ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 248037
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

八ヶ岳(横岳・杣添尾根)

2012年11月25日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
07:27
距離
9.1km
登り
1,132m
下り
1,132m

コースタイム

06:22海ノ口横岳登山口入口〜06:46貯水池06:46〜09:37森林限界09:48〜10:08三叉峰10:08〜10:28横岳(奥ノ院)10:52〜11:06三叉峰11:10〜13:20貯水池13:20〜13:42海ノ口横岳登山口入口
天候 文句のない快晴!
海ノ口登山口入口駐車場に6:00到着時、
気温はマイナス10度
過去天気図(気象庁) 2012年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
海ノ口登山口駐車場(無料/8台/6:00到着時は3台駐車)
※駐車場までの道のりは積雪なし。この日はノーマルタイヤでもOKでした。
コース状況/
危険箇所等
【登山ポスト】
海ノ口横岳登山口入口にあり。

【コース状況】

この時期まだ積雪量が中途半端なため、2600m辺りからの尾根通しの冬道は使えず、
北側をトラバース気味に進んで行く夏道でした。

アイゼン:2000m付近の登山道がカチカチのアイスバーンになっていて、下り時に使用。
(komemameは登りから使用)
ピッケル:森林限界より上で使用。


●海ノ口横岳登山口入口〜貯水池
別荘地をすり抜けていく登山道。車道を3度ほど横切ってショートカットしていく。
途中までは富士見岩遊歩道と兼用。
貯水池への最後のショートカット(沢を徒渉する箇所がある道)は崩落箇所があるため、
車道を使って迂回するように標識が付けられている。
積雪は5〜10cm程度。凍っている箇所あり。

●貯水池〜三叉峰
貯水池と東屋を過ぎ木橋を渡る本格的な登山道となり、樹林帯ををひたすら登っていく。
斜度はキツくもなくユルやかでもない、さらに緩急も少なく一定の斜度を保ちながら高度を上げていく。
2000m付近はアイスバーンになっていてツルツル。高度を上げるにつれ徐々に雪の量が増える。
積雪量は10〜30cm程度。
2600m付近からは尾根を直登する冬道ではなく、尾根の北側をトラバース気味に進む夏道に。
この辺りが今回のルートで一番積雪量が多く、トレースはあるものの
できたばかりの感じで踏み固まっておらず、腿上までズッポリいくこともしばしば。
2700m付近でようやく森林限界を越える。ここからは素晴らしい眺望がひらける。
横岳はもちろん、赤岳、硫黄岳、そして富士山、奥秩父、浅間山などが良く見える。
ここから三叉峰(2825m)までは急登が続く。積雪50cm程度。
森林限界から上はトレースなしだったが、先行者がガシガシトレースをつけてくれて、
ラクさせてもらいました。

●三叉峰〜横岳(奥ノ院)
三叉峰からいったん下り大権現を越えてしばらく歩くと奥ノ院に到着。大権現にハシゴが2箇所あり。
三叉峰と大権現鞍部は風の通り道となっていて雪は飛ばされている。

