ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 2542547
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
中国山地東部

津黒山 〜猛暑を逃れて歩いた県境は笹の薮だった〜

2020年08月31日(月) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 鳥取県 岡山県
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:33
距離
5.0km
登り
435m
下り
435m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:14
休憩
1:12
合計
3:26
距離 5.0km 登り 439m 下り 435m
11:53
12:46
21
13:07
13:25
23
13:48
13:49
42
14:31
津黒山中央登山口展望休憩所
天候 晴/曇
過去天気図(気象庁) 2020年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
西側の国号482側から入る道は、津黒中央登山口の300mぐらい手前で崖崩れのため通行止めになっています。
コース状況/
危険箇所等
津黒山中央登山口から山頂までの登山道は明瞭で危険箇所もありません、津黒山東登山口からのコースは上半分ぐらいは笹(ネマガリタケ)が登山道を覆っていて、潜って進まなければならないような所がかなり多くありますので、足下に注意し道迷いしないようにコースのチェックをする必要があります。
津黒高原を見下ろすように横たわる津黒山
2020年08月31日 10:21撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/31 10:21
津黒高原を見下ろすように横たわる津黒山
中央登山口前の展望休憩所
2020年08月31日 10:57撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/31 10:57
中央登山口前の展望休憩所
中央登山口
2020年08月31日 11:00撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/31 11:00
中央登山口
丁寧な標識があってありがたいです。
2020年08月31日 11:01撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/31 11:01
丁寧な標識があってありがたいです。
杉の木の林床には大きな岩が転がっています。
2020年08月31日 11:03撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/31 11:03
杉の木の林床には大きな岩が転がっています。
「エビのしっぽ」リスが松ぼっくりを齧ったあとです。ということは、リスがいるんだな。
2020年08月31日 11:12撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
1
8/31 11:12
「エビのしっぽ」リスが松ぼっくりを齧ったあとです。ということは、リスがいるんだな。
この辺りはヒノキ林と笹の薮です。
2020年08月31日 11:26撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/31 11:26
この辺りはヒノキ林と笹の薮です。
ヒメキンミズヒキ
2020年08月31日 11:40撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/31 11:40
ヒメキンミズヒキ
だいぶ標高が上がって傾斜が緩くなってきました。
2020年08月31日 11:42撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/31 11:42
だいぶ標高が上がって傾斜が緩くなってきました。
青空が見えてきました。山頂が近い。
2020年08月31日 11:48撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/31 11:48
青空が見えてきました。山頂が近い。
山頂平原になりました。高木はほとんどありません。
2020年08月31日 11:50撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/31 11:50
山頂平原になりました。高木はほとんどありません。
一面の笹原で道になっているところ以外はとても歩けそうにありません。
2020年08月31日 11:51撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/31 11:51
一面の笹原で道になっているところ以外はとても歩けそうにありません。
山頂碑発見。
2020年08月31日 11:53撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/31 11:53
山頂碑発見。
二等三角点「津黒山」
 緯度: 35:15:06.5078
 経度: 133:48:53.9801
 標高: 1117.81
2020年08月31日 11:56撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/31 11:56
二等三角点「津黒山」
 緯度: 35:15:06.5078
 経度: 133:48:53.9801
 標高: 1117.81
家の近所のスーパーで買ってきたおむすびとクロワッサンたい焼きでお昼ご飯にします。
2020年08月31日 12:02撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/31 12:02
家の近所のスーパーで買ってきたおむすびとクロワッサンたい焼きでお昼ご飯にします。
人もいないし良い天気だし、風もそれほど強くないので、ドローンを飛ばしてみました。歩いてきた笹の中の一本道です。
2020年08月31日 12:20撮影
1
8/31 12:20
人もいないし良い天気だし、風もそれほど強くないので、ドローンを飛ばしてみました。歩いてきた笹の中の一本道です。
東登山口に向かって進みます。
2020年08月31日 12:40撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/31 12:40
