八ヶ岳 阿弥陀岳~赤岳~本沢温泉~稲子湯
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- GPS
- 56:00
- 距離
- 16.5km
- 登り
- 1,695m
- 下り
- 1,861m
コースタイム
06:45美濃戸口-0820御小屋尾根0830-09:05不動清水09:10-10:55阿弥陀岳12:10-12:40中岳コル12:45-13:00中岳13:05-14:05赤岳
11/04(日)
07:40赤岳横岳-08:00赤岳展望荘08:20-09:30横岳0950-10:30硫黄岳山荘11:10-11:30硫黄岳12:10-12:50夏沢峠13:40-14:30本沢温泉
11/05(月)
07:00本沢温-08:00しらびそ小屋08:30-09:30唐沢橋-09:40稲子湯11:45
天候 | 11/03(土)快晴 11/04(日)快晴 11/05(月)晴れのち曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り 稲子湯から小海までバス |
コース状況/ 危険箇所等 |
赤岳頂上山荘と本沢温泉に事前に問い合わせたところ積雪があるとのことでアイゼンを用意して行きました。結果的には特に必要なかった気がします。 赤岳頂上山荘から赤岳展望荘までは積雪がありましたがアイゼンがなくても歩けます。僕は折角持っていったので履きましたが着脱の時間がもったいない感じがしました。横岳までの道も西側で日陰になるような道がついているところは雪がついていました。硫黄岳から本沢温泉は全然積雪がなくなぜアイゼンが必要といわれたのか不思議でした。 でも、万一に備えアイゼン、ピッケルはこの時期でも持っていったほうがいいのかもしれません。 登山ポストは美濃戸口・稲子湯共にあります。僕はメールで山梨県警に送っていたので出しませんでしたが。 下山後は稲子湯で温泉にたっぷり浸かりました。鉱泉って感じでとっても温まります。湯船はそれ程広くなく3・4人入るといっぱいって感じですが雰囲気はとても良いです。入浴後、バス出発まで時間があったので地元のぶどうアイスを食べました。とても美味しかったです。オススメ |
写真
感想
今年3度目の八ヶ岳。八ヶ岳ではいつも天気に恵まれず景色が望めなかったが今回は11/3、4共に晴天に恵まれ最高の登山となった。
毎日アルペン号で深夜2時半ごろ美濃戸山荘に到着。ここで布団で仮眠を取れるのが嬉しい。やっぱり布団で寝れると体が休まる。
阿弥陀岳までは道のりは長いが山頂付近までは歩きやすくスイスイ登れる。途中に時々見れる南アルプスが綺麗だった。
阿弥陀岳は展望も良く、八ヶ岳を南は権現岳、北は赤岳を始め横岳、硫黄岳、天狗岳と見渡すことができる。山頂に着けば遠く中央、北アルプスも望めた。
ここでちょっと早めのお昼ごはんを取って長めに休憩。
ティッシュの予備を忘れてしまったところ、隣で休憩されていた青年がティッシュをくれた。ありがたい。が、「おじさん」と呼ばれたことにちょっとショックを受けた。まあ、20代の人から見れば僕も立派なオジサンなんだろうなと自己認識せざるを得ないことだった。
阿弥陀岳から中岳を経て赤岳に行くわけだがこの道が結構大変。かなりの急登かつ岩肌の道を歩かなければならない。今年は結構山行回数をこなしていたのでなんとか体力的にも持ったがそうでなければヘバっていたかもしれない。
赤岳山頂は少し積雪があり、もう冬という感じの寒さ。夕焼けを見ようと待っていたがあまりの寒さにちょっとのつもりで小屋に暖を取りに行ったら日没を見逃してしまった。今日は一日雲ひとつない晴天が続いていたのできっと素晴らしい景色だったに違いないと思うともったいないことをした。
この日は赤岳頂上山荘が今シーズンの小屋仕舞いということで夕食後はみんなで歌を歌ったり、景品のプレゼントをもらった。全員に手拭いと一部の人に熊よけの鈴が渡された。私も運良く熊よけの鈴を頂けた。熊よけの鈴は結構値が張るので購入をためらっていたので嬉しい。
11/4も一日晴天が続き、山行日和となった。
赤岳頂上山荘から赤岳展望荘までの下りは雪がついていたので折角持っていったことだし一応アイゼンを履いたがむしろないほうが歩きやすかったように思う。雪がついていたのはほとんどここだけ。
前回、天狗岳方面から濃霧の中、横岳山頂を逃してしまったが今回はカニの横ばいもちゃんと通って横岳山頂に着くことができた。ただ、カニの横ばいと言ってもすぐ下に道があるので何もわざわざここを通らなくてもいいんじゃないかと思ったことは内緒。
横岳からの眺めも素晴らしく暫し休憩。横岳からの眺望も最高だった。途中、エンジン付きのパラグライダーで飛んでいる人がいてとても気持ちよさそうだった。ただ、どこから飛べばあんなに高く飛べるのか不思議。横岳山頂よりも上を飛んでいたのでまさか地上からということはないと思うんだけどやったことないから分からない。
天狗岳山荘に着く頃にはちょうどここも小屋仕舞いで山小屋の方々が下山準備をしていた。もう、小屋を閉めてしまったところ無理を言って水を分けてもらった。
ここで少しコーヒータイム。今日は頑張れば根石岳経由で本沢温泉まで行けたのだが、あまりに天気が良く、途中途中景色に見とれて時間がかかってしまったので天狗岳から直接、本沢温泉に行く事にした。
天狗岳は八ヶ岳のほぼ中央に位置し、山頂も広いので景色が最高だった。中央アルプス、御嶽山、北アルプス、浅間山、奥秩父、奥武蔵、遠くには日光白根や谷川岳らしき山々まで見渡せた。
中でも僕は天狗岳からの赤岳の景色が好きだ。左右に横岳と阿弥陀岳(中岳も)を従えたような山容は実にカッコイイ。
天狗岳を越えると後は下り道になってしまうので名残惜しいが十分に写真も取り、景色を堪能したので下山を開始した。
夏沢峠に入る頃には樹林帯に入るわけだがなんだか下界に降りてきてしまったような寂しさを味わった。
夏沢峠で昼食を取り、本沢温泉へ。そのまま十分下山できる時間帯なのだが今年の3月に本沢温泉に来た時には雪が積もっていて露天風呂に入れなかったので今回は是非露天風呂に入りたかったのだ。
雲上の湯と銘打たれた湯は少し温めだが最高に気持ちが良い。一度入ると(外が寒いので)中々出られないw
タップリと雲上の湯を堪能して夕食後は内湯へ。こちらは熱めの湯で消灯時間を過ぎていたのでヘッドランプを光源にしたのだが中々の雰囲気で気持ちが良かった。
11/5は稲子湯までの下山を残すのみ。途中、みどり池のしらびそ小屋にコーヒーを飲みに行くと丁度、リスが朝食タイムだった。こちらが窓のそばに寄っても一心不乱に餌を食べてこちらを警戒する様子は全くなし。また、下山途中には雄鹿にも出会うことができて短い下山工程の中で楽しみもあった。
下山後は稲子湯を堪能してバスで小海へ。
今シーズンを締めくくるのには最高の山行となった。
八ヶ岳はアクセスもいいので何度でも行きたい山だ。
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