西沢渓谷から鶏冠山をピストン【山梨百名山】
- GPS
- 08:47
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 1,311m
- 下り
- 1,495m
コースタイム
- 山行
- 7:02
- 休憩
- 2:33
- 合計
- 9:35
天候 | 曇り。有料版てんくらの当日の1時間予報では「8〜15時晴れ」だったので外れた。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全行程に奥秩父の梨百でおなじみ、青地に黄色で描かれた狐ちゃんの道標あり。 |
写真
装備
個人装備 |
(donsoku)■登山道具:ヘルメット
ザック(モンベルIRON25)
トレランシューズ(マウンテンマゾヒスト2)
熊避け鈴
コンパス
ストック
■衣類:頭巾
レインウェア
半袖シャツ
アームカバー
ショートパンツ
グローブ(以上ワークマン)
SKINS
脛当て
親指保護キャップ
靴下(ミドリ安全)
■食料: 焼きおにぎり
ソーセージ
チキンラーメン
アミノバイタル
噛むブレスケア
ニンニクチューブ
味しらべ
■飲料系:お湯300ml@サーモス
水700ml
コーラ110ml
ポーションコーヒー
緑茶/ほうじ茶ティーパック
■衛生関係:鎮痛剤
ビオフェルミン止瀉薬
ポケットティッシュ
滅菌ガーゼ
■その他:ヒル下がりのジョニー
スマートフォン
モバイルバッテリー
サングラス
サングラスのポーチ
デジタルカメラ
デジカメの予備バッテリー
デジカメのポーチ
自撮り棒
財布
老眼鏡
ミニカッター
爪切り
鍵
プラスプーン
プラフォーク
|
---|---|
共同装備 |
マリンシューズ
ゲイター
ハーネス
|
感想
梨百の四天王と呼ばれる鶏冠山。
厳しい条件の山なので登頂は諦めかけていたが、過去2回登頂しているSpecialさん(以降Sさん)から一緒に行きましょうというありがたいお申し出があったので、行ってきました。
事前にSさんと打ち合わせ。
西沢渓谷から鶏冠山までは厳しい岩場があり、
鶏冠山から木賊山までは地獄のようなシャクナゲの枝漕ぎ、倒木、蜘蛛の巣、道迷いしやすい個所が続くとのこと。
木賊山まで行き徳ちゃん新道で下山すると、自分の脚力では西沢渓谷に着くのが確実に20時過ぎになる。
甲武信小屋に宿泊するのは中国ウイルスの影響で厳しい。
というわけで、鶏冠山までのピストンに決定。
岩場(鎖場)の下りが苦手なので心配だが、先にSさんに降りてもらい、足場などのアドバイスをもらいながら下ることにした。
打ち合わせから2か月弱、やっと梅雨が明けたので山行き決定。
危険な山なのでYAMAPの一日保険に加入。
当日3:15起き。
前夜22:30に就寝したが、緊張の為か熟睡できず。
Sさんと合流し、特殊車両(Special Car)に乗せてもらい西沢渓谷へ。
6時に到着、蒸し暑かった神奈川県と違い涼しい。
駐車場から見える鶏冠山にテンションが上がる。
出発地点から山頂が見える山って少ないよなー。
6:22出発。
■西沢渓谷駐車場→吊橋×2→鶏冠谷出合
吊り橋までは舗装路。
途中「ねとりインフォメーション」で最終トイレ。
大小の吊橋を渡ると右側に鶏冠山への道標があるので右折して西沢渓谷の遊歩道から離れ、笛吹川の源流の沢と並走。
「鶏冠谷出合」の札が掛かった木がある場所が渡渉ポイント。
最後の降雨が三日前だったので、水量は通常程度?
Sさんが過去2回渡渉した際はもっと少なかったと言っていた。
↓7/5のレコでは素人は渡渉できないほど増水していたので心配だったが、まずは一安心。
厳しく楽しい、梅雨の合間の鶏冠山
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2424701.html
Sさんに借りたマリンシューズを履いて渡渉。
水深は最も深い所でもふくらはぎ半分ほどで、滑るところも無く楽勝でした。
靴を履き替え、今度は貸していただいたゲイターを装着。
メットを被りザイルを担いだ3人組が後続で来たが、この後一度も再会しなかったので、沢屋だったのかな。
■鶏冠谷出合↑チンネのコル(現地表記は「第一岩峰のコル」)
ここから登り。
最初は沢の左岸の岩壁をへつる。
黒いロープ代わりの電源ケーブルがあるがやや緊張。
ストックを短くして通過した。
その後は通常の登山道のような道。
次第に尾根が明瞭になりシャクナゲが増え、斜度が上がる。
寝不足の為か調子は今一つだが、崩さないよう、無理しない歩行を心掛ける。
Sさんから離されるが、所々で小休憩を挟んでもらえた。
岩場の手前で「←鶏冠山」の道標が岩場と左側を巻く道の2つに分かれていたが、Sさんの記憶により左を選択。
Sさん曰くここから「アドベンチャーコース」。
斜度が上がり、手を使って登る個所が増えた。
ロープを使って登る個所も2,3あり。
ストックが邪魔になったので途中からザックに収納。
葉に棘があるアザミが群生し、頭上には茨が垂れ下がっているというアクションゲームに出てきそうな場所は、当たらないよう注意して通過。
登りきると平坦な場所「チンネのコル」に到着、15分程休憩。
レコでよく見た、埋められたストックがあった。
ここからいよいよ岩峰とのことなので、コーラとニンニクを塗った煎餅で気合を入れた。
Sさんからハーネスを借りて装着、初めてだが鎖場での心強い装備だ。
持参したヘルメットも装着。
風が吹き抜け最初は涼しくて快適だったが、次第に汗冷え。
■チンネのコル↑第一岩峰↑第2岩峰↓第3岩峰迂回路↑第3岩峰(山梨百名山標柱)
コルから2,3か所アドベンチャーな個所を通過、その後は普通の登山道、そして森林限界から第一岩峰。
ここからは滑落したら死亡、運が良くて重傷な場所ばかり。
そういった場所は普段歩かないので、Sさんからアドバイスをもらいつつも緊張の連続。
岩場の登りでは声出し確認&自分を鼓舞&怖さを紛らわすため、「行くぞー」「ヨシこの足場だなー」「ヨイショー」「オラー」などと大声を出して通過。
Sさんうるさくてゴメン。
最難関の第3岩峰は鎖も無いハングした岩場登りなので、迷わず迂回路を選択。
事前情報通り慎重さが必要な急な下りをこなし、下り切ったら急な登り。
T字路を左折すると梨百標柱がある第3岩峰に到着。
11時過ぎ到着、ここまで5時間弱。
ここは鶏冠山の最高地点ではないが山頂まで行くとおそらく80分プラスで下山完了が遅くなりそう、かつ曇って展望がないのでここまでのピストンにすることにした。
となれば気持ちに余裕ができたので、誰かに切断された標柱を立て直し、ゆっくり撮影、昼食、休憩。
一瞬甲武信ヶ岳が見えたので、それから5分待ったが雲は取れないので、出発、下山開始。
■下山
確か鎖がある岩場は3つあったと思うが、最後の第一岩峰の岩場は「回り込んで下る」為、先に下ったSさんの姿は見えず(つまりSさんからもdonsokuの姿は見えない。声は届く)、自分だけが頼りだ。
お借りしたハーネスのカラビナを鎖に付けるか迷ったが、慣れない動作による精神的負担を増やさないことを選択し、使わないことにした。
ここだけは大声を出す余裕もなく、真剣に下った。
下りの岩場で一番怖いのは足場が見つからないことだが、幸い見つかった。
また、ここだけ微妙に鎖が短く、あと10cm欲しい所だったが、無事に着地。
後はアドベンチャーコースはあるが岩場程の危険性は無いので気楽に下った。
チンネのコルで最後の大休憩。
以降、尾根の下りは足が痛くなってきたこともあり長く感じた。
(足の親指の爪が上向きに反っているため、短く切っていても下山で痛む&傷む。時々爪が外れてなくなる。)
無事渡渉も済ませ、河原から遊歩道に上がり、西沢渓谷を散策する観光客とすれ違いながら駐車場へ。ここも長く感じた。
なお、マスク姿の観光客はほとんどいなかった。
■帰路
道の駅みとみで休憩後、ノンアルコールビールが飲みたかったのでコンビニに立ち寄ってもらった。
ノンアルコールビールは道の駅、SA,PAには無いが、売って欲しい。
毎度のことながら下山後は炭酸がうまい。
中央道に乗ると談合坂SA辺りから渋滞。
その後Sさんと別れ、19時ごろ帰宅。
肌を露出しない恰好をしていたけど、腕や足に切り傷や擦り傷ができていた。
曇りは残念だったけど、岩場での高度感が緩和されてかえってよかったかも?
一人で行っていたら、おそらく岩場で無理と判断し撤退していた山でした。
ガイドしてくれたSpecialさん、ありがとう!
トサカの上で思いっきり楽しみました↗︎
donsokuさんの登攀シャウト🔥
奥秩父の峰々に轟いていましたよ〜
これに懲りず、また遊んでくださいね
今度は、ゆるふあ〜なハイクで
special
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