大雪山(ロープウェイ姿見駅より旭岳往復)
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- GPS
- 03:22
- 距離
- 5.7km
- 登り
- 692m
- 下り
- 681m
コースタイム
天候 | 曇り☁️ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
飛行機
道道294号線〜道道1160号線 大雪山旭岳ロープウェイ往復 ¥2700 週末6:00(平日6:30)〜17:30 http://asahidake.hokkaido.jp/ja/#SCHEDULE |
コース状況/ 危険箇所等 |
姿見駅を出るとから右に進み、よく整備された遊歩道を進む。姿見の池の右から登山道に入る。最初はロープに囲まれたガレ場を登っていく。ガレた坂は大岩が混ざるようになる。7合目付近になると黒い砂礫の坂に変わり、9号目付近から岩場になり、これを抜けると稜線に出る。稜線を左に回りながら登り、山頂に達する。 |
その他周辺情報 | ケイズハウス北海道(日帰り入浴)¥800 ※ガス缶(プリムス)はニッポンレンタカー旭川空港営業所で購入。旭川空港内はセブンイレブンでEPIガス缶のみ販売。 |
写真
感想
昨年遅れてとった夏休み。北海道最初の山の登山口で朝食準備中に火傷し、一山も登らずに無念の帰還。あれから1年。傷跡は残ったものの火傷は完治し、直前には笊ヶ岳に登って備えた今年の夏休み北海道登山。第一弾は、大雪山旭岳。ショートコースで足慣らしをし、続く山々に備える企図でした。
ロープウェイ駅に到着時には低く雲が垂れ込め、景色は全く期待できない状況。姿見駅までロープウェイに乗るうちに雲のベールに包まれてしまいました。姿見駅で下山してきた人に聞くと、「登りでは晴れていたが、ガスってからはずっと雲の中で眺望なし」、「7合目からは風が強くなるが、それほどでもない」とのこと。それを聞いて出発しました。
姿見の池まではハイキングコース。辺り一面に広がるチングルマの果穂が最盛期を忍ばせました。姿見の池から登山道となりますが、ガスで5m先も満足に見えない状況。すぐに眼鏡も曇り、視界不良に拍車をかけます。丁寧にマーキングを追いながら、高度を上げていきました。下から吹き上げる強い風が火山性ガスを運んできます。眼鏡は拭いても5分ともちません。眼鏡を拭きながら黙々と登りました。
突然現れた標柱を目を凝らして読むと8合目。7合目には気づかなかったようでした。9合目を過ぎ、登山道が左に曲がると、猛烈な風が襲ってきました。身体が浮き上がりそうでした。姿勢を低くしながら、ジリジリと登りました。風が和らぐと、高い標柱が見えました。ガスが濃く、濡れた標柱の文字が読めません。近くに三角点があったので、山頂であることを確信できました。
下りも間違って黒岳の方に進まぬよう慎重に進みました。ふと後ろから音がしたので振り返ると別の登山者が現れました。黒岳から縦走してきた人で、午前中は晴れていたが、急に視界が悪くなり、北海岳付近では道が分からなくなり、危うく遭難しかけた、とのことでした。その人が眼鏡を外した方がよく見えるので外したと言っていたので、それからは眼鏡を外して歩きました。手袋がびしょ濡れだったのでテムレスに代えたところ、手が暖かくなりホッとしました。
高度を下げると風向きが変わっており、相変わらず風は強いものの少し和らぎ、火山性ガス特有の臭いはなくなりました。心なしか時々(日差しで?)明るくなる瞬間もありました。
無事に姿見駅まで帰ってきましたが、北海道の山にいきなり洗礼を浴びせられたように感じました。サコッシュは濡れそぼり、ロープウェイのチケットはヨレヨレになっていました。その後、再び大事件が発生。iPhone が充電できなくなっていることが発覚。電池が切れるとGPSも使えなくなり、登山どころではありません。早速、昨年と同様、登山ができない危機に陥ってしまいました。トホホ。
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