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Yamareco

記録ID: 248180
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
栗駒・早池峰

早池峰縦走 中岳にて撤退

2012年11月24日(土) ~ 2012年11月25日(日)
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
--:--
距離
16.2km
登り
1,452m
下り
1,454m

コースタイム

【11月24日】
 7:30岳駐車場-8:40鶏頭山避難小屋-10:20鶏頭山-15:00縦走路 標高1600m地点(幕営)

【11月25日】
 7:30幕営地-8:30中岳山頂-9:30撤退-13:00鶏頭山-14:40七折ノ滝-15:40岳駐車場
天候 24日:曇り
25日:曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
岳の駐車場を利用。
岳までの車道に雪は有りませんが、朝方は凍結している箇所があったので冬タイヤが必要です。
尚、岳から小田越方面は冬季閉鎖で来年5月まで通行止めです。
コース状況/
危険箇所等
○岳〜鶏頭山
 標高1000m辺りから雪道ですが、深くても踝程度。
 今の雪量ではワカンは必要ありませんが、アイゼンはあった方が良いでしょう。
 七折ノ滝分岐から先は雪の付いた岩場で、切れ落ちた箇所があるので通過は慎重に。

○鶏頭山〜中岳(縦走路)
 眺望の無い樹林の道が延々と続き、道には樹木が張り出しており通過が困難。
 全体的に荒れた印象を受けました。
 所々でナンバープレートがあり、目印にはなりますが数は乏しい。
 夏でも道に迷う事があるらしいので、ルート選びには気を使いました。
 登山道は樹林帯を抜けると岩場に出て、岩場を過ぎると再び樹林帯に入る、といった繰り返しになります。
 岩場の南側は切れ落ちてますが、ロープや鎖は無し。
 また、雪が堆積しているのでアイゼンが無いと危険な箇所です。
 雪の量は、鶏頭山近辺で踝程度ですが、水場以降は膝下までのラッセル。
 中岳以降は腿上まで(約50〜60僉砲△蠅泙靴拭
 雪が深いのでワカンを付けた方が楽かと思いましたが、岩場の通過が困難になりそうなので全域アイゼンで進みました。

○中岳
 中岳頂上までのルートには大きな岩が堆積しており、その岩を登っては降りて、の繰り返し。
 岩にペンキマークやロープは無く、ルートファインディングが非常に難しい道でした。
 スムーズに通過するには、正確に夏道を記憶している必要がありそうです。
 (夏道を知らない私は、この区間の通過に40分近くかかりました。)
 岩場の通過も技術的に難しい箇所があり、雪の付いた岩を登るにはそれ相応のアイゼンワークが必要だと感じました。
 今回、単独なのでロープは使用しませんでしたが、パーティでの登山の際は後続のフォロー用にロープがあると良いです。
 中岳はどこが頂上なのかよく判らないピークですが、中岳の表示板の近くにある大岩の上に三角点があったので、
 恐らくそこが頂上だと思います。

