熊穴橋から宝生山・氷室山・熊鷹山周回 プチ雪ハイキング

2012年12月02日(日) [日帰り]

• GPS: 05:45
• 距離: 13.3km
• 登り: 1,088m
• 下り: 1,076m

コースタイム

9:21熊穴橋駐車場-9:41白ハゲ口-9:45山コース分岐-
10:01石室分岐-10:29沢から尾根へ-11:07主稜線-
11:16林道工事-11:24宝生山-11:36氷室山-
12:39十二山山名標-13:02熊鷹山13:50-
14:08西沢駐車場/白ハゲ口分岐-14:45白ハゲ口-
15:06熊穴橋

総山行時間：5時間45分（昼食休憩込み）

データはm-241のデータを基本にし、データの飛び跳ねた駐車場-白ハゲ口間はヤマレコクリックで作成して補間しました。

天候

晴れのち曇り

午前中は晴天で日向は暖かいぐらいでした。
尾根歩きで雪どけ水で靴が湿り、13時ごろから曇りとなり、下山まで肌寒かったです。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

熊穴橋駐車場

途中で土砂崩れ通行止めの看板がありましたが、自己責任で通過しました。
今日は道路の凍結はありませんでしたが、これから凍結があってもおかしくありません。私は11月中旬に既にスタッドレスに履き替え済みです。

コース状況／危険箇所等

■熊穴橋駐車場まで
宝生水の湧水手前で土砂崩れがあり通行止めの表示がされていました。たぶん（自分は走ったことはありませんが）、皇海橋に行く栗原林道に比べれば大したことはないかもしれませんが、あくまで自己責任で行くかどうかを判断しないといけません。

■木道
白ハゲ口にある木道が凍っていて滑りそうでした。滑って崖に落ちたらアウトなので、絶対滑らない低速で歩きました。三滝の滝壺へも木道・木橋がたくさんあり、滑ると危険なため川コースではなく山コースを選択しました。

■沢
高巻きから沢に降りたあたりから、昨夜降った雪が目立つようになりました。朝方は氷点下だったので、雪の下に氷はなく、ザクザクと気持ちよく歩くことができました。分岐もテープ類を良く見て歩いたので、不要な渡渉を減らすことができました。

■工事中通行止めのところから尾根
宝生山遊歩道と書いてありますがちゃんとした登り坂です。ただし、宝生山直下の劇坂に比べれば歩きやすい坂でした。

■稜線
基本は巻き道で、踏み跡・分岐・テープがあるので迷うことはないと思います。雪はあちこちで溶けているため、ぬかるんだ場所が多いので、ぬかるみに注意が必要です。明日以降は溶けた水が再氷結して滑りやすくなる可能性がありますので、安全を求めたい方は軽アイゼンを持っていくと安心だと思います。

■熊鷹山から白ハゲ口の下り
昨年のマーカーがほぼすべて残っており、常時2つがあるので、迷うことはないと思います。昨年はきつい登りだと感じましたが、今年は楽勝の下りだと感じました。

