雪の穂高連峰を一望!北アルプス・焼岳(新中の湯からピストン)
- GPS
- 09:45
- 距離
- 7.0km
- 登り
- 904m
- 下り
- 893m
コースタイム
7:50下堀沢出合
9:55焼岳北峰10:20
10:30南峰と北峰の間のコル11:50
12:30下堀沢出合
13:35新中の湯登山口
天候 | 快晴、山頂、稜線上は多少の風はあるものの、ほぼ無風に近い状態。 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
下山後も一部路面が凍結していたので、この時期以降はタイヤチェーン等が必要になると思われます。 下山後は中の湯温泉旅館へ http://www.nakanoyu-onsen.jp/ 日帰り湯は大人700円。露天風呂から穂高連峰が見渡せます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口付近は積雪がないものの、5分ほど登ったあたりから積雪あり。2000mを超えたあたりからアイゼンを装着。このあたりで積雪10cmくらい、深いところで積雪40〜50cmほど。朝方は凍結していた。下山する頃には樹林帯では雪が解けていた。 登山口に登山ポストはありません。 アイゼンがなくても登ることは可能だと思われますが、特に午前中はまだ雪が凍結していたので、アイゼンがあったほうが安心です。 |
写真
感想
本格的な冬シーズンを迎える前に、一目雪の北アルプスを眺めたいと思い、これまで行ったことのなかった焼岳へ。
仕事を終えて、22時に東京を出発、松本ICを下りて新島々駅手前のセブンイレブンで食糧を調達。路面の凍結と積雪を心配して念のためタイヤチェーンを用意してきたものの、使用することなく深夜2時過ぎに安房峠第11号カーブ駐車場に到着することができた。
登山口には車が3台ほどで余裕を持って駐車。しかし、とにかく寒い!けれど満天の星空がきれい。寝酒にビールを1本飲んだら仕事の疲れかそのまま寝てしまった。
翌日は5時半に起床し、寒さに震えながら朝食を採って6時過ぎにスタート。朝焼けの穂高に期待が高まる。
道路に平行した登山道を行き、朽ち果てた車の残骸を通り過ぎると、焼岳への尾根道に取り付く。
登り中盤2000mまでは樹林帯。登り始めて15分くらいで雪が出始め、30分くらいで登山道は完全に雪道に。急勾配を上がるごとに少しずつ雪が増えていく。ただ登山道自体は随所に木道が用意されたりしており、安心して通行できる。積雪があってもとくに危険な箇所はない。
焼岳の山頂が望める展望スポットに着く頃には完全にガスが晴れ、目の前には噴煙を上げる焼岳が。そして振り返ると雪をかぶった荒々しい霞沢岳。
ここから少し上がったところで、念のためアイゼンを装着。中の湯からの登山口と合流すると、ここからは山頂めがけて一気に駆け上がる。振り返ると雪をかぶった雄大な乗鞍岳とさらに遠くに中央アルプスそして南アルプスが見渡せる。下堀出合から稜線まで約400mを一気に上っていく。
南峰と北峰のコルに出ると、少し風が出てくるものの、ここで火口をはさんで向かい側には笠ヶ岳が見えてくる。ここから北峰の山頂を北東側に巻いていく。
焼岳小屋への分岐に差し掛かると、これまでずっと隠れていた穂高連峰のお出迎えに感動!
山頂にはわれわれ含めて2パーティーしかおらず、山行全体を通しても3パーティーしか会うことなく、有名な山にもかかわらず、静かな山頂で圧巻の景色を楽しむことができた。 風はあって寒いけれど、それを忘れさせてくれるような大迫力の穂高連峰に北アルプス核心部の雄大な眺め、そして白くきれいな笠ヶ岳と大満足。しばし絶景を楽しむ。
30分ほどで山頂を後にし、コルの手前で昼食に。この辺りは風が弱いのと火山の熱で雪が溶けて乾いていたので、休憩にはちょうどいい。ただし、火山ガスの状況によっては危険なこともあるかもしれない。
1時間ほど食事しながら絶景を楽しんで下山開始。 下りは日が昇ってきて暑いくらいで、快適に下山することができた。ただ、樹林帯に入ると雪が解けてしまい泥道になったのは辟易した。
下山後、車ですぐの中の湯温泉旅館の日帰り湯に。露天風呂からは穂高連峰が一望できるものの、残念ながら山頂は雲の中。
沢渡でてんぷらそばを食べて、17時頃に松本ICから中央道に。途中20kmほどの渋滞に巻き込まれたものの9時過ぎには東京に到着することができた。
積雪を心配して12本爪アイゼン、ピッケルまで用意したものの、晴れていたのでなくてもギリギリ登れる雪の量だった。今回は今後の雪山に備えての練習の意味も含めてアイゼンを装着して歩いてみたが、実際、ほとんどの人はアイゼンなしで登っていた。
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