 中岳から300mほど早池峰方面へ進んだところで撤退したので、先の状況については不明です。
鶏頭山へ続く登山道。
紅葉は終わり、寂しい雰囲気が漂う。
2012年11月26日 18:48撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
11/26 18:48
鶏頭山へ続く登山道。
紅葉は終わり、寂しい雰囲気が漂う。
登山道には所々に番号が書かれたプレートが付けられてある。
早池峰までの距離を表示してるのだろうか?
2012年11月26日 18:48撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
11/26 18:48
登山道には所々に番号が書かれたプレートが付けられてある。
早池峰までの距離を表示してるのだろうか?
霜柱が出来ている。
もう冬だね。
2012年11月26日 18:49撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2
11/26 18:49
霜柱が出来ている。
もう冬だね。
鶏頭山避難小屋の手前から雪道になった。
トレースは無く、今日の入山者は居ない。
2012年11月26日 18:49撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
11/26 18:49
鶏頭山避難小屋の手前から雪道になった。
トレースは無く、今日の入山者は居ない。
鶏頭山避難小屋。
ここで小休憩。
2012年11月26日 18:49撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/26 18:49
鶏頭山避難小屋。
ここで小休憩。
七折ノ滝への分岐。
ここから先は岩場になる。
2012年11月26日 18:50撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/26 18:50
七折ノ滝への分岐。
ここから先は岩場になる。
岩場を進む。
南側が切れ落ちている箇所があるので、強風時の通過は慎重に。
2012年11月26日 18:50撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/26 18:50
岩場を進む。
南側が切れ落ちている箇所があるので、強風時の通過は慎重に。
狭い岩の間を抜ける道。
するりと、は通過出来なかった^^;
大きなザックが引っ掛かって通過できぬ…
四つん這いで通過する。
2012年11月26日 18:51撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
4
11/26 18:51
狭い岩の間を抜ける道。
するりと、は通過出来なかった^^;
大きなザックが引っ掛かって通過できぬ…
四つん這いで通過する。
ニセ鶏頭山のお地蔵さん。
雪を被って寒そうだ。
2012年11月26日 18:51撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/26 18:51
ニセ鶏頭山のお地蔵さん。
雪を被って寒そうだ。
ニセ鶏頭山から、鶏頭山を眺める。
鶏の頭・・・に見える?
2012年11月26日 18:52撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/26 18:52
ニセ鶏頭山から、鶏頭山を眺める。
鶏の頭・・・に見える?
一方、早池峰方面は・・・
ガスで隠れて見えなかった。
2012年11月26日 18:52撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
11/26 18:52
一方、早池峰方面は・・・
ガスで隠れて見えなかった。
鶏頭山頂上へ続く登り坂。
2012年11月26日 18:52撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/26 18:52
鶏頭山頂上へ続く登り坂。
鶏頭山頂上。
風が冷たい。
2012年11月26日 18:53撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/26 18:53
鶏頭山頂上。
風が冷たい。
鶏頭山を後にし、縦走路へ。
早池峰へと向かう。
2012年11月26日 18:53撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/26 18:53
鶏頭山を後にし、縦走路へ。
早池峰へと向かう。
登山者のトレースは無く、小動物の足跡だけが残っていた。
2012年11月26日 18:54撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/26 18:54
登山者のトレースは無く、小動物の足跡だけが残っていた。
最初は踝までの雪だったが、縦走路を進むにつれて次第に雪は深くなる。
2012年11月26日 18:54撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
11/26 18:54
最初は踝までの雪だったが、縦走路を進むにつれて次第に雪は深くなる。
縦走路は眺望の無い樹林の道。
道は荒れており、木の枝で行く手を阻まれ、通過に苦労させられる。
2012年11月26日 18:55撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
11/26 18:55
縦走路は眺望の無い樹林の道。
道は荒れており、木の枝で行く手を阻まれ、通過に苦労させられる。
木の枝の下を、匍匐前進で通過。
こんな箇所が何箇所も。
優しくない登山道であるな。。。
2012年11月26日 18:55撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/26 18:55
木の枝の下を、匍匐前進で通過。
こんな箇所が何箇所も。
優しくない登山道であるな。。。
細い岩場の道。
危険箇所だけど、荒れた樹林の道よりよっぽどマシに感じる。
2012年11月26日 18:56撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/26 18:56
細い岩場の道。
危険箇所だけど、荒れた樹林の道よりよっぽどマシに感じる。
霧氷が舞っている。
日が射すとキラキラ輝き、とても綺麗だ。
