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記録ID: 252567
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ハイキング
奥武蔵

【秩父川俣・西尾根から】 大持山 〜 鳥首峠 〜 冠岩

2012年12月13日(木) [日帰り]
 - 拍手
GPS
06:10
距離
8.8km
登り
1,005m
下り
1,002m

コースタイム

-- [往路]の「西尾根」は、ハイキングコースではありません (鉄塔巡視路) -- 
◎[往路] バス停(9:30) → 鉄塔16号(10:05=10:12) → 鉄塔324号(10:21) → 793m峰・焼山(10:27)
→ 1,142m地点(11:30) → 大持山(12:08) −− 菓子パン&豚汁&コーヒー −−

◎[復路] 大持山(13:17) → 妻坂峠分岐(13:23) → 横倉山(13:33) → ウノタワ(13:52) → 鉄塔327号(14:13)
→ 鳥首峠(14:31=14:37) → 冠岩道標(15:14) → 鳥首峠登山口(15:25) → バス停(15:40)

          -- ☆★ 所要時間:6時間10分 ★☆ --
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
  秩父市の国道140号から「浦山&橋立」方面へ、県道73号を
左折します。
 「浦山ダムサイト」を通って、上流へ。県道は凍結している
ヶ所はありませんでした。
 「浦山大日堂・バス停」脇の駐車場に駐車。(トイレは
冬季期間中使えません)
 
 ここから少し下流へ戻って 「大日堂」への 渡り橋を左に見、
さらに少し行って右側の「個人駐車場・小広場」を
入って行きます。
コース状況/
危険箇所等
◎ スタートの「登り口」付近は 解りづらいので、家の間の
細い道をトラバースせずに、直上することを心がけて下さい。
(もし間違ったら、登りでは 地図の等高線を見て直上すれば
何とかなります)

 ◎ ここは"一般ルート"ではなく、東京電力の鉄塔管理の
ための「巡視道」となっています。
 したがって"指導標"の類は無く、二つの鉄塔を過ぎると道は
不明瞭となり、尾根を忠実に登るのみです。
 ただ「マーキング」はあります。(杉間伐のための、
赤印もあります)

 ◎ 鉄塔までは、常に東京電力の黄色いポール「奥秩父線16号⇒」に従って登っていくことが"必須"です。
    (その他の赤等のマーキングに惑わされずに)
 
 ◎ -- ここから、コースの説明です --
  ・「個人駐車場・小広場」奥から、狭いコンクリート舗装の道を右に登って行き、個人宅にある
 「秩父市天然記念物指定・ヒイラギ」を通過します。
  ・すぐの「16号ポール」に従い、尾根に向かって直上して行きます。尾根への明瞭な道が続いています。
 ・作業小屋が左にあり、通過。16号鉄塔に着く。次の324号鉄塔もすぐです。
    (鉄塔の番号は、現地ではわかりません。)
 ・焼山(793mピーク)へは、西側を巻いています。尾根を忠実に通りましたが、それらしきピークはあるものの、
  マークはありませんでした。

  ・ここからは1,142mへ向けて"道の無い尾根"を忠実に登りますが、冬ですので明るくて
落ち葉がクッションで 快適な急登です。木々の間から両神山も見えます。
 ・1,142mあたりから大持山へかけては、ブナありミズナラあり 木々が美しく"快適な尾根"です。
 大持山の山頂も見え隠れします。
 ・澄み切った青空の下、稜線が近づくのを実感しながら上り詰め、「大岩」を過ぎれば
すぐそこが「大持山」山頂です。
山頂からは、木々の間から、白く輝く「富士山」の頭を「三ツドッケ」左に見ることができました。
これが見えれば、今日の目的は達成です。
 冷たい北風を避け、直下でお湯を沸かし、暖かい豚汁をいただきました。

