記録ID: 2517595
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
奥穂高岳
2000年09月15日(金) ~
2000年09月16日(土)
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- GPS
- 32:00
- 距離
- 35.5km
- 登り
- 1,831m
- 下り
- 1,822m
コースタイム
1日目
- 山行
- 5:05
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 5:25
2日目
- 山行
- 8:20
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 10:00
5:15
110分
涸沢幕営地
7:05
7:20
30分
奥穂山荘
10:10
10:50
110分
涸沢幕営地
15:15
今まで登り残してきた北アルプスの奥穂高岳に、上高地より涸沢を経由してのオーソドックスなルートで登った。東京を深夜3時に出発、8月の槍ヶ岳の時のような事故渋滞も無く、順調に松本に到着、上高地への登山基地となっている沢渡に7時前に到着する。この時間帯はバスが少なく、どうしたものか思っていると、タクシーの運転手から「乗合で行かないか」と声を掛けられる。聞けば居合わせた二人の登山者との相乗りで、一人1200円で上高地まで行ってくれると言う。バスで行くと沢渡から上高地まで片道1350円、往復割引でも片道1200円かかる。これは使わない手はないと、タクシーで上高地まで入ることにした。
上高地から横尾までは、8月に槍ヶ岳に登った時と同じルートを辿る。時間が早いせいからか、まだ観光客はまばらだった。横尾は槍ヶ岳への道との分岐に位置しているが、この日は涸沢方面に歩く人が多いようだ。梓川にかかった立派な橋を渡り登山道に入る。涸沢の広い河原に沿って登山道を進むと、やがて正面に涸沢カール上部が見えてきた。対岸には前穂高の岩塊が聳え立ち、木々の間から見えるカールは絵になる風景だ。
横尾から約1時間で本谷川橋に到着すると、対岸の木陰に大勢の登山者が休んでいる。さすが北アルプスの人気コースだけあって人が多い。自分も木陰を見つけてザックを降ろすと、涼しい風に汗がすぐ引いていく。カラッとした9月の山は、実に気持ちがいい。ここから涸沢まではあと一息、時折木々の間から現れる岩峰を楽しみながらの、気持ちよい登りだ。本谷川橋から約1時間半、前方の森の上空に「吹流し」が見えてきた。その下が涸沢ヒュッテになっていた。
テントの受付を済まし、ガレ場に点々とある平らな場所を見付け、急いでテントを設営。ザックをテントの中に放り込んで、涸沢ヒュッテに取って返した。生ビールを飲むためである。3000mの岩峰に囲まれたカールの底に在る涸沢ヒュッテ、その屋上に設けられた展望台で、思いっきり飲んだ生ビールは実に美味しかった。(一杯800円)
2日目は初日と変わって、朝から雨混じりの天気になった。周囲のテントの動きも今ひとつ冴えないようだ。これが天気の良い日だと、星と月明かりのもとで朝の3時前から出発準備の音が聞こえてくるものなのだが...今日は入口から顔を出して、空を伺っているテントが多い。せっかく涸沢まで入ったのだしと、意を決して登山靴を履く。朝5時15分、ヘッドランプを点けての出発となった。
テント場から涸沢小屋の前を通過し、カールの縁を回り込みながら登山道に入った。石畳を歩くこと約50分、小さな尾根を回り込んで越えると、いよいよザイテングラートの取付きだ。ザイテングラートは、奥穂高岳山荘の在る稜線部から涸沢カールに向かって降りる小稜線だ。この小稜線の背の部分に道がつけられている。所々に梯子や鎖があるが、概ね足場はしっかりしており危険な個所は無かった。取り付いてから約1時間で奥穂高岳山荘に到着した。
奥穂高山荘で暖かなコーヒーを飲んだ後、荷物をさらに軽くして、小さなアタックザックだけを背負って山頂を目指した。時折、雨が頬をたたきつけるが風はそれ程強くは無い。山荘からは、いきなり梯子と鎖の直登が始まるが、急登は僅かの距離であった。霧のため見通しが悪く、何度かピークにだまされるが、山荘から歩き始めて約30分で奥穂高岳山頂に到着した。前にいたグループが岳沢方面に下っていくと、山頂には自分一人。天気が悪いとはいえ、ここは北アルプスの最高点、それにしては寂しい山頂だった。持って上がった冷たいパイナップルを食べた後、山頂を後にすることにした。
上高地から横尾までは、8月に槍ヶ岳に登った時と同じルートを辿る。時間が早いせいからか、まだ観光客はまばらだった。横尾は槍ヶ岳への道との分岐に位置しているが、この日は涸沢方面に歩く人が多いようだ。梓川にかかった立派な橋を渡り登山道に入る。涸沢の広い河原に沿って登山道を進むと、やがて正面に涸沢カール上部が見えてきた。対岸には前穂高の岩塊が聳え立ち、木々の間から見えるカールは絵になる風景だ。
横尾から約1時間で本谷川橋に到着すると、対岸の木陰に大勢の登山者が休んでいる。さすが北アルプスの人気コースだけあって人が多い。自分も木陰を見つけてザックを降ろすと、涼しい風に汗がすぐ引いていく。カラッとした9月の山は、実に気持ちがいい。ここから涸沢まではあと一息、時折木々の間から現れる岩峰を楽しみながらの、気持ちよい登りだ。本谷川橋から約1時間半、前方の森の上空に「吹流し」が見えてきた。その下が涸沢ヒュッテになっていた。
テントの受付を済まし、ガレ場に点々とある平らな場所を見付け、急いでテントを設営。ザックをテントの中に放り込んで、涸沢ヒュッテに取って返した。生ビールを飲むためである。3000mの岩峰に囲まれたカールの底に在る涸沢ヒュッテ、その屋上に設けられた展望台で、思いっきり飲んだ生ビールは実に美味しかった。(一杯800円)
2日目は初日と変わって、朝から雨混じりの天気になった。周囲のテントの動きも今ひとつ冴えないようだ。これが天気の良い日だと、星と月明かりのもとで朝の3時前から出発準備の音が聞こえてくるものなのだが...今日は入口から顔を出して、空を伺っているテントが多い。せっかく涸沢まで入ったのだしと、意を決して登山靴を履く。朝5時15分、ヘッドランプを点けての出発となった。
テント場から涸沢小屋の前を通過し、カールの縁を回り込みながら登山道に入った。石畳を歩くこと約50分、小さな尾根を回り込んで越えると、いよいよザイテングラートの取付きだ。ザイテングラートは、奥穂高岳山荘の在る稜線部から涸沢カールに向かって降りる小稜線だ。この小稜線の背の部分に道がつけられている。所々に梯子や鎖があるが、概ね足場はしっかりしており危険な個所は無かった。取り付いてから約1時間で奥穂高岳山荘に到着した。
奥穂高山荘で暖かなコーヒーを飲んだ後、荷物をさらに軽くして、小さなアタックザックだけを背負って山頂を目指した。時折、雨が頬をたたきつけるが風はそれ程強くは無い。山荘からは、いきなり梯子と鎖の直登が始まるが、急登は僅かの距離であった。霧のため見通しが悪く、何度かピークにだまされるが、山荘から歩き始めて約30分で奥穂高岳山頂に到着した。前にいたグループが岳沢方面に下っていくと、山頂には自分一人。天気が悪いとはいえ、ここは北アルプスの最高点、それにしては寂しい山頂だった。持って上がった冷たいパイナップルを食べた後、山頂を後にすることにした。
天候 | 晴れ、小雨 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
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