白馬鑓、まさかのピストン

2020年08月19日(水) [日帰り]

• GPS: 09:02
• 距離: 18.3km
• 登り: 2,278m
• 下り: 2,247m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:16
• 休憩: 0:46
• 合計: 9:02

距離 18.3km 登り 2,278m 下り 2,266m

5:51 猿倉荘
6:33 白馬尻荘
6:36 白馬尻小屋
7:57 8:04 岩室跡
8:18 8:19 避難小屋
8:59 9:22 白馬岳頂上宿舎
9:31 9:32 丸山
10:52 10:57 鑓ヶ岳
11:07 11:12 鑓温泉分岐
11:28 11:29 鑓ヶ岳
12:32 丸山
13:06 13:07 避難小屋
13:17 13:18 岩室跡
14:12 白馬尻小屋
14:52 14:53 猿倉荘
14:53 ゴール地点

平日の二連休。はじめは岳沢でテント張ってジャンを周回しようと思ったが、季節はいつでも良いし、せっかく花の時期なので、白馬へ行こうと。帰りのついでに雨飾山による計画。
猿倉へ前夜に入り、5時起床。朝飯を済ませて、出立。夏白馬は昔2回程上がっているが、最近は5月連休前の残雪期に入っているので、すっかり夏道の感覚は忘れている。実はここで鑓温泉との合流点をチェックしなかったのが、大きなミスだった。
白馬尻までは記憶通り。小屋がなくなっているのが寂しい程度。この先が、記憶とチョイ違った。雪渓歩きがほんのチョットだけ。それまでは足場の悪いトラバースが長い。このままだと、あと数年で名物の夏雪渓歩きは無くなるかも。雪渓終点は従来と同じと思う。
ここから白馬頂上小屋までがキツイ。こんなに上がったっけーと思う。残雪期の方が楽だ。とてもテント担いで上がろうなんて思わない。頂上小屋の手前脇に雪渓から直接引いた水場は健在だった。とても旨い。
尾根に上がると白馬頂上まで直ぐだが、時間優先でパス。また残雪期に上がろう。この時の弱虫判断が後に幸いした。尾根歩きでは好天だし、花を見ながら、非常に心地良く歩けた。杓子岳はパスし、鑓ヶ岳に上がる。快晴の元、一通りの連山が見渡せる。先を急ぎたい気もするが、足が止まってしまう。
天狗尾根方面に下り、鑓温泉の分岐に着くと、パトロールのお兄さん。何と鑓温泉方面は通行止めとの宣告。まさか鑓温泉が下れないとは全くの油断。唖然としてしまったが、次の日の予定は詰まっているし、もう引き返すしかない。幸い時間的には無理はないし、基本下りなので体力的にもイケる。勿論、尾根の下りは駆け下りるが、やはり幾つかの登り返しはキツイ。途中で、同じように鑓温泉下りの通行止めをここで知った二人組に会い、鑓ピストンに変更したという。
頂上小屋からの下りは、体力維持で飛ばさない。時間的にも余裕が見えたからだ。予定時間に猿倉に戻り、ヤレヤレ。我ながら呆れた。
帰りに、いつもの日帰り温泉に浸かり、翌日への行動に移る。小谷温泉に向かい、雨飾山登山口にあるキャンプ場でテントを張る。明るいうちに食事も済ませたので、一安心。さて、明日の体力は如何に。