2012年11月26日 18:56撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/26 18:56
霧氷が舞っている。
日が射すとキラキラ輝き、とても綺麗だ。
霧氷の結晶。
大粒の雪印マークが舞い落ちる。
2012年11月26日 18:59撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/26 18:59
霧氷の結晶。
大粒の雪印マークが舞い落ちる。
雪が深くなり、次第に道が判別し難くなってきた。
2012年11月26日 19:00撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
11/26 19:00
雪が深くなり、次第に道が判別し難くなってきた。
所々で道が不明瞭になる。
雪で覆われてよく判らないけど、ここも登山道。
2012年11月26日 19:00撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/26 19:00
所々で道が不明瞭になる。
雪で覆われてよく判らないけど、ここも登山道。
こういう道だったら判りやすいんだけどね。
2012年11月26日 19:01撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/26 19:01
こういう道だったら判りやすいんだけどね。
見晴らしの良い岩場に出た。
ちょうどガスが晴れて中岳が見えたが、早池峰は山の向こうに隠れて見えない。
2012年11月26日 19:02撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/26 19:02
見晴らしの良い岩場に出た。
ちょうどガスが晴れて中岳が見えたが、早池峰は山の向こうに隠れて見えない。
反対側を振り返れば、歩いてきた縦走路と鶏頭山が見える。
2012年11月26日 19:02撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/26 19:02
反対側を振り返れば、歩いてきた縦走路と鶏頭山が見える。
午後2時を過ぎ、次第に山は寒くなってきた。
この時点で、気温は-10℃
そろそろ幕営地を見つけた方が良さそうだ。
2012年11月26日 19:03撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/26 19:03
午後2時を過ぎ、次第に山は寒くなってきた。
この時点で、気温は-10℃
そろそろ幕営地を見つけた方が良さそうだ。
午後3時。
中岳手前の樹林帯にて、この日の行動を打ち切る。
木々の間の狭いスペースにテントを張った。
2012年11月26日 19:03撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/26 19:03
午後3時。
中岳手前の樹林帯にて、この日の行動を打ち切る。
木々の間の狭いスペースにテントを張った。
翌日。
ガスの中、早池峰へ向かう。
中岳手前には、樹氷のような木々が立ち並んでいる。
2012年11月26日 19:06撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/26 19:06
翌日。
ガスの中、早池峰へ向かう。
中岳手前には、樹氷のような木々が立ち並んでいる。
そして、中岳の岩場に到着。
ここからが縦走路の核心部、かな。
2012年11月26日 19:07撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/26 19:07
そして、中岳の岩場に到着。
ここからが縦走路の核心部、かな。
そびえ立つ巨岩。
岩の右側には、登山道を示すプレートが見えるが…
あそこに行くにはどこを辿ればいいのだろう?
2012年11月26日 19:14撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/26 19:14
そびえ立つ巨岩。
岩の右側には、登山道を示すプレートが見えるが…
あそこに行くにはどこを辿ればいいのだろう?
ここを・・・
登るのか?
2012年11月26日 23:07撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/26 23:07
ここを・・・
登るのか?
際どい足場を辿って、岩を進む。
滑落しませんように…
2012年11月26日 19:12撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
11/26 19:12
際どい足場を辿って、岩を進む。
滑落しませんように…
橋のような岩。
足場は極めて狭い。
両側が切れ落ちているので、強風時は要注意。
2012年11月26日 19:06撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/26 19:06
橋のような岩。
足場は極めて狭い。
両側が切れ落ちているので、強風時は要注意。
岩の橋を通過し、辿った道を振り返る。
厳しい岩場が続く。
2012年11月26日 19:08撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/26 19:08
岩の橋を通過し、辿った道を振り返る。
厳しい岩場が続く。
中岳頂上手前の岩場。
どこを登ればいいのやら・・・
通過に悩ませられる。
2012年11月26日 19:09撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/26 19:09
中岳頂上手前の岩場。
どこを登ればいいのやら・・・
通過に悩ませられる。
中岳の標識発見。
ここまでの岩場を通過するのに約40分かかった。
2012年11月26日 19:11撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/26 19:11
中岳の標識発見。
ここまでの岩場を通過するのに約40分かかった。
標識近くにある岩を登ると、三角点が設置してある。
恐らく、ここが中岳の頂上だろう。
2012年11月26日 19:10撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/26 19:10