 ・大持山 〜 鳥首峠 〜 冠岩へは 一般コースであり、積雪が0ですので、アイゼン"の心配もなく、
快適に稜線を下ってきました。

 ・「鳥首峠」は、かっての面影もなく 「祠」が 寂しげに 登山者を見ていました。
「大日堂・バス停」を見る
ここから、県道を下流へ
少し下ります。
2012年12月13日 09:24撮影 by  N905i, DoCoMo
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12/13 9:24
「大日堂・バス停」を見る
ここから、県道を下流へ
少し下ります。
個人の駐車場奥の
鉄塔16&324号ポール
を見る。
ここから、右へ入ります
2012年12月13日 09:33撮影 by  N905i, DoCoMo
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12/13 9:33
個人の駐車場奥の
鉄塔16&324号ポール
を見る。
ここから、右へ入ります
古屋敷のヒイラギ
僅か、右へ行きます
2012年12月14日 12:13撮影 by  N905i, DoCoMo
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12/14 12:13
古屋敷のヒイラギ
僅か、右へ行きます
奥秩父線16号を示す
東電ポール
2012年12月14日 12:13撮影 by  N905i, DoCoMo
12/14 12:13
奥秩父線16号を示す
東電ポール
作業小屋を 左に見る
2012年12月13日 09:55撮影 by  N905i, DoCoMo
12/13 9:55
作業小屋を 左に見る
鉄塔(奥秩父線16号)より
仙元尾根を見る
2012年12月14日 22:22撮影 by  N905i, DoCoMo
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12/14 22:22
鉄塔(奥秩父線16号)より
仙元尾根を見る
「焼山」を過ぎたところの
やや瘠せ尾根にて
2012年12月13日 10:29撮影 by  DSC-WX7 , SONY
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12/13 10:29
「焼山」を過ぎたところの
やや瘠せ尾根にて
杉林を抜けると
ナラ、ブナの明るい
尾根道になる
2012年12月14日 22:23撮影 by  N905i, DoCoMo
12/14 22:23
杉林を抜けると
ナラ、ブナの明るい
尾根道になる
明るい快適な
西尾根にて
2012年12月13日 11:18撮影 by  DSC-WX7 , SONY
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12/13 11:18
明るい快適な
西尾根にて
1,142m地点
中央立ち木の
赤いテープが "目印"
2012年12月13日 11:31撮影 by  N905i, DoCoMo
12/13 11:31
1,142m地点
中央立ち木の
赤いテープが "目印"
1,142m地点
2012年12月13日 11:31撮影 by  N905i, DoCoMo
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12/13 11:31
1,142m地点
大持山を目指し
西尾根を行く
keyさん
2012年12月14日 12:19撮影 by  N905i, DoCoMo
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12/14 12:19
大持山を目指し
西尾根を行く
keyさん
ブナ
2012年12月14日 22:22撮影 by  N905i, DoCoMo
12/14 22:22
ブナ
明るい西尾根を行く
2012年12月14日 22:22撮影 by  N905i, DoCoMo
12/14 22:22
明るい西尾根を行く
「大岩」を過ぎると
山頂は近い
2012年12月13日 12:03撮影 by  N905i, DoCoMo
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12/13 12:03
「大岩」を過ぎると
山頂は近い
「大持山」にて
寒風が吹きすさむ
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「大持山」にて
寒風が吹きすさむ
大持山山頂
三等三角点 1,294.1m
2012年12月15日 14:16撮影 by  N905i, DoCoMo
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12/15 14:16
大持山山頂
三等三角点 1,294.1m
大持山山頂より
南の稜線を見る
2012年12月14日 22:26撮影 by  N905i, DoCoMo
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12/14 22:26
大持山山頂より
南の稜線を見る
「大持山」より
白く輝く「八ヶ岳」を見る
2012年12月13日 12:07撮影 by  DSC-WX7 , SONY
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12/13 12:07
「大持山」より
白く輝く「八ヶ岳」を見る
「大持山」より
甲武信岳、和名倉山
方面を見る。
2012年12月14日 22:27撮影 by  N905i, DoCoMo
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12/14 22:27
「大持山」より
甲武信岳、和名倉山
方面を見る。
[復路] 振り返って
「大持山」を見る
2012年12月13日 13:18撮影 by  N905i, DoCoMo
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12/13 13:18
[復路] 振り返って
「大持山」を見る
明るく広い、快適な
「鳥首峠」への稜線を
行くkeyさん
2012年12月14日 22:29撮影 by  N905i, DoCoMo
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12/14 22:29
明るく広い、快適な
「鳥首峠」への稜線を
行くkeyさん
ブナとブルースカイ
2012年12月14日 22:29撮影 by  N905i, DoCoMo
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12/14 22:29
ブナとブルースカイ
明るく広い、快適な
「鳥首峠」への稜線
2012年12月13日 13:44撮影 by  N905i, DoCoMo
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12/13 13:44
明るく広い、快適な
「鳥首峠」への稜線
ウノタワを過ぎて
2012年12月14日 22:30撮影 by  N905i, DoCoMo
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12/14 22:30
ウノタワを過ぎて
「鳥首峠」にて
keyさん
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「鳥首峠」にて
keyさん
鳥首峠 937m
かっての面影はなく
奥の「祠」が寂しそう
2012年12月15日 15:15撮影 by  DSC-WX7 , SONY
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12/15 15:15
鳥首峠 937m
かっての面影はなく
奥の「祠」が寂しそう

感想

◎ 「鳥首峠」。古い記述を引っ張り出してみました。

 ・1966/09/14 当時の「読売新聞」の連載から −− 抜粋 −−。
 「今から百年前、維新の戦いで官軍に敗れた秩父の負傷兵が、
列をなしてこの峠を越えた。
 ある者はヤリを背に首をたれ、ある者は傷ついた足を引きずり、
またある者は、同僚の肩を借りながら・・・」

 ・この記述は、1884(明治17)年の「秩父事件」のことでは
ありません。
  1867(慶応3)年の「大政奉還」〜「1868年・明治維新」に
まつわる "敗戦兵"の、生々しい記述です。
 ・「鳥首峠」は、こうした "象徴的な事件" の通り道の他、
信仰&交易路 また「ブナと山神の峠」として古くから
「峠」の利用があったようです。

 ・かっての「峠」の "ブナの大木"も、私が初めて登った
1962年4月1日〜1967年頃は、まだ立派なブナの大木が
ありました。今は、見る影もありません。

◎ ちょうど1年前の、2011年12月12日、今回と同じコースを
登りました。
 この時は、「西尾根」の途中から 心地よい積雪を踏みしめ
ながらの登山でしたが、今回「西尾根」及び「大持山〜鳥首峠」
の稜線上も、積雪はありませんでした。

◎ 13日の「秩父」及び「熊谷」の最低気温は、以下のとおりでした。

  −−− ・秩父-6.4 ℃ ・熊谷-1.8 ℃ −−−

 今年の"冬"は、本当に早い。冷たい北風が吹きすさむ
"底冷えの一日" でした。
 真に、体の芯から冷えました。
 特に 秩父地方は、今冬の最低気温でかつ、12月9日から
5日連続の-5℃以下という寒さ。
 (12/14も、同様に 秩父 -6.1°熊谷 -3.3℃と冷え込みました)

◎ 北の山々からは、早くも遭難の報が 次々ともたらされています。
 例年より半月から一ヶ月早く、寒気が押し寄せてきています。
 積雪も、異常に多いですね。

◎ 下山祝いは、駅前の居酒屋で 冷え切った体の「芯」を
"熱燗"で ほぐしました。
 次回は、12/21 北面からの「蕎麦粒山」を予定しています。


  

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