熊倉沢 右俣右沢↑ 左俣西沢↓ 上級生w-ing
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- GPS
- 07:51
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 904m
- 下り
- 921m
コースタイム
天候 | 晴 最高38度(武蔵五日市駅) |
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過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
7時10分発であったが、行列ができるほど混むので早めに並びたい。 平日ということもあり、乗客の割合はサラリーマン、登山者が一対一であった。 30分強ほどの南郷バス停で下車。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
平水(そもそも水量は少ない) 林道は何箇所か崩落している |
写真
装備
備考 | ・50ザイルは右俣の10m滝リードで一度、左俣の8m滝の懸垂で一度使用 ・ハーケンは右俣10m滝リードで一個使用。横、軟鉄 ・カムは不使用(持って行ってもいいかも) ・30ザイル一本あれば事足りる |
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感想
メンバー:4年 K(L記)、G(SLカ)
3年 N(医)
2年 自分(気)、T(装)
OB KO
グレード:1級上
目的 :沢の遡下降、下降点のルーファイ、楽しむ
〈記録〉
南郷バス停横の小坂をおり、林道歩きスタート。橋が決壊していたり、土砂で林道が埋まっていたりと、状態は良くないため、サンダルじゃない方がいいかも。約ーーーー分ほどで入渓点に到着。1人遅れたため、1時間ほど河原で焚き火をした。
行動を開始するとすぐに現れるのが陸軍滝18m。上級者であれば登れそうな感じがした。我々は釜のすぐ左から伸びる踏み跡を辿った。急な小尾根を登ると仕事道が見えるため、そこを目指す。
4mCSは全然難しくなかった。「ボル4級程の難易度」という記録もあったためビビっていたがせいぜい5級-? スタンスが見つかれば楽勝。記録通り残置ハーケンはぐらついていたため使わなかった。トップの自分が直登し、肩がらみでフォローした。
支流は遡行図通りのものしか出てこず、読図は非常に楽。
左沢との分岐点まで行くと10m滝は目の前である。50ロープで自分がリードした。最下部のみ水線から少し離れたが、その後は水流のすぐ右を登った。スタンス、ホールドともに豊富なので経験者はフリーで良い気がする。中間地点でハーケンを打った。良さげなところが全くなく、ランニングビレイはその一箇所のみ。トポに記載の落ち口付近のハーケンは見つからなかった。落ち口右側の十分丈夫な木を支点に、中間者はフィックスで、ラストはオートロックで登攀。打ったハーケンは極まりすぎてしまい、リミットが迫っていたこともあって残置した。本来は回収すべきです。申し訳ありません。とても安定しているうえ、新品のハーケンなのでよかったら使ってください。
最後の二股(④)は左の涸れ沢へ。少し急だが安全なツメだった。GPSログを参照。
登山道合流後、熊倉山まで移動。山頂直下950m地点から伸びる小尾根から下降開始。急ではあるが、あまりガレておらず比較的安全。
8m滝(⑧)は50ザイルで懸垂下降(安定するところまで降りるには20じゃ足りなそうだった)。
4mCS(⑦)はCWが少しぐらついていたためそこにお助けロープを垂らしてクライムダウン。下部のスタンスが滑りやすい。
その後、出合まではただの沢。
〈所感〉
全体的に渋めの沢だった。下部は蜘蛛の巣だらけ。上部はハエ、アブにウンコのような勢いでたかられる。水量が少なく歩きやすいうえ、刺激的な滝も少ない。一級上というグレードとしては簡単すぎるし、楽しさという面でも微妙である。
しかし、1日で沢の遡下降、リード登攀、ハーケン打設、下降点探し、懸垂下降など、さまざまな練習がソコソコのレベルでできる。(ツメは軽すぎるため練習にはならないが)技術の確認には適していると思う。
また、この沢は全体的に水量が少なく、腰まで浸かる機会もほとんどない。これなら自分でも雨具無しで良さそうだった。
個人的には、沢自体が簡単だったのもあるが登攀や歩行に関して問題はなかった気がする。警戒していた4mCSも問題なかった。だが、リード登攀の流れがあやふやだったうえ、支点構築でももたついてしまった。詳細は〈反省〉で述べるが、自分には定期的な練習が必要だと感じた。
〈反省〉
・遡行図を忘れた
→論外なので強く反省
・リード登攀の手順が曖昧だった
→もっと練習するべき
・ハンマーのカラビナが小さくて取り外すのにもたついた
・ハーケンを打つ場所を探すのにもたついた
・安全環を閉めるのを何回か忘れた。
・10m滝上の支点が、カラビナが木と接触してしまう位置であった
→引っ張られる方向を意識して構築する
・左俣の4mCSで滑った
→お助けロープに頼りすぎてホールドを探すのがおろそかになっていた
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