写真

12/2 19:32

蓬山ログビレッジを過ぎたあたりで車中から撮影。空は超快晴、紅葉がきれい、早く到着しないかな

12/2 9:21

熊穴橋に車を停め、下着以外を着替えて出発

12/2 9:25

太陽が当たると楓がきれいです

12/2 9:29

周囲に他の紅葉がなく楓が目立ちます

12/2 9:39

栃木県側の林道があんなに上まで通ってる

12/2 17:21

白ハゲ口は右を通過。木道が滑るんじゃないかと緊張

12/2 9:44

最初の木橋。滑ったら危険なので手前の岩で渡渉しました

12/2 9:45

三滝への木道がいやだったので、歩いたことの無かった「山コース」に行きました

12/2 9:47

5cm以上の霜柱

12/2 9:48

沢ぞいに薄い踏み跡がありますが、今日は右に曲がります

12/2 9:50

ぽかぽか山道を九十九っています

12/2 9:53

見づらいですが三叉路です。三滝は右上のピーク方向なのでまっすぐじゃなく右に折れます

12/2 9:59

こんな感じでテープがあります

12/2 10:01

炭焼き跡？の分岐。こちらからだと中が空洞かどうか見えません

12/2 10:03

崩落地はますます危険になっています。緑のナイロンロープが崩落をくいとめているはずはなく、大勢で通過するときは一人ひとり分かれて重量分割したほうがいいでしょう

12/2 10:04

左は分岐ピークへの三叉路。ここはまっすぐ宝生山方向へ

12/2 10:11

高巻きから沢に下ると雪が残ってました。昨日はこのあたりも雪だったようです。当然ここも岩を渡渉

12/2 10:14

これを今まで見逃していて向こうの黄色い看板まで行ってました。今日は渡渉せず左岸を歩きました

12/2 10:16

ここもなんだかんだで左岸をキープ

12/2 17:23

写真で左岸の明るく見えるところが正しい道です

12/2 19:09

ここは渡渉せず右に折れた所にテープがあります

12/2 10:24

右岸への渡渉ですが。場所を良く選ぶ必要があります。木橋に見えるのは流れてきた丸太です

12/2 10:29

林道が工事中であえて突破するつもりはなかったので、まだ歩いたことの無い左の尾根に進みました

12/2 17:23

この看板、「宝生山氷室山遊歩道」となってます

12/2 10:38

快調な尾根

12/2 17:23

南斜面のはずなのに雪が出だしました

12/2 10:52

まだまだ登ります

12/2 11:00

かすかに踏み跡がわかります

12/2 11:03

広い斜面になってしまい、テープも踏み跡も見つかりません。一番安全な「まっすぐ頂上を目指す」ルートを選びました。斜度は大したことも無くジグザグルートで登りました

12/2 11:06

ダミーピークでした。まっすぐ向こうは宝生山だろうか

12/2 17:24

雪は溶けていないのでザクザクしていて滑らず下れました

12/2 17:24

コルにて見たことのある主稜線に到着。さっき見たピークはダミーで宝生山はまだまだ右向こうでした

12/2 19:11

赤い実

12/2 11:16

あちゃー！こんなところにクレーン車が。群馬県側はここまで林道が来ていました

12/2 19:15

見晴らしが良くなっていたので、袈裟丸・皇海・武尊・白根が見渡せました。写真右下はアスファルトになった林道です

12/2 11:22

たしかここは右だ

12/2 11:24

宝生山通過

12/2 11:29

ここも右だな

12/2 17:25

石祠の氷室山を撮影しさっきの三叉路に戻る

12/2 11:34

ここは十字路。黒坂石方向の反対は氷室山下の林道方面

12/2 11:36

氷室山神社。このあと写真右後から登る

12/2 11:38

神社裏のピークの氷室山。山名標が増えたような気がする

12/2 11:40

明らかにこちらが地形図に黒丸のある周辺の最高地点。しかし、以前あった山名標が外されていました。あくまで氷室神社のある山が氷室山ということなのでしょう

12/2 11:44

北の方向へは、結構な踏み跡がついていました。ここは後（南）に戻ります

12/2 11:56

左は宝生山で右に巻きます

12/2 12:03

全面通行止めになる場合があるので要注意

12/2 12:09

周囲のピークはことごとく巻くのでものすごく平和です

12/2 12:23

ちょっと下がグジュグジュしだし、靴が濡れてきました

12/2 12:26

山道から5mほど離れたピークには石祠がありました

12/2 12:37

