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Yamareco

記録ID: 2531387
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

餓鬼岳テント泊(白沢登山口〜餓鬼岳〜燕岳〜中房温泉)

2020年08月24日(月) ~ 2020年08月26日(水)
 - 拍手
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
20:06
距離
23.0km
登り
2,855m
下り
2,399m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:39
休憩
0:50
合計
8:29
距離 9.0km 登り 1,805m 下り 190m
5:55
46
6:41
6:43
58
7:41
7:50
20
8:10
8:25
134
10:39
11:01
197
14:18
14:20
4
2日目
山行
7:41
休憩
0:55
合計
8:36
距離 9.0km 登り 1,007m 下り 907m
6:11
5
6:16
6:22
6
6:28
6:29
199
9:48
10:04
59
11:03
11:06
33
11:39
12:04
76
13:20
13:22
51
14:13
11
14:24
3
14:27
12
14:39
14:41
6
14:47
3日目
山行
2:06
休憩
0:36
合計
2:42
距離 5.0km 登り 65m 下り 1,315m
5:53
7
6:00
6:01
19
6:20
6:23
7
6:30
6:40
14
6:54
7:02
16
7:18
20
7:38
7:44
15
7:59
8:02
27
8:29
8:34
1
8:35
ゴール地点
過去天気図(気象庁) 2020年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー 自家用車
往路:白沢登山口(餓鬼岳登山口)に駐車
復路:中房温泉〜JR穂高駅(バス)
   JR穂高駅〜JR信州常磐駅(電車)
   JR信州常磐駅~白沢登山口(タクシーで自家用車回収)
コース状況/
危険箇所等
白沢登山口~餓鬼岳小屋:問題なし(ハシゴ等でのスリップ注意)
餓鬼岳小屋〜燕山荘:危険個所なし、わずかに笹薮あるが問題なし
燕山荘〜中房温泉:むやみに速度を上げないで丁寧に歩く必要あり
その他周辺情報 しゃくなげの湯:清潔
ほりでーゆ四季の郷:売店で地域産のスイカ購入(お盆を過ぎても販売)
雨で中止し1か月遅れの実施となった。当初計画の東沢乗越へのコースは、餓鬼岳小屋から中止勧告。
雨で中止し1か月遅れの実施となった。当初計画の東沢乗越へのコースは、餓鬼岳小屋から中止勧告。
関越を走り深夜02:00登山口に到着。先着車両2台。簡易トイレはまずまずきれい。
関越を走り深夜02:00登山口に到着。先着車両2台。簡易トイレはまずまずきれい。
今回もテント泊。ビールは小屋で調達することに。
1
今回もテント泊。ビールは小屋で調達することに。
渋い大人向けコース。出会った人3人のみ。
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渋い大人向けコース。出会った人3人のみ。
これだけ利用者が少ないと、登山道の補修も無理かも。
※ このルートはその後崩壊しています。  https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2678468.html
これだけ利用者が少ないと、登山道の補修も無理かも。
※ このルートはその後崩壊しています。  https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2678468.html
奥多摩も落ちたら(滑ったら)死に直結する箇所豊富。危険のリスクは同程度か少し多い程度。
1
奥多摩も落ちたら(滑ったら)死に直結する箇所豊富。危険のリスクは同程度か少し多い程度。
百曲がりまでは結構スタミナを使う
百曲がりまでは結構スタミナを使う
この日の小屋はテント泊者2人、小屋泊まり1人。平日とは言えあまりにも寂しい!
この日の小屋はテント泊者2人、小屋泊まり1人。平日とは言えあまりにも寂しい!
テント場は餓鬼岳から燕岳へ抜ける登山道。
テント場は「5張り」と書く人が多いが、適度に詰めれば10張りは問題ない。
※傾斜地にも張ってのこと
テント場は餓鬼岳から燕岳へ抜ける登山道。
テント場は「5張り」と書く人が多いが、適度に詰めれば10張りは問題ない。
※傾斜地にも張ってのこと
ビール1缶と日本酒を少々飲んで、記憶が喪失。12時間の爆睡。
ビール1缶と日本酒を少々飲んで、記憶が喪失。12時間の爆睡。
2日目の朝。テント場の朝の気温は13.5℃と寒かった。
2日目の朝。テント場の朝の気温は13.5℃と寒かった。
夜半に降雨があってテントが濡れたので、張ったまま餓鬼岳へ。
2
夜半に降雨があってテントが濡れたので、張ったまま餓鬼岳へ。
山頂からは槍までの稜線が一望できる
1
山頂からは槍までの稜線が一望できる
餓鬼岳から見る燕岳までの道のりは長い。
1
餓鬼岳から見る燕岳までの道のりは長い。
剣ズリが難しいなどの記録を見るが、そうかもしれないし、そうでもないかもしれない。
2
剣ズリが難しいなどの記録を見るが、そうかもしれないし、そうでもないかもしれない。
必ず巻き道があり、慌てずゆっくりしっかり歩けば問題なし。
1
必ず巻き道があり、慌てずゆっくりしっかり歩けば問題なし。
それにしても人を見かけない。
1
それにしても人を見かけない。
燕岳までで出会ったのは1人だけ
燕岳までで出会ったのは1人だけ
もったいない。
剣ズリを振り返る
剣ズリを振り返る
その全容
※楽なコースではありません
その全容
※楽なコースではありません
快晴の山の風景
来た道を振り返る
1
来た道を振り返る
東沢乗越
中房温泉へは下る。
燕岳は標識のすぐ先右手、笹薮の中に道あり
乗越から中房温泉への道の笹は刈り取られてる
中房温泉へは下る。
燕岳は標識のすぐ先右手、笹薮の中に道あり
乗越から中房温泉への道の笹は刈り取られてる
大昔の標識
乗越から激登りの末に稜線に出る
燕小屋の生ジョッキを夢見て歩く
2
乗越から激登りの末に稜線に出る
燕小屋の生ジョッキを夢見て歩く
憧れのテント場
最終的に9割埋まった。
最終的に9割埋まった。
「ここは若者ばかりだね」という言葉が気になった。
「ここは若者ばかりだね」という言葉が気になった。
「私は70歳だが何か?」と心の中で反芻する。
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「私は70歳だが何か?」と心の中で反芻する。
テントを設営するうちに寒くなった。
テントを設営するうちに寒くなった。
ダウンの上下を着用して生ジョッキを買い求めに行く。
ダウンの上下を着用して生ジョッキを買い求めに行く。
待望の生ビール。しかし寒くて早々に退散。
待望の生ビール。しかし寒くて早々に退散。
テントに戻って「生酒」に切り替える。
テントに戻って「生酒」に切り替える。
ついつい飲み過ぎる。
ついつい飲み過ぎる。
簡素な夕食を摂って就寝する。
簡素な夕食を摂って就寝する。
隣のテントの会話で午後11時過ぎに目が覚める。
(目が覚めたら隣で声がしていたというのが正しいか)
隣のテントの会話で午後11時過ぎに目が覚める。
(目が覚めたら隣で声がしていたというのが正しいか)
あちらこちらで、ゴソゴソ、ガヤガヤ。ただし許される範囲か。
あちらこちらで、ゴソゴソ、ガヤガヤ。ただし許される範囲か。
その後も断続的に目が覚める。
その後も断続的に目が覚める。
餓鬼岳〜燕山荘の間の登山道が快適で体力を使わなかったのだったかも。(餓鬼岳から見る稜線は長く険しく感じるし実際も辛かった)
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餓鬼岳〜燕山荘の間の登山道が快適で体力を使わなかったのだったかも。(餓鬼岳から見る稜線は長く険しく感じるし実際も辛かった)
昨年は3日目に「槍ヶ岳〜横尾〜蝶ヶ岳〜三股」を13時間かけて歩き、夕暮れ前に下山した。
昨年は3日目に「槍ヶ岳〜横尾〜蝶ヶ岳〜三股」を13時間かけて歩き、夕暮れ前に下山した。
そんなことから見れば楽ちんだったのだろう。
そんなことから見れば楽ちんだったのだろう。
今回は、中房温泉09:00発のバスに乗ることにした。
今回は、中房温泉09:00発のバスに乗ることにした。
コースタイムを02:50として05:50にテント場を発つ。
コースタイムを02:50として05:50にテント場を発つ。
登ってくる人が多い。
登ってくる人が多い。
登り優先!
待つ身からするとまどろっこしい。
登り優先!
待つ身からするとまどろっこしい。
それでも02:40で下山できた。
それでも02:40で下山できた。
長野のスイカの産地は、波田や松川が有名?
しかし今は時期外れ。
長野のスイカの産地は、波田や松川が有名?
しかし今は時期外れ。
ほりでー湯四季の郷に「祭ばやし」という品種の大玉スイカがあった。重量10kg超えのものが1500円。規格外品とはいえ安すぎる。ツルを見ると獲りたてということがわかる。
ほりでー湯四季の郷に「祭ばやし」という品種の大玉スイカがあった。重量10kg超えのものが1500円。規格外品とはいえ安すぎる。ツルを見ると獲りたてということがわかる。
スイカにはアミノ酸の「シトルリン」が豊富に含まれている。現在は精力増強効果を謳って日本でもシトルリンのサプリメントが売られるようになった。
スイカにはアミノ酸の「シトルリン」が豊富に含まれている。現在は精力増強効果を謳って日本でもシトルリンのサプリメントが売られるようになった。