海ノ口登山口から出発
1
海ノ口登山口から出発
別荘地をすり抜けて進んで行く
1
別荘地をすり抜けて進んで行く
朝日が樹林帯を朱く染める
9
朝日が樹林帯を朱く染める
貯水池手前でズドーンと横岳
5
貯水池手前でズドーンと横岳
貯水池を過ぎてから本格的な登山道に
1
貯水池を過ぎてから本格的な登山道に
2000m付近はアイスバーンでツルツル
1
2000m付近はアイスバーンでツルツル
どんどん雪が増えてきた
1
どんどん雪が増えてきた
木々の間から富士山の姿が見えるように
1
木々の間から富士山の姿が見えるように
2600m付近で一瞬森林限界を越えそうになるが…
3
2600m付近で一瞬森林限界を越えそうになるが…
尾根の北側をトラバース気味に進む
1
尾根の北側をトラバース気味に進む
木々の間から三叉峰がチラッと
2
木々の間から三叉峰がチラッと
クリスマスみたいな赤リボン
2
クリスマスみたいな赤リボン
この辺りから雪の量がグッと増える
1
この辺りから雪の量がグッと増える
トレースはあるけどまだ踏み固まっておらずラッセル気味に
1
トレースはあるけどまだ踏み固まっておらずラッセル気味に
右手(北側)に浅間山が見えてきた
1
右手(北側)に浅間山が見えてきた
森林限界まであと少し! 三叉峰も視界に捉える
2
森林限界まであと少し! 三叉峰も視界に捉える
森林限界を越えるとズドーンと富士山
8
森林限界を越えるとズドーンと富士山
左手(南側)には赤岳! ちょうど天望荘と同じくらいの高さか
4
左手(南側)には赤岳! ちょうど天望荘と同じくらいの高さか
浅間山と上信越の山並み
3
浅間山と上信越の山並み
三叉峰までの上部はトレースなし
3
三叉峰までの上部はトレースなし
まだまだ柔らかい雪質
1
まだまだ柔らかい雪質
最高の天気の中 森林限界越えのルートを楽しむ
5
最高の天気の中 森林限界越えのルートを楽しむ
空の青が濃い
三叉峰直下が一番傾斜がキツい
3
三叉峰直下が一番傾斜がキツい
絶景をバックに
横岳(奥ノ院)山頂も見える
1
横岳(奥ノ院)山頂も見える
登ってきた杣添尾根
3
登ってきた杣添尾根
三叉峰到着
komemameの背後には北アルプスの山並み
7
komemameの背後には北アルプスの山並み
横岳とパチリ
三叉峰から大権現と奥ノ院
1
三叉峰から大権現と奥ノ院
まずはいったん鞍部まで下って大権現へ
1
まずはいったん鞍部まで下って大権現へ
稜線より赤岳
稜線より阿弥陀岳
4
稜線より阿弥陀岳
大権現にはハシゴがあります
1
大権現にはハシゴがあります
これ以上の天気を望むと…
3
これ以上の天気を望むと…
バチが当たりますね
5
バチが当たりますね
大権現のハシゴ
富士山をバックに大権現を越える
1
富士山をバックに大権現を越える
横岳(奥ノ院)到着 頂上標と富士山
1
横岳(奥ノ院)到着 頂上標と富士山
富士山アップで
赤岳と阿弥陀岳 その間に権現とギボシ そして奥に南アルプスすごいカタマリ感
5
赤岳と阿弥陀岳 その間に権現とギボシ そして奥に南アルプスすごいカタマリ感
硫黄岳と後ろに蓼科山
2
硫黄岳と後ろに蓼科山
乗鞍から白馬まで北アルプスがぜ〜んぶ見渡せた
1
乗鞍から白馬まで北アルプスがぜ〜んぶ見渡せた
北アルプス 左から穂高〜槍〜常念〜鷲羽〜水晶〜野口五郎
4
北アルプス 左から穂高〜槍〜常念〜鷲羽〜水晶〜野口五郎
後立山 左から爺ヶ岳〜鹿島槍〜五竜〜唐松〜白馬
3
後立山 左から爺ヶ岳〜鹿島槍〜五竜〜唐松〜白馬
中央アルプス 左から南駒ヶ岳〜空木岳〜熊沢岳〜宝剣山〜木曽駒ヶ岳
5
中央アルプス 左から南駒ヶ岳〜空木岳〜熊沢岳〜宝剣山〜木曽駒ヶ岳
手前は左から赤岳〜権現〜ギボシ〜編笠 奥は南アルプス 左から農鳥〜間ノ岳〜北岳〜甲斐駒〜仙丈
4
手前は左から赤岳〜権現〜ギボシ〜編笠 奥は南アルプス 左から農鳥〜間ノ岳〜北岳〜甲斐駒〜仙丈
硫黄岳の後ろに戸隠連峰 左から雨飾山〜高妻山〜焼山〜火打〜妙高
1
硫黄岳の後ろに戸隠連峰 左から雨飾山〜高妻山〜焼山〜火打〜妙高
御嶽ドン!
乗鞍と白山 手前に諏訪湖
2
乗鞍と白山 手前に諏訪湖
横岳から硫黄岳へのの核心部
2
横岳から硫黄岳へのの核心部
ゆっくりゴハン
さて下山です
ハシゴを慎重に下る
2
ハシゴを慎重に下る
クラストした雪面がキレイ
3
クラストした雪面がキレイ
大権現から三叉峰を望む
3
大権現から三叉峰を望む
振り返って奥ノ院
1
振り返って奥ノ院
三叉峰頂上から最後に赤岳の勇姿をもう一度 1
3
三叉峰頂上から最後に赤岳の勇姿をもう一度 1
三叉峰頂上から最後に赤岳の勇姿をもう一度 2
6
三叉峰頂上から最後に赤岳の勇姿をもう一度 2
三叉峰頂上から最後に阿弥陀も カッコよさは赤岳に負けてない 1
1
三叉峰頂上から最後に阿弥陀も カッコよさは赤岳に負けてない 1
三叉峰頂上から最後に阿弥陀も カッコよさは赤岳に負けてない 2
2
三叉峰頂上から最後に阿弥陀も カッコよさは赤岳に負けてない 2
来た道を下ります
1
来た道を下ります
登ってきた杣添尾根 尾根通しではなく北斜面にトレースが入っているのが良く分かる
1
登ってきた杣添尾根 尾根通しではなく北斜面にトレースが入っているのが良く分かる
下りは慎重に
赤岳山頂から延びる県界尾根
5
赤岳山頂から延びる県界尾根
手前の県界尾根下部と奥の真教寺尾根
1
手前の県界尾根下部と奥の真教寺尾根
金峰山 五丈岩までバッチリ見えた
2
金峰山 五丈岩までバッチリ見えた