東登山口に向かって進みます。
この薮の中を歩いて行かなければなりません。
2020年08月31日 12:42撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/31 12:42
この薮の中を歩いて行かなければなりません。
しゃがむと道がわかります。
2020年08月31日 12:46撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/31 12:46
しゃがむと道がわかります。
タコブナだか、イカブナだか、枝の張ったブナの木があります。
2020年08月31日 12:51撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/31 12:51
タコブナだか、イカブナだか、枝の張ったブナの木があります。
ミヤマシキミ
足下の赤い実が目を引きました。
2020年08月31日 13:02撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/31 13:02
ミヤマシキミ
足下の赤い実が目を引きました。
立つとこんな感じ、全く道がわかりません。潜航して足元の道に従って歩きます。
2020年08月31日 13:05撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/31 13:05
立つとこんな感じ、全く道がわかりません。潜航して足元の道に従って歩きます。
展望所が少し開けていました。ここが県境の分水嶺だそうです。
2020年08月31日 13:09撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/31 13:09
展望所が少し開けていました。ここが県境の分水嶺だそうです。
北方向のパノラマ
左の奥の雲の中に大山、右手前が先日娘と登った若杉山。
2020年08月31日 13:11撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/31 13:11
北方向のパノラマ
左の奥の雲の中に大山、右手前が先日娘と登った若杉山。
再びネマガリタケの薮の中を進みます。
2020年08月31日 13:27撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/31 13:27
再びネマガリタケの薮の中を進みます。
薮から出てしばらくしたところに立派なブナの木がありました。
2020年08月31日 13:31撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/31 13:31
薮から出てしばらくしたところに立派なブナの木がありました。
五合目とありますが、2/3ぐらい下ったことになります。
2020年08月31日 13:34撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/31 13:34
五合目とありますが、2/3ぐらい下ったことになります。
これは、カラマツかな?
2020年08月31日 13:36撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/31 13:36
これは、カラマツかな?
道へ出てきました。
2020年08月31日 13:50撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/31 13:50
道へ出てきました。
東登山口です。
2020年08月31日 13:50撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/31 13:50
東登山口です。
ここからしばらくロード歩きになります。緩い下り坂なので楽ちんです。自転車だとすぐなんでしょうが、まあ、クールダウンにちょうど良いかな。
2020年08月31日 13:58撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/31 13:58
ここからしばらくロード歩きになります。緩い下り坂なので楽ちんです。自転車だとすぐなんでしょうが、まあ、クールダウンにちょうど良いかな。
シシウド 道端で白い花を咲かせています。
2020年08月31日 14:08撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/31 14:08
シシウド 道端で白い花を咲かせています。
ツリフネソウ
なんとか残っていました。
2020年08月31日 14:09撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/31 14:09
ツリフネソウ
なんとか残っていました。
落ち葉が色付き始めています
2020年08月31日 14:10撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/31 14:10
落ち葉が色付き始めています
道路脇にイノシシがほじった跡
2020年08月31日 14:19撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/31 14:19
道路脇にイノシシがほじった跡
ミズナラの枝先をかじったのは虫か、小動物か?
2020年08月31日 14:22撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/31 14:22
ミズナラの枝先をかじったのは虫か、小動物か?
緩い下りを、車を停めているところまで、とぼとぼと進みます。
2020年08月31日 14:24撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/31 14:24
緩い下りを、車を停めているところまで、とぼとぼと進みます。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ ジャンパー△ ズボン 靴下 グローブ 日よけ帽子(ハット) サブザック(19L) 昼食(おむすび+クロワッサンたい焼き+野菜ジュース) 行動食(飴) 予備食(シリアルバー)△ 飲料(お茶600mL+500mL+500mL△) iPhone(GPS+コントローラー) iPad mini(サブGPS) ドローン(Mavic Mini) サブバッテリー△ カメラ 携帯電話 腕時計 ラジオ△ ヘッドライト△ 折畳鋸△ 手拭い ウエットティシュー マスク△
備考 △は持って行ったけれど使わなかったものです。

