伊豆天城山 古峠と古峰
- GPS
- 04:20
- 距離
- 5.7km
- 登り
- 435m
- 下り
- 465m
コースタイム
10:45 三方ヶ岳⇒ 11:00 古峠⇒ 11:15 古峰 11:45⇒ 11:50 古峠⇒
12:00 三方ヶ岳⇒ 12:30 天城峠⇒ 12:45 旧天城トンネル⇒
13:40 水生地下(すいしょうじした)
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
新天城トンネルの伊豆市側入り口天城峠バス停でバスを降りました |
コース状況/ 危険箇所等 |
車窓から見ると天城連峰の高い所にガスがかかり生憎の曇り空、河津駅行きのバスはハイカーでほぼ満員状態でした。 二本杉峠に登り伊豆山稜線を仁科峠方面に走ると言う、トレイルランの若者10名ほどがゆうゆうの森入口で降りました。 天城峠バス停では残りのハイカーすべて降りてしまいバスは空になりトンネルに入って行きました。 暖房が利いたバスから降りると気温がかなり低いようで、コンパスをセットする手がかじかみなかなか上手くいきませんでした。 まずは天城峠にコンパスを合わせ新天城トンネル横から登り始めました。 10分ほど登ると旧天城トンネルの横に出ました。 東屋とトイレがあり時間が早いので観光客の姿は無く閑散としていました。 旧天城トンネルからは勾配が急な斜面をジグザグに登り、天城山縦走路が通る稜線尾根天城峠に着きました。 ここからは歩道を歩かずにコンパスを三方ヶ岳手前のこぶに合わせ尾根伝いに進みました。 冬枯れの枝の間からは水生地下の駐車場が見えコンパスを利用して、地図上で現在地を知ることが出来ました。 こぶからは三方ヶ岳にコンパスを合わせ急勾配の広い尾根をコンパスを見ながら登り、広く平らな三方ヶ岳山頂に着きました。 今度は古峠にコンパスを合わせ広く平らな山頂から急勾配の斜面を古峠に下がりました。 峠からはひと登りで今日の目的地、三等三角点がある標高941.8mの古峰山頂に着きました。 気温3℃、短時間で昼食を採り尾根を外さないように天城峠に戻り旧天城トンネルに下がりました。 河津側入口までトンネル内を歩き往復して、旧下田街道を散策しながら水生地下のバス停に下がりました。 |
写真
感想
今年も何時の間にか師走に入り、登山愛好会の忘年会を兼ねて簡単な地図読み山行が計画されました。
何時も道標がある山ばかりで地図を開くことも無く、リーダーの後をついていくおまかせ登山ばかりです。
今日はコンパスを使って目標地に到達することが出来るように各自持参したシルバコンパス(ラテン語で森のコンパス)を、地図に合わせてセットして尾根を進みました。
しかし寒さが思ったより厳しく「早く登ってお風呂に入ろうよ」早くも弱音が頭を持ち上げます。
地図読み山行はどうでもよい、相変わらずのおまかせ登山になりそうです。
登山者の基本、地図読みが出来ると登山の楽しみも増して安全登山に近づくと思いますが中々体で覚えてもらうことは大変だと思いました。
数回セッティングを繰り返すと興味を示し始め、覚えようとコンパスをセットする行動が見られ思いが伝わったかなと思いました。
天城越えの峠は 伊豆市と賀茂郡河津町との境にある峠です。
現代の新天城トンネル、その上部にある旧天城トンネルは川端康成先生の「伊豆の踊子」の舞台になりました。
「伊豆の踊子」の映画の主人公踊子を演じることは名女優になる登竜門で名女優の作品が残されています。
また「伊豆の踊子」をモチーフにして松本清張さんの「天城越え」の小説の舞台にもなりました。
さらに旧天城トンネルから尾根に進みますと天城山縦走路が通る天城峠があります。
尾根伝いに西に進むと一番古いと思われる、本日訪れた古峠があります。
さらに西に進みますと二本杉峠があります。
江戸時代にはアメリカ領事ハリスや吉田松陰などが越えたと伝わっています。
二本杉峠から河津側に進むとお地蔵さんがありここも昔の峠のようです、さらに
下がると御茶屋の跡地があります。
下山後は予約しておいた伊豆市「湯の国会館」でお風呂に入り忘年会になりました。
以前と比べ料理がきれいに造られていたのでびっくり、民間の業者に変わったようです。
金額からして満足しました。
おかげですっかり酔ってしまいました。
天城路フリーパス
東海バス修善寺駅で二日間乗り放題(1900円大人950円子供)天城路フリーパスを購入して利用しました。
フリー区間内施設入園割引お土産割引なども付いています。
「天城の熊おやじ」
江藤延男氏は天城の山を熟知し「天城の熊おやじ」の愛称で峠を越える旅人や天城山に登るハイカーに親しまれました。
旧天城トンネル湯ヶ島側(伊豆市側)入口でお菓子や飲み物を車に乗せて販売しながら天城の山の見所や楽しさをトンネルを訪れる旅人やハイカーに話していました。
お手伝いをした人によると旅人に天城を語る方が楽しかったようで商売は二の次だったようです。
天城山中での行方不明者の情報や捜索の助言など江藤さんに聞けば何でも分かる
第一人者でした。
しかし当時の天城営林署長の「国立公園 国有林内で個人的商売をしてはいけない」の一言で辞めざるを得ませんでした。
官職の人達にはもう少し広い視野から物事を見て欲しかったと思います。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する