西丹沢周遊【過去の記録をUP】
- GPS
- --:--
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 1,134m
- 下り
- 1,123m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2011年04月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
最近会社を休んでいないのと、仕事も落ち着いてきたことから有給を頂いて山に行くこととした。ルートは犬越路から大室山、加入道山を経て西丹沢自然公園に戻るルートとした。このルートは、ゴールデンウィークにトライするか悩んでいる「大倉→山中湖縦走」に備えての下見も兼ねている。下見の内容は、用木沢での「水汲み場所の確認」と犬越路から西に行ったことがなかったので、ルートの確認も兼ねている。本来ならば早朝に車で西丹沢自然公園に入りたいところだが、あいにく平日で車が使えないことから、久しぶりに電車で山入りすることとした。
インターネットで乗り換え時刻を確認すると大船5:10の始発では西丹沢自然公園に入るバスがないことから、大船6:30の東海道線で国府津に7:05着、御殿場線7:08発に乗り換えて谷峨に7:36着、谷峨から7:41の富士急バスで、西丹沢自然公園8:26着が最速となり、だいぶゆっくりとなる。できれば7時には登山口には入りたいところだが、この乗り換えが最速なのでしょうがない。早く入って早く降りるのが理想であるが、日も長くなったのでOKとする。
予定通り、7:36に谷峨駅に到着するが、スイカが使えないことから降車に時間が掛かった。女の車掌さんと団欒しながら精算した。車掌さん曰く、御殿場線は全線でスイカが使えないそうだ。しょうがないので960円現金で払った。次は7:41のバスであるが、なかなかバスが来ない。谷峨駅に着いた時、「何とかカントリークラブ行き」のバスが止まっていたが、そのバスが西丹沢自然公園行きでは無かったか?と心配になってきた。駅から国道を見ると渋滞しており「きっとバスが遅れているのだ」と思いこませる。しばらくすると10分遅れ程度でバスが到着し、乗ることができた。バスはスイカが使える様で現金を使わずに済みそうだ。バスの乗客は自分を含め、3人で全て登山者の様だ。途中の玄倉で登校する小学生数人乗ってきたが、中川温泉当たりで降りた。残りの登山者の1名は途中で降りて、西丹沢自然公園まで行ったのは自分も含め、2名だけだった。
予定の8:26より早く着いたのとバスに中では暇だったので、靴紐を縛ったり、スパッツを付けたりと登山準備をしておいたので到着してから歩き始めるのにあまり時間は掛からなかった。
西丹沢自然公園では、珍しく係員が登山計画書を提出する様にと呼びかけていた。自分は計画書を持参しているので、それを渡たし、出発した。西丹沢を歩くのは何時以来だろうか?かなり久しぶりの様な気がする。家に帰ってから記録を見ると直近では2010年の大倉からの縦走時で西丹のみであれば、2007年の先輩と行った檜洞丸以来となる。
天気は下り坂の予報であるが、高曇りで問題は無い。若干気温が高い。いつもの様にキャンプ場を横目に見ながら、舗装路を歩いていく。ツツジ新道の登山口入口を通り過ぎ、用木沢出合まで歩く。出合を右に入り、沢の左岸を歩く。立派な鉄橋を渡り、沢を詰めていくと沢から離れるルートとなる。ここが犬越路からの給水ポイントとなる。右に用木沢、左に用木沢に流れ込む沢となる。ここは標高760mで犬越路が1060mなので標高差300mもあり、下り20分、登り40分程度と往復1時間と少し掛かると予想される。大倉→山中湖の縦走時に大倉から12時間かけて犬越路に到着し、そこから1時間と少しかけて水汲みにいけるだろうか?空身とは言え、かなりハードと思われる。
しばらくして犬越路に到着する。西丹沢自然公園から約1.5時間で到着。標高差500〜600mを1.5時間なのでかなり疲れた。避難小屋で用を足し、すぐに出発した。あいかわらず綺麗な小屋であった。
犬越路を左に入り、初めてのルートとなる。P1168の三角点を越え、P1221を越えて行く。山々は当然、まだ冬であり、葉はない。ブナが多くあり、新緑時も良さそうで、左手の富士山を見ながらとトレイルとなる。あいにく靄が掛かっており展望は良くない。
犬越路から1.5時間程度で大室山山頂直下の分岐に到着する。ここから大室山山頂は近いのでピークを踏んでおく。分岐から緩やかに登り、ピークは広い。山頂からは色々な方面に降りられる様で、道標には色々書いてあった。但し、波線ルートなので慣れないと降りることはできないだろう。まあ、道志方面には降りることはまずないだろう。山頂直下の分岐に戻り、チョコレートを食べて11:47に出発する。
分岐から緩やかに下り、1500m付近から破風口と呼ばれるコルまで標高差150mを一気に下る。破風口まで登山道はかなりあれており、コル付近では崩落が激しく、ヤセ尾根となっていた。
破風口からは100m登り、前大室と呼ばれるピークとなる。ここからも道志方面に下れる分岐がある。これまた波線ルート。前大室から40mほど下り、40m程登り返すと加入道山(カニュウドウ)に到着する。加入道山道標手前には加入道避難小屋がある。規模は犬越路避難小屋と同等で10人程度の宿泊が可能。トイレはないが、毛布が何枚か置いてあった。但し、使えるかどうかは自分次第?
ベンチでラーメンを食べて一息ついているところで、下山時刻を確認するため、コースタイムを計算すると約130分であり、普通に下れば15時台のバスに乗れることが分かったので特急で身支度し、13:16に出発する。
山頂から80m程下るとまたもや道志方面への分岐を過ぎ、70m程下り、少し登り返すと白石峠に到着する。峠を右に下り、白石沢を下って行く。白石沢はしばらく枯れ沢となっており、大きな石の上を歩くこととなり、歩きずらい。そして白石滝の横を通り、林道終点に出る。
林道終点の沢で顔と手を洗い、さっぱりした。そこで出発時に携帯で撮影しておいたバス時刻表を見ると15時台のバスは無かった。15時台のバスは土曜、休日のみであり、このまま下ってもバスは無いことが分かり、がっかりした。しかたがないのでゆっくりと歩き、用木沢出合通過、出合から舗装路を歩き、西丹沢自然公園に戻った。時間もたっぷりとあることからキャンプ場の受付でビールを買い、ゆっくりして16:25のバスに乗った。このバスでは谷峨駅で電車に乗れないが、山北駅までいけば山北発の電車があることが判り、山北まで行って電車に乗った。予定より1時間早く帰ることができ、19時に家に着いた。
今回初めて犬越路から西に向かった。目的の一つである「犬越路から用木沢への水汲み」は1時間以上掛かりそうなので12時間歩行で疲れ切った体で水汲みに行けるかどうか、疑問である。久しぶりの西丹を歩いたが、平日だったこともあるが静かな山歩きができるので、今度は畦が丸から周遊したいと思う。
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