標識近くにある岩を登ると、三角点が設置してある。
恐らく、ここが中岳の頂上だろう。
三角点より、早池峰方面を見ると、
そこには鬱蒼とした樹林の景色が広がっていた。
地形図によると、中岳以降はハイマツ帯のはずだが…
2012年11月26日 19:10撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1
11/26 19:10
三角点より、早池峰方面を見ると、
そこには鬱蒼とした樹林の景色が広がっていた。
地形図によると、中岳以降はハイマツ帯のはずだが…
中岳以降は雪は更に深くなり、膝上までのラッセルとなる。
ペースは捗らず、137番のプレートから少し進んだ先にて、撤退を決めた。
2012年11月26日 19:11撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/26 19:11
中岳以降は雪は更に深くなり、膝上までのラッセルとなる。
ペースは捗らず、137番のプレートから少し進んだ先にて、撤退を決めた。
しかし、
撤退した途端に晴れ間が出てくる罠…
2012年11月26日 19:14撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/26 19:14
しかし、
撤退した途端に晴れ間が出てくる罠…
快晴の中、縦走路を戻る。
昨日残したトレースがあるので、歩くのは楽。
2012年11月26日 19:15撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/26 19:15
快晴の中、縦走路を戻る。
昨日残したトレースがあるので、歩くのは楽。
見晴らしの良い岩場に出る。
中岳方面を振り返ると、ガスはすっかり晴れていた。
2012年11月26日 19:16撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/26 19:16
見晴らしの良い岩場に出る。
中岳方面を振り返ると、ガスはすっかり晴れていた。
鶏頭山方面も快晴。
まだ先は長いなぁ…
長い縦走路に少しうんざりしてきた。
2012年11月26日 19:16撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/26 19:16
鶏頭山方面も快晴。
まだ先は長いなぁ…
長い縦走路に少しうんざりしてきた。
でも、快晴の雪山は良いね。
木々が輝いて見える。
2012年11月26日 19:17撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/26 19:17
でも、快晴の雪山は良いね。
木々が輝いて見える。
鶏頭山への登りにて。
振り返ると、早池峰の白峰が見えた。
2012年11月26日 19:18撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/26 19:18
鶏頭山への登りにて。
振り返ると、早池峰の白峰が見えた。
北西の方角には、毛無森。
そして、その向こうには白くなった岩手山と八幡平の山々が見える。
2012年11月26日 19:19撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/26 19:19
北西の方角には、毛無森。
そして、その向こうには白くなった岩手山と八幡平の山々が見える。
鶏頭山に戻ってきた。
早池峰と薬師岳のペアで撮影。
2012年11月26日 19:19撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/26 19:19
鶏頭山に戻ってきた。
早池峰と薬師岳のペアで撮影。
鶏頭山を下る。
今日は天気が良いので、鶏頭山へは何名か登山者が訪れたようだ。
登山道には、私が昨日残したトレース以外にも、幾つかトレースが残っていた。
2012年11月26日 19:20撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/26 19:20
鶏頭山を下る。
今日は天気が良いので、鶏頭山へは何名か登山者が訪れたようだ。
登山道には、私が昨日残したトレース以外にも、幾つかトレースが残っていた。
ニセ鶏頭山にて。
鶏頭山と早池峰をペアで撮影。
2012年11月26日 19:20撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/26 19:20
ニセ鶏頭山にて。
鶏頭山と早池峰をペアで撮影。
鶏頭山からの下山は、昨日とは別コース。
七折ノ滝方面へ下山する。
この滝が見たかった。
2012年11月26日 19:21撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/26 19:21
鶏頭山からの下山は、昨日とは別コース。
七折ノ滝方面へ下山する。
この滝が見たかった。
上部の噴流がすごい。
真横に水が噴き出している。
2012年11月26日 19:36撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/26 19:36
上部の噴流がすごい。
真横に水が噴き出している。
沢沿いの道を下る。
雪が深くなれば、この道はもう利用できないかな。
2012年11月26日 19:21撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1
11/26 19:21
沢沿いの道を下る。
雪が深くなれば、この道はもう利用できないかな。
すっかり葉が落ちた森の道。
少し侘しさが漂うが、落ち着く風景。
厳しい雪山から解放された安堵感もあり、しばしここで寛ぐ。
2012年11月26日 19:22撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/26 19:22
すっかり葉が落ちた森の道。
少し侘しさが漂うが、落ち着く風景。
厳しい雪山から解放された安堵感もあり、しばしここで寛ぐ。
そして、岳の駐車場に帰着。
駐車場からは斜陽でほんのり赤くなった早池峰山頂が見えた。
2012年11月26日 19:23撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/26 19:23
そして、岳の駐車場に帰着。
駐車場からは斜陽でほんのり赤くなった早池峰山頂が見えた。
撮影機器:

