記録ID: 25248
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積雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳
櫛形山(青柳―平林―櫛形山―高尾)
2008年03月23日(日) [日帰り]
山梨県
tanno1967
その他1人
- GPS
- 10:33
- 距離
- 19.0km
- 登り
- 1,905m
- 下り
- 1,228m
コースタイム
8:20青柳バス停−10:45氷室神社11:00−13:00祠小屋13:10−14:05櫛形山分岐14:15−15:00櫛形山最高点−15:25櫛形山分岐15:35−16:50アヤメ平17:00−18:35高尾集落奥の林道
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年03月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
前日甲府に泊まり、翌朝甲府から鰍沢行きのバスに乗って青柳バス停下車。青柳バス停から平林集落までバスを乗り継ぐ予定だったが増穂町営バスは日曜は運行していない。平林集落まで歩いて2時間以上かかった。氷室神社から1時間弱で沢を横切る地点があり、水が得られた。その先1800メートルの祠小屋までは順調だったが、3月20日に降った雪のため、頂稜部の平坦地は膝か、場所によっては腿まで雪に潜り、時間と体力を消耗した。櫛形山分岐から最高点までの間では、雪にもぐらぬよう一部膝立ちで前進した。一般的には最高点の先の奥仙重を山頂としているようだが、雪で時間がかかりすぎるので割愛した。往復すればさらに40−50分はかかっただろう。裸山分岐からアヤメ平の間も雪が深く、念のため持っていったワカンが役にたった。当初はアヤメ平から唐松岳を経て桃の木温泉に下山予定だったが、時間が遅くなったので北尾根に切り替える。北尾根は雪が少なく容易に下山でき、高尾集落奥の林道までタクシーを呼んで桃ノ木温線に向かった。 |
写真
感想
春先でも新雪の後、トレースのない山を歩くのは結構大変だ。傾斜のきつい山なら登ってきた道を降りることで解決するが、櫛形山は頂上が平で長いので、頂上で雪にはまると進むのも退くのも大変で苦労する。今回も、もし北尾根ルートがなかったならば、アヤメ平の避難小屋で泊まるのを余儀なくされるところであった。
甲府からのバスの途上、金丸信氏の出生地である南アルプス市今諏訪付近を通過した。甲府から行くと釜無川にかかる開国橋を渡ったあたりだ。金丸家はこの付近の造り酒屋で、バスの運転手さんによるとかなり裕福な家だったらしい。1914年生まれの金丸氏は戦時中地元の翼賛壮年団の世話人だったとウィキペディアには書いてある。戦後の地方のどぶ板保守政治家の典型ともいうべき経歴である。のどかな農村地帯を通過しながら、金丸氏を生み出した風土に思いを巡らせた。ちなみに、イージス艦登場以前に海上自衛隊最大の護衛艦だった「しらね」を命名したのは福田赳夫内閣の防衛庁長官だった金丸氏だった。金丸氏の心にも、美しい郷土の山の姿は焼き付いていたに違いない。
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