天目山(三ツドッケ) - 蕎麦粒山の巻き道にやられました。


- GPS
- 08:28
- 距離
- 18.6km
- 登り
- 1,225m
- 下り
- 1,216m
コースタイム
- 山行
- 7:04
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 8:24
07:20 蕎麦粒山日向沢ノ峰分岐
07:57 蕎麦粒山
08:25 仙元峠
09:25 一杯水避難小屋
09:50 天目山(三ツドッケ)
11:15 蕎麦粒山まき道分岐
11:47 川乗橋踊平分岐
12:05 桂谷林道踊平分岐
12:45 日向沢ノ峰踊平分岐(大休憩)
14:09 日向沢ノ峰
14:18 蕎麦粒山日向沢ノ峰分岐
14:51 仁田山
15:02 有間峠
天候 | 晴れ。北風に当たると寒いが、避けると意外にポカポカ。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
有間峠から蕎麦粒山日向沢ノ峰分岐までの坂道は、落ち葉で濡れたままの木の根が隠されており、下る際には特に注意。進行方向に平行な木の根に乗ると、間違いなく滑ります。 蕎麦粒山巻き道は、斜面を削った登山道が流され、その上に落ち葉が積もっているような場所が何ヵ所かあり、滑り落ちないように注意する必要があります。 それと、どうも実際の道は、国土地理院の道と違うようなので、歩く場合は事前に下調べをした方が良いでしょう。(昭文社の山と高原地図の方は正しそうです。) もっとも、あの道を「巻き道」と呼ぶこと自体が疑問ですが。 昼食でバーナーを使う際には、山火事に注意してください。この時期、意外に火を安全に使える場所は少ないです。仮に地面が大丈夫でも、上から枯葉が落ちてきたりもするので、十分注意しましょう。 |
写真
感想
久しぶりの奥武蔵、天目山(三ツドッケ)に向かいます。
前日の雨で足元が心配だったが、ほとんど影響は無かった。
想定外だったのは、車で有間峠まで登る林道の長いこと長いこと。名栗湖からの林道もあるのだがナビは選択せず、往復とも浦山からとなったが、これが正解だったのかどうか・・・帰路はしっかり渋滞にはまったし・・・
6時過ぎ、日の出前に到着した有間峠には、日の出の写真を取りに来たらしい人の車1台だけだった。
身支度後スタートし、51号鉄塔まで来ると、天気予報通り、北風が強く寒かったが、空気は澄んでおり、まだ低い朝日に照らされた山並みが遠くまで見えた。
今日は、三ツドッケまでのピストンなので、登山と言うよりは、ほとんどが稜線の山歩きのはずだ(った)。
蕎麦粒山日向沢ノ峰分岐から一杯水避難小屋までは、蕎麦粒山や仙元峠などのピークはあるものの、期待通りの高低差の少ない稜線歩きを楽しめた。
北からの風が当たるルート上では少し寒いが、風が当たらない南側を歩いているとポカポカだ。木々の間から見える富士山を眺めながら、のんびり歩いた。
一杯水避難小屋から三ツドッケへは、避難小屋の裏手から直登のルートがあるが、意外と見落とされるようだ。三ツドッケで会った、東日原から来たという二人も、それに気づかず、避難小屋から酉谷山へ向かう道を遠回りし、北側から登ってきたそうだ。
そのうちの一人と、周りの山々について少し話したが、その人はすかさず地図の上にコンパスを置き、「あぁ、あれは大岳山だね」とか、確認して教えてくれた。
私も、地図もコンパスも持ってはいるが、ほとんど出すことはなく、いつも大雑把な土地勘(?)で「あれはたぶん○○山かな」で終わってしまっている。
出し入れする時間がもったいないし面倒だと感じているからだが、イザという時のためにも、そういう時間を無駄と思わない山歩きができるようになりたいものだ。
復路は、往路で歩かなかったルート、すなわち踏み跡の少ない稜線上を歩いた。ただし、仙元峠は既に歩いたので、ここは逆に巻いた。
本来のルートではない稜線上には、鹿のものと思われるフンが落ちていた。私は奥武蔵で鹿に会ったことはないが、鹿よけの柵とかもあるし、いるんだろうね。いつか会ってみたいものです。
復路のルールに則り、蕎麦粒山手前からは巻き道へ。
「蕎麦粒山巻き道」と言ったら、誰だって蕎麦粒山を過ぎた辺りで本来のルートに復帰する、いわゆるバイパスだと思いますよね。ところがどっこい・・・
しばらく巻き道を歩いて行くと、十字路に出た。左は蕎麦粒山、右は川乗橋。直進は、まだ続く巻き道だ。左の蕎麦粒山方向を見ると急登で、とても本来のルートに復帰する道には見えず、そのまま蕎麦粒山に登りそうな気がした。ということで、巻き道を直進することにしたが、行けども行けども、本来のルートに復帰する気配はない。
結局、日向沢の峰の下まで来てしまった。あの十字路で蕎麦粒山方向に行っていれば、どうなったんだろう。後で昭文社の山と高原地図を確認してみると、やはり蕎麦粒山に登ることになったようだ。つまり、巻き道ではない。巻き道などない。ということになる。