感想

三連休。移動性高気圧に覆われて絶好の登山日和になるのが日曜日との予報。
しかし最終日だけに行楽帰りの渋滞に巻き込まれるのがコワい。

中日もそこそこの天気のようで迷ったけど、どうせ行くならより晴れる確率が高い方へ、
という訳で済ますべき用事は2日目までに済ませて最終日に備える。

渋滞のピークに巻き込まれそうだからあまり遠出はしたくない。
そして今期はスタッドレスを導入したこともあり、今まで雪の季節にアプローチできなかった
八ヶ岳東側、杣添尾根から横岳を目指すことに。

スタッドレスの効果を確かめるために道中雪を期待するも、
登山口の駐車場まで積雪なしでちょっと拍子抜け。
朝6:00到着するとクルマの温度計はマイナス10度でビックリ。まだ11月なのに…。
しかし、クルマの中で靴を履きゲイターを付ける行為が、冬の訪れを感じさせます。

杣添尾根は変化のない樹林帯の登り一辺倒のルート。
ちょっとウンザリしてきた頃にようやく森林限界を越えそうになるが、
ここから尾根の北斜面をトラバース。
この斜面が吹き溜まりになっていて、ここから森林限界に出るまでが積雪量が多く急ブレーキ。

森林限界に出てからはこれ以上を望めないような最高の天気の中、まずは三叉峰に到着。
三叉峰から奥ノ院までは鞍部の風の通り道を除いてはほぼ微風で、
ゆっくり写真を撮りまくりながら360度の絶景を満喫。

南アルプスから中ア、乗鞍、そして焼岳〜白馬まで北アルプスぜんぶが良く見えた。
これだから冬の八ヶ岳は止められません。

およそ4時間かけて横岳(奥ノ院)に到着。山頂でおにぎりを食べてから下山開始。
名残惜しいけれど中央道の渋滞のことを考えるとあまりゆっくりしてられません。

積雪のおかげで2000m付近までは快調に下れた。
しかし、ここからアイスバーンで登山道はツルツル。
最後までアイゼン無しで通したかったけど、ほんの10〜15分だけ使用することに。

小仏渋滞はまだだったけど、藤野PA付近での事故のため渋滞に巻き込まれる。
それでも19時過ぎには自宅に到着することができたのでまぁ良かった方なのかな。

今シーズン初八ヶ岳、好天のおかげで最高のスタートを切ることができました。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2046人

コメント

また、お会いしました・・。
danyamaさん、komemameさん、こんばんは。

4月に浅間山でお会いしたusatakoです。(覚えておられますでしょうか? ピッケルの・・・)

迂闊にも気が付きませんでしたが、日曜日は私も杣添尾根を同じ時刻に登っていて、間違いなくお会いしています  三叉峰直前で抜かされたかと・・・。
ワカンをザックに着けた私の姿がdanyamaさんのお写真にも写っています。danyamaさんとkomemameさんであることに気がつくことが出来ず、とっても残念です。

でも、天気が良くて絶好の一日でしたね


(ところで、三叉峰辺りでSIGMAのレンズキャップを拾ったのですが、danyamaさんの物ではないですか?)
2012/11/29 0:28
やっぱり!
usatakoさん


やっぱりusatakoさんでしたか!

実は下りでkomemameと単独の方はもしかして
usatakoさんじゃないかと話していたところ、
komemameもusatakoさんのような気がしていたと…。

もし違ったら失礼なのでお会いした時には、
「usatakoさんですか?」と声を掛けるわけにもいかず、
勇気出してお声掛けすればよかったです。う〜ん残念。
是非、お話したかったのですが…。

北斜面の夏道でのラッセルありがとうございます。
今回はあの辺りが一番キツかったので助かりました!

森林限界から上では最高の天気と展望が待っていてくれてましたね。
usatakoさんも撮影で中々前に進まなかったのではないでしょうか。

次回お会いした時は、是非お話できればと思っております。

(キャップですが、コメントいただくまで気付きませんでした。
二度お会いして二度落とし物を拾っていただくとは!
何という偶然というか…お恥ずかしい限りです)
2012/11/29 13:34
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

雪山ハイキング 八ヶ岳・蓼科 [日帰り]
横岳杣添尾根
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
3/5
無雪期ピークハント/縦走 八ヶ岳・蓼科 [日帰り]
杣添尾根と真教寺尾根
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
ハイキング 甲信越 [日帰り]
八ヶ岳 横岳 杣添尾根登山道
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら