真白なライチョウがお出迎え シーズン最後の仙丈ヶ岳
- GPS
- 08:24
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 1,107m
- 下り
- 1,105m
コースタイム
天候 | 下界は晴れ? 森林限界の上は雲の中 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
料金片道1,100円+荷物代200円 今シーズンは11/15まで運行予定(降雪等で早まる可能性あり) ※なお、広河原からのバスはすでに運行終了。 駐車場:仙流荘バス停横の登山者用無料駐車場利用 |
コース状況/ 危険箇所等 |
道の状況:この時期としては、良いコンディションです。 積雪は6合目付近から上で、頂上付近でも5cm程度。 雪質は6合目付近は、溶けて凍っていましたが、ステップを選べば大丈夫。 その上は、適度にしまって歩きやすい雪でした。 私は、6合目付近だけアイゼンを使うか迷いましたが、結局、下りも使用しませんでした。当日、もう一人登った方は、下りで使用していました。 何れにせよ、この時期、日々状況が変わりますので、アイゼンは必携です。 仙丈へのルート:馬の背へのルートや大平山荘からのルートは閉鎖されており、現状、小仙丈経由のルートのみです。 登山ポスト:仙流荘バス停のポストを利用。 複写式で、下山時に2枚目を投函します。 長衛荘:南アルプス林道バスと同じく11月15日の営業終了予定です。 なお、シーズン終了間際で、宿泊者も少ないので、食材調達の都合上、前日までに電話で予約くださいとのこと。 下山後の温泉:高遠温泉 さくらの湯 http://www.ina-city-kankou.co.jp/cms/modules/tinyd1/index.php?id=2 前回は仙流荘によったので、今回は、バス停に割引券のあったさくらの湯へ。 大人600円。 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
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写真
感想
本当は、山形の月山と蔵王へ行くはずだったのが、予報では天気が悪そう。
折角の連休なので、先日、ふと「今年は3,000m峰登ってないな」と思い出したのをきっかけに、仙丈ヶ岳へ。
ここは、甲斐駒ケ岳ともどもいい山なのに、平日のバス便が悪いんですよね。
平日の静かな山に登りたい時は、日帰りだと行程が大変で、基本、前泊か後泊する必要があるので、今回の連休での設定になりました。
仙流荘8:05のバスは全部で8人程で、道中の黄葉が見事でした。途中、ニホンカモシカや普通の鹿が出てきたりして、運転手さんの観光ガイドもテンションMAX!10分遅れの9:10着でした。
出発して間も無く、16時のバスで日帰りという男性に追い抜かれます。
今日の仙丈ヶ岳登山組は、彼と2人だけで他の方は甲斐駒へ行ったようです。
五合目を過ぎてしばらくすると、融けた雪が再凍結したいやな箇所が続きますが、すぐに終わり、しまった雪にかわります。結局、最後までアイゼンを付けずにすみました。
甲斐駒も北岳も見えますが、全部頭切れで山頂はほぼ見えず。富士山と鳳凰三山だけはよく見えました。
仙丈ヶ岳も他の山と同じように、稜線にでると雲の中。そのため、少し風に吹かれましたが、おかげでたくさんのライチョウに会えました。
冬毛のライチョウを見るのはこれが初めて。寒かったけどそれだけの価値がありました。
頂上直下で、先行した男性とすれ違いましたが、彼はバスのために2時間で下りなきゃ!と去っていきました。どうやら無事間に合ったようです。
私も無事頂上に着きましたが、山頂を含め稜線上では風に吹かれて、ゆっくり湯を沸かして食事がとれなかったのに加えて、山専ボトルかハイドレーションかを迷って、ハイドレーションを選ぶという痛恨のミスも犯して、(冷たいハイドレーションの水分をとる気が進まずに)水分をあまりとらなかったこと。仮眠3時間で高所を歩いたダメージも重なってか、森林限界から上での行動に時間がかかり、長衛荘についたのが6時少し前。ヘッドランプを使う羽目になり、宿の方にも迷惑をかけてしまいました。
翌日(11/8)は、天気がよければ甲斐駒へと思い、5時に宿を出ましたが、3時に起きた時は静かで満点の星空だったのが、上空は強風が吹いてきたうえに少し雪もまじっていました。
とりあえず、日の出までは歩こうとおもい2,502ピークまで行きますが、日の出のあとも風が弱まる気配もなく、携帯の電波が届いて見たtenki.jpでは、9時の3,000m付近で風速20m以上、2,000m付近で18m以上の予報。
向かい側の仙丈も上は雲の中だし、これ以上登って稜線にでても消耗するだけだと思い、早々にリタイア。
あとは、長衛荘で10時のバスまでのんびりと過ごしました。
10時のバスは貸切で、運転手さんと色々と話をしながら帰りましたが、なんとなんと甲斐駒は一晩で真っ白に大変身。しかもドピーカン。
登ればよかったかな?と少し後悔しましたが、相当風が強かった結果の変身。登ったら登ったで、風速20mの風では相当難儀したと思うので、お天気山ノボラーの私としては、またくればいいやとすぐに気持ちを切り替えました。
しかし、(11/8に)仙丈に登った人たちはあの風のなか大丈夫だったのかな?
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