感想

 29日土曜日が勤務日だったのでその振替休で8月最後の日、31日が休みになった。2週間ぶりに山を歩いてみた。実は前回、2週間前に大山剣ヶ峰へ登った帰り、森の中の平坦な道でずっこけてひざを負傷していた。その後1週間は膝が痛くて階段を上り下りするのも辛かったのだが、だんだん回復してきてまだ若干の違和感はあるもののやっと普通に歩けるようになったところだったので、あまり膝を酷使しないコースでリハビリ登山したいと思っていた。
 今年の夏も暑い、連日最高気温が35度を超える猛暑日なので、高い山には登りたいものの、急登や長距離のコースはちょっと不安がある。適当な山は無いかと県境辺りを探していて「津黒山(つぐろせん)」を見つけた。5月に娘と登った若杉山(「若杉山 〜鳥取県のおへそに眺望抜群の山があった〜」 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2356115.html )山頂から南の方に見えた、山頂のなだらかな山で、標高は1000mを越えているし、展望も良さそうだし、歩行距離もそこそこのようだ。
 上り始めは杉林の中の道で傾斜はさほどきつくない。林の日陰の中なので直射日光に当たらずに済むが、周りの風景は単調であまり面白くない。ただ、リハビリのために汗をかいていると思えばそれほど辛くも無い。汗はたっぷり出るが、冷房で鈍った身体がリフレッシュされるようで清々しい。
 しばらくすると、雑木の林となり、ほどなく深い笹の薮が現れた。私の背丈ぐらいある笹が一面に生えている。山頂に近付いたようだ。ここからは笹の薮の中に切り拓かれた一本の道がついているのでそこを歩くしかない。標高は1000mを越えているし、程よく風が吹いている。高木は無いものの周囲の笹(ネマガリタケ)に遮られて展望は今一つだ。その笹の道を300mほど歩くと視界が開けた。笹が狩り払われた広場に津黒山と記された碑が立っている。そしてその傍らには三角点の標柱がある。山頂だ。
 山頂の広場付近には直射日光を遮る木陰を作るような木も無いので、笹の薮に背中を付けてわずかな日陰を確保し、そこで昼食をとった。
 上りがけに一組の登山者とすれ違ったが、それ以外に登山者は無いようで山頂は私一人だった。なだらかな山頂で周囲が背丈ぐらいの笹に覆われているため遠くの山は見えるものの山の麓を見下ろすようなことはなかなかできない。ただ、そんなこともあろうかと、ドローン(DJI Mavic mini)を担いできたので、それを飛ばしてみた。少し風はあるもののドローンの飛行に影響するほどではなく、山頂から少し上昇した位置から見る風景は文字通り360°の展望だ。しばらくドローンを飛ばして中国山地の空中散歩を楽しんだ。山頂でドローンを飛ばしたのはこれが初めてで、まだまだ操作がぎこちないしカメラワーク(フレームワーク)もまだまだだ。もっともっと練習を積まなければ。
 帰りは東から北に向かう尾根ルートを下りることにしたが、こちらは上りのルートとはうって変わって笹が大きく育ち道を覆っている。上から見ると道がついていることがほとんど わからない。ただ、笹の葉の下に潜ってみると笹の生えていない道を確認することができる。足元をしっかり見て、GPSで現在位置を確認しながら進んでいった。長袖シャツを着てきていてよかった。暑いからといって半袖だったら腕が擦傷だらけになっていたに違いない。ルートを見失ってしまうのではないかと心配しながら進んだが、笹の下に潜って道を確認することを徹底していたら、ルートを外れることなく下山することができた。今回のコースを逆に歩いたらちょっと辛かったかもしれない。
 下りも1時間程度で登山口まで下りることができた。下りたのは東登山口、ここから登り始めた中央登山口までは舗装されたロードを歩く。緩い下り坂なので楽に歩けるが、距離は2km以上ある。それでも、今回は山を歩く距離が短かったので、このロードも含めて総歩行距離は5km程度で、膝のリハビリには丁度良かったと思う。汗をしっかりかいたし、ドローンを飛ばして、山頂で背伸びをしているだけでは見ることのできない景色を見ることもできた。8月の終わりに充実した山の楽しみができて満足だ。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:641人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

ハイキング 中国山地東部 [日帰り]
技術レベル
2/5
体力レベル
1/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら