鋸岳(縦走断念)↑日向八丁尾根(中ノ川乗越で幕営)甲斐駒ヶ岳↓黒戸尾根
- GPS
- 23:58
- 距離
- 27.2km
- 登り
- 3,334m
- 下り
- 3,341m
コースタイム
- 山行
- 11:25
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 12:31
- 山行
- 9:17
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 10:31
天候 | 1日目 ほとんど曇り、時々青空 2日目 ほとんど曇り、午後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・日向八丁尾根 ここ数年で整備してくださったとのことで、目印、ロープ等があり通常の登山道となっています。日向山以外は樹林帯でほとんど眺望なし。 ・烏帽子岳周辺 山頂の岩場はあまり目印がなかった記憶が。多少ルーファイ必要? ・三ツ頭〜中ノ川乗越 狭い登山道で紛らわしい踏み跡があり何度か戻って確認したり、中途半端な高さの倒木があり、またぐのもくぐるのも面倒な所が3〜4ありました。 ・三ツ頭〜甲斐駒山頂 目印はあるもののわかりにくい箇所がいくつか。個人差あるかも。 黒戸尾根は沢山レコあるので省略します。 |
その他周辺情報 | 釜無川温泉むかわの湯 「アソビュー!」の前売りクーポンをネットで購入すると830円→650円の180円割り引き 複数の湯舟と露天はぬるめのお湯でおすすめ。 火曜日定休 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
感想
南アルプスでは特異なヤバい山で有名な鋸岳。
昨年黒戸尾根に行った時その存在を知り、今年に入って意識し始め、春にはこの夏に行こうと決めていました。
この春以降の山行は全て鋸岳を意識したものでしたが、、、
鋸岳は脆い岩質の上、ルートがわかりにくいということで、いつもの何倍も下調べし、YouTubeの動画も一通りチェック。ネットで入手した鋸岳のルートの概念図に他からかき集めた情報をPCで細かく入れてオリジナル地図まで作成して当日持参しました。
本当は日の長い、暑すぎない6月がベストと思ってたけれど、長雨の為真夏のこの時期になってしまいました。
数日前から山頂の強風予報は出ていたのですが、甘く見てました。
夕方ツエルトを張った時もけっこうな強風で心配でしたが、夜9時近くになるとテントが壊れると思うようなすさまじい風で起こされました。
はじめツエルト内の空間を広げるポールを入れてましたが、押さえてないと風に揺られすぐに差し込みから外れてしまうため、ポールは外しました。
あまりのバタバタ音でそれから3時間ほど眠れず、朝まで何時間もこの強風にさらされていたらいずれ両サイドのストックが折れるか、布地が破れるかするだろうなと。
(結局ブラックダイヤモンドのストックは片方一度だけ倒れましたが折れることもなく、モンベルのツエルトの布も破れることなく無傷でした。あんなペラペラ薄いのに凄いなーと感心)
だんだんその強風にも慣れてきてそのうち眠ってしまいましたが。
ところが起きる予定でいた2時半になっても一向に止まないどころか増々ひどくなってきました。
その時点ではとてもじゃないけど強風にあおられているツエルト内で仕度をし、撤収作業をして鋸へ向かおうとは思えず、この後どうしようか考えました。
一応翌日も予備日として残していたので、強風だけれどそれはこの場所だから、(中ノ川乗越はちょうど風の通り道のような地形になっている)おそらく行動する上では無理というほどではないだろう。
(実際にテントから出て行動してしまえば山ではよくある強風でした)
ゆっくりピストンして六合小屋でもう一泊すれば何とかなる。
とかも考えてましたが、なんとなーく嫌な感じがしたんですよね。
ずっと強風の中にいると、それが山の声に聞こえてしまって、なんだか鋸岳に「お前はまだ来るな」と言われているように感じてしまって。。。
そもそも風速10m前後の予報だったら中ノ川乗越みたいな凹んだ鞍部なら当然風も強まるだろうとわかっていたはず。
たぶんネットで大岩のそばにテントを張れるから風よけになる・・・みたいなのが頭に残ってて「まあ大丈夫だろう」と軽く考えてました。
ところが風向きがちょうどその岩の真横から(熊の穴沢から)吹き付けてくるのでもろに風が当たる位置にツエルトを張ってしまいました。
なので撤退は風のせいというより自分の中の経験の無さ故、恐怖心のが上回ったから。もっと経験値が高ければまた違っていたはず。
黒戸の下山中、この行けなかった鋸岳をどうリベンジしようか考えていました。
正直今回のルートでは2日目が明らかに自分にとっては身の丈以上の行動時間になってしまっていたので1泊では無理のあることが証明されました。(実際鋸ピストンしなくても、そのまま甲斐駒経由の黒戸下山で十分くたばりました)
今回と同じルートを行くなら今の私の場合2泊は必要ということに。
他は昨年の台風被害以降皆さんが利用している釜無川ゲートからですが、私は崩落だらけの登山道はあまり気が進まない。
やはり一番最初に計画していた戸台からの周回ルートを1泊で。というのが理想。
はたして戸台ルートは復旧するのでしょうか。。。
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