ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 2540628
全員に公開
ハイキング
御在所・鎌ヶ岳

タイジョウ【注目していた尾根で登ってみたけれど・・・】

2020年08月30日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
06:28
距離
14.0km
登り
878m
下り
866m

コースタイム

日帰り
山行
6:24
休憩
2:01
合計
8:25
7:09
7:16
13
7:29
7:29
4
7:33
7:36
79
支尾根末端
9:18
9:18
14
南西尾根に合流(950m
9:32
9:40
15
タイジョウの池
9:55
10:21
41
11:02
11:02
14
11:16
11:25
6
11:31
11:56
13
12:09
12:10
11
12:21
12:26
55
13:21
13:31
25
13:56
14:06
42
14:48
14:48
2
14:50
ゴール地点
天候 晴れ
【気温】駐車地:23℃  タイジョウ:26℃  蓮如上人旧跡:27℃
過去天気図(気象庁) 2020年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
和南町を過ぎ、永源寺グリーンランドの案内に従って189号を左折→和南川沿いの甲津畑・杠葉尾林道で集落を抜け→渋川に架かる鳴野橋手前の路肩に駐車。
コース状況/
危険箇所等
今回のルートは手入力です。

往路の千種街道は少し湿った感じでしたが、ヒルの被害には合わずに
済みました。

《大峠分岐を過ぎ千種街道が大きく東向きにカーブする地点からP891へ
 延びる支尾根に取り付きました。》

ゝ渕侈未鰄気犬襪箸いなり岩の砦が現れ、その後何度も尾根芯は
 岩コブに阻まれたり、痩せ尾根が現れたりと尾根筋は明確ですが、
 P891まで手厳しい尾根が続きます。
△修慮緞霧きの尾根を辿り南西尾根と呼ばれる尾根に乗り換え
 東へ向かうとテープも度々見られ、微かな踏み跡も認められます。
 落ち着きが戻った尾根で1000mのピークに出て、再び北に向きを
 変え二度ほどコブを越えた広い鞍部で、タイジョウの池が現れ
 タイジョウヘの最後の登りが始まります。