あれれ、ここは山に向かうのが正解じゃなかったっけ

12/2 12:39

ピンポン。十二山の山名標を通ると近道なのだ

12/2 12:40

以前よりくっきり書き換えられたような気がする

12/2 12:41

静かな山道です

12/2 12:48

雪はいっぱい残っていますが、特に滑ることはありません。靴が濡れて冷たいのがちょっと

12/2 12:54

あの小ピークのあたりが・・・の場所なのかなぁ。と覚えておくために写真撮影

12/2 19:43

熊鷹山に到着。しかし空は雲・雲・雲

12/2 19:20

白根山は真っ白。黒樋山、武尊山、男体山がうっすらと白くなっていました

12/2 13:13

○ちゃん○麺は、鍋にジャストサイズだぁ！！！　このあとしっかりコーヒー休憩で時間つぶし

12/2 17:27

ここは左折。行き止まりのビニル紐はほとんど無くなってました

12/2 14:06

トレースは2人分ぐらいでしょうか

12/2 14:08

ここは白ハゲ口へ

12/2 14:08

ぎょぎょぎょ！不審者発見。サイズは子供かと思われます。鈴を鳴らして周囲を見回し歩きます

12/2 14:11

良く見るとテープが2か所以上見えるはずです。葉の落ちた雪の日は、踏み跡がみつからなくなってもテープを見つけやすいです

12/2 19:44

向こうにアーチの木が見えるでしょうか。行き止まりかと思いましたがアーチの向こうにもテープがあり、ここまでおいでのゲートでした

12/2 14:19

ダブルテープですが分岐ではなく、軽い肩の場所です

12/2 19:46

ここで尾根チェンジ。林道関係者がよく使うピンクテープだらけなのが厭ですが、この尾根はピンクテープが幅をきかせています

12/2 14:30

尾根が終わって急な下りが始まります。雪はありませんでした

12/2 14:35

尾根の最後が崖になっているため左にずれます

12/2 14:41

写真では見えていませんが、白ハゲ口の東屋が見えています

12/2 14:45

今日は東屋の上から写真左のところに斜めに下りました

12/2 14:46

つらら

12/2 19:48

空は曇ってますが紅葉を撮影

12/2 17:28

駐車場手前の楓もきれいです

12/2 15:04

駐車場到着

12/2 15:13

宝生水で水ゲット

12/2 19:50

ここが崖崩れの場所。がれきはカーブの向こうに捨てられていました

撮影機器：

Canon PowerShot A2200 Canon

感想

tancro

昨日は家をでて北に向うも雨が降り出し山行中止。
今日は朝から超晴天。予定通り、昨日行けなかった作原から宝生山・氷室山・熊鷹山を周回すべく家を出発しました。

なんだかんだで熊穴橋に到着。朝9時で西沢Pに2台、熊穴橋Pに1台がとまってました。山行ではトータル10人ほどに会いました。

白ハゲ口への林道を歩いていると、工事中の林道がはるかかなた頂上近くまで通っているじゃありませんか。崖で道路を横断できない可能性があったので、宝生山直下の劇坂には行かず、手前の通行止めのところから尾根に乗ることにしました。

主稜線を歩いていてびっくり。群馬県側の林道が、稜線のところまで来ているじゃありませんか。日曜日だと言うのに今日も工事をしていました。工事の人がクレーン車を降りていたので聞くと「トンネルは通さず稜線を通過する。稜線が分断するので階段を作ると聞いている」とのこと。階段が作られている時期はこの稜線が通行止めになる可能性があります。来年のアカヤシオの時期までに工事が完了してくれたらいいけどなぁ。。。そんな状況なので、沢を歩いて工事中のロープを越えて行くのは当分自嘲したほうがよさそうです。

昨日はこのあたりは雪でした。日陰や北斜面は雪が残りました。つまり、明日以降、晴れたらどろんこ、寒ければ凍結になる危険があります。泥除けのスパッツ、凍結対策のアイゼン（4本爪で十分）があるといいでしょう。手袋も普通の軍手では最後は寒かったです。

宝生水の湧水のあたりで土砂崩れが発生しています。土砂はどけられていましたが、ちゃんとコンクリートを流すには工事中になる可能性があります。特に平日は工事通行止めの可能性があります。

気になること。黒い毛皮らしき足跡を見たことではありません。帰る途中、熊穴橋と西沢口のあいだで、変な形の布袋の筒を持つ人が10人ほどたむろしていました。布袋は明らかに猟銃の形をしていました。狩猟解禁なのかどうかはわかりませんが、猟銃を持つ人が同じ山にいる可能性があります。不用意に登山道じゃないところをうろうろしないようにしましょう。ちなみに山道の看板に「狩猟鳥獣捕獲禁止区域（シカを除く）栃木県」とありました。