一方、国土地理院の地図によれば、巻き道らしきルートがあるように記載されているが、現実にはそのような道はなかったと思う。う〜〜ん、良くわからん。
とにかく、ここまで来てしまったのだから仕方がない。
さて、昼もだいぶ過ぎたことだし、ここらで昼食にしないと、ゴールしてしまう。ということで場所を探すが、落ち葉だらけでバーナーを使える安全な場所が無い。
止む無く、日向沢の峰に向かう急坂の途中にある、今にも転げ落ちそうな岩の上で湯を沸かすことにした。休憩だというのに立ちっぱなし。しかも風が吹くと、上から檜の(マッチ棒状の)枯葉が舞ってきて気が休まらない。
それでも何とか、カップ麺とコーヒーを作り、斜面に腰を下ろし、少しだけのんびりした。休憩中に4人ほどが、私に気付くことなく斜面を踊平方面に下って行った。
ちなみに、私が歩いてきた巻き道は、入る人も出てくる人もいなかった。
昼食後は急斜面を直登し、ほどなく日向沢の峰に。ここは富士山の眺めが最高です。ただ風が強く寒かったので、何枚か写真を撮ってすぐ再出発。朝、蕎麦粒山に向かう前に寄って行けば良かったんだろうなぁ。
10分ほどで蕎麦粒山日向沢ノ峰分岐に着き有間峠に向かって下るが、落ち葉に隠された木の根で滑り、何度か尻餅を着きそうになった。51号鉄塔からは筑波山も見えた。
朝通った、林道からの登山口まで来たところで、林道に降りる道とは別に、左に林道と並行する登山道が続いていることに気付き、よせばいいのに欲が出て、そっちに向かった。
ヤブ漕ぎとまではいかないものの、狭く、葉の落ちた笹原の中を進み、仁田山の標示板がある場所を通り、有間峠の浦山側に出た。ここが峠からの登山口だったんだと納得できた。
さてさて、今日も予定を大幅に(2時間ほど)オーバーしてのゴールとなった。このところこのパターンが多い。日没に間に合わなくなるような致命的な問題ではないので、それほど改めなければならないとも思わないが、帰路の渋滞で帰宅が遅くなり、結果的には疲れが取れず、翌日の仕事に影響することにもなりかねない。今後は、2時間くらいはオーバーすることを見越して、5時間程度の山歩きにしようか。
コメント
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はじめまして(?)tackerqと申します。
一杯水避難小屋から巻き道を経て三ツドッケ山頂に到達した者です。
その後、蕎麦粒山での巻き道分岐でもお会いしました。
山座同定の件、山容でどの山か大体は判りますが、人に伝える時は、いい加減なことが言えないと思って、地図とコンパスを出して確認しました。
自分ひとりだと、直登する道を探さないくらい、思い込み山行をするんですけどね。(今回は反省です。)
蕎麦粒山の巻き道は散々でしたね。
私もてっきり山頂だけを巻くのかと思いましたが、尾根道を歩いていて、右から合流する道がなく、一体どこまで巻くのかと思っていました。
結構歩かされましたね。
蕎麦粒山の山頂は、私的には面白くないので、次回ここを通る時は、巻こうと考えていましたが、日向沢ノ峰までの広い尾根道を歩けないのでは、選択に困ります。
また、どこかの山でお会い致しましょう。
tackerqさん、こんにちは。
コメントありがとうございました。
ヤマレコで最初にtackerqさんの山行記録を拝見した時、三ツドッケにいた時刻が同じ10時頃ということもあって、「きっと、あの人だ!」とピンときました。
あの日は、北風に当たると少し寒かったですが天気は良好で、多少の想定外も良い意味でのスパイスになり、お互い楽しい山歩きになったようですね。
私は、tackerqさんは、その話しぶりから蕎麦粒山が目的だと思い、てっきり折り返すか、踊平側に降りるかだと思っていましたが、棒ノ嶺を通って名栗まで歩かれたんですね。車だと縦走ができないので、うらやましいです。
日向沢ノ峰から槇ノ尾山は、私はまだ歩いていない道です。あまり整備されていないようですが、どういうわけか、そんな道ほど歩きたくなるので、いつか歩こうと思っています。
「蕎麦粒山巻き道」には本当に参りました。と感想では書いていますが、実はココだけの話、山登りより山歩きを好む私にとっては、日没までに戻れなくなるわけでもなく、1,2時間予定をオーバーする程度なので、それほど落胆する事態ではありませんでした。
もし同情を誘ってしまったとしたら申し訳ありませんでした。
但し、あの案内表記だけは改善の余地あり、だとは思いますけどね。。。
自宅がさいたま市なので、私も奥武蔵/秩父/奥多摩辺りを中心に、最近は丹沢にも足を延ばし歩き回っています。
またお会いしたら、また山名を尋ねるかもしれませんので、その時はよろしくお願いします。
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