古賀志山
- GPS
- 32:00
- 距離
- 4.9km
- 登り
- 370m
- 下り
- 361m
コースタイム
天候 | 10日(土)曇り 10℃ 11日(日)晴れのちくもり 11℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
講習なので特記なし |
写真
感想
安全に登山をするうえで必要な技術や知識の習得・体験を目的とした講習でした。
つまり、「遭難しないためのスキルと遭難しそうなときの対処」
【内容】
○地図読み
実際の地形を見ながら地図で確認。頭を使うので時間の割りには疲れます(笑)
地図から地形を想像できるようになると、絶えず地図に目を移さなくても、
アウトラインが見えてくるようです。でも、これはハイレベルだよな・・・。
○道迷い体験
実際に道迷いしそうなところ歩く実験を、視野が悪くなる夕刻に行いました。
私はたまたま道を間違わなかったのですが、間違った方が数名。話を聞くと、
「間違ったら戻る、これを実践できたのがよかった」と。小さな失敗はこう
いう時にしておくものだと口惜しくもあり。また、「迷いがでたら止まる」
これも実際は難しいことのひとつ。わかっていてもなかなかできない。
迷いやすいところ:下り・急に曲がるところ・尾根が広くなるところ
○遭難者を発見する、または滑落者が救助を求める方法
滑落した遭難者は怪我をして草陰に横たわっている場合が多いので尾根から
見つけるのはかなり困難。滑落者は銀、または白ものを振り回すことで
自分を知らせる。(赤・黄)は目立たない。緊急シートは有効だと思う。
○ビバーク・ツエルト設営
暗くなってからのビバークは避ける。動いている間は身体が暖かいので
そのうちにツエルトを張る。ツエルトをかぶる時はツエルトの端を踏んで
押さえないと風でまくられる。
また、暗くなったら急いでも仕方がないのでゆっくり行動するよう冷静になる。
○ロープワーク
8の字・クレムハイスト・ムンターヒッチ・簡易ハーネスの練習、及び、
これらを使っての悪場(岩場)の通過を体験する。
○行動生理学
熱中症・低体温症・脈の取り方・水の取り方
○三角巾の使い方
練習では相手に不快感を与えては、と、きつく縛るのをためらってしまうけど
これでは練習にならない。頭に三角巾を使って傷口を押さえ縛ったとき、
三角巾が簡単にはずせるようだと、ダメ出し。
【全体として】
色々な知識を、体験を通して得られるプログラムが、とても工夫されています。
内容も少なすぎず、多すぎず、講習としてはおすすめです。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
安全登山講座に参加されたんですね。
昨年私も参加しようと思ったのですが都合悪く無理でした。
気象関係の方はだいだい参加したのですが・・・
今週末はセルフレスキューの講習会です。
は、は、は、大正解です
この講座、一見、初心者向きなのですが、ベテランの人達が5年おきに受講しても充分価値のある講座です。どんなに難しい岩場のルートを登れる人でも、三角巾が使えない、テーピングができないでは尊敬できません。
また、どんなにルートの弱点を見つけるのがうまい人でも、地図読みができない人についていくのは恐いです。行動中の仲間の健康状態に気が回らないリーダーも恐いですよね。そんな考えで参加しています。
ヤマレコでははじめまして、こんにちは。
同じ講座を受講していた者です(懇親会で「単独なので自分のケツは・・・」と自己紹介しました )
bibiloloさんのロープワーク・岩登り・沢登りへの没入ぶりをいつも拝見させていただいておりましたが、まさかあの講習へ参加されていたとは どの方だったんだろう?
紅葉真っ盛りの古賀志山での充実した2日間でしたね。盛りだくさんな内容で自分は若干消化不良気味ですが、今後山へ入ったときに折に触れて思い出し実践していこうと思っています。
またどこかの講習会でお会いしましたら、どうぞよろしくお願いいたします。
ebi0813さん
>どの方だったんだろう?
それは全体写真に写っていないのが私です(笑)。懇親会の時はきっと席が離れていたんでしょう。
私はebi0813さんを確認できました 左側の一番前に座られていた方ですね。
ヤマレコでは今後とも宜しくお願いします。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する