感想

残雪の千丈ヶ岳をテントを背負って地蔵尾根から登ったのは6年前のことだった。65歳になったらテントをやめようかなと荷揚げ中の小屋番さんに言ってら、「年は関係ないでしょ。テント泊装備で歩けるか歩けないかのことだけであって、歳だからやめるというのはおかしいでしょ。」と言われて、それもそうだなと70歳になった今でも、テント泊主体で歩いています。
http://yamatabi-hanatabi.com/s-alps2014-2.html(地蔵尾根テント泊)

今回も迷うことなくテントを担いで餓鬼岳に登りましたが、3日間の水は基本的に担ぎ上げました。昨年の常念~槍〜蝶の3日間も、稜線で買い求めた水は1リットルで、あとは担ぎ上げたものを使いました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2002142.html

それもこれも、日高の山に登りがたいためなのです。稜線には一切水場がなく、すべて自分で担がないとなりません。そのためには体力が必要です。
http://yamatabi-hanatabi.com/kamueku2014.html

以上それぞれ山の記録へのリンクですが、9月末、その日高の山に再び登りに行きます。コイカクシュサツナイ岳〜ヤオロマップ岳〜1839峰は2007年に歩いていますが、果たしてハイマツの海を泳ぎ切れるか、見ものです。
http://yamatabi-hanatabi.com/1839.html

餓鬼岳から燕岳の間の笹薮が大変だとの記録も散見されますが、ズボンはすぐに破れ、剣道の脛当てを着けないと向う脛が青あざだらけになるような日高のハイマツ地獄を経験してしまうと、拍子抜けという感じがします。

いずれにしても、奥多摩でも、日高でも、餓鬼岳でも、ちょっと油断すると大事故になりかねませんから、危険個所は臆病なぐらい慎重に歩くことが大事ですね。


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