓は基本曇りでしたが、途中から雨、塔ヶ岳では暴風雨。でも帰りの塔ヶ岳は少し?治まっていました。 |
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過去天気図(気象庁) | 2020年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
やはり雨の影響はありました。特に下りの花立山荘からしばらくは登山道が泥の川となっていました。 |
その他周辺情報 | 今回も登山後、車に積んでいた水を浴びて着替えてサッパリ。 |
写真
感想
3日程前から読み始めた2018TJAR(トランスジャパンアルプスレース)の本、その選手から見れば、いくら天候が少々?悪いとしても大倉尾根から塔ノ岳、丹沢山、出来れば蛭ヶ岳を往復する苦労など、万分の一か億分の一なんでしょうが、それに感化されたオッサン会社員は志しだけは高く金曜日仕事終了時から秘かに?計画していました。
天気予報を色々調べましたが、良悪両方あり、取りあえず用意だけして早目に休んで、3時頃に起きて早朝から大倉スタートで蛭ヶ岳を目指すつもりでした。(ヘタレても明るい内に大倉へ戻れる計算です。)
その時間に起きると降雨の音で、悪い天気予報のアタリ!とフテッテ?また寝る事にしました。
しかし、朝起きると明るく風もなく青空まで見える始末?、、、ならばと急遽山登り決行で、大倉まで行く事にしました。
行く途中、ひょっとして戸沢まで車で入って、と思いましたが、帰りもしかして暗くなってしまったら、暗い天神尾根を安全確実に下れる自信がないので、いつもの「大倉山の家」さんに駐車する事にしました。
駐車場で支度中パラパラと雨は来ましたが、西の空もそんなに暗くなく、どちらかと言えば明るく感じたので、スタートする事にしました。
大倉尾根は梅雨ですし、こんな天気なので人は少なく、私の知る限り一番人の少ない日でした。
上に登るに従って天候は悪化を強め、雨は当然、風も段々強くなって来て、塔ヶ岳頂上では正に嵐と言った感じでした。
先に行くにしても引き返すとしても、風雨に耐えられる格好と思いましたが、膝下はタイツに靴下状態からチャックでズボンを繋げましたが、上半身はスタートからのTシャツ1枚で寒くもなかったので、続行しました。
尊仏山荘ドアを開けたらトンでもなく風雨が強まっており、迷わず大倉へUターンと思いました。まるでTJAR2018年大会、トップで三伏峠を越えながらあまりの風雨の強さに後ろの選手の安全も考えてUターンした近内選手の心境が分かる気持ちでした。
でも、ドアを出た瞬間丁度丹沢山方面から男性一人がフツーに到着した所で、なら少しでも行ってみようとの気になって、途中何度も引き返そうかな、とは思うものの結局丹沢山まで頑張りました。
塔ヶ岳から丹沢山の間で一度ピカッ、ドンと、。少し経って1人の男性とすれ違う時、さっきのピカッからドンまで結構時間あったから大丈夫ですよねぇ、と聞くと、「15秒ありました」と非常に冷静な言葉。きっと同世代の方と思いましたがお互いの安全を言い合って別れました。でもそのドンの音、長く腹に応える様なズッシリ来るもので、思わず木と木の間に隠れました。
「みやま山荘」さんカレーで生き返りましたが、大倉までの帰路、人も本当に少なく、ほぼ貸し切り状態で1時間に1人か1組と会う程度で、スポーツマンシップを発揮しての悪天候下での大倉尾根、塔ヶ岳、丹沢山には苦労しただけに得られるものもいっぱいあったと思います。
結局、こんな天候だったのに終日1日上半身はTシャツ1枚で過ごした山行き、雨に結構さらされた時もありましたが、頭の中では渡辺貞夫のカリフォルニアシャワーが流れながら、心ではTJARの選手や箱根駅伝選手(着てたTシャツが箱根駅伝のものでしたが)を想い、彼等の努力や苦労はこんなものではないと想いながらの丹沢でした。
来週末はコロナ対策で土曜出社もあるので、日曜は翌週の山行き準備をして、連休での本番であるアルプス(まだどこかは決めてませんが)に挑戦と思います。
神奈川県民として、トレーニングに最適な丹沢が身近にあることが幸せと感じます。
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