津黒山 〜猛暑を逃れて歩いた県境は笹の薮だった〜
- GPS
- 03:33
- 距離
- 5.0km
- 登り
- 435m
- 下り
- 435m
コースタイム
天候 | 晴/曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
津黒山中央登山口から山頂までの登山道は明瞭で危険箇所もありません、津黒山東登山口からのコースは上半分ぐらいは笹(ネマガリタケ)が登山道を覆っていて、潜って進まなければならないような所がかなり多くありますので、足下に注意し道迷いしないようにコースのチェックをする必要があります。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ジャンパー△
ズボン
靴下
グローブ
日よけ帽子(ハット)
靴
サブザック(19L)
昼食(おむすび+クロワッサンたい焼き+野菜ジュース)
行動食(飴)
予備食(シリアルバー)△
飲料(お茶600mL+500mL+500mL△)
iPhone(GPS+コントローラー)
iPad mini(サブGPS)
ドローン(Mavic Mini)
サブバッテリー△
カメラ
携帯電話
腕時計
ラジオ△
ヘッドライト△
折畳鋸△
手拭い
ウエットティシュー
マスク△
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備考 | △は持って行ったけれど使わなかったものです。 |
感想
29日土曜日が勤務日だったのでその振替休で8月最後の日、31日が休みになった。2週間ぶりに山を歩いてみた。実は前回、2週間前に大山剣ヶ峰へ登った帰り、森の中の平坦な道でずっこけてひざを負傷していた。その後1週間は膝が痛くて階段を上り下りするのも辛かったのだが、だんだん回復してきてまだ若干の違和感はあるもののやっと普通に歩けるようになったところだったので、あまり膝を酷使しないコースでリハビリ登山したいと思っていた。
今年の夏も暑い、連日最高気温が35度を超える猛暑日なので、高い山には登りたいものの、急登や長距離のコースはちょっと不安がある。適当な山は無いかと県境辺りを探していて「津黒山(つぐろせん)」を見つけた。5月に娘と登った若杉山(「若杉山 〜鳥取県のおへそに眺望抜群の山があった〜」 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2356115.html )山頂から南の方に見えた、山頂のなだらかな山で、標高は1000mを越えているし、展望も良さそうだし、歩行距離もそこそこのようだ。
上り始めは杉林の中の道で傾斜はさほどきつくない。林の日陰の中なので直射日光に当たらずに済むが、周りの風景は単調であまり面白くない。ただ、リハビリのために汗をかいていると思えばそれほど辛くも無い。汗はたっぷり出るが、冷房で鈍った身体がリフレッシュされるようで清々しい。
しばらくすると、雑木の林となり、ほどなく深い笹の薮が現れた。私の背丈ぐらいある笹が一面に生えている。山頂に近付いたようだ。ここからは笹の薮の中に切り拓かれた一本の道がついているのでそこを歩くしかない。標高は1000mを越えているし、程よく風が吹いている。高木は無いものの周囲の笹(ネマガリタケ)に遮られて展望は今一つだ。その笹の道を300mほど歩くと視界が開けた。笹が狩り払われた広場に津黒山と記された碑が立っている。そしてその傍らには三角点の標柱がある。山頂だ。
山頂の広場付近には直射日光を遮る木陰を作るような木も無いので、笹の薮に背中を付けてわずかな日陰を確保し、そこで昼食をとった。
上りがけに一組の登山者とすれ違ったが、それ以外に登山者は無いようで山頂は私一人だった。なだらかな山頂で周囲が背丈ぐらいの笹に覆われているため遠くの山は見えるものの山の麓を見下ろすようなことはなかなかできない。ただ、そんなこともあろうかと、ドローン(DJI Mavic mini)を担いできたので、それを飛ばしてみた。少し風はあるもののドローンの飛行に影響するほどではなく、山頂から少し上昇した位置から見る風景は文字通り360°の展望だ。しばらくドローンを飛ばして中国山地の空中散歩を楽しんだ。山頂でドローンを飛ばしたのはこれが初めてで、まだまだ操作がぎこちないしカメラワーク(フレームワーク)もまだまだだ。もっともっと練習を積まなければ。
帰りは東から北に向かう尾根ルートを下りることにしたが、こちらは上りのルートとはうって変わって笹が大きく育ち道を覆っている。上から見ると道がついていることがほとんど わからない。ただ、笹の葉の下に潜ってみると笹の生えていない道を確認することができる。足元をしっかり見て、GPSで現在位置を確認しながら進んでいった。長袖シャツを着てきていてよかった。暑いからといって半袖だったら腕が擦傷だらけになっていたに違いない。ルートを見失ってしまうのではないかと心配しながら進んだが、笹の下に潜って道を確認することを徹底していたら、ルートを外れることなく下山することができた。今回のコースを逆に歩いたらちょっと辛かったかもしれない。
下りも1時間程度で登山口まで下りることができた。下りたのは東登山口、ここから登り始めた中央登山口までは舗装されたロードを歩く。緩い下り坂なので楽に歩けるが、距離は2km以上ある。それでも、今回は山を歩く距離が短かったので、このロードも含めて総歩行距離は5km程度で、膝のリハビリには丁度良かったと思う。汗をしっかりかいたし、ドローンを飛ばして、山頂で背伸びをしているだけでは見ることのできない景色を見ることもできた。8月の終わりに充実した山の楽しみができて満足だ。
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