感想

東北の天気を調べてみると、週末は太平洋側が好天に恵まれそうだったので、早池峰登山を計画した。
早池峰に登山で訪れるのは今回が初めてであり、ルートに不安なところはあったが、
まだ11月だし雪はそれ程深くないだろう、と考えて、鶏頭山から続く縦走路を登頂ルートに選んでみた。
事前にネットで情報を調べてみるも、この縦走路の情報は乏しく、積雪期の記録は見つからない。
しかし、無雪期の記録によると、中岳周辺の岩場は難所になる事が予想された。
そこで、アイゼン、ピッケルに加え30mロープにハーネス等の登攀具を持参し、1泊2日の日程で登山に臨んだ。



【11月24日】
7時30分に、岳の駐車場を出発。
紅葉の終わった寂しい森の道をしばらく進むと、避難小屋の手前から雪道となった。
雪にトレースは無く、前日は祝日だったが登った者は居ないようである。
新雪に踏み痕を残しながら進んでゆき、10時過ぎには鶏頭山頂上に到着。
鶏頭山より早池峰方面はガスで視界は悪く、今日の眺望は期待出来無さそうであった。
しかし、明日は高気圧に覆われ、確実に晴天になる。
明日の眺望に期待しつつ、縦走路へと足を踏み入れた。

始めは見晴らしの良い道だったが、鶏頭山のコルを通過すると眺望の効かない樹林帯となる。
傾斜は緩く、アップダウンはあまりないが、道は優しくない。
木に雪が堆積した為か、登山道の両脇に立ち並ぶ樹木の枝が垂れ下り、道を塞いでいる。
幾度も枝を掻き分け、時には枝の下を這いながら先へと進んでゆく。
まるで藪山のような道で、次第に雪は深くなり、もっと楽そうな登山道を選べばよかったか、と少し後悔し始めた。
しかし、全く眺望が無い訳ではなく、樹林が途切れて岩場の道へ出ると視界は開け、
これまで歩いてきた鶏頭山方面の道、そしてこれから進む早池峰方面の景色を堪能する事が出来た。
すぐにまた道は樹林に戻るので、束の間の眺望、ではあるが・・・

縦走路を進む事、約4時間。
ガスで覆われた進路の先に、うっすらと中岳へ続く巨石群が見えてきた。
この先の岩場が、この縦走路の核心部。
ガスの中では通過が難航する、と考えて、まだ時刻は3時前であったが早めに行動を打ち切る。
途中で見つけていたテントが張れそうな場所まで戻り、そこで幕営する事にした。
その頃には気温は-10℃まで下がっており、寒さに凍えながらのテント設営。
まだ11月下旬だというのに、ここまで気温が下がるものなのか・・・
北上山地の冬の厳しさを身を以て経験する。
しかし、気温は低いものの、風が吹き込まない樹林帯なので、ほぼ無風。
山の上では唸るような風の声が聞こえてくるがテントが揺らぐ事はなく、雪山での幕営としては快適な状況であった。
夕食、水作り、濡れた衣類の乾燥、と一連の家事(?)を終え、午後6時にはシェラフに包まり寝床に付いた。



【11月25日】
日の出時刻の6時30分にテントの外に出ると、空は厚い雲で覆われ、視界は真っ白。
予報では、今日は高気圧に覆われ晴天となるはずであったが、その気配は全く見られなかった。
しばらくテント内で待機し、天候回復を待つが、一向に好転せず。
7時30分、これ以上は待つ事が出来ず、テントを撤収し中岳へと進んだ。