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

白馬雪渓の渡りはチョットだけ。

写真

8/19 5:09

駐車場にて、朝日に染まる。

8/19 5:51

猿倉荘。

8/19 6:19

林道の終点から登山道が始まる。

8/19 6:30

行く先が開けた。空も開けている。

8/19 6:34

そそるモニュメント。

8/19 6:35

本来なら大雪渓が待ち構えている筈。

8/19 6:53

ようやく大雪渓が見えた。

8/19 7:11

では雪渓に入ります。終点は中央左のガレ場。

8/19 7:19

ガレ場に到着。あっけない大雪渓だった。

8/19 7:25

やや遅めの花畑を上がる。

8/19 7:50

大雪渓を振り返る。薄っぺらい。

8/19 8:11

まだまだ尾根は高い。

8/19 8:14

背後は妙高戸隠方面。

8/19 13:31

崩れる雪渓。年々小さくなるのだろうか。

8/19 8:19

避難小屋は今も昔も変わらず。

8/19 8:26

残雪期でも目印になる岩。

8/19 8:58

花畑の斜面上に頂上小屋。

8/19 9:14

頂上小屋の庭から、直ぐ白馬山荘が見える。

8/19 9:21

尾根に出る。

8/19 9:21

中央に白馬鑓ヶ岳。

8/19 9:46

尾根より戸隠高妻連山。

8/19 10:06

白馬大池からの尾根。

8/19 10:10

杓子岳へ向かう直登。特に楽しい訳ではないので、今回はトラバース道。

8/19 10:20

ドーンと白馬鑓。

8/19 10:42

高っかーい鑓に向かう。

8/19 10:51

鑓に到着。

8/19 10:52

からの槍穂高方面。

8/19 10:52

からの鋭い剱岳。

8/19 10:52

天狗尾根方面に下る。

8/19 11:07

鑓温泉に下る分岐。赤いお兄さんに衝撃の事実が告げられる。

8/19 11:08

泣き。

8/19 11:08

天狗小屋を呑気に見ている場合ではない。

8/19 12:36

戻ってやったわ。

8/19 14:48

まさかの鑓ピストンが終わった。コマクサの絵に癒される。

8/19 15:33

いつもの入浴。今日は熱くなかった。聞くと、いつも熱いので温度を下げたそう。

8/19 8:07

今回は時間がなく、花と虫は簡単に。
ミヤマオダマキ。
この株だけだった。

8/19 7:57

ミヤマトリカブト。

8/19 8:06

ハクサンフウロ。

8/19 8:10

ミヤマキンポウゲ。

8/19 8:49

コウメバチソウ。
頂上小屋手前の斜面のガレ場から出てくる。

8/19 8:51

イワギキョウ。
頂上小屋手前の斜面のガレ場から出てくる。

8/19 9:17

チシマギキョウ。
尾根だけに出てくる。

8/19 9:23

タカネツメクサ？
花弁が広いような？もう少し時間を掛けて調べたい。

8/19 9:27

トウヤクリンドウ。

8/19 9:27

イワツメクサ。
尾根に多い。

8/19 9:29

タカネシオガマ。

8/19 9:41

イブキジャコウソウ。

8/19 12:37

ハクサンイチゲ。

8/19 12:38

ウルップソウ。
全て終わっていたが、辛うじて、この塊だけが花を付けていた。実はピストンでなく周回であったら、これらは見れなかった。

8/19 8:34

トホシハナカミキリ。
いわゆる純な高山ハナカミキリ

撮影機器：

TG-5 OLYMPUS CORPORATION

感想

masa554

若い頃、日帰りで八方尾根までの周回をしたが、さすがに、あの頃の元気は無くなっているなぁと感じた。

コメント

やっち

いいお天気の稜線歩きは最高ですね!
いいお天気の日に登山ができるのは，最高ですね。
剱，立山がよく見えていて気持ちよさそう。
猿倉からの周回の予定が，ピストンになってしまってびっくりしたでしょう。私も，この前のとき，遅くなったら鑓温泉から降りればいいと思っていたら，通行止めになっていたので，何があっても頂上小屋までは行かなければ行けなくてたいへんな思いをしました。逆に，それがあったので達成できたのかもしれません。
お疲れさまでした。
雨飾山もいいお天気で，最高の登山ができたのでしょうね。

masa554

Re: いいお天気の稜線歩きは最高ですね？
有難うございます。
鑓温泉が開いているのが当然と思ってしまいますね。当日もそんな人達がおられました。まぁ、天気が良かったので助かりました。
翌日の雨飾山はバテバテでした。近いうち、ヤマレコ書きます。