【秩父川俣・西尾根から】 大持山 〜 鳥首峠 〜 冠岩
- GPS
- 06:10
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 1,005m
- 下り
- 1,002m
コースタイム
◎[往路] バス停(9:30) → 鉄塔16号(10:05=10:12) → 鉄塔324号(10:21) → 793m峰・焼山(10:27)
→ 1,142m地点(11:30) → 大持山(12:08) −− 菓子パン&豚汁&コーヒー −−
◎[復路] 大持山(13:17) → 妻坂峠分岐(13:23) → 横倉山(13:33) → ウノタワ(13:52) → 鉄塔327号(14:13)
→ 鳥首峠(14:31=14:37) → 冠岩道標(15:14) → 鳥首峠登山口(15:25) → バス停(15:40)
-- ☆★ 所要時間:6時間10分 ★☆ --
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
左折します。 「浦山ダムサイト」を通って、上流へ。県道は凍結している ヶ所はありませんでした。 「浦山大日堂・バス停」脇の駐車場に駐車。(トイレは 冬季期間中使えません) ここから少し下流へ戻って 「大日堂」への 渡り橋を左に見、 さらに少し行って右側の「個人駐車場・小広場」を 入って行きます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◎ スタートの「登り口」付近は 解りづらいので、家の間の 細い道をトラバースせずに、直上することを心がけて下さい。 (もし間違ったら、登りでは 地図の等高線を見て直上すれば 何とかなります) ◎ ここは"一般ルート"ではなく、東京電力の鉄塔管理の ための「巡視道」となっています。 したがって"指導標"の類は無く、二つの鉄塔を過ぎると道は 不明瞭となり、尾根を忠実に登るのみです。 ただ「マーキング」はあります。(杉間伐のための、 赤印もあります) ◎ 鉄塔までは、常に東京電力の黄色いポール「奥秩父線16号⇒」に従って登っていくことが"必須"です。 (その他の赤等のマーキングに惑わされずに) ◎ -- ここから、コースの説明です -- ・「個人駐車場・小広場」奥から、狭いコンクリート舗装の道を右に登って行き、個人宅にある 「秩父市天然記念物指定・ヒイラギ」を通過します。 ・すぐの「16号ポール」に従い、尾根に向かって直上して行きます。尾根への明瞭な道が続いています。 ・作業小屋が左にあり、通過。16号鉄塔に着く。次の324号鉄塔もすぐです。 (鉄塔の番号は、現地ではわかりません。) ・焼山(793mピーク)へは、西側を巻いています。尾根を忠実に通りましたが、それらしきピークはあるものの、 マークはありませんでした。 ・ここからは1,142mへ向けて"道の無い尾根"を忠実に登りますが、冬ですので明るくて 落ち葉がクッションで 快適な急登です。木々の間から両神山も見えます。 ・1,142mあたりから大持山へかけては、ブナありミズナラあり 木々が美しく"快適な尾根"です。 大持山の山頂も見え隠れします。 ・澄み切った青空の下、稜線が近づくのを実感しながら上り詰め、「大岩」を過ぎれば すぐそこが「大持山」山頂です。 山頂からは、木々の間から、白く輝く「富士山」の頭を「三ツドッケ」左に見ることができました。 これが見えれば、今日の目的は達成です。 冷たい北風を避け、直下でお湯を沸かし、暖かい豚汁をいただきました。 ・大持山 〜 鳥首峠 〜 冠岩へは 一般コースであり、積雪が0ですので、アイゼン"の心配もなく、 快適に稜線を下ってきました。 ・「鳥首峠」は、かっての面影もなく 「祠」が 寂しげに 登山者を見ていました。 |
写真
感想
◎ 「鳥首峠」。古い記述を引っ張り出してみました。
・1966/09/14 当時の「読売新聞」の連載から −− 抜粋 −−。
「今から百年前、維新の戦いで官軍に敗れた秩父の負傷兵が、
列をなしてこの峠を越えた。
ある者はヤリを背に首をたれ、ある者は傷ついた足を引きずり、
またある者は、同僚の肩を借りながら・・・」
・この記述は、1884(明治17)年の「秩父事件」のことでは
ありません。
1867(慶応3)年の「大政奉還」〜「1868年・明治維新」に
まつわる "敗戦兵"の、生々しい記述です。
・「鳥首峠」は、こうした "象徴的な事件" の通り道の他、
信仰&交易路 また「ブナと山神の峠」として古くから
「峠」の利用があったようです。
・かっての「峠」の "ブナの大木"も、私が初めて登った
1962年4月1日〜1967年頃は、まだ立派なブナの大木が
ありました。今は、見る影もありません。
◎ ちょうど1年前の、2011年12月12日、今回と同じコースを
登りました。
この時は、「西尾根」の途中から 心地よい積雪を踏みしめ
ながらの登山でしたが、今回「西尾根」及び「大持山〜鳥首峠」
の稜線上も、積雪はありませんでした。
◎ 13日の「秩父」及び「熊谷」の最低気温は、以下のとおりでした。
−−− ・秩父-6.4 ℃ ・熊谷-1.8 ℃ −−−
今年の"冬"は、本当に早い。冷たい北風が吹きすさむ
"底冷えの一日" でした。
真に、体の芯から冷えました。
特に 秩父地方は、今冬の最低気温でかつ、12月9日から
5日連続の-5℃以下という寒さ。
(12/14も、同様に 秩父 -6.1°熊谷 -3.3℃と冷え込みました)
◎ 北の山々からは、早くも遭難の報が 次々ともたらされています。
例年より半月から一ヶ月早く、寒気が押し寄せてきています。
積雪も、異常に多いですね。
◎ 下山祝いは、駅前の居酒屋で 冷え切った体の「芯」を
"熱燗"で ほぐしました。
次回は、12/21 北面からの「蕎麦粒山」を予定しています。
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