今回はP891までが正念場です。P835経由のルートよりも時間が延び
 あまりお勧めできるルートでは有りませんでした。
夏の岩ヶ谷林道は何年ぶりかな・・・。
ああー、蒸し暑い!
2020年08月30日 06:56撮影 by  Canon IXY 180, Canon
3
8/30 6:56
夏の岩ヶ谷林道は何年ぶりかな・・・。
ああー、蒸し暑い!
早速避難小屋の水場でクールダウン。
2020年08月30日 07:09撮影 by  Canon IXY 180, Canon
4
8/30 7:09
早速避難小屋の水場でクールダウン。
石積が残る古屋敷跡。
2020年08月30日 07:29撮影 by  Canon IXY 180, Canon
3
8/30 7:29
石積が残る古屋敷跡。
目指す尾根は少し先だ、見逃さないようにしよう。
2020年08月30日 07:29撮影 by  Canon IXY 180, Canon
4
8/30 7:29
目指す尾根は少し先だ、見逃さないようにしよう。
さあー、ここから取り付こう。
2020年08月30日 07:33撮影 by  Canon IXY 180, Canon
4
8/30 7:33
さあー、ここから取り付こう。
いきなり岩の砦に遮られた。隙間を両手両足を動員して攀じる。
2020年08月30日 07:41撮影 by  Canon IXY 180, Canon
4
8/30 7:41
いきなり岩の砦に遮られた。隙間を両手両足を動員して攀じる。
厳しい尾根だな〜。
2020年08月30日 07:49撮影 by  Canon IXY 180, Canon
3
8/30 7:49
厳しい尾根だな〜。
アスレチックな尾根に早くも後悔し始める。
2020年08月30日 07:51撮影 by  Canon IXY 180, Canon
5
8/30 7:51
アスレチックな尾根に早くも後悔し始める。
テープだ!
2020年08月30日 08:10撮影 by  Canon IXY 180, Canon
4
8/30 8:10
テープだ!
また岩コブに遮られた。捲く? 芯を行く? 悩むな〜。
2020年08月30日 08:15撮影 by  Canon IXY 180, Canon
4
8/30 8:15
また岩コブに遮られた。捲く? 芯を行く? 悩むな〜。
幸い尾根筋は明確だけど・・・。
2020年08月30日 08:21撮影 by  Canon IXY 180, Canon
5
8/30 8:21
幸い尾根筋は明確だけど・・・。
今度は痩せ尾根か。
2020年08月30日 08:32撮影 by  Canon IXY 180, Canon
3
8/30 8:32
今度は痩せ尾根か。
やっとP891に到着、ここからは北向きだ。
2020年08月30日 08:57撮影 by  Canon IXY 180, Canon
4
8/30 8:57
やっとP891に到着、ここからは北向きだ。
これはタイジョウ手前の1000mピークだった。
2020年08月30日 09:02撮影 by  Canon IXY 180, Canon
4
8/30 9:02
これはタイジョウ手前の1000mピークだった。
踏み跡に合流し、乗り換えた南西尾根を東へ向かう。
2020年08月30日 09:16撮影 by  Canon IXY 180, Canon
4
8/30 9:16
踏み跡に合流し、乗り換えた南西尾根を東へ向かう。
1000mピークの林を抜け、再び北(左折)へ向かうと、
2020年08月30日 09:24撮影 by  Canon IXY 180, Canon
4
8/30 9:24
1000mピークの林を抜け、再び北(左折)へ向かうと、
やっと尾根にも落ち着きが戻ってきた。
2020年08月30日 09:26撮影 by  Canon IXY 180, Canon
4
8/30 9:26
やっと尾根にも落ち着きが戻ってきた。
タイジョウかな?
2020年08月30日 09:27撮影 by  Canon IXY 180, Canon
4
8/30 9:27
タイジョウかな?
二つ目のコブを越えると、タイジョウの池に出逢った。
2020年08月30日 09:38撮影 by  Canon IXY 180, Canon
3
8/30 9:38
二つ目のコブを越えると、タイジョウの池に出逢った。
池の周りに咲くトリカブト。
2020年08月30日 09:40撮影 by  Canon IXY 180, Canon
4
8/30 9:40
池の周りに咲くトリカブト。
やっとタイジョウに到着。
ゆっくり休んでから佐目峠に向かおう。
2020年08月30日 10:04撮影 by  Canon IXY 180, Canon
4
8/30 10:04
やっとタイジョウに到着。
ゆっくり休んでから佐目峠に向かおう。
2020年08月30日 10:43撮影 by  Canon IXY 180, Canon
4
8/30 10:43
石楠花の藪を抜けて。
2020年08月30日 10:45撮影 by  Canon IXY 180, Canon
3
8/30 10:45
石楠花の藪を抜けて。
大杉。
2020年08月30日 10:46撮影 by  Canon IXY 180, Canon
3
8/30 10:46
大杉。
崩壊地の縁を辿る縦走路。
2020年08月30日 10:53撮影 by  Canon IXY 180, Canon
3
8/30 10:53
崩壊地の縁を辿る縦走路。
石楠花が密生するP1084。
2020年08月30日 11:00撮影 by  Canon IXY 180, Canon
3
8/30 11:00
石楠花が密生するP1084。
あ〜あ、ガスか。
2020年08月30日 11:04撮影 by  Canon IXY 180, Canon
3
8/30 11:04
あ〜あ、ガスか。
アゲンギョの三差路に到着。
2020年08月30日 11:14撮影 by  Canon IXY 180, Canon
4
8/30 11:14
アゲンギョの三差路に到着。
予定通り佐目峠に向かおう。
2020年08月30日 11:15撮影 by  Canon IXY 180, Canon
3
8/30 11:15
予定通り佐目峠に向かおう。
日陰で食事にしよう。
2020年08月30日 11:30撮影 by  Canon IXY 180, Canon
4
8/30 11:30
日陰で食事にしよう。
佐目峠から見る東雨乞岳。
2020年08月30日 11:35撮影 by  Canon IXY 180, Canon
3
8/30 11:35
佐目峠から見る東雨乞岳。
国見岳、御在所岳、鎌ヶ岳の三山を望む。
2020年08月30日 11:58撮影 by  Canon IXY 180, Canon
6
8/30 11:58
国見岳、御在所岳、鎌ヶ岳の三山を望む。
2020年08月30日 12:09撮影 by  Canon IXY 180, Canon
3
8/30 12:09
夏草が繁る風景。
2020年08月30日 12:13撮影 by  Canon IXY 180, Canon
4
8/30 12:13
夏草が繁る風景。
雨になるかな?
2020年08月30日 12:14撮影 by  Canon IXY 180, Canon
3
8/30 12:14
雨になるかな?
杉峠の二代目は大きく育つかな?
2020年08月30日 12:20撮影 by  Canon IXY 180, Canon
4
8/30 12:20
杉峠の二代目は大きく育つかな?
峠の窓から望む綿向山。
2020年08月30日 12:21撮影 by  Canon IXY 180, Canon
4
8/30 12:21
峠の窓から望む綿向山。
お世話になった避難小屋も無残な姿になってしまった。
2020年08月30日 12:34撮影 by  Canon IXY 180, Canon
4
8/30 12:34
お世話になった避難小屋も無残な姿になってしまった。
撮影機器:

