丹沢主脈(焼山〜蛭ヶ岳〜丹沢山〜塔ノ岳〜大倉)
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- GPS
- 07:42
- 距離
- 22.8km
- 登り
- 2,025m
- 下り
- 2,030m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
JR・京王線橋本駅からバス 6:53発 三ヶ木(みかげ)行き 橋本駅北口BS 7:31着 三ヶ木(\420) 7:40発 月夜野行き(乗り換え) 7:58着 焼山登山口BS(\320) 【帰り】 大倉BSからバスで小田急線渋沢駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
なし |
写真
感想
今回ヤマレコ山行記録2回目。
前回は山行から登録まで間があったのでなるべく早めに登録。
あと写真もなかったので載せてみる。
今日は、手の調子が悪いのでマイナールートを避け脚力勝負。
丹沢主脈線を行く。5月頃に挑戦して以来、今年2回目。
焼山登山口バス停スタート、焼山、姫次、蛭ヶ岳、丹沢山、塔ノ岳、大倉のルート。
今回の新装備はユニクロのズボン。
見た目は微妙だが、中がフリースで暖かい。
【自宅〜焼山登山口バス停】
京王線車内。
ルートの確認をしようと思い、地形図をザックから取り出す。
…あれ?高尾山?
…丹沢の山々が地図上にない。
本日、最初にして最大の失敗。地図を間違えてしまった。
前回、友人と行った山行の時のままであった。まあ良い。
登山道を行くわけだし、小さい画面で見づらいけどアイポンのフィールドアクセスに入っている地形図もあるし、なんとかなろう。
橋本駅からはバス。
三ヶ木行きのバスは満車だった。
このバスは途中で津久井湖のダムの景観が見られます。
バスの右側の席が良く見えるのでおすすめ。自分は左側に座ってしまったけど。
三ヶ木の営業所でバスの乗り換え。
月夜野行きのバスは乗客5、6名くらい。
焼山登山口バス停で降りたのは自分ともう一人。
バス停で準備をしている間にさっさと行ってしまったが、彼には結局追いつけなかった。
【焼山登山口バス停〜焼山】
今日も相変わらずの貧乏登山なので、地下足袋を履きゲートルを巻きつけ出発。
バスの進行方向に少し進み左に曲がる。
しばらく道なりに進むと林道にかわる。落ち葉掃除をしている第一村人発見。
おばあちゃん、おはよう。
そのまま進み、川を渡ると作業場のような所に出る。
そこを左手に進むと「進入禁止」と書いてあるゲートがあるが、登山者は進んで良いらしい。
ゲートを抜け、林道をさらに進むと登山口。右手に入る。
ところでみなさんは登山道に取り付くまでに道を間違えませんか?
僕はよく間違えます。
なので、ちょっと取り付きまでを書いてみた次第。
さて。
登山道は落ち葉が積み重なりふかふかしている。あと昨日の雨で少しぬかるみ気味。
しかし、ちょっと暑い。
もう12月間近だからやや厚着をしてきたが、もう上着を脱ぎたい。
と思いつつ歩いていると、ちょうどテーブルがあったのでちょっとストップ。
先行していた老夫婦と話をしつつ、薄手のダウンを脱ぐ。
ご夫婦は、今日中に東海自然道なりに西丹沢教室の方まで行ってバスで帰るそうだ。
でも、あまり道がよく分かってない感じだし、ゆっくりペースだし大丈夫かな?
確か距離あった気がしたが、なにせ地形図忘れたもんでうまく説明できない。
「へぇ、ほぅ」とてきとうに相槌を打ち、先に進ませてもらう。
黙々と歩く。
いつも山に入って思うのだが、自分にひどくがっかりする。
イメージでは前回より脚力が上がってスイスイ進めると妄想するのだが、遅い。
この最初の30分〜1時間くらいの間に現実を思い出す。
なんと自分の歩みはトロいのだろうか。
まあしばらくすると、そんなことは気にならなくなるのだが。
もう晩秋でヒルはいないようだ。しかし鳥獣の気配もしない。
焼山までの道は少し薄暗く鬱蒼とした雰囲気の道が多い。
焼山山頂に着くと作業員の方々がテーブルや看板等の補修作業をしていた。
おつかれさまです。
山頂にある展望台に登ってみると意外と高い。
今日は天気も良いし眺めは良かった。ただ地図がないのでどこがどこかよく分からなかったが。
【焼山〜黍殻山〜姫次】
焼山から黍殻山への道はわりと楽。
ただ黍殻山の山頂手前の尾根は狭くなっている箇所あり。勾配もきつめかも。
あと、山頂から登山道へ戻る下りはけっこう急なので滑らない様に注意。
山頂自体は地味です。
ちょっと進むと避難小屋。
前回はスルーしたが、今回は寄ってみる。
ここの小屋の前に広がる原っぱは広くて気持ちよい。
しかし、わざわざこんな山ん中まで来てここで遊び回る人もあまりいないだろう。
訓練かなにかで使用するくらいなのだろうか。何かもったいないような気もする。
小屋のなかに入ると、空間はわりと広く、薪ストーブとアルミのシートが置いてある。
人は誰もいなかった。先に進む。
姫次までの道はなだらかで特に注意するところはない。
風がでてきて少し寒くなってきた。やっぱりダウン着たい。
鼻水もよく出る。鼻をかんだティッシュをズボンのポケットに入れる。
しかし、これは地味にまずい。
このままでは鼻水まみれのティッシュでポケットがパンパンになってしまう。
お、そうだ。手鼻をしよう。
片方の鼻の穴を指でおさえ、フン!
8割程度の鼻水が地面に落ち、残りは顔にへばりつく。
これをティッシュでぬぐうのだが、1枚で5、6回は使えそうだ。
エコである。エコロジーでエコノミーだ。
そうこうしている内に姫次に到着。
人はいないが、富士山がよく見える。気分は良い。
再びダウンを着込み、1つ目のおにぎりを食べる。
朝5時に握ったおにぎりはすでにひえひえである。
【姫次〜蛭ヶ岳〜丹沢山】
蛭ヶ岳を目指す。
道については特筆することはなし。
蛭ヶ岳に着くまでに2名程の登山者を見る。
蛭ヶ岳の山頂に着くと、風はまた一段と強かった。寒い。
2つ目のおにぎりを食べる。やはりひえひえ。
ここで50才位の男性と少し話をする。
ヤビツまで車で来て、これからまた戻るそうだ。
軍手に手を通し、次は丹沢山を目指す。
チョロチョロ下っていると後ろに気配を感じる。
先程の50才位の男性だ。ちょうど同じくらいのペースなのだろうか。
しばらくこの状態で併走。
途中で熊木沢の写真をとる為に立ち止まると男性が先に行く。
すぐに追いつき、今度はこちらがペースメーカーとして利用させて頂く。楽だ。
鬼ヶ岩あたりだったろうか、男性が小休止に入ったようだ。
ここでお別れし、一人先に進む。
ちなみに、蛭ヶ岳から丹沢山はそれなりに起伏があります。
少し岩場などもありますので、ご注意を。
たんたんと丹沢山に向かう最中も手鼻をしまくる。
ここで意外と軍手が役に立った。
手鼻で顔にへばりついた鼻水を軍手でぬぐうのだ。
これでティッシュを出し入れする手間を簡略化。
ちょっと汚いけど。ちょっと鼻の下ヒリヒリするけど。
さて、丹沢山の山頂に到着。先客は1名。
腰をおろし、3つ目のおにぎりを食べる。もちろんひえひえ。おいしくない。
今度おにぎりを入れている保冷袋に使い捨てカイロを入れてみようか。
うん、悪くないかも。
【丹沢山〜塔ノ岳〜大倉】
おにぎりを平らげ一息ついていると、先程の男性が追いついてきた。
会釈をし先に行くようなので、また後ろに続いて歩き出す。
しばらくそのまま行くと、男性がふと立ち止まる。
「あなたの方がペース早そうなので、お先にどうぞ」
ちょっと邪魔くさかったかな?とも思ったが、ありがとうございます。
せっかくなのでペースをあげ先に進む。
丹沢山から塔ノ岳に向かう道は途中に左右が切り立った尾根に手すりのない木の階段がある。
ずっこけて滑落しないように注意しつつ下りる。
塔ノ岳山頂につくと人が1名いるだけだった。あと鹿。
あれ?夏はここにわんさか人がいたのだがなぁと思い尊仏小屋に視線を移す。
いた。尊仏小屋大繁盛。そうか、みんな寒いよね。
少し先にあるモニュメント(何て言うんですかね?あれ)のあたりに行くと写真をとってる人が数名いた。
しかし今日はどこからでも富士山がよく拝める。
南側に目を向けると街並みと相模湾が一望できる。良い景色だ。
もうおにぎりはない。2枚ほど歌舞伎揚げを口につっこみ大倉尾根を下る。
本当は大倉尾根の下りは好きではない。延々と続く下りは足に堪える。
しかしヤビツを経由して蓑毛に出るには1時間半ほど余分にかかるであろう。
日の短くなったこの時期、消去法で大倉下山とする。
大倉尾根は石がゴロゴロと敷き詰められ、地下足袋の薄い靴底にごりごりとくる。痛い。
1時間ほどゆっくりと下りる。
この間、何名か追い越したが今日の大倉尾根は人が少ないようだ。
しばらくすると後ろから颯爽と抜かされた。トレランの人だ。
速ええ。まるで鹿のようだ。
スーパーマリオのように「ひゃっほー」って感じで飛び跳ねながら下っていく。
足痛くならないのかな?
こっちはもう膝もそれなりにきているので、ゆっくり行こう。
…と思ってたんだけど、少し平らなところに出たので小走り。
テトテト進んでいると、さっきのトレラン君に追いつく。
あれ?と思ったが、どうやら紅葉の写真をとりつつ進んでいるようだ。
トレラン君がまた走り出す。やはり速い。
自分も小走りしても意外と足が痛くないので、ちょこちょこ走ったり歩いたり。
と言うわけで、わりと早く大倉に着いた。
2時間〜2時間半で見積もっていたが、1時間40分ほどで済んだ。
別に張り合ってたわけじゃないが、先に行って見えなくなったトレラン君。
帰りのバスは一緒だった。そんなに離されたわけでもなかったようだ。
今回のひとり反省会。
・手鼻というスキルを身につけたのが収穫だった。
・前回挑戦した時よりも、わりと足への負担が少なかったように思う。
・地形図は間違えない。忘れない。
・おにぎりの袋に使い捨てカイロを入れてみる。次回。
・さざんか(東海大学前駅の温泉施設)はけっこう良かった。安いし。
以上!
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