八ヶ岳 大同心南稜



- GPS
- 05:40
- 距離
- 2.5km
- 登り
- 522m
- 下り
- 511m
コースタイム
- 山行
- 1:46
- 休憩
- 0:06
- 合計
- 1:52
- 山行
- 4:41
- 休憩
- 3:24
- 合計
- 8:05
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に問題なし |
写真
踏み跡に従い、最初は左岸を、途中から沢を渡って右岸に移り、あとは大同心稜を登る。踏み跡明確。
数m上にも終了点にできる場所があるが、こちらのほうが足場は安定している。
今回、ドームの下まで2Pめを伸ばしてしまったので(50mぎりぎり)ロープの流れが悪く引き上げに苦労した。
残置スリングの支点からはドームのとりつきまで踏み跡をトラバース。
ここは雲稜ルートの5Pめだが、南稜も継続して登ることが多い。むしろ、このピッチがハイライトなので登らないのはもったいない。
ドームの稜線の左側から登る。ビレイ支点と足場の石がある。
この画像のラインよりもうすこし左から大回りするルートもありそうに見えるが(少しルンゼっぽい)、残置支点をたどるとこの画像のような(早めに稜線にあがる)ルートどりとなる。おそらくこれは正解。
このピッチは、でだしと途中1か所でハングで登りにくい場所あり。途中のハングは、足場がいいのでよくホールドを探してから一気に上る。そこを越えればあとは比較的難しくない。
長い残置ロープとカラビナがあるので、ここで2回目の懸垂下降を行う。白いロープが残置。
装備
個人装備 |
アタックザック
食器
クライミングシューズ
ハーネス
ヘルメット
確保器
HMS
支点構築セット
各自クイックドロー5
各自アルヌン3
各自120cmスリング3
PASS
テントマット
|
---|---|
共同装備 |
50mダブルロープ2
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
プラティパス
テント一式
テント内シート
|
感想
大同心南稜は、雲稜ルートや小同心クラックと共に数少ない八ヶ岳の夏のクライミングルートの1つです。
雲稜は昨年登ったので、今回は南稜に行ってきました。
・南稜は3〜4P, さらに雲稜ルートの最終ピッチのドームを継続登攀するのが一般的なようです。
今回は下部を2P, ドーム1Pの計3Pで登りました。
他の記録で1~2Pとなっているトラバース後までを1Pめ、直上からトサカ岩の巻き、ドームとりつきまでを2Pめとしましたが、トサカ岩の巻きの手前で切って3Pとしたほうがロープの流れが良かったと思います。伸ばしすぎました(笑)。
・トサカ岩は登らずに、右側を巻いてドームとりつきのテラスを目指します。
(間違えて登りかけて戻り、このため時間がかかりました。ルーファイ重要です。
もし登ったらちょっとした懸垂下降が必要になるようようです。)
・ロープは50mダブルロープ。下山時の懸垂下降が50mいっぱいなので、懸垂するならこの長さが適当です。
・中間支点は適当な間隔であるので、カムは不要です。アルヌンも3本もあれば十分です。
・岩角で中間支点をとったのは、トサカ岩からドームとりつきまでの緩いトラバース部分のみです。ここは傾斜が緩い分支点がありません。
・最後のドームのピッチは、傾斜が強いためわりと近い間隔で中間支点(ハンガーやハーケン)があります。ですので、クイックドローは10本程使いました。
・下降は、懸垂2回としました。往路の大同心稜にもどるルートです。
1回目は最終ピッチの終了点からドームとりつきまでの20m程度。下部は空中懸垂。
2回目は大同心コルから50m程度。ここは歩いても下れます。
体力と時間があれば横岳の稜線へ出て登山道を歩いて鉱泉に戻るのも勿論ありです。
コメント
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強くなってますねー
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