感想

以前から地形図を見るたび気になっていた尾根がある。
ツルベ谷出合を過ぎた辺りから東のP891へ延びる尾根だ。
その先で山頂から南下する南西尾根に乗り継げばタイジョウまでの
新しいルートになるような気もするが。
実際の尾根はどんな様子で、目論見通りルートとして使えるだろうか?
実際歩いて確認してみよう。 

繁った葉が朝陽を遮り、うす暗くさえ感じられる岩ヶ谷林道が尽き
甲津畑避難小屋に着く頃にはもう汗びっしょり。
どうやら蒸し暑い一日になりそうだ。
小屋のパイプから勢いよく吐き出される谷水でさっぱりしてから
山道へ向かおう。

ツルベ谷出合を過ぎ、千種街道が低い尾根を乗り越すように
大きく左カーブする地点が目指す支尾根の末端取り付き点だ。
念のためコンパスで方向を確認して急斜面へ踏み込むと
早速岩の砦に阻まれてしまった。
何とか岩の隙間を攀じて突破するが、次々現れる岩ゴロの斜面や岩コブに
手こずり僅か50mほど登っただけで、とんでもない尾根に踏み込んで
しまったと早くも後悔の気持ちが湧いてくる。

幸い尾根筋は明確なのだが、とにかく尾根芯を遮る岩稜を捲くのも
一苦労だ。急斜面の狭いスタンスで張り出した幹をくぐったり跨いだり。
尾根芯に戻っても剥き出しの木の根を踏んだかと思うと、
危険な痩せ尾根が現れたりとなんともワイルドでアスレチックな尾根だ。
約一時間をかけて、なんとか高度300mを稼ぎP891に到着できたが、
タイジョウヘ登るルートとしては手厳しい尾根で、ここまでが
核心部だった。

厳しいアルバイトで立ったピークで地図を確認し、北上する尾根を
一旦下り再び登りにかかりしばらくするとピンクリボンと鈴鹿10座の
テープが付けられた薄い踏み跡に合流した。どうやら避難小屋手前の
道標から辿るルートのようで、南西尾根に間違いないだろう。
乗り換えた尾根に沿って右折するとテープも度々目にするようになり、
やっと鈴鹿らしい雰囲気も戻ってきた。

広くなった尾根で1000mのピークに出て、再び北へ向かうと
やっと落ち着いた尾根に変わってきて、二度目のピークを下ると
広い鞍部に水を湛えた池が現れた。あまりきれいな水ではなかったが
これがタイジョウの池か・・・。