中岳山頂へ続く岩場は、予想通りの難路となった。
ルート上には巨岩がゴロゴロしていて、その岩を登っては降り、そしてまた次の岩へ・・・といった繰り返しになる。
岩の周辺には樹木が密生しており、巻いて進む事は出来ず、殆どの岩は登って越える。
(一部、巻いて進める箇所もあり)
岩にはペンキマークやロープなどは無く、何処を登れば良いのか、また何処から下るのか、といった指示は一切なし。
その為、雪で登山道や岩が覆われている状況ではルートファインディングが非常に難しい。
スムーズに通過するには夏道を正確に記憶している必要があるだろう。
岩の登り降りも技術的に難しいものがあり、アイゼンとピッケルを駆使しなければ通過できない箇所も多々あった。
通過には思っていた以上に時間を要し、中岳頂上までの巨岩帯約200mの通過には40分近く費やした。
厳しい岩場を通過し、ようやく中岳山頂、と思わしき三角点に立つ。
しかし、そこから見える早池峰方面の景色は真っ白で、かろうじて見えるのは鬱蒼と茂る樹林帯。
その景色を見ると、気が重くなった。

地形図によると、中岳以降はハイマツ帯となっている。
なので、中岳以降は森林限界となり、雪深く険しい樹林帯からは解放される、と楽観視していた。
しかし、まだ樹林帯は続くらしい・・・
中岳からは更に雪は深くなり、膝上まで達する位になっていた。
この雪の量では、今日中に早池峰山頂に到達できるかも怪しいものだ。
ひとまず中岳頂上を後にし先へ進んでみるが、300m進むのに1時間かかる、という有様である。
GPSで早池峰山頂までの距離を探ると、あと1.8Km
このペースでは、山頂到達まで6時間はかかる、という計算になる。
山頂到着は午後3時過ぎか・・・
これでは、今日中の下山は無理。
標高1680m地点にて、山頂まで行くのを諦め撤退する事にした。

通過するのに苦労した岩場を再び進むが、今度はトレースが残っているのでルートは明瞭。
登りだった箇所が下りになるので、若干難しくはなったが、スムーズに通過し、昨日も進んだ縦走路を引き返す。
縦走路を進むにつれて雲が薄くなり、やがて青空が広がる。
“どうせ晴れているのは麓だけだろう。”と思って、見晴らしの良い岩場に出て中岳方面を振り返ってみれば・・・
しっかり晴れてるじゃないか。。。
やっと高気圧が本気を出してくれたようだが、今更かよ。
もっと早くに晴れ間が出ていれば、中岳頂上から早池峰の真っ白なピークが見れただろうに。
高気圧に愚痴をこぼしつつ、縦走路を下る。

午後1時には、昨日通過した鶏頭山に到着。
昨日の鶏頭山頂上からの眺めはガスが掛かって今一つであったが、今日は快晴で周囲の見晴らしは良い。
縦走路方面を見ると、中岳と、その背後に早池峰の真っ白なピークが見えた。
縦走路上からは中岳の後ろに隠れて早池峰は見えなかったが、鶏頭山からははっきり見える。
北西方向には、雪を被った岩手山と八幡平、と見所も豊富だ。
しばらくその眺めを堪能する。

鶏頭山からの下りは、昨日とは別ルートで、七折ノ滝方面へと下る。
ハシゴ場の分岐よりしばらくは雪道が続いていたが、標高1000m付近から下は雪は消えており、
そこからはアイゼンを外す。
落ち葉で滑りやすくなっており、何度か尻もちをつきながら下山した。
雪道よりも、この落ち葉の道の方が、私にとっては苦手かもしれん・・・
七折ノ滝までは急な下りが続いたが、そこから先は道なだらか。
もう紅葉は終わり、木々は寒々としていたが、見応えのある七折ノ滝や、美しい沢の流れに、
落ち着いた雰囲気の森の景色等々、歩いていて気持ちの良い登山道であった。

午後3時過ぎには岳の駐車場に帰着。
駐車場からは、斜陽でほんのりと紅くなった早池峰の白峰が見えた。
残念ながら今回、その頂きを踏む事は出来なかったが・・・
次回は到達したいものだ。
この先、更に雪深くなったら、今回の縦走路はもう無理だろうから、少し楽そうなルートで。
今回、下山で利用する予定だった小田越からのルートでリベンジしてみようか。
早池峰山頂付近では樹氷を見れるらしいので、その時期にでも・・・来年かな。
「では、近いうちにまた。」と早池峰に挨拶し、帰路につく。

それにしても、今回の登山で「早池峰」、という山の印象はかなり変わった。
これまでは「花の山」、という優しい印象を抱いていたが、
初めて訪れたその山は、厳しい岩と雪の山だった。

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コメント

こんばんは☆
雪景色を堪能させていただきました
私に雪山を登る技術も根性もありませんが、雪は大好きです

土曜日は、高速道路から早池峰の下の方が見えていましたね。
姫神からは分かりませんでした
2012/11/27 20:28
雪の早池峰
今の時期早池峰と聞いて想像するのは、岳から河原の坊、もしくは小田越まで舗装路歩きをして周回するのが普通かと思いましたが、Luskeさんはやはり縦走路でしたか

僕も先日、鶏頭山の山頂から縦走路のことを考えましたが、周回するには3日は必要になるだろうと思っていました。

でも早池峰の岩尾根をこれでもかと言わんばかりに堪能されたようで羨ましいです。
振り返りながら青空に映える早池峰の姿もいいですね 。

次回の樹氷の早池峰、楽しみにしています。
2012/11/27 21:39
Springさん、こんばんは
日曜日は天気が良く、鶏頭山の頂上からは土曜にSpringさんが歩いた姫神山もはっきり見えました。
遠くから見る限りでは、姫神山にはまだ雪が無いように見えましたが、レコを拝見させて頂いたところ登山道は綺麗に雪化粧していたようですね。
こだまと一緒の雪山歩き、実に楽しそうでしたよ

これからは雪の季節ですね。
私も雪が大好きで、この時期になるとワクワクしてきます
2012/11/28 21:16
tooleさん、こんばんは
河原の坊と小田越の周回も考えたのですが、11月上旬にtooleさんが訪れた鶏頭山も見てみたく思い、縦走路を選んでみました。
道は思っていた以上に厳しく雪が深く、1泊2日では無謀でしたね^^;
最低でも3日で計画すべきでした

御覧の通り、残念ながら今回は撤退となりましたが、良い登山だったな、と思います。
風があまり無かったので、中岳の岩はスリリングで楽しめましたし(風があったら地獄だったと思いますが・・・)、日曜日の眺望は素晴らしかった。

今回は山頂には行けませんでしたが、次回は必ず。
早池峰の樹氷の写真を撮ってきます
2012/11/28 21:28
Luskeさん、こんにちは
早池峰山、だいぶ苦戦されたようですが、
まずはお疲れ様でした。

白と青、白と灰色の色構成の風景写真からも、
本格的な冬山になったなと伝わってきました。

岩のルートはかなり神経を使ったのではない
でしょうか?
橋のような岩の横幅のなさは、尻込みしてし
まいます。
幅のない道を見るとまったく距離が違いますが
LuskeさんがGWで登った、槍・穂高の馬ノ背の
写真を思い出します

次回はどこの山になるでしょうか?
楽しみです。

あと、お地蔵さまが寒そうにしているときは
笠か手ぬぐいをかぶせてあげると良いと昔、
聞いたことがあります
2012/11/29 12:59
Webberさん、こんばんは
中岳の岩場はなかなか手強い道でした
でも、GWに訪れた涸沢岳西尾根や穂高に比べれば難しくはなく、
岩の橋は幅は狭いものの、歩く長さは3m位と短く、雪が薄く崩れる心配も無し。
馬ノ背に比べれば、あまり怖さは感じませんでした。
でも道は岩と樹林の迷路のような感じで、ルートファインディングはかなり難しい道でした。

次に登る山は、いろいろと候補があるのですが、お天気と相談ですね。
これからの時期、天気の見極めが難しいところであります。

笠地蔵、ですねw
ニセ鶏頭のお地蔵さんを見たとき、私もその話を思い浮かべました。
傘や手拭は持ってなかったので、かぶせてはあげられませんでしたが、寒そうだったので雪だけ払ってあげました。
その御利益で、日曜日は快晴だったのかもしれませんね
2012/11/29 21:25
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早池峰山縦走路
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