中群山ー坪山ー大寺山ー北峰ー麻生山ー権現山縦走
- GPS
- --:--
- 距離
- 29.6km
- 登り
- 1,685m
- 下り
- 1,988m
コースタイム
天候 | 快晴&強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:JR猿橋駅 |
感想
「甲斐の山旅」という本で中群山という山を知り、早速、登山地図や地形図で探すが、見当たらない。どうやら、中群と書かれている集落にある小さな頂(741m)のことを言っているようだ。今日は、その山から登り始めることにする。
上野原駅でバスに乗り継ぎ、田和バス停で降りる。ここまで乗って来た乗客は私だけだった。
バス停の脇に、中群山と書かれた道標がある。舗装道路を登って行くと、あっという間に山頂だ。本に書かれている通り、山頂直下に馬の牧場がある。
第一展望台と書かれた方に進むと、東屋がある。南に、今日の最終目的地の権現山が近い。
馬の姿は確認できないまま、腰掛の方に降りることにする。こちらは、途中から山道だ。民家の脇をすり抜けたところから降り始める。この道は、もう使われることが無さそうだけれど、とても良く踏まれた道だ。気持ちよく下って行く。
腰掛に降りると、坪山に登るため、阿寺沢に向かう。谷間の静かな道。車が全く通らない。
阿寺沢の集落に到着し、登山口に向かって進んでいると、民家の庭にいた男性から、どこに登るの?と声をかけられる。「坪山です」と答えると「ここから登る」とその方の家の庭先にある階段を指差された。登山地図に書かれたルートは、まだ200mほど北のはずだが、地元の人が言うのだから間違いない。お礼を言って、そこから取り付く。
ここは、坪山から延びる尾根の末端だろう。細い踏み跡をジグザグに登ると、尾根に乗った。「坪山」と書かれた古い道標をみて安心するも、その先、道が怪しい。踏み跡があるようで無いような感じが続く。それでも、尾根を登っていくだけだし、歩きやすいので、気にせず登る。
結局、びりゅう館からの道と合流するまで、道がはっきりすることはなかった。合流地点の道標には、今来た方角に「阿寺沢→」の道標があるが、踏み跡がない。ここを下りで使う場合、困惑するだろう。
道が良くなって、ぐいぐいと登って行く。それにしても、今日は風が強い。南からの強風にあおられながら、やせ尾根を登る。南側が切れ落ちているところがある。
坪山の山頂に着いた時は、少し風が止んでくれた。快晴の中、こぢんまりとした頂に腰掛けて寛ぐ。これから向かう麻生山、権現山が見える。
日も短いことなので、西原峠に向かう。途中の小ピークが100m近い高低差があり、辛い。西原峠の手前で、一度、細い林道に降りた。明るい道が続く。
私の持っている昭文社の登山地図には、ここから北峰までルートが書かれていない。今日の心配な区間だが、コンパスで方向を確認すると、小寺山の方角に、林道が延びている。ありがたく進んでいくと、林道は尾根に乗り、更に進む。
途中、林道は小さなピークの左を巻いている。これが小寺山かと思い登ってみるが、山名標のようなものは確認できず。伐採された木が邪魔で歩き辛い。
林道に戻ると、大寺山に向かい、なおも道が続く。結局、大寺山の手前500mくらい辺りで林道と別れ、尾根に取り付いた。良く歩かれているのか、踏み跡はしっかりしている。
大寺山に到着して、昼食休憩。風がゴウゴウと音を立てていて、とても寒い。じっとしていると凍えてしまう。すぐに出発。
少し先で中高年男性とすれ違う。大寺山〜西原峠までが薮が濃いという情報を聞いていたとのことで、どうでしたかと聞かれる。薮は全くなく、ほとんど林道であることを伝えると、拍子抜けした様子。
北峰に到着。ここは三ツ森ノ頭とも呼ばれるようだ。山頂の木に異様なものがくくり付けられていてギョッとした。
富士山山頂に雲がかかっている。今日の風の強さからすると、富士山では、人が飛ばされる強風ではないだろうか。
麻生山は、すぐ隣だ。葉のすべて落ちた雑木林を進むと、麻生山に着いた。
ここから権現山までは、なだらかな稜線歩きが続く。この強風が無ければ、のどかな散歩が楽しめただろう。
権現山に着く。以前来た時は、混雑していた山頂も、時間が遅いためか、貸切状態だ。
とても眺めが良い。今日登った坪山が遠く感じる。
予定通り、浅川峠から浅川に向けて下山する。落ち葉に埋もれた道をぐんぐんと下って行き、浅川の林道に出た。
浅川からは猿橋駅に向かうバスが通っているが、まだ明るいし、駅までは10kmほどだ。時々走れば、1時間半で着くだろう。
今の時期が一番、日没が早いらしい。急速に暗くなって行く中を、早足で進む。途中、岩殿山が見れたのは良かった。正面からみると、厳つい山だけれど、後頭部は、なんだか可愛らしい。
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