畔に咲く鮮やかなトリカブトに季節の移り変わりを感じながら
広くまろやかな尾根の凸面を忠実に登ると、やっと登りが尽きて
タイジョウの山頂に到着できた。時計を見ると千種街道から約2時間半も
かかっていたが、計画通り歩けた達成感に浸りながら展望も三角点も
無い山頂で、行動食を頬張りゆっくり過ごす。

曖昧に広がった山頂直下で東に延びる尾根に出れば、イブネ方面へは
比較的踏み跡も明確だ。
大崩壊地を過ぎ、石楠花が密生するP1084に出るとアゲンギョも
近いはずだ。今回は風が通る佐目峠で食事を摂ったら、
そのまま千種街道で甲津畑まで戻ろう。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:679人

コメント

お疲れさまでした
こんにちはonetotaniさん

 ツルベ谷出合からの尾根はかなり厳しそうですね、このレコで拝見するだけにしておこうと思います。途中からは昨年自分が歩いたルートと重なっていましたので、思い出しながら見させていただきました。

 もう9月だと言うのにこの猛暑、私も県内の里山を何度か歩きましたが、鈴鹿も暑くて大変だったと思います。これだけ暑いとヒルも鳴りを潜めているのかもしれませんね。

 P.S. 佐目峠の岩から南に50mくらい下った谷に水の流れがあって、ブナの木陰で涼しく過ごせました。(4年前にテン泊しました)
2020/9/2 10:06
Re: お疲れさまでした
teppanさん 今晩は。

昨年から地図を眺める度に気になっていましたので、皆さんが敬遠される
季節ですが登ってみました。地形図には記載されない岩コブが次々と現れ
手厳しい尾根でしたが、これで気が済みました。
近づかない方が賢明ですが、これほどワイルドな尾根は良い経験でした。

佐目峠から御池鉱山跡へ下る谷のコースも一度は歩いてみたいと
思っています。
2020/9/2 21:16
急峻
onetotaniさん、こんばんは。
この時期の近江鈴鹿!
暑い時期の鈴鹿は、吸血生物が出没する確率が高いと思いますが、遭遇しなかったようで何よりです
そんな時期ですので、人も少なく静かな鈴鹿を堪能できたことでしょう。
ましてや、この急峻な尾根では、登る人も皆無でしょう
onetotaniさんらしいですね
お疲れ様でした。

それにしても、こんなハードな尾根にもテープがあるとは、鈴鹿はどこを歩いても、人の歩いた痕跡があるようですね
2020/9/2 20:39
Re: 急峻
totokさん 今晩は。

午前中は湿っぽく嫌な感じがしましたが、幸い献血する事は有りませんでした。今回の尾根は昨年から気になっていました。
ヤマレコでは軌跡が残っていませんが、歩いてみたら古めかしいテープも
残っていました。
もちろんバリエーションルートですので100%信用はできませんが、
何故かホッとはしますね。

「タイジョウヘの新ルートになるかな」と楽しみにしてきましたが、
見事に裏切られました。
2020/9/2 21:55
onetotaniさん、こんにちは。
冬にご一緒させていただいた、甲津畑・杠葉尾林道の
北側の様子が伝わりました。難易度が高そうですね。
ルーファイしながら、道を大きく外されることが
ないのは、お見事です。
22枚目の花は、モミジハグマでは
ないかと思います。

それにしても、早く涼しくなってほしいですね。
2020/9/2 22:51
Re: onetotaniさん、こんにちは。
komakiさん 今晩は。

地形図で眺めた通り尾根筋は明確で、ルートに戸惑う事は有りませんでしたが
如何せんP891までは手厳しい尾根で、コブを捲くのも尾根芯に戻るのも
一苦労でしたが、それだけに計画通りタイジョウに到着できてホッとしました。

佐目峠までは誰にも逢わず、蛭シーズンの鈴鹿らしい静かな一日でした。
2020/9/3 19:52
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

ハイキング 御在所・鎌ヶ岳 [日帰り]
雨乞岳,東雨乞岳〜甲津畑ルート
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
ハイキング 御在所・鎌ヶ岳 [日帰り]
雨乞岳,東雨乞岳〜甲津畑ルート
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
ハイキング 東海 [日帰り]
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら