なにもみえない乗鞍岳
- GPS
- 05:25
- 距離
- 15.7km
- 登り
- 476m
- 下り
- 1,361m
コースタイム
- 山行
- 4:37
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 5:23
天候 | 強風、悪視界、時折雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特にのぼりで難しい箇所は無いし、じっくり時間を掛ければ安定する上にのぼり距離も短い、しかし風が強く瞬間的には転倒の危険も感じるレベルであり、大パーティーであれば先頭が見えなくなるほどの悪視界でもあった |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
|
---|
感想
乗鞍岳を食べ尽くす🥪
7:45頃に三本滝駐車場着でゆるゆると準備。
駐車場の利用率は2-3割程度。🚲でスタートしていくひともいる。
8:15のバスは3台構成でうち2台は(席間引いていると思うけれど)満席に近かった。3台目はガラガラ。
畳平の売店で態勢を整えてスタート。
せっかくなのでおにぎり2つ購入(260円)。「食べていきますか?」と聞かれたので持ち帰りを指定、特に容器代は不要だった。
スタートは当然初手から雨具装着。まだ雨までは降らず濃いガスという格好。
畳平からしばらくはとにかく視界が悪い。
20m前後、場所により時折10mちょいまで悪化する。
それでも車が余裕で通れるような道幅・整備状況のエリアが多いので、ちゃんと足元/周囲を見つつルートをマメに確認しながら進めば危険を感じるほどではない。
徐々に雨か霧か判別つかない水滴が雨具につくようになる。風で耳が冷えていくのでフードをしっかり被るもさすがに会話しにくい。
じきに肩ノ小屋、ここは帰りに寄ることにして一旦スルー。
蚕玉岳までしばしのぼる。蚕玉岳の頂上プレートはどこかに飛んでいったのか、支柱しかなかった。
剣ヶ峰の頂上小屋は混んでいたので一旦スルーして山頂へ。頂の直下は特に風が強く、瞬間的に20m/s弱(まっすぐ歩きづらい程度)吹いていた感触。
頂上の社務所に人が居るのはすごい。
風がそこそこ強くて寒いし何も見えないし雨もすこしパラついていた(一瞬みぞれが降っていた)のですぐ撤退。
他のグループも大体そうしてた。
往路に結構混んでいた頂上小屋までおりてきたら温かい飲み物を頂きたくなったので紅茶をジャムで頂く。500円
ロシアティースタイルは珍しい気がする。紅茶は普通にティーバッグだけどりんごのジャムがおいしくて長野を感じる。
なお、こちらはコロナ対応山小屋で、別グループが小屋内に居るタイミングでは先行グループが出るまで待つことを推奨されていた。
肩ノ小屋まで降りる頃には視界がわりとよくなっていた。こちらもコロナ対応山小屋。100人は余裕でテーブルにつける大規模休憩スペースであるが滞在者は10人前後。
一休みしてカツサンドをいただく。1000円
コンビニのカツサンドを想像していたら、注文した瞬間のお店の方の空気に違和感があった。
厨房の火を入れるところからスタートしたのを見て、どうやら大変なものを頼んでしまったようだとお店の方のほうを正視できない気持ちになって約10分、ホットサンド化したしっかりカツサンドが供されておどろきつつありがたく頂いた。自分の想像する山カツサンドのクオリティをだいぶ超えていておいしかった。
肩ノ小屋から大雪渓の脇をおりていくと、徐々にガスが晴れてきてスノーボード勢が見えてきた。肩ノ小屋へ向けて登ってくる登山者も数人もいる。
この先はグネグネの車道を比較的直線で横切っていく時間帯。
大雪渓を降りきって続きの登山道へおりるところで少し迷う。案内板はあるけれど、下っていく人には設置角度が厳しいので初見では見落としやすそう。
降り口から進むと熊のフンと思しき直径20cm弱の塊が落ちていた。
涸れ沢をくだる。時折水が染みていて粘土質がぐっちゃぐちゃになっている歩きづらい箇所もあり、ストック利用訓練をしようと思うも歩きづらくて断念する時間がわりと長かった。
霊験あらたかなる冷泉(れいげんあらたかなるれいせん; 往路アルピコバスのアナウンス原文ママ)は実際浴びると気持ちよさそうだった。
車道はバスを回避しつつ、🚲勢と声を掛け合ったりするまったり時間。
三本滝へ向けて下る道は、2020年7月の豪雨の影響で途中から通行禁止だった。ざんねん。
最後は乗鞍エコーライン(道路)をせっせと歩いておしまいでした。
頂上付近では3000m級、気温10度前後、強風という偶発性低体温症の事故確率があがる環境で行動する貴重な機会になりました。行動しないのが望ましい天候とはいえ、他の山でやるよりは圧倒的に安定でした。
3連休、日帰りのお山3連お伴させていただく第1日目は無雪期は初めての乗鞍岳。
積雪期に一度歩いていますが、景色がずいぶん異なり(といってもガスガスでしたが)新鮮でした。
視界は残念でしたが、猛暑の下界と異なり3,000m以上の標高では停滞しているとフリースを着用したいほどの体感温度を楽しめました。
機会があれば、積雪期にまた歩きたいです。
もともとの予定が天候不良でキャンセルになって、代わりにお気楽過ぎて行く機会のなかった乗鞍岳へ。
天候的に霧で済むか雨になるか微妙だったので登りはロープウェイでサクッと行って、雨に振られなければ歩いて降りるプランに。
山頂からの眺望はなかったけど、下りで雪渓やそこで滑っている人達をみたり、自転車で下って行く途中で休憩している人たちと言葉を交わしたりして、次は違う楽しみ方をしに来たいなと思いました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する